JPH031679Y2 - - Google Patents

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JPH031679Y2
JPH031679Y2 JP4956585U JP4956585U JPH031679Y2 JP H031679 Y2 JPH031679 Y2 JP H031679Y2 JP 4956585 U JP4956585 U JP 4956585U JP 4956585 U JP4956585 U JP 4956585U JP H031679 Y2 JPH031679 Y2 JP H031679Y2
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JP
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glass fiber
joint
fiber tape
frp pipe
frp
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JP4956585U
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、FRP管の配管分野において利用さ
れるFRP管接続部の補強構造に関する。 (従来の技術) 従来、FRP管と継手とを接続する場合、接着
剤でもつてFRP管外周と継手内面とを接着して
いるが、酸・アルカリ溶液を輸送するプラント配
管や高温水を輸送する温泉配管・火力発電所配管
等においては、接続部を補強するため、第5図に
示すように、FRP管A,Aと継手Bとの接続部
を外部からガラス繊維と熱硬化性樹脂とで補強し
ている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、FRP管A,Aを継手Bを介し
て接続する場合、第1表に示すように、FRP管
Aの外周より継手Bの外周の方が長いので、
FRP管Aと継手Bとの接続部Cに伸縮性がない
ガラス繊維Dを巻き付けた場合、ガラス繊維Dが
段差部Fに沿つて密着せず、その段差部Fに、第
5図に示すように、空気溜aが生じ、この空気溜
a内の空気がFRP管Aを通る溶液の熱により暖
められて膨張し、内部よりガラス繊維Dが剥離し
て補強効果がなくなるという問題がある。尚、第
1表は、通常のFRP管の外周長さに対する継手
外周長さの増加率(%)を示したもので、継手の
外周がFRP管の外周より表中の数字(%)だけ
長いことを示している。
【表】
【表】 又、この問題を解消するために、この段差部F
をパテ等により埋めた構造のものも見受けられる
が、この場合も段差部Fの傾斜面に沿つて、ガラ
ス繊維Dが密着せずガラス繊維DとFRP管A上
のパテ面との間に隙間が生じて上述同様にガラス
繊維Dが剥離するという問題がある。 (問題点を解決するための手段) 本考案はかかる従来の問題点を解決するために
考案されたもので、その目的とするところは、
FRP管と継手との段差面にガラス繊維が密着し、
このガラス繊維に含浸硬化した熱硬化性樹脂によ
り、FRP管と継手とを外部より補強し、その補
強効果を長期に亘つて持続させると共に施工性を
改善してFRP管の普及効果を向上させるような
補強構造を提供することにあり、この目的達成の
技術的手段として、本考案では、ガラス長繊維を
素材として編成された編組織のガラス繊維テープ
を、FRP管と継手の接続部外周に密着させ、か
つ該ガラス繊維テープの内外面に熱硬化性樹脂を
含浸・硬化させて強化プラスチツク層を形成した
構成を採用した。 (作用) 従つて、本考案の補強構造をFRP管の接続部
に適用すれば、ガラス繊維テープがガラス長繊維
を素材として編成された編組織で形成され縦横方
向に伸縮性があるので、FRP管と継手との段差
部にガラス繊維が密着して空気溜が生じず、しか
も熱硬化性樹脂の含浸性がよく両者一体となつて
構成される強化プラスチツクの性能が十分に発揮
され、尚かつ、施工性も改善され、又、配管時に
は、通常の布テープを捲くような楽な作業でもつ
て施工できるため、作業性が向上してコストも下
がる。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。まず、本考案の補強構造は、ガラス長繊維を
素材として編成された編組織のガラス繊維テープ
1を、FRP管2と継手3の接続部4に巻き付け、
前記テープ1を仮止めしたのち、テープ1の上か
ら熱硬化性樹脂を塗布し、これを含浸・硬化させ
て強化プラスチツク層5を形成するものである。 ガラス繊維テープ1は、ガラス長繊維を素材と
し、ガラス長繊維で作られたループをたてよこに
連結することによつて編成された編組織で構成さ
れ、5cm巾に形成されている。 本実施例のガラス繊維テープ1はたて方向に15
〜40%、よこ方向に60%以上伸縮する編組織に構
成されている。 編組織としては、よこ編組織、たて編組織のい
ずれでもよい。 ガラス繊維テープ1は、第1図に示すように継
手3の両端の受口部3a,3a外周のFRP管2
の端部2a外周にそれぞれの別個のガラス繊維テ
ープ1,1を巻き付ける。継手3として熱可塑性
樹脂製のものを使用するときは、第2図に示すよ
うにガラス繊維テープ1を継手3の全外周と
FRP管2の端部2a外周に一体として巻き付け
る。 強化プラスチツク層5は、前記ガラス繊維テー
プ1から熱硬化性樹脂を塗布し、これを含浸・硬
化させて形成する。 尚、第2図に示すように、ガラス繊維テープ1
で継手3の全外周とFRP管2の端部2a外周と
