JPH0742700Y2 - 中空体の成形装置 - Google Patents

中空体の成形装置

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JPH0742700Y2
JPH0742700Y2 JP1582490U JP1582490U JPH0742700Y2 JP H0742700 Y2 JPH0742700 Y2 JP H0742700Y2 JP 1582490 U JP1582490 U JP 1582490U JP 1582490 U JP1582490 U JP 1582490U JP H0742700 Y2 JPH0742700 Y2 JP H0742700Y2
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recess
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fitting member
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JP1582490U
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JPH03106025U (ja
Inventor
隆道 天野
Original Assignee
株式会社エヌエープラスチック
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、中空体の成形装置に関し、特に、内方に窪ん
だ凹部を有する中空体をブロー成形により成形するため
の成形装置に関する。
(従来の技術) 内方に窪んだ凹部を有する中空体をブロー成形により成
形する装置としては、中空体と対応する形状のキャビテ
ィを構成する一対のブロー成形用割型と、該割型のキャ
ビティ面における中空体の凹部と対応する位置にキャビ
ティ内へ突出するよう設けられ、中空体の凹部と対応す
る大きさの突起体とを有するものが知られている。
ところが、このような成形装置を用いて成形すると、パ
リソンにおける突起体と対応する部位が引き伸ばされる
ため凹部周壁の肉厚が薄くなってしまい、凹部の剛性が
不足するため、他の部品を取付けるためのねじを凹部に
螺装した際に、該凹部の周壁が破損する等の問題があっ
た。
そこで、特開昭60−18325号公報に示されるように、キ
ャビティ内に突出する突起体を、凹部の深さよりも多く
突出する位置と凹部の深さだけ突出する位置との間で摺
動可能に設けた中空体の成形装置が提案されている。
該成形装置は、予め突起体を凹部の深さより多く突出さ
せておき、ブロー成形用割型のキャビティ内に収納した
パリソンの内部にエアを吹き込んで、パリソンをキャビ
ティ面及び突起体の外周面に沿わせた後、突起体をその
突出量が凹部の深さと等しくなる位置まで後退させるこ
とにより、凹部の深さより多く窪んだ未硬化のパリソン
を外方に引き寄せて凹部周壁を厚肉化させるものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、前記成形装置によると、凹部の深さよりも多
く突出させておいた突起体を凹部の深さと等しくなる位
置まで後退させることにより、凹部の周壁を厚くするこ
とはできるが、底部の厚さは依然として薄いままである
から、該底部の剛性が十分でないという問題が残る。
前記に鑑みて本考案は、凹部の周壁のみならず底部の肉
厚も厚くすることができるようにし、凹部全体の剛性を
確保することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案は、凹部と対応する
大きさの突起体の他に、該突起体の外周面に摺動自在に
嵌装される嵌装部材を設け、該嵌装部材を後退させるこ
とにより、未硬化のパリソンを径方向の中心側へ引き寄
せるものである。
具体的に本考案の講じた解決手段は、内方に窪んだ凹部
を有する中空体をブロー成形により成形するための中空
体の成形装置を対象とし、前記中空体と対応する形状の
キャビティを構成する成形型と、該成形型のキャビティ
面における前記中空体の凹部と対応する位置にキャビテ
ィ内へ突出するよう設けられ前記凹部と対応する大きさ
の突起体と、該突起体の外周面に摺動自在に嵌装された
嵌装部材とを備え、該嵌装部材を、突起体の外周面を覆
いパリソンを嵌装部材の外周面に圧接させる位置と突起
体の外周面を露出させ前記パリソンを突起体の外周面に
圧接させる位置との間で移動可能ならしめた構成とする
ものである。
(作用) 前記の構成により、予め嵌装部材を、突起体の外周面を
覆いパリソンを嵌装部材の外周面に圧接させる位置まで
進出させた後、パリソンの内部にエアを吹き込んでパリ
ソンを嵌装部材の外周面に圧接させ、その後、該嵌装部
材を、突起体の外周面を露出させ前記パリソンを突起体
の外周面に圧接させる位置まで後退させると、該嵌装部
材によって径方向の外側に引き伸ばされていた未硬化の
パリソンが嵌装部材の後退に伴って径方向の内側に引き
寄せられるので、凹部の周壁のみならず底部の肉厚も厚
くなる。
(実施例) 以下、本考案に係る中空体の成形装置Aの一実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図は中空体の成形装置Aの断面構造を示し、該成形
装置Aは、成形しようとする中空体と対応する形状のキ
ャビティ1を構成する左右1対の割型2,3を備えてい
る。左右割型2,3は互いに接近と離反が可能であって、
