JPH0768685B2 - 吊構造物支持用斜材ケーブルの防食被覆装置 - Google Patents

吊構造物支持用斜材ケーブルの防食被覆装置

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JPH0768685B2
JPH0768685B2 JP2146020A JP14602090A JPH0768685B2 JP H0768685 B2 JPH0768685 B2 JP H0768685B2 JP 2146020 A JP2146020 A JP 2146020A JP 14602090 A JP14602090 A JP 14602090A JP H0768685 B2 JPH0768685 B2 JP H0768685B2
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anticorrosion
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diagonal cable
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信貞 合津
卓 塚田
光治 塚田
耕四郎 林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、斜張橋、吊り橋、吊屋根等の吊構造物を支
持する斜材ケーブルに、樹脂等からなる防食パイプの被
覆をする被覆装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の防食被覆装置としては、次に述べるものが
一般に知られている。
仮設ケーブルワイヤーをガイドとし、施工現場にて単
管を1本ずつ接合して、所定の長さの防食被覆用の防食
パイプを作製する単管接続装置。
工場において、所定長さに加工された斜材ケーブル
へ、柔軟性のある長管(現状ではポリエチレン管)にて
防食被覆を行ってプレハブ化する。そしてこのプレハブ
化した斜材ケーブルを施工現場に移送して架設する防食
被覆装置。
斜材ケーブルワイヤー架設後、斜材ケーブルに直接防
食テープの巻付けあるいは樹脂ライニングを施すことに
より防食被覆を行う防食被覆装置。
なおこのライニング被覆装置は、前述したおよびの
装置が斜材ケーブルとパイプとの隙間を充填物により厚
い防食層を作るのに対し、比較的薄い防食層となってい
る。
〔この発明が解決しようとする課題〕
しかしの単管接続装置では、仮緊張したワイヤーに4
〜6m程度のパイプを1本ずつ通すためにパイプ1本を通
して接合するごとに、緊張ワイヤーの張り替え作業等煩
雑な作業が多く完成まで多大な時間を要すると共に、緊
張ワイヤーの張り替えという危険作業を伴う。
また単管接続装置のもう1つの装置としては、斜材ケー
ブルとは別途に設けた仮設ケーブルワイヤーに単管を吊
下げ、接合後順次送り出すことにより所定長さの防食被
覆管を作製するものもある。しかしこれもケーブルワイ
ヤーの仮設並びに撤去、作業足場の組立て並びに撤去等
多大労力および時間を要する。
さらにこれらの装置は、防食装置パイプの完成後、斜材
鋼線を所定本数パイプ内へ押入して斜材ケーブルとする
ため、非常に手数を要する。
そしてのプレハブ化するものは、所定長さの斜材鋼線
に所定長さの防食被覆パイプを工場で外装して斜材ケー
ブルとした後、リールに巻取り橋梁架設地点まで輸送す
る必要がある。そのため斜材ケーブルが長大化するのと
重量およびリールの高さの点で陸上輸送が困難である。
また斜材鋼線と防食被覆パイプとを一体化して斜材ケー
ブルとしたものを架設するため、架設作業中に防食被覆
管を損傷することがあり、補修が大作業となる。
さらにのライニングするものでは、斜材ケーブルワイ
ヤー架設後、斜材鋼線に入力にて防食テープ(マット)
を樹脂(接着剤)で互層に重ね合わせることにより防食
層を作るため非常に非能率的な工法である。また斜材全
長にわたって作業足場が必要となるため、橋梁が長大化
すると作業足場の確保が非常に難しくなる。
これらのことから近年は、自走式ロボットによるライニ
ング装置も検討されている。しかし、防食マットと樹脂
の積層による防食層を作製するには至っておらず、樹脂
層のピンホール、樹脂そのものの透気性(オーダーは非
常に小さい)のため長期間完全な被覆を接続することは
難しく、防食性は劣っている。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は既設斜材ケーブルに安全で容易かつ能率的に被
