JP3104385U - 結束用線条体 - Google Patents

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【課題】複数本の針金を束ねる手間がいらず、各針金どうしが不用意に捩れることなく、全ての針金が結束力に寄与して強固な結束が得られる結束用線条体を提供すること。
【解決手段】複数本の針金が、並列状に且つその長手方向中途部に設けた連結部材により各針金が長手方向に相対移動可能な状態で連結されるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、植木補助用の支柱、立て看板やのぼり、足場のような仮設建造物の柱、その他物品等を結束するための結束用線条体に関するものである。
例えば、植木補助用の支柱は、図13に示すように地面に立設された2本の支柱S間に梁Hを架け渡して鳥居状と成し、これらを針金2’で結束して完成される。
ところが、街路樹や公園等の公共の場の植木の支柱の場合は、特に安全性や耐久性への配慮から、これらを管理する市役所等行政の指定で、複数本の針金を用いることが義務付けられている。
しかし、斯かる支柱は、現場で制作されるが、巻き取り線材から針金を引き出し、これを所定寸法に切断した後、複数本を束ねて綺麗に結束するは大変面倒な作業であり、熟練の職人でも手際良く強固に結束するのはなかなか難しいというのが現状である。
そこで、特許文献1には、図14に示すように、予め所定寸法に切断した複数本の針金を引き揃えて、その両端部に結束用の治具を嵌装するための環状体が形成された支柱結束用の針金が提案されている。
実開平6−52号公報
しかしながら、特許文献1の支柱結束用の針金では、予め複数本の針金が揃えられているので大変便利であるが、この揃えられた状態は、両端部に環状体を形成するために捻られたことのみにより維持されているから、長手方向中央部分では各単位針金がばらばらになり易い。
このため当該中央部分では、結束時に各針金どうしが捩れた状態で重なりあってしまい、両端部を強固に捻回しても、どうしても遊んでしまう針金ができるので、全ての針金を十分引張して締め付けでない結果、強固な結束力が得られないという問題があった。
しかも、各針金の両端部が予め捻られて相互に固定されており、互いに長手方向の自由な移動が拘束されているために、尚更、結束力に寄与しない針金の「遊び」を吸収できないばかりか、例えば結束される支柱外面に凸凹がある場合には、斯かる凸凹により生じた各針金毎の歪みさえも吸収できない。
従って、期待される程の強固な結束ができず、折角複数本の針金を用いた意味が半減してしまうという問題があった。
そこで、本考案は、複数本の針金を束ねる手間がいらず、各針金どうしが不用意に捩れることなく、全ての針金が結束力に寄与して強固な結束が得られる結束用線条体を提供することを目的としている。
(1)上記課題を解決するために、本考案に係る結束用線条体は、複数本の針金が、並列状に且つその中途部に設けた連結部材により各針金が長手方向に相対移動可能な状態で連結されているという構成を採用した。これにより、複数本の針金を束ねる手間がいらず、各針金どうしが中途部で不用意に捩れることなく、しかも各針金が長手方向に相対移動可能であるから、支柱外面の凸凹による歪みや、針金の巻き付け時に生ずる遊びを吸収して、全ての針金が結束力に寄与し得る強固な結束が可能な結束用線条体とすることができる。
(2)また、前記複数の針金は、帯状に並ぶように配置された状態で連結部材により連結されていることが望ましい。これにより、各針金どうしが重なり合うことなく、全ての針金が支柱外面に接するように巻き付けることができ、外観上綺麗に巻き付けることができるのみならず、より一層強固な結束が可能となる。
(3)さらに、前記複数の針金は、隣り合う針金どうしが互いに接触した状態で連結部材により締結されていることが望ましい。これにより、各針金の長手方向への自由な相対移動が好適に規制されるので、針金締結時の締め付け力のような強力な作用では相対移動が可能であるが、若干の力が作用するだけでは相対移動しないようにすることができる。
(4)一方、前記連結部材は、複数個を略等間隔を隔てて配置することができる。本考案の結束用線条体は、基本的には予め所定寸法に切断されたものを想定しているが、このように連結部材を等間隔で設けておくと、当該連結部材の位置や数を目安にして簡単に同一寸法に切断して使用ことができるので、長尺物の巻き取り線材でも使用し易くなる。
(5)また、前記連結部材は、複数本の針金を挟持する環状体であることが望ましい。これにより、連結部材が不用意に各針金から外れることがなく、挟持力を変更することで、結束用線条体の適用対象に合わせて各針金の長手方向への相対移動の規制を調整することもできる。
(6)なお、前記連結部材は、伸縮自在なエラストマーで形成することもできる。これによれば、各針金の長手方向への相対移動とその規制をエラストマーの弾性を利用して効果的になすことができる。
