JP2007232146A - 締結クリップ、及び、組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】締結や取り外しも容易に行うことができるできる締結クリップ、容易に組み立てすることができ、かつ、容易に解体することが可能な組立体を提供する。
【解決手段】第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とを締結するための締結クリップ30は、(A)第1の棒状部材10の軸線方向に沿って第1の棒状部材10の内部に挿入される挿入部31、及び、(B)挿入部31の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材20の外周を把持する把持部32、を供えており、挿入部31は第1の棒状部材10の内部において第1の棒状部材10を押し広げる方向に力を加えると共に、把持部32は第2の棒状部材20の外周を縮める方向に力を加えることにより、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とを締結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の棒状部材と第2の棒状部材とを締結するための締結クリップ、及び、第1の棒状部材と第2の棒状部材とが略平行に締結されて成る組立体に関する。
一般に、金属パイプ等を骨組みとしたビニールハウスや、支柱に金網やトタン板等の柵体を取り付けて構成したフェンス等においては、簡便に組み立てることができることが求められている。これらのビニールハウスやフェンス等を組み立てる際には、金属パイプ等を交差した状態や平行に並んだ状態で保持する必要があり、従来より種々の金具等が提案されている(例えば、特開2001−355334号公報参照)。
特開2001−355334号公報
例えば、耕作地等を囲む防獣目的のフェンス等にあっては、収穫期以外は設置が不要となる。このため、これらのフェンス等を構成する組立体においては、組み立てに加えて解体も容易に行うことができることが求められている。組立体に用いられる金具等についても、容易に金属パイプ等に取付けることができ、保持する金属パイプ等の締結や取り外しも容易に行うことができることが求められている。
従って、本発明の第1の目的は、金属パイプ等の棒状部材に容易に取付けることができ、保持する金属パイプ等の締結や取り外しも容易に行うことができるできる締結クリップを提供することにある。また、本発明の第2の目的は、容易に組み立てすることができ、かつ、容易に解体することが可能な、棒状部材と棒状部材とが略平行に締結されて成る組立体を提供することにある。
上記の第1の目的を達成するための本発明に係る締結クリップは、第1の棒状部材と第2の棒状部材とを締結するための締結クリップであって、
締結クリップは、
(A)第1の棒状部材の軸線方向に沿って第1の棒状部材の内部に挿入される挿入部、及び、
(B)挿入部の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材の外周を把持する把持部、
を供えており、
挿入部は第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力を加えると共に、把持部は第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加えることを特徴とする。
上記の第2の目的を達成するための本発明に係る組立体は、第1の棒状部材と第2の棒状部材とが略平行に締結されて成る組立体であって、
組立体は、
(A)第1の棒状部材、
(B)第2の棒状部材、及び、
(C)離間して配置された複数の締結クリップ、
から成り、
各締結クリップは、
(D)第1の棒状部材の軸線方向に沿って第1の棒状部材の内部に挿入された挿入部、及び、
(E)挿入部の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材の外周を把持した把持部、
を供えており、
挿入部によって第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力が加えられていると共に、把持部によって第2の棒状部材の外周を縮める方向に力が加えられていることを特徴とする。
本発明に係る組立体において、第1の棒状部材と第2の棒状部材とは、これらの間に被保持部材を挟持した状態で締結されている構成とすることができる。
上記の好ましい構成を含む本発明に係る組立体において、第1の棒状部材の両端部のそれぞれに締結クリップの挿入部が挿入されている構成とすることができる。
