JPH0743008U - 3状態入力回路 - Google Patents
3状態入力回路Info
- Publication number
- JPH0743008U JPH0743008U JP7518293U JP7518293U JPH0743008U JP H0743008 U JPH0743008 U JP H0743008U JP 7518293 U JP7518293 U JP 7518293U JP 7518293 U JP7518293 U JP 7518293U JP H0743008 U JPH0743008 U JP H0743008U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源電圧が変更された場合でも簡単に対応し
得るような3状態入力回路を提供する。 【構成】 L入力、H入力及び浮動入力状態からなる3
状態入力に対応した入力端子を有する入力回路に於い
て、入力側からみて順方向のダイオード及び第1の抵抗
を直列接続した回路と、前記とは逆方向のダイオード及
び第2の抵抗を直列接続した回路とを互いに並列に接続
したものを、入力端子に直列に接続し、トランジスタを
破壊することなく、しかも入力回路を適切に作動させる
ことができるように、第1の抵抗の抵抗値を第2の抵抗
の抵抗値よりも小さくする。
得るような3状態入力回路を提供する。 【構成】 L入力、H入力及び浮動入力状態からなる3
状態入力に対応した入力端子を有する入力回路に於い
て、入力側からみて順方向のダイオード及び第1の抵抗
を直列接続した回路と、前記とは逆方向のダイオード及
び第2の抵抗を直列接続した回路とを互いに並列に接続
したものを、入力端子に直列に接続し、トランジスタを
破壊することなく、しかも入力回路を適切に作動させる
ことができるように、第1の抵抗の抵抗値を第2の抵抗
の抵抗値よりも小さくする。
Description
【0001】
本考案はICなどの入力回路として用いられる、L入力、H入力及び浮動入力 状態からなる3状態入力に対応した入力端子を有する入力回路に関する。
【0002】
3状態入力回路として図2に於て符号2により示されたような回路が知られて いる。図1において、符号2は、通常は別の回路からなるもので、便宜上、Hレ ベル、Lレベル及び浮動状態を取り得るスイッチとして示されている。この回路 によれば、入力回路1の入力端子INがLレベルである場合には、トランジスタ T1、T3がオンとなり、トランジスタT2、T4がオフとなり、出力端子OU T2のみからHレベル出力が発生する。次に、入力端子INがHレベルである場 合には、トランジスタT2、T4がオンとなり、トランジスタT1、T3がオフ となり、出力端子OUT1のみからHレベル出力が発生する。入力端子INが浮 動レベルである場合には、トランジスタT1、T4がオンとなり、トランジスタ T2、T3がオフとなり、両出力端子OUT1、OUT2のいずれからもからH レベル出力が発生しない。
【0003】 このような回路は、車載用のICの一部として広く用いられるものであるが、 部品の互換性の観点から、12ボルト及び24ボルトのいずれの電源を用いた場 合でも使用可能であるのが望ましい。そこで、12ボルト仕様の入力回路を24 ボルト電源について使用しようとする場合、入力回路1の両電源端子Vcc-G間 にツェナーダイオードZDを接続し、電源端子の接地側を抵抗VRを介して接地 すると共に、入力端子に抵抗RPを直列接続して用いることが考えられる。これ によれば、ツェナーダイオードZD及び抵抗VRからなる直列回路により、入力 回路1に対しては適正な電源電圧が加えられ、入力端子INに抵抗RPが直列接 続されていることにより、スイッチ2が接地された場合でも、入力回路1に対し て過大な電圧が加わらないようにすることができる。
【0004】 その場合、T4に対して過大な逆電圧が加わらないようにするためには、RP >R1であることを要するが、スイッチ2がHレベル側に切り替わった場合には 、抵抗RPが過大となり、入力回路1に付随するICが適切に作動できないこと が考えられる。
【0005】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、電源電圧が変更さ れた場合でも簡単に対応し得るような3状態入力回路を提供することにある。
【0006】
このような目的は、本考案によれば、L入力、H入力及び浮動入力状態からな る3状態入力に対応した入力端子を有する入力回路であって、入力側からみて順 方向のダイオード及び第1の抵抗を直列接続した回路と、前記とは逆方向のダイ オード及び第2の抵抗を直列接続した回路とを互いに並列に接続したものを、入 力端子に直列に接続し、前記第1の抵抗の抵抗値が前記第2の抵抗の抵抗値より も小さくなるように定めたことを特徴とする入力回路を提供することにより達成 される。
【0007】
このように入力端子において有効な抵抗値を、入力端子のレベルがLレベルで あるかHレベルかに応じて適切に切り替えることにより、電源電圧が変更された 場合でも、トランジスタを破壊することなく、しかも入力回路としての機能を適 切に果たし得るようにすることができる。
【0008】
以下に添付図面を参照しつつ実施例を用いて本考案を詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案に基づく入力回路を示すもので、電源端子Vccと接地端子Gとの 間には、順方向ダイオードD1、抵抗R3、順方向ダイオードD2、抵抗R4、 順方向ダイオードD3及び抵抗R5が直列接続されている。NPNトランジスタ T1とPNPトランジスタT2とがそれぞれエミッタが共通接続されるように直 列接続され、トランジスタT1のコレクタは電源端子Vccに接続され、トランジ スタT1のベースは、抵抗R3とダイオードD2との間のノードに接続されてい る。トランジスタT1、T2のエミッタは、抵抗R1を介して入力端子INに接 続されている。トランジスタT2のコレクタは一方の出力端子OUT1とされて いる。
