JPH0742425B2 - 修正液 - Google Patents

修正液

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JPH0742425B2
JPH0742425B2 JP33101387A JP33101387A JPH0742425B2 JP H0742425 B2 JPH0742425 B2 JP H0742425B2 JP 33101387 A JP33101387 A JP 33101387A JP 33101387 A JP33101387 A JP 33101387A JP H0742425 B2 JPH0742425 B2 JP H0742425B2
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光洋 福岡
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史由伎 田宮
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、万年筆、水性及び油性ボールペン、水性及び
油性マーカーなどにより筆記された文字を隠蔽して、同
位置での再筆記を可能とする修正液に関する。
従来技術とその問題点 酸化チタン、溶剤及び溶剤可溶性樹脂を含む修正液は、
公知である。この種の修正液においては、静置中に比重
の大きい酸化チタンが分離沈降して、ケーキ状物を形成
することは、避け難いので、使用に先立って、容器を振
盪し、再分散させることが必要である。従来からも、酸
化チタンの再分散を容易ならしめるために、特定の溶剤
と樹脂成分とを組み合わせた組成とする、容器の構造を
振盪を行いやすいものとする等の工夫がなされている
が、満足すべき効果は、達成されていない。
問題点を解決する為の手段 本発明者は、修正液における上記の如き問題点に鑑みて
種々研究を重ねた結果、特定の樹脂からなる微小球を配
合する場合には、修正液の分散安定性が向上するのみな
らず、沈降状態からの再分散性も著しく改善されること
を見出した。すなわち、本発明は、酸化チタン、溶剤及
び溶剤可溶性樹脂を含む修正液において、メラミン・ホ
ルムアルデヒド縮合物、ベンゾグアナミン・ホルムアル
デヒド縮合物及びベンゾグアナミン・メラミン・ホルム
アルデヒド縮合物の微小球の少なくとも一種を含有する
修正液を提供するものである。
本発明で使用するメラミン・ホルムアルデヒド縮合物か
らなる微小球、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮
合物からなる微小球及びベンゾグアナミン・メラミン・
ホルムアルデヒド縮合物からなる微小球は、粒子径0.1
〜10μmの範囲内にあることが好ましく、0.1〜5μm
の範囲内にあることがより好ましい。この様な微小球と
しては、例えば、“エポスターS"、“エポスターM"、
“エポスターM30"、“エポカラーFP−501"などの商標の
下に日本触媒化学工業(株)から販売されているものが
挙げられる。
本発明で使用する酸化チタンは、特に限定されず、公知
の修正液において使用されているルチル型及びアナター
ゼ型のものをそのまま使用することが出来る。
本発明で使用する溶剤も、公知の修正液において使用さ
れているものと特に変わらないが、その若干を具体的に
例示すれば、以下の通りであり、これらの一種または二
種以上を適宜使用すれば良い。
脂肪族炭化水素:n−ヘキサン、n−ヘプタンなど、 ハロゲン化炭化水素:1,1,1−トリクロルエタン、テトラ
クロルエチレンなど、 脂環族炭化水素:メチルシクロヘキサン、エチルシクロ
ヘキサンなど、 芳香族炭化水素:トルエン、キシレンなど、 アルコール類:エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ールなど、 ケトン類:メチルエチルケトン、イソブチルケトンな
ど、 エステル類:酢酸エチル、酢酸ブチルなど、 セロソルブ類:エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノエチルエーテルなど。
本発明で使用する樹脂成分も、公知の修正液において使
用されているものと特に変わらず、アクリル系樹脂、オ
レフィン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、テルペン系樹
脂、ケトン系樹脂、ビニル系樹脂、フェノール系樹脂な
どを単独でまたは二種以上併用して使用する。
本発明における酸化チタン:溶剤成分:樹脂成分の割合
も、公知の修正液におけるものと特に変わらないが、通
常これら基本三成分の合計重量を基準として、20〜60
%:20〜60%:5〜25%の範囲にあり、より好ましくは35
〜55%:25〜40%:6〜15%の範囲にある。酸化チタンの
量が過剰となると、分散安定性及び再分散性が低下し、
粘度が高くなるのに対し、酸化チタンの量が少なすぎる
場合には、隠蔽力が不十分となる。溶剤成分の量が過剰
となると、粘度が低下して、紙にしみ込み易くなり、隠
蔽力が低下するのに対し、溶剤成分の量が少なすぎる場
合には、粘度が高くなって使用が困難となる。樹脂成分
の量が過剰となると、修正液の粘度が高くなるととも
に、再筆記時に水性インキを撥くようになる。一方、樹
脂成分の量が少なすぎる場合には、分散安定性が低下す
るともに、紙に対する付着力が弱くなる。
本発明における微小球の使用量は、修正液中の酸化チタ
ン重量に対し、1.5〜50%程度であり、4〜30%程度と
することがより好ましい。微小球の使用量が、修正液中
の酸化チタン重量の50%を上回る場合には、修正部分の
屈曲性が低下し且つ引っ掻き強度も低下する。一方、1.