(7)さらに、前記複数の針金は、その長手方向中央部に形成されたループ部を介して二股状に折り返されたものとすることができる。予め二股状となっているので、支柱に巻き付け易く、1本の結束用線条体で襷掛けができ、またループ部に「しの」と呼ばれる回動工具を挿入して結束用線条体の締め付けができるので、現場での作業がより確実且つ効率的に行うことができるようになる。
本考案によれば、複数本の針金を束ねる手間がいらず、各針金どうしが不用意に捩れることなく、全ての針金が結束力に寄与して強固な結束が得られる結束用線条体を提供することができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜3は、本考案に係る結束用線条体1の第1実施形態をを示す斜視図である。
図のように、この実施形態の結束用線条体1では、3本の針金2が長手方向に沿うように並列され、長手方向中途部に設けた連結部材3により連結した構成となっている。
各針金2は、直径1.2mmのなまし鉄線が用いられ、針金2の表面には防錆処理として亜鉛メッキが施されており、屋外においても長期間使用できるようになっている。
そして、1mの長さに切り揃えられた3本の針金2は、長手方向に沿うように帯状に並列されている。つまり、図3に示すように各針金2の軸心Cを結ぶ線が直線となるように並列される。
連結部材3は、図3に示すように中空のアルミパイプを7mm程度の長さに寸断したものが用いられ、前記3本の針金2に套嵌した後に圧縮して扁平状の環状体と成し、各針金2を帯状に並列した状態で挟持している。この際、連結部材3の内孔4は、各針金2の外周面に密接し、また、隣り合う針金2どうしも線接触した状態となっている。
従って、故意に外力を加えない限り、連結部材3は各針金2に対して移動しないし、各針金2も相互に長手方向に相対移動しないが、工具等で無理矢理に針金2を引っ張れば、各針金2は長手方向に相対移動することが可能である。つまり、連結部材3の内孔4と各針金2の外周面及び各針金2どうしは摺接した状態となっている。
そして、連結部材3は、各針金2の両端部分に自由端部5を残す状態で、針金2の長手方向の中途部に設けられ、本実施形態の場合は、約20cmの等間隔を隔てて5個宛配置されている。
斯かる構成の結束用線条体1は、従来と同様に結束すべき支柱周りに巻回して、その両端部(自由端部5)を捻ることで支柱を結束するという点では同じであるが、3本の針金2が予め並列されているので、これらを束ねる手間が要らない。
また、各針金2は、その中途部で連結部材3により連結されているので、各針金2どうしが不用意に捩れることない。
しかも、各針金2は帯状に並列された状態で連結部材3により連結されているので各針金2どうしが重なり合うことなく、全ての針金2が支柱外面に接するように巻き付けることができ、外観上綺麗に巻き付けることができる。
また、各針金2が長手方向に相対移動可能であるから、支柱外面の凸凹による歪みや、巻き付け時に生ずる遊びを好適に吸収して、全ての針金2が結束力に寄与し得る強固な結束が可能な結束用線条体1とすることができる。
さらに、各連結部材3が略等間隔を隔てて設けられているので、この位置や数を目安にし切断して使用こともできる。
なお、連結部材3は、環状体であるから不用意に各針金2から外れることがなく、挟持力を変更することで、結束用線条体1の適用対象に合わせて各針金2の長手方向への相対移動の規制を調整することもできる。
上記実施形態では、3本の針金2を用いたが、2本以上の適宜の複数本を用いることができ、用いる針金2の直径や長さも結束対象物に合わせて変更できる。また、連結部材3の材質や長さ、設置間隔も結束対象物に合わせて変更でき、円筒状のパイプを用いず当初から扁平状の連結部材に複数本の針金2を挿入して作成しても良いことはいうまでもない。
なお、上記実施形態では、各針金2を帯状に並列したものを説明したが、図4に示すように立体状に並列したものとすることもできる。ただし、この場合には全ての針金2を結束対象物に直接的に接触させることができないので、前記帯状のものに比べて若干結束力の点で劣るものと考えられる。
次に図5〜8図は、その他の実施形態の連結部材3を示す図3相当の断面図であるが、基本的には第1実施形態と同様であるため、以下においては特徴部分のみを説明し、その他は省略する。
図5に示す連結部材3は、第1実施形態のものが各針金2の全周を抱持しているのに対して、切欠部分6を有する点と、断面矩形状である点で異なる。切欠部分6の存在により、自由端7を針金2に対して工具等で容易に圧接することができる。
図6に示す連結部材3は、ビニルテープを複数回巻回したものである。連結部材3は、究極的には結束対象物を結束するまで各針金2の並列状態を維持し、長手方向の相対移動を可能としておけば良いので、このような一時的な連結部材であっても使用可能である。