【0010】 更に、PNPトランジスタT4とNPNトランジスタT3とがそれぞれエミッ タが共通接続されるように直列接続され、トランジスタT4のコレクタは接地端 子Gに接続され、トランジスタT4のベースは、ダイオードD3と抵抗R5との 間のノードに接続されている。トランジスタT3、T4のエミッタは、抵抗R2 を介して入力端子INに接続されている。トランジスタT3のコレクタは他方の 出力端子OUT2とされている。
【0011】 本実施例の場合、入力端子INと、前記と同様にHレベル、Lレベル及び浮動 レベルからなる3状態を取り得るスイッチ2との間には、スイッチ2の側から見 て順方向のダイオードDH及び第1の抵抗RPHを直列接続した回路と、前記とは 逆方向のダイオードDL及び第2の抵抗RPLを直列接続した回路とを互いに並列 に接続したものが、入力端子INに直列に接続されている。また、第1の抵抗R PHの抵抗値が、前記第2の抵抗RPLの抵抗値よりも小さくなるように定められて いる(RPH<RPL)。
【0012】 図1に示されて回路は、本来12ボルト電源に適合するように設計された入力 回路を24ボルト電源で用いた例を示しているもので、以下にその作動の要領を 説明する。
【0013】 このように、Vccが24ボルトであるが、ツェナーダイオードZD及び抵抗V Rの働きにより、入力回路1の電源端子Vccと接地端子Gとの間には、約12ボ ルトの電圧が印加される。先ず、スイッチ2がLレベルの場合には、入力端子I Nに対しては、逆方向のダイオードDL及び第1の抵抗RPLを直列接続した回路 を介してLレベル信号が加えられるが、RPL>R1となるように抵抗値を定めて おけば、トランジスタT4に対して過大な逆電圧が加わることがない。スイッチ 2がHレベルの場合には、入力端子INに対しては、順方向のダイオードDH及 び第1の抵抗RPHを直列接続した回路を介してHレベル信号が加えられるが、R PH<R2となるように抵抗値を定めておけば、トランジスタT4のエミッタに十 分な電流を送り込むことができ、入力回路1を適切に作動させることができる。 また、スイッチ2が浮動状態の場合には何等問題とならない。
【0014】 上記実施例では、RPL>R1、RPH<R2となるように第1及び第2の抵抗R PH、RPLの抵抗値を定めたが、一般には、入力回路のトランジスタを破壊するこ となく、しかも入力回路1を適切に作動させることができるように、第1の抵抗 RPHの抵抗値が第2の抵抗のRPLの抵抗値よりも十分に小さくなるように定めれ ば良い。
【0015】
このように同一のIC回路或いは入力回路を例えば24ボルト電源及び12ボ ルト電源の両者に対して簡単に対応させることができ、車載用IC回路等におけ る部品コストの低減或いは部品在庫管理を簡略化することが可能となる。
【図1】本考案に基づく3状態入力回路を示す回路図。
【図2】従来技術に基づく3状態入力回路を表す回路
図。
図。
1 入力回路 2 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 L入力、H入力及び浮動入力状態から
なる3状態入力に対応した入力端子を有する入力回路で
あって、 入力側からみて順方向のダイオード及び第1の抵抗を直
列接続した回路と、前記とは逆方向のダイオード及び第
2の抵抗を直列接続した回路とを互いに並列に接続した
ものを、入力端子に直列に接続し、前記第1の抵抗の抵
抗値が前記第2の抵抗の抵抗値よりも小さくなるように
定めたことを特徴とする入力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075182U JP2604779Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 3状態入力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075182U JP2604779Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 3状態入力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743008U true JPH0743008U (ja) | 1995-08-11 |
JP2604779Y2 JP2604779Y2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=13568813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993075182U Expired - Lifetime JP2604779Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 3状態入力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604779Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014064307A (ja) * | 2011-03-03 | 2014-04-10 | Patoraito:Kk | 入力回路および当該入力回路の集積回路 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993075182U patent/JP2604779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014064307A (ja) * | 2011-03-03 | 2014-04-10 | Patoraito:Kk | 入力回路および当該入力回路の集積回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2604779Y2 (ja) | 2000-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080324 Year of fee payment: 8 |
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FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 9 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 9 |