を一体として巻き付け、その上から熱硬化性樹脂
を塗布し、これを含浸硬化させて強化プラスチツ
ク層5を形成すると通常のFRP継手と同様な物
理的に強い継手とすることができ、継手3として
従来のようにFRP継手を使用せず熱硬化性樹脂
継手を使用することができる。 従つて、本考案の補強構造を継手3の両端の受
口部3a,3a外周とFRP管2の端部2aの外
周にそれぞれの別個のガラス繊維テープ1,1を
巻き付けるときは、まず、第3図に示すように、
FRP管2と継手3との接続部4に5cm巾のガラ
ス繊維テープ1を管軸に対して直角方向に強く引
張りながら1回捲きつけると継手3の外周に当接
したガラス繊維テープ1の部分は継手3の外周部
に密着するが、それ以外の部分は継手3より外周
長さが短いFRP管2上に捲回されるため周方向
の締付力が弱く、その上、横方向に収縮する力が
作用しているので継手3側に引き寄せれ、継手3
の段差部3bに密着しようとする。次に、ガラス
繊維テープ1をFRP管2上に更に1回巻きつけ
ると、第4図に示すように、この締付力でもつて
段差部3bに密着しようとするガラス繊維テープ
1を強制的に段差部3bへ押し付けるため、ほぼ
2回の巻き付け作業でもつてガラス繊維テープ1
をFRP管2と継手3および接続部4に密着固定
することができる。そして、ガラス繊維テープ1
の上から熱硬化性樹脂を塗布し、これを含浸・硬
化させて強化プラスチツク層5を形成する。 次に、ガラス繊維テープ1を継手3の全外周と
FRP管2の端部2a外周に巻き付けるときは、
第2図に示すように、ガラス繊維テープ1を継手
3の全外周とFRP管2の端部とに連続して巻き
付ける。その際、ガラス繊維テープ1は前記と同
様に段差面3bに密着させて巻き付ける。 そして、ガラス繊維テープ1の上から熱硬化性
樹脂を塗布し、これを含浸硬化させて強化プラス
チツク層5を形成する。 尚、このガラス繊維テープ1は、たて、よこの
長繊維いよつてマス目状に編成されているため、
たて方向に引き伸ばして、捲回した状態に於て
は、マス目もたて方向に広くなり、このマス目の
上から熱硬化性樹脂を塗布すれば、含浸性が非常
によく、均一に素早く樹賜を含浸できるものであ
る。 本考案は、以上説明したようなガラス繊維テー
プ1をFRP管と継手3並びに両者の接続部4に
生じた段差部3bに密着させ、該ガラス繊維テー
プ1に熱硬化性樹脂を含浸し硬化させて強化プラ
スチツク層5を形成して補強構造を構成する。 従つて、FRP管2と継手3とを強く補強した
場合、上記したガラス繊維テープ1を数回巻き付
けてガラス繊維テープ1の厚みを増し、これに均
一に熱硬化性樹脂を含浸させればよい。 (考案の効果) 以上、説明したように本考案によれば、FRP
管と継手との段差面にガラス繊維が密着し、しか
も含浸性よく熱硬化性樹脂が均一にガラス繊維中
及びその内外面に塗布されているため、補強効果
も著しく向上し、補強効果も長期に亘つて初期値
を持続でき、施工性の改良効果と相俟つて、
FRP管の配管工事に積極的に利用することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のFRP管の補強構造の一実施
例を示す断面図、第2図は同上の他の実施例を示
す断面図、第3図、第4図は同上の施工状態を示
す説明図、第5図は従来の補強構造を示す断面図
である。 1……ガラス繊維テープ、2……FRP管、3
……継手、4……接続部、5……強化プラスチツ
ク層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス長繊維を素材として編成された編組織の
    ガラス繊維テープを、FRP管と継手の接続部外
    周に密着させ、かつ該ガラス繊維テープの内外面
    に熱硬化性樹脂を含浸・硬化させて強化プラスチ
    ツク層を形成したことを特徴とするFRP管接続
    部の補強構造。
JP4956585U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH031679Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4956585U JPH031679Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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JP4956585U JPH031679Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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JPS61164887U JPS61164887U (ja) 1986-10-13
JPH031679Y2 true JPH031679Y2 (ja) 1991-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014025530A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Okasan Livic Co Ltd 管更生工法

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JP6124597B2 (ja) * 2013-01-10 2017-05-10 西松建設株式会社 管継手

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