接近することにより前記キャビティ1を形成するもので
ある。
左割型2の側部21の外面に略コの字のブラケット4が取
付けられ、ブラケット4の内面には丸棒状の突起体5が
突設されており、該突起体5は左割型2の側部21に設け
られた貫通孔22を貫通してキャビティ1内に延びてい
る。この場合、突起体5は中空体に形成しようとする凹
部と対応する位置に設けられ、且つ突起体5のキャビテ
ィ1内に臨む部分の大きさは凹部の直径及び深さと同
径、同長に設定されている。
突起体5の外周面には、後端側に突出部61を有する円筒
状の嵌装部材6が摺動自在に嵌装されており、該嵌装部
材6は、左割型2の貫通孔22を貫通していると共に、該
嵌装部材6の先端が突起体5の先端よりも若干突出する
位置つまり突起体5の外周面を覆い左右割型2,3のキャ
ビティ1内に挿入されるパリソンBを嵌装部材6の外周
面に圧接させる位置と、該嵌装部材6の先端が左割型2
の側部21の内面と面一になる位置つまり突起体5の外周
面を露出させ前記パリソンBを突起体5の外周面に圧接
させる位置との間を摺動可能である。
ブラケット4の外面にはエアシリンダー7が取付けら
れ、該エアシリンダー7のピストンロッド71の先端は嵌
装部材6の突出部61に連結されており、エアシリンダー
7を駆動することにより嵌装部材6は突起体5に対して
摺動可能である。この場合、突出部61の内面が左割型2
の側部21の外面に当接すると、嵌装部材6の先端は突起
体5の先端より若干突出し、突出部61の外面がブラケッ
ト4の内面に当接すると、嵌装部材6の先端は左割型2
の側部21の内面と面一になるよう設定されている。
以下、前記中空体の成形装置Aを用いて凹部を備えた中
空体を成形する方法を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。
まず。第1図に示すように、嵌装部材6を進出させると
共に、左右割型2,3を互いに離反させた状態で、図示し
ない押出機からパリソンBを押出して左右割型2,3の間
つまりキャビティ1内に挿入する。
次に、第2図に示すように、パリソンBの中空部B1に加
圧エアを吹込むためのエア吹込針9を上昇させると共
に、左右割型2,3を接近させる。そして、パリソンBの
上下部が閉塞されて中空部B1が形成されると、エア吹込
針9から加圧エアを供給してパリソンBを左右両型2,3
のキャビティ面23,31及び嵌装部材6の外周面に圧接さ
せる。このようにすると、パリソンBには嵌装部材6の
外形と対応する形状の凹部B2が形成されると共に、該凹
部B2の底部は若干嵌装部材6の中空部内に没入する。
次に、第3図に示すように、エアシリンダー7を駆動さ
せて嵌装部材6を後退させる一方で、エア吹込針9から
の加圧エアの供給を継続してパリソンBの凹部B2を突起
体5の外周面に圧接させる。このようにすると、パリソ
ンBの凹部B2は径方向及び深さ方向に縮むため、パリソ
ンBの凹部B2における周壁及び底部の肉厚が厚くなっ
て、得られる中空体の凹部の剛性は向上する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る中空体の成形装置に
よると、嵌装部材を、突起体の外周面を覆いパリソンを
嵌装部材の外周面に圧接させる位置から突起体の外周面
を露出させ前記パリソンを突起体の外周面に圧接させる
位置に後退させることにより、未硬化のパリソンが径方
向の内側に引き寄せられるため、中空体の凹部における
周壁及び底部の肉厚が共に厚くなるので、該凹部の剛性
を確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である中空体の成形装置の断
面図、第2図及び第3図は前記中空体の成形装置を用い
た成形方法を示し、第2図は嵌装部材が進出した状態の
断面図、第3図は嵌装部材が後退した状態の断面図であ
る。 A……成形装置 1……キャビティ 2……左割型(成形型) 3……右割型(成形型) 5……突起体 6……嵌装部材 B1……中空部 B2……凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内方に窪んだ凹部を有する中空体をブロー
    成形により成形するための中空体の成形装置であって、
    前記中空体と対応する形状のキャビティを構成する成形
    型と、該成形型のキャビティ面における前記中空体の凹
    部と対応する位置にキャビティ内へ突出するよう設けら
    れ前記凹部と対応する大きさの突起体と、該突起体の外
    周面に摺動自在に嵌装された嵌装部材とを備え、該嵌装
    部材は突起体の外周面を覆いパリソンを嵌装部材の外周
    面に圧接させる位置と突起体の外周面を露出させ前記パ
    リソンを突起体の外周面に圧接させる位置との間で移動
    可能であることを特徴とする中空体の成形装置。
JP1582490U 1990-02-19 1990-02-19 中空体の成形装置 Expired - Lifetime JPH0742700Y2 (ja)

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JPH03106025U JPH03106025U (ja) 1991-11-01
JPH0742700Y2 true JPH0742700Y2 (ja) 1995-10-04

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