本発明に係る締結クリップ、及び、上記の好ましい構成を含む本発明に係る組立体を構成する締結クリップ(以下、これらを総称して、本発明の締結クリップと呼ぶ場合がある)は、第1の棒状部材の軸線方向に沿って第1の棒状部材の内部に挿入される挿入部を供えている。挿入部は第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力を加える。従って、例えばパイプ状の第1の棒状部材に挿入部を挿入することにより、容易に締結クリップを取り付けることができる。また、第1の棒状部材からの挿入部の抜去も容易に行うことができる。尚、パイプ状の第1の棒状部材の端部に挿入部を挿入する形態とすることもできるし、あるいは又、例えばパイプ状の第1の棒状部材の外周部に開口を設けておき、その開口から挿入部を第1の棒状部材の軸線方向に沿って挿入する形態とすることもできる。本発明の締結クリップは、挿入部の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材の外周を把持する把持部を供えており、把持部は第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加える。従って、把持部の開放端部と第2の棒状部材とを対向させた状態で力を加えると、把持部の内側に第2の棒状部材が収まる。そして、把持部によって第2の棒状部材の外周を縮める方向に力が加えられる。即ち、把持部と第2の棒状部材とを対向させて力を加えることにより、容易に第2の棒状部材を把持することができる。また、第2の棒状部材あるいは締結クリップに把持部の開口端部を拡げるように力を加えることにより、把持部から第2の棒状部材を容易に取り外すことができる。以上説明したように、本発明の締結クリップによれば、第1の棒状部材と第2の棒状部材とを容易に締結することができるし、容易に取り外すこともできる。また、上記の好ましい構成を含む本発明に係る組立体にあっては、離間して配置された複数の締結クリップにより、第1の棒状部材と第2の棒状部材とが略平行に締結されて成る。本発明の締結クリップを用いることにより、組立体を容易に組み立てることができるし、容易に解体することもできる。第1の棒状部材と第2の棒状部材とがこれらの間に被保持部材としてを挟持した状態で締結されている構成においては、被保持部材を強固に保持することができるので、例えば被保持部材としてフェンスの柵体等を保持するのに好適である。また、上記の好ましい構成を含む本発明に係る組立体にあっては、第1の棒状部材の両端部のそれぞれに締結クリップの挿入部が挿入されている構成とすることができる。特に、第1の棒状部材がパイプ状である場合には、パイプ端部の開口から締結クリップを挿入することができる利点を有する。
本発明の締結クリップにあっては、把持部は、把持する第2の棒状部材から遠ざかる方向に延びる突出部を供えている構成とすることができる。把持部の開放端部を拡げるように突出部に力を加えることにより、把持された第2の棒状部材の取り外しをより容易なものとすることができる。また、この場合において、突出部は、把持部の開放端部に位置する構成とすることもできる。この構成によれば、把持部の開放端部と第2の棒状部材とを対向させた状態で力を加える際に、突出部は第2の棒状部材のガイドとして機能する。これにより、第2の棒状部材を把持部の内側に容易に収めることができる。突出部の位置や長さは、締結クリップの大きさ等に応じて適宜設定すればよい。
上述した好ましい構成を含む本発明の締結クリップにあっては、挿入部は、略U字状、略S字状、略V字状等に曲げられた線材あるいは帯材から成る構成とすることができる。線材や帯材の寸法や材質は、締結クリップの設計に応じて適宜設定すればよい。曲げられた線材等の形状は、第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力を加えることができる限り任意である。例えば、略U字状の形状において、相対向する辺に略平行な仮想中心線について対称な形状であってもよいし、非対称な形状であってもよい。略U字状あるいは略V字状の形状とする場合には、第1の棒状部材への挿入性の観点から、U字あるいはV字の底の部分側から第1の棒状部材に挿入する構成が好ましい。
更には、上述した好ましい構成を含む本発明の締結クリップにあっては、把持部は、鉤状(鈎状)に曲げられた線材あるいは帯材から成る構成とすることができる。上述したと同様に、線材や帯材の寸法や材質は、締結クリップの設計に応じて適宜設定すればよい。鉤状の形状は、第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加えることができる限り任意であり、例えば、略弧状であってもよいし、角張ったC字状であってもよい。基本的には、把持部において第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加える部分の形状は、第2の棒状部材を軸線方向と直交する面で切断したとき、その切断面の外周から一定の幅で内側に離間する仮想線に沿う形状であることが好ましい。