覆を施すことのできる防食被覆装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、既設斜材ケーブルの一方取付基端部から、
防食パイプを連続的に形成しつつ被覆しながら他方取付
基端部方向へ順次引き出す吊構造物支持用材料ケーブル
の防食被覆装置であって、前記一方取付基端部にはテー
プ状の樹脂被覆材料を送り出す材料供給部と、中心部に
斜材ケーブルを挿通した加熱筒を有する成形装置と、成
形された防食パイプを送り出す送り部とを設けると共
に、この防食パイプを一方取付基端部より他方取付基端
部へ引き出し斜材ケーブルに被覆するガイドロープを設
けたことを特徴とする。
または、前記一方取付基端部にはポリエチレン樹脂供給
部と中心に斜材ケーブルの挿通孔を有する管状の押出成
形機と、成形された防食パイプを一方取付基端部より他
方取付基端部へ引き出し斜材ケーブルに被覆するガイド
ロープを設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図示する実施例によって、この発明に使用する防
食被覆装置を説明する。
防食被覆装置1は、防食パイプ2を吊構造物支持用の既
設斜材ケーブル3へ被覆させながら連続的に形成するこ
とが可能であり、斜材ケーブル3の一方取付基端部4に
取付けられる連続成形装置5と、この連続成形装置5へ
防食パイプ2の素材6を供給する供給部7と、連続成形
装置5からの防食パイプ2を他方取付基端部8方向へ順
次送る送り部9とから構成されている。(第1図参照) 連続成形装置5は、斜材ケーブル3が挿通される挿通孔
10と、この挿通孔10の外周部に設けられ供給部7からの
素材6をパイプ状に成形する内型11および外型12と、こ
の外型12の外周面に取付けられている筒状の加熱装置13
とからなっている。
供給部7は、素材6を形成するガラス、カーボン、アラ
ミドおよびこれらの組合せ等の強化繊維14がマット、ク
ロス、引揃シートおよびこれらの組合せ等からなる帯状
に巻かれている供給基部15と、ポリエチレン樹脂組成物
16が溜められている樹脂槽17とからなり、帯状の強化繊
維14を樹脂槽17の中を通して表裏面へ樹脂組成物16を塗
布した素材6を連続成形装置5へ送る構成となってい
る。
そして連続成形装置5は斜材ケーブル3の両側位置の2
箇所に設けられており、おのおのが防食パイプ2の上部
と下部とになる素材6を供給している。なお素材6の供
給は、防食パイプを構成できる幅で行ない、複層を形成
するよう2ケ所から行うこともできる。
送り部9は、多数の圧締駒18を有する無限軌道装置19が
斜材ケーブル3の両側位置に設けられてなっている。そ
して圧締駒18は、連続成形装置5からの防食パイプ2の
外周面を圧締固定すると共に、無限軌道装置19で同一方
向へ送り出すことが可能となっている。
このことで連続成形装置5からの防食パイプ2を他方取
付基端部8(第1図に示す)の方向へ送れるように構成
されている。なお防食パイプ2を送り部9により送る時
には、防食パイプ2先端に取付けたガイドロープ20によ
り補助される。(以上第2図) このような構成からなる防食被覆装置1を使用して本発
明方法による既設斜材ケーブル2への防食被覆を施すに
は、次に述べるようにして行う。
ここでは一例として第3図に示すように構造物である斜
張橋21の斜材ケーブル3へ繊維強化プラスチックの防食
パイプ2を被覆する場合について述べる。
まず斜張橋21の主塔22および主桁23との間に架設されて
いる斜材ケーブル3の一方取付基端部4(ここでは主桁
23への取付基端部)に、防食被覆装置1を取付ける。
次に供給部7により、供給基部15からの帯状強化繊維14
を樹脂槽17内へ通して樹脂16を塗布することで、原料6
を形成しながら連続成形装置5に送る。
次に供給部7からの原料6を連続成形装置5の内および
外型11の間へ送り、加熱装置13で加熱しながら一体成形
して防食パイプ2を形成する。
次に連続成形装置5からの防食パイプ2を送り部9によ
り斜材ケーブル3の他方取付基端部8方向へ送る。
これらのことで既設斜材ケーブル3の一方取付基端部4
から、防食パイプ2を連続的に成形しつつ被覆しながら
他方取付基端部8方向へ順次送ることで、斜材ケーブル
3の全長に防食被覆を施すことができる。(以上第2図
および第3図参照) またこの実施例では、原料として熱硬化性樹脂(エポキ
シ樹脂)に対するものであるが、他の実施例として第4
図に示すように熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ポリ塩化
