JPH0743289Y2 - グラウティング用シールド材 - Google Patents

グラウティング用シールド材

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JPH0743289Y2
JPH0743289Y2 JP11996490U JP11996490U JPH0743289Y2 JP H0743289 Y2 JPH0743289 Y2 JP H0743289Y2 JP 11996490 U JP11996490 U JP 11996490U JP 11996490 U JP11996490 U JP 11996490U JP H0743289 Y2 JPH0743289 Y2 JP H0743289Y2
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JP
Japan
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sheath tube
shield material
grouting
foundation
waterproof sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11996490U
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JPH0476807U (ja
Inventor
哲也 岡本
奈津子 羽生
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物の基部に固定されたアンカーボルトを基
礎のシース管に埋設する際に使用するグラウティング用
シールド材に関する。
第3図に示すように、ユニット住宅の組み立てにおい
て、住宅ユニット1の梁2に取り付けられたアンカーボ
ルト3を基礎12に固設するため、シース管13を基礎12に
埋設した後、このシース管13内にグラウト材4の注入
(グラウティング)を行い、このグラウト材4中にアン
カーボルト3を埋め込んで固めている。このグラウト材
4の注入の前、即ちグラウト材4注入の当日の朝、グラ
ウト材4のシース管13及び基礎12外への流出を阻止する
ため、スポンジより成る四角形のシールド材11をシース
管13の上端開口部を囲むように配置している。
[考案が解決しようとする課題] 通常、グラウト材4の注入は、シース管13を基礎12に埋
設した後、数日経ってから行うので、その間にシース管
13内に雨水やごみが溜まっていることもある。この場
合、グラウト材4の注入工程の前にシース管13内の雨水
やごみを取り出さなければならず、手前と時間がかかっ
ていた。
このような作業をなくすために、シース管13内に布のよ
うな吸収部材を詰めたり、シース管13の上に板を被せる
ことも行われているが、吸収部材を詰めたり取り出した
りするのに手間がかかったり、また板では動いたりして
シース管13内への雨水等の侵入を確実に防止することが
できなかった。
本考案は、シース管内への雨水等の侵入を容易に防止す
ることができるグラウティング用シールド材を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、建物の基礎の上面に、この基礎に埋設された
シース管の上端開口部を囲むように配置されるグラウテ
ィング用シールド材において、シールド材本体の上面開
口部に防水性シートを被覆したことを特徴とする。
前記防水性シートの材質としては、防水性の各種合成樹
脂、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等を任意に使用することがで
きる。
[作用] 基礎にシース管を埋設した後、防水性シートがシース管
の上端開口部を覆うように本考案のグラウティング用シ
ールド材を配置する。そして、グラウト材の注入工程に
おいて、防水性シートを除去した後、シース管内にグラ
ウト材を注入する。このように、グラウト材を注入する
までの間、シース管の上端開口部がシールド材の防水性
シートで覆われているため、風雨によりシース管内に雨
水やごみが溜まることがなくなり、防水性シートを除去
した後、直ちにシース管内にグラウト材を注入すること
ができるようになる。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図を参照して説明する。
本実施例に係るグラウティング用シールド材11は、ユニ
ット住宅を組み立てる際、基礎12に埋設されたシース管
13に設けられる。
このグラウティング用シールド材11は、シース管13の上
端開口部を四角形状に囲むシールド材本体14と、シール
ド材本体14の上面開口部15に被覆された防水性シート16
とを備えて構成される。
前記シールド材本体14は、四角形状の側壁部17、この側
壁部17と連続して形成された底部18及び底部18の中央に
下向きに形成された開口筒部19を有する。この開口筒部
19は、その外周の直径がシース管13の内周の直径より若
干小さめに形成されている。側壁部17は、シース管13か
ら流出したグラウト材を充分阻止できる幅と高さを有す
る。このシールド材本体14の材質は、レベル調整の邪魔
とならず、かつ変形後もグラウト材の流出を阻止できる
ように適当な弾力性を有するものとし、例えばスポンジ
が好ましい。
前記防水性シート16は、シールド材本体14と同様の四角
形状を有し、その端縁がシールド材本体14の縁部20に接
着されたものである。この防水性シート16は、例えば透
明のポリ塩化ビニルより成る。
このようなグラウティング用シールド材11は、ユニット
住宅の組立てにおいて、次のように用いられる。
先ず、基礎12築造工程において、基礎12築造と同時にア
ンカーボルトを設置すべき基礎12中にシース管13を埋設
しておく。
次に、住宅ユニットの底部に取り付けられたアンカーボ
ルトのシース管13内への埋設工程において、本実施例の
グラウティング用シールド材11をその開口筒部19がシー
ス管13内に嵌合されるようにして基礎11上に配置する。
このように、開口筒部19がシース管13内に嵌合されるよ
うにしてシールド材11を設置するため、シールド材11の