上述した好ましい構成を含む本発明の締結クリップにあっては、挿入部と把持部とは、連続した1本の線材あるいは帯材から成る構成とすることができる。上述したと同様に、線材や帯材の寸法や材質は、締結クリップの設計に応じて適宜設定すればよい。例えば、連続した1本の金属線等を折り曲げることにより、例えば略U字状の挿入部と鉤状の把持部とを一体で構成することができる。
上記の好ましい構成を含む本発明の締結クリップ、及び、上記の好ましい構成を含む本発明に係る組立体(以下、これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)にあっては、締結クリップの挿入部と把持部とをそれぞれ別個に製作した後、これらを例えば溶接によって結合してもよいし、挿入部と把持部とを一体に作製してもよい。例えば、挿入部と把持部とをプラスチック成型技術等により一体に作製することができる。挿入部の形状は、第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力を加えることができる限り、任意に選択することができる。把持部の形状は、第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加えることができる限り任意に選択することができる。また、締結クリップを広く周知の材料から構成することができる。例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料、塩化ビニール、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂材料を例示することができる。線材あるいは帯材を折り曲げることにより、例えば略U字状の挿入部や鉤状の把持部を構成する場合、金属材料を用いると加工が容易となる利点がある。例えば、ピアノ線のように充分なバネ性を示す線材を用い、連続した1本のピアノ線等を折り曲げることにより、略U字状の挿入部と鉤状の把持部とを一体的に形成することができる。
本発明にあっては、第2の棒状部材は中実部材であってもよいし中空部材であってもよい。第1の棒状部材は、少なくとも締結クリップを挿入する場所に中空部を供えている必要があるが、他の部分は中空であってもよいし中実であってもよい。第1の棒状部材あるいは第2の棒状部材において、軸線方向に直交する断面形状の輪郭線として、円形、楕円形、多角形、角に丸みを帯びた多角形を例示することができる。第1の棒状部材あるいは第2の棒状部材は広く周知の材料から構成することができる。例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料、塩化ビニール、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂材料、木材、竹材を挙げることができる。
第1の棒状部材と第2の棒状部材との間に保持される被保持部材は任意であり、棒状部材、索状部材、板状部材、網状部材を例示することができる。あるいは、これらを適宜組み合わせて用いてもよい。棒状部材は、第1の棒状部材あるいは第2の棒状部材について説明したと同様の構成とすることができる。索状部材は、金属製の建築用番線等のように単線から成るものであってもよいし、金属ワイヤ、麻綱、ロープ等のように、撚り合わされたものから成るものであってもよい。索状部材を構成する材料として、金属材料、高分子材料、あるいは、繊維材料を挙げることができる。索状部材を構成する金属材料として、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等を例示することができるし、高分子材料として、ナイロン等のポリアミド系材料、テトロン等のポリエチレンテレフタレート系材料、アラミド系材料、ポリアリレート系材料等を例示することができる。索状部材を構成する繊維材料として、綿、麻等の天然繊維の他、上述の高分子材料等から成る合成繊維を例示することができる。網状部材を構成する材料においても同様である。板状部材として、木材、ベニヤ板等の木質材料から成る板状部材、トタン板、ブリキ板等の金属材料から成る板状部材、プラスチック板、ゴム板等の樹脂材料から成る板状部材、あるいは、建築用各種ボード等、周知の材料から成る板状部材を広く用いることができる。