図7に示す連結部材3は、各針金を並列にした状態で合成樹脂でインサート成形されたものである。
図8に示す連結部材3は、合成樹脂で形成されたブロック体に針金を挿通するための挿通孔8が、幅方向に若干の距離を隔てて穿設されたものである。従って、この連結部材3を用いた場合は、各針金2は挿通孔8の間隔分だけ離れた状態の帯状の支柱結束用線条体とすることができる。
図9に示す連結部材3は、各針金2を並列にした状態で伸縮自在なエラストマーをインサート成形するか、溶融ゴム材を滴下した後加硫する等して針金2を連結したものである。ここで、エラストマーとは、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の伸縮可能な弾性乃至粘性を有するものを意味するものである。従って、各針金2はこの連結部材3の弾性等により、図9(B)に示すように長手方向に相対移動可能とされている。
次に図10〜12は、第2実施形態の結束用線条体1を示している。この実施形態は、以上の実施形態の結束用線条体1を長手方向中央部で曲線状に折り曲げ、ループ部9を形成し、帯状の平坦面が向かい合うように二股状としたものである。
このように、予め二股状となっているので、支柱等に巻き付け易く、1本の結束用線条体1で襷掛けができ、またループ部に「しの」と呼ばれる回動工具Tを挿入して結束用線条体の締め付けができるので、現場での作業がより確実且つ効率的に行うことができるようになる。
具体的にその結束方法を図12を用いて説明すると、同図の(A)〜(F)順序で支柱を結束することになる。即ち、(A)に示すように二股の両端部間で支柱(S)を抱持し、(B)に示すように裏側で両端部をクロスした後、(C)に示すように一方の端部を他方側に寄せ、(D)両端部を合わせた状態でループ部9に掛け、(E)に示すようにループ部(9)に「しの」と呼ばれる回動工具Tを挿入し、その先端を線状体1の両端部に宛がった状態で、図の場合は時計回りに捻ると、(F)に示すようにループ部9周りで線状体1の両端部が捻込まれ、支柱Sと梁Hを強固に結束することができる。
第1実施形態の結束用線条体の斜視図である。 第1実施形態の結束用線条体の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 連結部材のその他の実施形態の図3相当断面図である。 連結部材のその他の実施形態の図3相当断面図である。 連結部材のその他の実施形態の図3相当断面図である。 連結部材のその他の実施形態の図3相当断面図である。 連結部材のその他の実施形態の図3相当断面図である。 連結部材をエラストマーで形成した場合を示し、(A)は要部平面図、(B)は(A)の状態の針金に長手方向の力が作用した状態を示す要部平面図である。 第2実施形態の結束用線条体の平面図である。 第2実施形態の結束用線条体の要部斜視図である。 第2実施形態の結束用線条体の結束方法を示す模式図である。 植木用支柱に結束用針金を適用した状態を例示する斜視図である。 先行技術の針金を用いて支柱と梁を結束しようとする状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 結束用線条体
2 針金
3 連結部材
9 ループ部

Claims (7)

  1. 複数本の針金(2)が、並列状に且つその長手方向中途部に設けた連結部材(3)により各針金(2)が長手方向に相対移動可能な状態で連結されていることを特徴とする結束用線条体。
  2. 前記複数本の針金(2)は、帯状に並ぶように配置された状態で連結部材(3)により連結されていることを特徴とする請求項1記載の結束用線条体。
  3. 前記複数本の針金(2)は、隣り合う針金(2)どうしが違いに接触した状態で連結部材(3)により連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の結束用線条体。
  4. 前記連結部材(3)は、複数個が略等間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の結束用線条体。
  5. 前記連結部材(3)は、複数本の針金(2)を挟持する環状体であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の結束用線条体。
  6. 前記連結部材(3)は、伸縮自在なエラストマーで形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の結束用線条体。
  7. 前記複数本の針金(2)は、その長手方向中央部に形成されたループ部(9)を介して二股状に折り返されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の結束用線条体。
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