ビニール等)を使用した場合も同様に防食被覆パイプの
形成が行える。この第4図で符号24は、ポリエチレン供
給装置である。
さらに防食被覆装置の連続成形装置、供給部、送り部の
形状・構成は、この実施例のものに限らずに防食パイプ
を斜材ケーブルへ被覆させながら連続的に成形すること
が可能であり、防食パイプの原料を連続成形装置へ供給
することが可能であり、かつ防食パイプを斜材ケーブル
の他方取付基端部方向へ順次送ることが可能であるなら
ばどのようなものでもよい。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のような構成からなり、次に述べる効
果を有する。
既設斜材ケーブルの一方取付基端部から、防食パイプ
を連続的に成形しつつ被覆しながら他方取付基端部方向
へ順次送ることで、斜材ケーブルの全長に防食被覆を施
すことにより、架設ケーブルの集束、成形の如何を問わ
ないので、斜張橋、吊り橋や吊屋根等の吊構造物支持用
である架設済みケーブルへ防食被覆を施すことができ
る。
そのためケーブルワイヤーの張え替え作業、作業足場の
確保および組立撤去作業等が必要なくなり、短時間で能
率的に行えると共に、安易かつ安全に斜材ケーブルへ防
食被覆を施すことができる。
既設斜材ケーブルへの連続成形であるため、信頼性の
高い防食パイプとすることができると共に、予め斜材ケ
ーブルへ防食パイプを被覆してあるものを取付ける場合
のように架設時に防食パイプを損傷させてしまうような
ことがない。
そのため斜材ケーブルへ高品質の防食被覆を施すことが
できる。しかもこれをに述べたことから安価に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の防食被覆方法および装置を示す概略
正面図、第2図は防食被覆装置を示す部分拡大断面図、
第3図はこの発明の防食被覆方法および装置により防食
被覆を行う吊構造物支持用の斜材ケーブルが使用される
斜張橋を示す概略正面図、第4図は防食被覆装置の別態
様を示す概略正面図である。 1……防食被覆装置、2……防食パイプ、3……斜材ケ
ーブル、4……一方取付基端部、5……連続成形装置、
6……素材、7……供給部、8……他方取付基端部、9
……送り部、10……挿通孔、11……内型、12……外型、
13……加熱装置、14……強化繊維、15……供給基部、16
……樹脂組成物、17……樹脂槽、18……圧締駒、19……
無限軌道装置、20……ガイドロープ、21……斜張橋、22
……主塔、23……主桁、24……ポリエチレン供給装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 光治 神奈川県相模原市宮下1丁目2番27号 大 日本硝子工業株式会社内 (72)発明者 林 耕四郎 神奈川県相模原市宮下1丁目2番27号 大 日本硝子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−119790(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設斜材ケーブルの一方取付基端部から、
    防食パイプを連続的に形成しつつ被覆しながら他方取付
    基端部方向へ順次引き出す吊構造物支持用材料ケーブル
    の防食被覆装置であって、 前記一方取付基端部にはテープ状の樹脂被覆材料を送り
    出す材料供給部と、中心部に斜材ケーブルを挿通した加
    熱筒を有する成形装置と、成形された防食パイプを送り
    出す送り部とを設けると共に、 この防食パイプを一方取付基端部より他方取付基端部へ
    引き出し斜材ケーブルに被覆するガイドロープを設けた
    ことを特徴とする吊構造物支持用斜材ケーブルの防食被
    覆装置。
  2. 【請求項2】既設斜材ケーブルの一方取付基端部から、
    防食パイプを連続的に形成しつつ被覆しながら他方取付
    基端部方向へ順次引き出す吊構造物支持用材料ケーブル
    の防食被覆装置であって、 前記一方取付基端部にはポリエチレン樹脂供給部と中心
    に斜材ケーブルの挿通孔を有する管状の押出成形機と、
    成形された防食パイプを一方取付基端部より他方取付基
    端部へ引き出し斜材ケーブルに被覆するガイドロープを
    設けたことを特徴とする吊構造物支持用斜材ケーブル防
    食被覆装置。
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