JPH0742190Y2 - ケーブル固定ベルト - Google Patents
ケーブル固定ベルトInfo
- Publication number
- JPH0742190Y2 JPH0742190Y2 JP1988131037U JP13103788U JPH0742190Y2 JP H0742190 Y2 JPH0742190 Y2 JP H0742190Y2 JP 1988131037 U JP1988131037 U JP 1988131037U JP 13103788 U JP13103788 U JP 13103788U JP H0742190 Y2 JPH0742190 Y2 JP H0742190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- belt
- adhesive
- fixing
- cable fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーブル類をケーブル受金物上で固定するベ
ルトに関するものである。
ルトに関するものである。
(従来の技術) 従来のケーブル固定方法は、ポリビニールアルコールま
たポリプロピレン製の直径4mmφ、長さ200mの束の紐
を、とう道内やマンホール内等のケーブル布設場所へ搬
入し、ケーブル受金物上において布設されたケーブルを
手作業によりしばり、受金物上で固定していた。
たポリプロピレン製の直径4mmφ、長さ200mの束の紐
を、とう道内やマンホール内等のケーブル布設場所へ搬
入し、ケーブル受金物上において布設されたケーブルを
手作業によりしばり、受金物上で固定していた。
第4図(a),(b)は、従来のケーブルしばり紐によ
るケーブル固定方法の説明図であって、(a)は平面
図、(b)は(a)のB−B′における概略断面図であ
る。第4図(a),(b)において、5はケーブル、6
は先端方向が細くなるようなテーパが付いているケーブ
ル受金物、8は伸縮性、吸湿性が小さく、摩擦抵抗が少
ないケーブルしばり紐、9は筋金物を示す。
るケーブル固定方法の説明図であって、(a)は平面
図、(b)は(a)のB−B′における概略断面図であ
る。第4図(a),(b)において、5はケーブル、6
は先端方向が細くなるようなテーパが付いているケーブ
ル受金物、8は伸縮性、吸湿性が小さく、摩擦抵抗が少
ないケーブルしばり紐、9は筋金物を示す。
ケーブルしばり紐8で第4図(a)に矢印で示す巻き方
をしてケーブル5をケーブル受金物6に固定する。なお
第4図(b)に示すように、ケーブル5はケーブル受金
物6の上側にあり、ケーブルしばり紐8を引っ張って3
回締めることにより、ケーブル5をケーブル受金物6の
上に固定する。
をしてケーブル5をケーブル受金物6に固定する。なお
第4図(b)に示すように、ケーブル5はケーブル受金
物6の上側にあり、ケーブルしばり紐8を引っ張って3
回締めることにより、ケーブル5をケーブル受金物6の
上に固定する。
従って、従来のケーブル固定方法は、ケーブルしばり紐
を用いたしばり方が、第4図(a),(b)に示すよう
に複雑であり、しばり力を必要とするものであった。
を用いたしばり方が、第4図(a),(b)に示すよう
に複雑であり、しばり力を必要とするものであった。
またとう道内等では、火災事故防止の観点から、可燃性
のある物の使用を極力抑制しているが、ケーブルしばり
紐の材質は、これに反するものであった。
のある物の使用を極力抑制しているが、ケーブルしばり
紐の材質は、これに反するものであった。
(考案が解決しようとする課題) 従来のケーブル固定方法は、 しばり方が複雑で、能率が悪く、個人差を生じる、 地震時や交通による振動により、ケーブルの落下、
損傷の恐れがある、 ケーブルの固定は連続作業となることが多いので、
指、手のひら等の疲労が大きく損傷の恐れがある。
損傷の恐れがある、 ケーブルの固定は連続作業となることが多いので、
指、手のひら等の疲労が大きく損傷の恐れがある。
細径ケーブルへの適用は、ケーブルに歪みを生じ、
損傷の原因となる、 作業上、紐の切れ端が生じるほか、ケーブル移設、
更改時には、紐の再使用が不能であるからゴミの元とな
っていた。
損傷の原因となる、 作業上、紐の切れ端が生じるほか、ケーブル移設、
更改時には、紐の再使用が不能であるからゴミの元とな
っていた。
等の欠点があった。
本考案は、これらの欠点を解消し、簡単かつ容易にケー
ブルの固定ができるケーブル固定ベルトを提供すること
にある。
ブルの固定ができるケーブル固定ベルトを提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本考案のケーブル固定用ベルトは、伸縮性が小さく、か
つ摩擦力を有する難燃性の材質からなるベルトを使用
し、該ベルトの同一面の一方の末端と他方の末端とに、
それぞれ接着テープと面接着材(マジックファスナー
(登録商標))を取り付け、該ベルトの前記の面の裏
面に、かつ該面接着材から所要の間隔を置いた位置
(ケーブルを固定するため該ベルトをケーブル受金物に
巻き付けて面接着材と向き合わせることが可能な位
置)に、別の面接着材(マジックファスナー(登録商
標))を取り付けた構造とする。
つ摩擦力を有する難燃性の材質からなるベルトを使用
し、該ベルトの同一面の一方の末端と他方の末端とに、
それぞれ接着テープと面接着材(マジックファスナー
(登録商標))を取り付け、該ベルトの前記の面の裏
面に、かつ該面接着材から所要の間隔を置いた位置
(ケーブルを固定するため該ベルトをケーブル受金物に
巻き付けて面接着材と向き合わせることが可能な位
置)に、別の面接着材(マジックファスナー(登録商