被保持部材がフェンスの柵体等を構成する場合には、樹脂材料から成る板状部材は軽量であり変形に対する復元力も大きいため、被保持部材として好ましい。特に、2枚のライナー層と、ライナー層の層間を支持する複数本のリブとを備えて成る熱可塑性樹脂製の中空構造板(紙段ボールと構造が類似するため、俗に「プラ段」と称される)は、中実の板材に比べ重量が軽い利点を有する。この中空構造板は、リブと略直交する方向に延びる複数の熱罫線部を有し、2枚のライナー層、隣接する2つのリブ、及び、隣接する2つの熱罫線部によって密閉中空構造が構成されていてもよいし、密閉中空構造の内部には気体が封止されていてもよい。熱罫線部は柔軟な可撓性を備え、且つ、密閉中空構造は、風船のように衝撃に対する復元力を備えている。従って、このような構造の中空構造板は、変形に対して優れた復元力を示す。
本発明の締結クリップによれば、第1の棒状部材と第2の棒状部材とを容易に締結することができるし、容易に取り外すこともできる。また、本発明に係る組立体にあっては、組立体を容易に組み立てることができるし、容易に解体することが可能となる。第1の棒状部材と第2の棒状部材とが、これらの間に被保持部材として挟持した状態で締結されている構成においては、被保持部材を強固に保持することができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明に係る締結クリップ、及び、本発明に係る組立体に関する。図1は、実施例1の組立体100の斜視図であって、組立体100を構成する第1の棒状部材10の一部を切り欠いた状態の模式的な斜視図である。図2の(A)は、実施例1の締結クリップ30の模式的な斜視図である。図2の(B)は、図2の(A)の矢印Aの方向から見たときの平面図である。図2の(C)は、図2の(A)の矢印Bの方向から見たときの側面図である。
図1に示すように、実施例1の組立体100は、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とが略平行に締結されて成る。そして、組立体100は、
(A)第1の棒状部材10、
(B)第2の棒状部材20、及び、
(C)離間して配置された複数(実施例1においては2つ)の締結クリップ30、
から成る。そして、各締結クリップ30は、
(D)第1の棒状部材10の軸線方向に沿って第1の棒状部材10の内部に挿入された挿入部31、及び、
(E)挿入部31の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材20の外周を把持した把持部32、
を供えている。より具体的には、第1の棒状部材10の両端部11,11のそれぞれに締結クリップ30の挿入部31が挿入されている。そして、挿入部31によって第1の棒状部材10の内部において第1の棒状部材10を押し広げる方向に力が加えられていると共に、把持部32によって第2の棒状部材20の外周を縮める方向に力が加えられている。
実施例1において、第1の棒状部材10は直径約19mm、内径約17mm、長さ約1.1mの鉄製の丸パイプであり、第2の棒状部材20は直径約19mm、長さ約1.5mの鉄製の丸棒であるが、これに限るものではない。
次いで、図2の(A)〜(C)を参照して、締結クリップ30について説明する。上述したように、締結クリップ30は、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とを締結するための締結クリップである。締結クリップ30は、
(A)第1の棒状部材10の軸線方向に沿って第1の棒状部材10の内部に挿入される挿入部31、及び、
(B)挿入部31の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材20の外周を把持する把持部32、
を供えている。そして、挿入部31は第1の棒状部材10の内部において第1の棒状部材10を押し広げる方向に力を加えると共に、把持部32は第2の棒状部材20の外周を縮める方向に力を加える。
実施例1において、締結クリップ30はピアノ線から構成されている。具体的には、挿入部31と把持部32とは連続した1本の直径約2mmのピアノ線から作製されている。即ち、挿入部31は略U字状に曲げられたピアノ線から成り、把持部32は鉤状に曲げられたピアノ線から成るが、これに限るものではない。挿入部31と把持部32とを別々の部材から構成しこれらを例えば溶接により結合させた形態であってもよいし、ピアノ線の代わりに例えばステンレス鋼から成る帯材を用いた形態であってもよい。