位置決めを正確に行えると共に、シールド材11の固定も
同時に行えるようになる。
次に、基礎12築造から数日経過後、グラウト材の注入工
程において、シールド材11に被覆されている防水性シー
ト16をナイフ等で切り裂いて取り除く。基礎12築造から
このグラウト材の注入工程の間に雨が降ったり風が吹い
たりしても、防水性シート16によってシース管13が覆わ
れているため、従来のようにシース管13内に雨水やごみ
が溜まることがなく、従って雨水等の除去作業を行うこ
となくなり、直ちにシース管13にグラウト材の注入を行
うことができる。一方、基礎12に設けた住宅ユニットの
レベル調整ボルト(図示せず)を所定の高さに調整して
おく。なお、この防水性シート16の除去は、接着を弱く
しておけば、切り裂かないで、単に剥がすだけで行うこ
ともできる。
次に、シース管13内に例えばセメントモルタルより成る
グラウト材を注入した後、クレーンで吊り上げた住宅ユ
ニットのアンカーボルトをこのグラウト材中に埋め込ま
せながら住宅ユニットを降ろす。住宅ユニットの底部が
レベル調整ボルトに当接した時点で住宅ユニットが所定
高さに位置決めされ、この後グラウト材の硬化によって
アンカーボルトの下部がシース管13内で固設される。
本実施例のグラウティング用シールド材11によれば、基
礎12築造からグラウト材の注入工程の間に雨が降ったり
風が吹いたりしても、防水性シート16によってシース管
13内への雨水やごみの侵入が防止されているため、防水
性シート16の除去後、直ちにグラウト材の注入を行うこ
とができる。従って、従来のようにシース管13内に溜ま
った雨水等の除去作業を行う必要がなくなるので、ユニ
ット住宅の組立て作業の効率化に役立つ。しかも、防水
性シート16によってシース管13内が保護されているの
で、グラウト材の注入工程の日以前にもシールド材11を
設置しておくことができ、この点からもユニット住宅の
組立て作業の効率化に役立つ。
また、開口筒部19がシース管13内に嵌合されるようにし
てシールド材11を基礎12に設置するため、シース管13に
対するシールド材11の位置決めを正確に行えると共に、
シールド材11の固定も同時に行えるようになる。
更に、このグラウティング用シールド材11は、シールド
材本体14に防水性シート16を接着するだけで作製できる
ので、作製が容易であると共に、安価に提供することが
できる。
次に、第2図を参照して本考案の他の実施例を説明す
る。
この実施例に係るグラウティング用シールド材21は、シ
ース管13の近傍を四角形状に囲むシールド材本体24と、
シールド材本体24の上面開口部25に被覆された防水性シ
ート26とを備えて構成される。
前記シールド材本体24は、四角形状の側壁部27を有し、
側壁部27の下面には粘着テープ28が取り付けられてい
る。前記防水性シート26は、上記実施例の防水性シート
16と同様である。
このようなグラウティング用シールド材21は、シールド
材本体24の下面が粘着テープ28で基礎12に接着されるこ
とにより基礎12に設置される。
本実施例によっても、上記実施例と同様にシース管13内
への雨水等の侵入を防止することができる。
なお、上記実施例では、シールド材本体14,24を四角形
状を有するものとしたが、その形状は任意であり、例え
ば円形状等としてもよい。
[考案の効果] 本考案に係るグラウティング用シールド材によれば、シ
ース管内への雨水等の侵入を容易に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るグラウティング用シー
ルド材の断面図、第2図は他の実施例に係るグラウティ
ング用シールド材の断面図、第3図は従来のシールド材
を使用したグラウティングを示す断面図である。 3…アンカーボルト、4…グラウト材、11,21…グラウ
ティング用シールド材、12…基礎、13…シース管、14,2
4…シールド材本体、15,25…上面開口部、16,26…防水
性シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の基礎の上面に、この基礎に埋設され
    たシース管の上端開口部を囲むように配置されるグラウ
    ティング用シールド材において、 シールド材本体の上面開口部に防水性シートを被覆した
    ことを特徴とするグラウティング用シールド材。
JP11996490U 1990-11-15 1990-11-15 グラウティング用シールド材 Expired - Lifetime JPH0743289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11996490U JPH0743289Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 グラウティング用シールド材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11996490U JPH0743289Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 グラウティング用シールド材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476807U JPH0476807U (ja) 1992-07-06
JPH0743289Y2 true JPH0743289Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=31867894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11996490U Expired - Lifetime JPH0743289Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 グラウティング用シールド材

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JPH0476807U (ja) 1992-07-06

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