5%未満の場合には、再分散性の改善が十分ではなく、
また再筆記時に水性インキを撥くようになり、隠蔽力も
低下し、修正部分の平坦性も低下する。
また、本発明においては、必要に応じて、アニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤などの分
散剤を併用しても良い。これ等の分散剤は、公知の修正
液で使用するものと変わりないので、詳述しない。
本発明の修正液は、通常溶剤に樹脂成分を溶解させ、こ
れに酸化チタン及び微小球、並びに必要ならば分散剤を
添加して、均一に分散させることにより、得られる。得
られた修正液は、常法にしたがって、撹拌球を備えた所
定の容器に収容して使用される。
発明の効果 本発明による修正液は、再分散性に優れ、隠蔽力が高
く、再筆記性(修正部分に対する再筆記特性)も良好
で、また紙に対する付着力も高く、引っ掻きに対する抵
抗にも優れている。
実 施 例 以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより
一層明確にする。
実施例1〜5及び比較例1〜5 I.第1表に示す各材料を使用して、修正液を製造した。
なお、第1表に示す各成分の詳細は、下記の通りであ
る。
酸化チタン: A…ルチル型、商標“FR−41"、古河鉱業(株)製 B…ルチル型、商標“クロノスKR−380A"、チタン工業
(株)製 微小球: C……商標“エポスターS"、日本触媒化学工業(株)
製、粒径0.2〜0.5μm(平均粒径0.3μm)、比重1.6 D……商標“エポカラーFP−501"、日本触媒化学工業
(株)製、粒径0.6〜2.0μm(平均粒径1.0μm)、比
重1.4 E……商標“エポスターMS"、日本触媒化学工業(株)
製、粒径0.5〜3μm(平均粒径2.0μm)、比重1.4 F……商標“エポスターM30"、日本触媒化学工業(株)
製、粒径1〜5μm(平均粒径3.0μm)、比重1.4 樹脂成分: G…ロジンエステル、商標“エステルガムEG−H"、日立
化成工業(株)製 H…ロジンエステル、商標“エステルガムHP"、荒川化
学工業(株)製 I…フェノール樹脂、商標“テスポールPR−260S"、日
立化成工業(株)製、 J…テルペン樹脂、商標“YSレジンTO−105"、安原油脂
工業(株)製 K…α−オレフィン−無水マレイン酸共重合体、商標
“ダイヤカルナPA−208"、三菱化成工業(株)製 L…アクリル樹脂、商標“ダイヤナールBR105"、三菱レ
ーヨン(株)製 M…アクリル樹脂、商標“ダイヤナールBR115"、三菱レ
ーヨン(株)製、 溶剤成分: N…エチルシクロヘキサン O…メチルシクロヘキサン P…キシレン Q…n−ヘプタン 分散剤: R…ジポリオキシエチレンアルキルアミン、商標“エミ
ソンT−12"、ライオン・アクゾ(株)製、 S…スルホン酸型アニオン界面活性剤、商標“ディスコ
ールF−400"、第一工業製薬(株)製、 T…カルボン酸型アニオン界面活性剤、商標“ディスコ
ールF−100"、第一工業製薬(株)製、 U…長鎖ポリアミノアマイドと高分子酸ポリエステルの
塩、商標“ディスパロン#1840"、楠本化成(株)製、 V…商標“ソルスパース#3000"、ICI社製、 II.次いで、得られた各修正液を使用して、その性能を
調べた。
その結果を第2表に示す。
なお、第2表に示す性能は、下記のようにして測定し
た。
(イ)消去性: 上質紙(JIS P3201 筆記用紙A)に水性インキを使用
するボールペン(商標“ボールサイン”、(株)サクラ
クレパス製)及び油性インキを使用するマーキングペン
(商標“サクラマイネーム”、(株)サクラクレパス
製)により筆記した夫々の筆跡及び乾式複写機による複
写文字に0.1mmのアプリケーターで修正液を塗布し、筆
跡が認識できるか否かを下記の基準に従って、肉眼で判
定した。
○…まったく認識されない。
△…一部が認識される。
×…全部が認識される。
(ロ)再分散性: 修正液8mlを容量20mlの容器に収容し、該容器内に撹拌
球(直径6mmの鋼球)を入れ、40℃で1ケ月放置した
後、下記の基準に従って再分散性を判定した。
◎…振盪により撹拌球が直ちに動いて修正液が直ちに再
分散する。
○…10回以内の振盪により撹拌球が動いて修正液が比較
的容易に再分散する。
△…10回以上20回以内の振盪により撹拌球が動いて、時
間はかかるものの、修正液が再分散する。
×…20回以上100回以内の振盪により撹拌球が動いて、
ようやく修正液が再分散する。
(ニ)再筆記性: 上記(イ)の消去性試験において使用したものと同様の
マーキングペンにより、修正部分再筆記し、下記の基準
に従って、馴染み及び濃度の変化を判定した。
○…はじき及び色の変化がない。
△…部分的にはじき、濃度が低下する。
×…全体的にはじき、濃度が著しく低下する。
(ホ)粘着性 上質紙(JIS R3201 筆記用紙A)に修正液を塗布し、
5分間乾燥させた後、同一の上質紙を重ね、直径50mm、
重さ500gの荷重で5回横方向に擦り、粘着の有無を調べ
た。
○…粘着なし ×…粘着あり 第2表に示す結果から、本発明修正液の優れた性能が明
らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化チタン、溶剤及び溶剤可溶性樹脂を含
    む修正液において、メラミン・ホルムアルデヒド縮合
    物、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物及びベ
    ンゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物の
    微小球の少なくとも一種を含有する修正液。
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