図2の(A)及び(B)に示すように、略U字状の挿入部31は、それぞれ対向すると共に第1の棒状部材10の内面と接する直線部31Aと折り返し部31C、及び、これらを連結する連結部31Bから構成されている。尚、実施例1では、挿入部31を抜去する際の便宜の為、折り返し部31Cにおける把持部32側の端部が棒状部材20の軸線方向に近づくように折り曲げられている。実施例1では、締結クリップ30単体の状態において、直線部31Aと折り返し部31Cとにより占める幅は、連結部31Bの付近で約16mm、折り返し部31Cの折り曲げられた部分の付近で約20mmである。また、直線部31Aの長さは約50mm、折り返し部31Cの長さは約30mmとしたが、これに限るものではない。上述の種々の寸法は、第1の棒状部材10の寸法に応じて適宜設定すればよい。
また、鉤状の把持部32は、略U字状の挿入部31の一端(より具体的には、直線部31Aの一端)から延在する弧状部32A、弧状部32Aから延在し、把持する第2の棒状部材20から遠ざかる方向に延びる突出部32Bから構成されている。即ち、実施例1の締結クリップ30では、突出部32Bは把持部32の開放端部に位置する。突出部32Bの長さは約8mmであるが、これに限るものではない。締結クリップ30単体の状態において、弧状部32Aの内径は約17mmであり、第2の棒状部材20の外径よりも2mm程度小さいが、これに限るものではない。上述した種々の寸法は、第2の棒状部材20の寸法等に応じて適宜設定すればよい。
次いで、実施例1の組立体100の組立方法について説明する。先ず、第1の棒状部材10に締結クリップ30を取り付ける工程について説明する。
図3の(A)〜(C)は、第1の棒状部材10に締結クリップ30を取り付ける工程を説明するための模式的な平面図である。実施例1では、第1の棒状部材10の両端部11,11のそれぞれに締結クリップ30の挿入部31を挿入する。以下、手順について説明する。先ず、図3の(A)に示すように、挿入部31を構成する連結部31B側を、鉄製の丸パイプから成る第1の棒状部材10の一の端部11の開口に差し込む。上述したように、直線部31Aと折り返し部31Cとにより占める幅は、連結部31Bの付近で約16mmである。一方、第1の棒状部材10の内径は約17mmである。従って、挿入部31を構成する連結部31B側を無理なく第1の棒状部材10の一端11の開口に差し込むことができる。
次いで、図3の(B)に示すように、締結クリップ30の把持部32と第1の棒状部材10の端部11とが充分接近するまで、挿入部31を押し込む。上述したように、締結クリップ30単体の状態において、直線部31Aと折り返し部31Cとにより占める幅は、折り返し部31Cの折り曲げられた部分の付近で約20mmであり、第1の棒状部材10の内径は約17mmである。従って、第1の棒状部材10に挿入された挿入部31は変形し、挿入部31を構成する直線部31Aと折り返し部31Cとは、第1の棒状部材10の内部において第1の棒状部材10を押し広げるようにして力を加える。これにより、締結クリップ30が第1の棒状部材10の端部11に取り付けられる。
次いで、図3の(C)に示すように、上述したと同様の手順により第1の棒状部材10の他の端部11に締結クリップ30を取り付ける。より具体的には、第1の棒状部材10の両端部11,11に取り付けられた締結クリップ30を構成する鉤状の把持部32が、それぞれ対向するように、第1の棒状部材10の他の端部11に締結クリップ30を取り付ける。尚、第1の棒状部材10の両端部11,11に同一構造の締結クリップ30を取り付ける場合には、図1及び図3の(C)に示すように、対向する挿入部31は相対的に約90度ねじれた状態となる。
以上、第1の棒状部材10に締結クリップ30を取り付ける工程について説明した。次いで、締結クリップ30が取り付けられた第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とを締結する工程について説明する。
図4の(A)〜(C)は、第2の棒状部材20を締結クリップ30によって把持する工程を説明するための模式的な側面図である。先ず、図4の(A)に示すように、鉤状の把持部32の開放端部と第2の棒状部材20とを対向させる。次いで、図4の(B)に示すように、鉤状の把持部32と第2の棒状部材20とを対向させた状態で、図の矢印の向きに力を加える。これにより、鉤状の把持部32の開放端部は拡がると共に、突出部32Bと第1の棒状部材10の外周とにガイドされ、第2の棒状部材20が鉤状の把持部32の内側に収まる。上述したように、締結クリップ30単体の状態において、弧状部32Aの内径は約17mmであり、第2の棒状部材20の外径よりも2mm程度小さい。このため、図3の(C)の状態においては、第2の棒状部材20は、把持部32によって第2の棒状部材20の外周を縮める方向に力が加えられている。これにより、第2の棒状部材20は把持部32によって把持される。