標))を取り付けた構造とする。
本考案のケーブル固定用ベルトを用いて、後述の第2図
(a),(b)に示すように、ケーブルをケーブル受金
物に固定することにより、従来のケーブル固定方法の3
分の1以下の巻付け回数で、従来以上のケーブル受金物
方向への引張り強度を得ることができる。
(a),(b)に示すように、ケーブルをケーブル受金
物に固定することにより、従来のケーブル固定方法の3
分の1以下の巻付け回数で、従来以上のケーブル受金物
方向への引張り強度を得ることができる。
(実施例) 第1図(a),(b)は、本考案の一実施例であるケー
ブル固定ベルトのそれぞれ側面図および平面図であっ
て、1はガラス繊維に軟質ビニール樹脂コーディングを
施した伸縮が小さく、かつ摩擦力を有する難燃性のベル
ト、2はアクリルフォーム製屋外寒冷地用接着テープ、
3は面接着材(マジックファスナー)、4は面接着材
(マジックファスナー)を示す。第1図(a),
(b)に示すように、接着テープ2、面接着材および
面接着材の長さは、例えばそれぞれ2〜3cm,5cm,10cm
であり、面接着材と面接着材の間隔は9cmであっ
て、これらはすべてベルト1に取り付けられている。接
着テープ2と面接着材は、それぞれベルト1の相対す
る末端に、かつベルト1の同一面に取り付けられ、面接
着材は、面接着材を取り付けたベルト1の前記面の
裏面に取り付けられる。面接着材と面接着材の取り
付け位置は、本考案のケーブル固定ベルトを用いてケー
ブルを固定するとき、テーパの付いたケーブル受金物6
の上のどの位置でもベルト1を確実、簡単に留めること
ができ、かつベルト1とケーブル受金物6の摩擦抵抗を
損失しない位置としている。
ブル固定ベルトのそれぞれ側面図および平面図であっ
て、1はガラス繊維に軟質ビニール樹脂コーディングを
施した伸縮が小さく、かつ摩擦力を有する難燃性のベル
ト、2はアクリルフォーム製屋外寒冷地用接着テープ、
3は面接着材(マジックファスナー)、4は面接着材
(マジックファスナー)を示す。第1図(a),
(b)に示すように、接着テープ2、面接着材および
面接着材の長さは、例えばそれぞれ2〜3cm,5cm,10cm
であり、面接着材と面接着材の間隔は9cmであっ
て、これらはすべてベルト1に取り付けられている。接
着テープ2と面接着材は、それぞれベルト1の相対す
る末端に、かつベルト1の同一面に取り付けられ、面接
着材は、面接着材を取り付けたベルト1の前記面の
裏面に取り付けられる。面接着材と面接着材の取り
付け位置は、本考案のケーブル固定ベルトを用いてケー
ブルを固定するとき、テーパの付いたケーブル受金物6
の上のどの位置でもベルト1を確実、簡単に留めること
ができ、かつベルト1とケーブル受金物6の摩擦抵抗を
損失しない位置としている。
すなわち、面接着材はベルト1をケーブル受金物6に
巻き付けてケーブルを確実に固定するため、巻き付けの
最後に面接着材と向き合わせることが可能な位置に取
り付けられる。
巻き付けてケーブルを確実に固定するため、巻き付けの
最後に面接着材と向き合わせることが可能な位置に取
り付けられる。
第2図は、本発明のケーブル固定ベルトを用いてケーブ
ルをケーブル受金物に固定する方法の説明図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′における断
面図である。第2図(a),(b)において、1はベル
ト、5はケーブル、6はケーブル受金物、7は巻付け開
始点を示す。
ルをケーブル受金物に固定する方法の説明図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′における断
面図である。第2図(a),(b)において、1はベル
ト、5はケーブル、6はケーブル受金物、7は巻付け開
始点を示す。
まずベルト1の末端にある接着テープ2をケーブル5に
接着させ(この接着させた点が巻付け開始点7であ
る)、巻付け開始点7を出発点として、接着テープ2を
取り付けたベルト1の面を内側とし、この面の裏面を外
側として、第2図(a),(b)に矢印で示す方向に、
ベルト1をケーブル5とケーブル受金物6に巻き付け、
最後に面接着材と面接着材(第1図(a),(b)
参照)を接着させることにより、ケーブル5をケーブル
受金物6に固定する。
接着させ(この接着させた点が巻付け開始点7であ
る)、巻付け開始点7を出発点として、接着テープ2を
取り付けたベルト1の面を内側とし、この面の裏面を外
側として、第2図(a),(b)に矢印で示す方向に、
ベルト1をケーブル5とケーブル受金物6に巻き付け、
最後に面接着材と面接着材(第1図(a),(b)
参照)を接着させることにより、ケーブル5をケーブル
受金物6に固定する。
このようにして、ベルト1の持つ摩擦力を最大限に生か
し、従来のケーブル固定方法に比べて容易にケーブルを
固定する力を得ることができる。
し、従来のケーブル固定方法に比べて容易にケーブルを
固定する力を得ることができる。
第3図(a)は本考案のケーブル固定ベルトによるケー
ブル固定例を示す斜視図、第3図(b)は第3図(a)
のベルト留め部の拡大図である。第3図(a),(b)
に示す例のように、テーパの付いた受金物6の上のどの
位置においても、面接着材と面接着材とを留めるこ
とにより、ベルト1を簡単に、かつ確実に留めることが
できる。
ブル固定例を示す斜視図、第3図(b)は第3図(a)
のベルト留め部の拡大図である。第3図(a),(b)
に示す例のように、テーパの付いた受金物6の上のどの
位置においても、面接着材と面接着材とを留めるこ
とにより、ベルト1を簡単に、かつ確実に留めることが
できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のケーブル固定ベルトを用
いれば、ケーブル固定ベルトの巻付け回数が従来のケー
ブル固定方法の巻付け回数の1/3程度以下でケーブル固
定力が増大することから、作業時間が短縮され、能率よ
く、しかも確実にケーブルをケーブル受金物に固定する
ことができ、信頼性の向上を図ることができる。
いれば、ケーブル固定ベルトの巻付け回数が従来のケー
ブル固定方法の巻付け回数の1/3程度以下でケーブル固
定力が増大することから、作業時間が短縮され、能率よ
く、しかも確実にケーブルをケーブル受金物に固定する
ことができ、信頼性の向上を図ることができる。
第1図(a),(b)は本考案の一実施例であるケーブ
ル固定ベルトのそれぞれ側面図および平面図、 第2図は本考案のケーブル固定ベルトを用いてケーブル
をケーブル受金物に固定する方法の説明図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′における断
面図、 第3図(a)は本考案のケーブル固定ベルトによるケー
ブル固定例を示す斜視図、 第3図(b)は第3図(a)のベルト留め部の拡大図、 第4図は従来のしばり紐によるケーブル固定方法の説明
図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB−
B′における概略断面図である。 1……ベルト、2……接着テープ 3……面接着材(マジックファスナー(登録商標)) 4……面接着材(マジックファスナー(登録商標)) 5……ケーブル、6……ケーブル受金物 7……巻付け開始点、8……ケーブルしばり紐 9……筋金物
ル固定ベルトのそれぞれ側面図および平面図、 第2図は本考案のケーブル固定ベルトを用いてケーブル
をケーブル受金物に固定する方法の説明図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′における断
面図、 第3図(a)は本考案のケーブル固定ベルトによるケー
ブル固定例を示す斜視図、 第3図(b)は第3図(a)のベルト留め部の拡大図、 第4図は従来のしばり紐によるケーブル固定方法の説明
図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB−
B′における概略断面図である。 1……ベルト、2……接着テープ 3……面接着材(マジックファスナー(登録商標)) 4……面接着材(マジックファスナー(登録商標)) 5……ケーブル、6……ケーブル受金物 7……巻付け開始点、8……ケーブルしばり紐 9……筋金物
Claims (1)
- 【請求項1】ケーブル類をケーブル受金物上で固定する
ベルトにおいて、該ベルトの同一面の一方の末端と他方
の末端とに、それぞれ接着テープと面接着材を取り付
け、該ベルトの前記の面の裏面に、かつケーブルを固定
するため該ベルトをケーブル受金物に巻き付けて面接着
材と向き合わせることが可能な位置に、別の面接着材
を取り付けたことを特徴とするケーブル固定ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988131037U JPH0742190Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ケーブル固定ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988131037U JPH0742190Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ケーブル固定ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0253221U JPH0253221U (ja) | 1990-04-17 |
JPH0742190Y2 true JPH0742190Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31386738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988131037U Expired - Lifetime JPH0742190Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ケーブル固定ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742190Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230427Y2 (ja) * | 1981-02-02 | 1987-08-05 | ||
JPS58162730U (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-29 | 株式会社木屋製作所 | ケ−ブル用留具 |
JPS6377424U (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-23 |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP1988131037U patent/JPH0742190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0253221U (ja) | 1990-04-17 |
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