第1の棒状部材10の両端の締結クリップ30について、上記の工程を行うことにより、実施例1の組立体100を得ることができる。
以上、実施例1の組立体100の組立方法について説明した。次いで、実施例1の組立体100の解体方法について簡単に説明する。
図5の(A)及び(B)は、組立体100から第1の棒状部材10及び締結クリップ30を取り外す工程を説明するための模式的な側面図である。先ず、図5の(A)に示すように、鉤状の把持部32を構成する突出部32Bと第1の棒状部材10とに、図の矢印で示した方向の力を加える。これにより、鉤状の把持部32の開放端部は拡がるように変形する。そして、締結クリップ30と第1の棒状部材10は、第2の棒状部材20に対して、突出部32Bと第1の棒状部材10の外周とにガイドされた状態で移動する。そして、図5の(B)に示すように、把持部32が第2の棒状部材20から外れる。第1の棒状部材10の両端の締結クリップ30について、上記の工程を行うことにより、組立体100から第1の棒状部材10及び締結クリップ30を取り外すことができる。また、図3の(A)〜(C)の工程を逆に行うことにより、第1の棒状部材10から締結クリップ30を取り外すことができる。
実施例2は、第1の棒状部材と第2の棒状部材との間に、被保持部材を挟持して構成した組立体に関する。
図6の(A)は、実施例2の組立体200の模式的な斜視図である。フェンス状の組立体200は、被保持部材40と複数の組立体100とから成る。図6の(B)は、図6の(A)の矢印Aの方向から見たときの組立体200の模式的な断面図である。尚、便宜のため図6の(B)においては、被保持部材40のハッチングを省略した。
被保持部材40は、例えば合成樹脂製の板状部材から成る。より具体的には、被保持部材40は、熱可塑性樹脂製の中空構造板から成る。被保持部材40のZ方向の幅は約1mであり、その厚さは約3mmである。組立体100を構成する第1の棒状部材10、第2の棒状部材20、締結クリップ30の構成及び動作は、実施例1において説明したと同様の構成であるので、説明を省略する。
図6の(B)に示すように、フェンスの支柱を構成する第2の棒状部材20は、地中に約0.4m埋設されている。そして、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20とは、これらの間に被保持部材40を挟持した状態で締結されている。具体的には、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20との間に被保持部材40を挟んだ状態で、実施例1において説明した図4の(A)〜(C)の工程が行われている。これにより、被保持部材40は、第1の棒状部材10と第2の棒状部材20との間に強固に保持される。また、実施例1で説明したと同様の手順により、第1の棒状部材10や締結クリップ30を取り外すことができるので、フェンス状の組立体200を容易に解体することができる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例にて説明した締結クリップ、及び、組立体の構成、構造、材料は例示であり、適宜変更することができる。
実施例の組立体においては、第1の棒状部材の両端部に同一構造の締結クリップを取り付けたが、これに限るものではない。例えば、図2の(A)において、矢印Cで示す軸線方向に垂直な仮想面に対して鏡面対称となる締結クリップを準備し、把持部の延在する方向がそれぞれ対称である対のクリップを用いることもできる。この場合には、図1及び図3の(C)とは異なり、対向する挿入部は相対的に約90度ねじれた状態とならず、また、把持部の開放端部も同一方向を向く利点を有する。
実施例の組立体においては、第1の棒状部材に締結クリップを取り付けた後に、締結クリップが取り付けられた第1の棒状部材と第2の棒状部材とを締結したが、これに限るものではない。例えば、先ず締結クリップの把持部が第2の棒状部材を把持している状態とし、締結クリップを第2の棒状部材の軸線方向に移動させることにより、締結クリップの挿入部を第1の棒状部材に挿入する態様であってもよい。
図1は、実施例1の組立体の斜視図であって、組立体を構成する第1の棒状部材の一部を切り欠いた状態の模式的な斜視図である。 図2の(A)は、実施例1の締結クリップの模式的な斜視図である。図2の(B)は、図2の(A)の矢印Aの方向から見たときの平面図である。図2の(C)は、図2の(A)の矢印Bの方向から見たときの側面図である。 図3の(A)〜(C)は、第1の棒状部材に締結クリップを取り付ける工程を説明するための模式的な平面図である。 図4の(A)〜(C)は、第2の棒状部材を締結クリップによって把持する工程を説明するための模式的な側面図である。 図5の(A)及び(B)は、組立体から第1の棒状部材10及び締結クリップ30を取り外す工程を説明するための模式的な側面図である。 図6の(A)は、実施例2の組立体の模式的な斜視図である。図6の(B)は、図6の(A)の矢印Aの方向から見たときの組立体200の模式的な断面図である。
符号の説明
10・・・第1の棒状部材、11,11・・・端部、20・・・第2の棒状部材、30・・・締結クリップ、31・・・挿入部、31A・・・直線部、31B・・・連結部、31C・・・折り返し部、32・・・把持部、32A・・・弧状部、32B・・・突出部、40・・・被保持部材、100,200・・・組立体

Claims (14)

  1. 第1の棒状部材と第2の棒状部材とを締結するための締結クリップであって、
    該締結クリップは、
    (A)第1の棒状部材の軸線方向に沿って第1の棒状部材の内部に挿入される挿入部、及び、
    (B)挿入部の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材の外周を把持する把持部、
    を供えており、
    挿入部は第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力を加えると共に、把持部は第2の棒状部材の外周を縮める方向に力を加えることを特徴とする締結クリップ。
  2. 把持部は、把持する第2の棒状部材から遠ざかる方向に延びる突出部を供えていることを特徴とする請求項1に記載の締結クリップ。
  3. 突出部は、把持部の開放端部に位置することを特徴とする請求項2に記載の締結クリップ。
  4. 挿入部は、略U字状に曲げられた線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の締結クリップ。
  5. 把持部は、鉤状に曲げられた線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の締結クリップ。
  6. 挿入部と把持部とは、連続した1本の線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の締結クリップ。
  7. 第1の棒状部材と第2の棒状部材とが略平行に締結されて成る組立体であって、
    該組立体は、
    (A)第1の棒状部材、
    (B)第2の棒状部材、及び、
    (C)離間して配置された複数の締結クリップ、
    から成り、
    各締結クリップは、
    (D)第1の棒状部材の軸線方向に沿って第1の棒状部材の内部に挿入された挿入部、及び、
    (E)挿入部の一端から延在し、開放端部を有し、第2の棒状部材の外周を把持した把持部、
    を供えており、
    挿入部によって第1の棒状部材の内部において第1の棒状部材を押し広げる方向に力が加えられていると共に、把持部によって第2の棒状部材の外周を縮める方向に力が加えられていることを特徴とする組立体。
  8. 第1の棒状部材と第2の棒状部材とは、これらの間に被保持部材を挟持した状態で締結されていることを特徴とする請求項7に記載の組立体。
  9. 第1の棒状部材の両端部のそれぞれに締結クリップの挿入部が挿入されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の組立体。
  10. 把持部は、把持する第2の棒状部材から遠ざかる方向に延びる突出部を供えていることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の組立体。
  11. 突出部は、把持部の開放端部に位置することを特徴とする請求項10に記載の組立体。
  12. 挿入部は、略U字状に曲げられた線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の組立体。
  13. 把持部は、鉤状に曲げられた線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の組立体。
  14. 挿入部と把持部とは、連続した1本の線材あるいは帯材から成ることを特徴とする請求項7乃至請求項13のいずれか1項に記載の組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013200100A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mitsubishi Electric Corp 換気扇用保護ガードおよび換気扇用保護ガードを備えた換気扇

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