JPH0380099B2 - - Google Patents

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JPH0380099B2
JPH0380099B2 JP58138525A JP13852583A JPH0380099B2 JP H0380099 B2 JPH0380099 B2 JP H0380099B2 JP 58138525 A JP58138525 A JP 58138525A JP 13852583 A JP13852583 A JP 13852583A JP H0380099 B2 JPH0380099 B2 JP H0380099B2
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
uncured resin
sheet
unvulcanized rubber
protected
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58138525A
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English (en)
Other versions
JPS6030331A (ja
Inventor
Masahiro Nakakura
Tadashi Ikemoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH0380099B2 publication Critical patent/JPH0380099B2/ja
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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なシート状防食材料及び防食方
法に関する。
地中に直接埋設される配管類等の防食方法とし
ては、テープ又はシートを巻きつける方法が知ら
れているが、その性能は十分満足すべきものであ
るとは、言い難い。例えば、塩化ビニル樹脂テー
プ又はペトロラタムテープ(例えば、商標“デン
ゾーテープ”として知られるもの)を管に巻きつ
ける場合には、()テープ巻きを均一に行なう
ことが困難であり、巻きむら或いは巻きじわが出
来やすく、部分的に防食性能の著しく劣る個所を
生じやすい、()管継手部の如き複雑な形状の
部分に対してなじみが良くない、()外力に対
する耐力が低いので、土砂の圧力や石のくいこみ
による破れを生じやすい、等の欠点がある。又、
ペトロラタム系内層材とゴム系外層材との二層か
らなる防食シートの場合は、被保護部分をあたか
もフロシキで包み込む様に施工するので、個人差
の少ない均一な防食性能を得ることが出来るが、
管継手部の如き複雑な形状の部分を被覆する場合
にはやはり問題を生ずる。即ち、この場合には、
継手の段差部にも防食シートを密着させる為に
は、外層材にも或る程度の柔軟性をもたせる必要
があるが、このことは硬度の低下による耐外力の
劣化をもたらすことになる。
本発明者は、既存の防食方法及び防食材料の欠
点に鑑みて種々研究を重ねた結果、全体として柔
軟性に優れたシート状材料で被保護部分を被覆し
た後、その外層部分を硬化させることを着想し、
更に研究を重ねて、遂に本発明を完成するにいた
つた。即ち、本発明は、以下の各発明に係る。
基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層
を設けたことを特徴とする硬化性防食シート
(これを以下本願第一発明という)、 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層
を設けた硬化性防食シートにより被保護体を被
覆した後、上記未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層
を硬化させることを特徴とする防食方法(これ
を以下本願第二発明という)、 (a) 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を
設け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹
脂層を設けたアンダーテープ、及び (b) ゴム加硫剤層又は樹脂硬化剤層を設けたオ
ーバーテープ の組合せからなることを特徴とする硬化性防
食シート(これを以下本願第三発明という)、
及び 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層
を設けたアンダーテープにより被保護体を被覆
した後、上記未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層と
接触すべき面側にゴム加硫剤層又は樹脂硬化剤
層を設けたオーバーテープにより上記アンダー
テープを被覆することを特徴とする防食方法
(これを以下本願第四発明という)。
尚、本発明においては、アンダーテープ及びオ
ーバーテープという場合の“テープ”とは、単に
細長い帯状物のみならず、広巾のシート状物をも
包含するものである。
以下図面に示す実施態様を参照しつつ、本発明
を詳細に説明する。
第1図は、本願第一発明に係る硬化性防食シー
ト1を示すもので、基層3の一方の面に粘着剤層
5が形成され、他方の面には未加硫ゴム層又は未
硬化樹脂層7が形成されている。この形式のシー
ト1は、基層3の両面に粘着剤層5と未加硫ゴム
層又は未硬化樹脂層7を貼り合せた構造であつて
も良く、或いは不織布からなる基層3の両面側に
粘着剤及び未加硫ゴム又は未硬化樹脂をコーテイ
ング又は含浸させて、粘着剤層5及び未加硫ゴム
層又は未硬化樹脂層7を夫々形成させた構造であ
つても良い。未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層7と
しては、基層3に融着させた不織布の表面に未加
硫ゴム又は未硬化樹脂をコーテイング及び/又は
含浸させた構造としても良い。又、防食シートの
取扱いを容易ならしめる為には、粘着剤層3の下
面に剥離紙(図示せず)等を貼つておき、使用に
際してこれを除く様にすることが好ましい。
基層3の材料としては、特に制限なく多種類の
ものが使用されるが、通常塩化ビニル樹脂シー
ト、加硫ゴムシート、ポリアミド樹脂シート、ペ
トロラタムシート等が使用される。粘着剤として
は、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンブタジエン
ゴム、ニトリルゴム、ポリクロロプレンゴム等が
使用される。未加硫ゴムとしては、ブチルゴム、
天然ゴム、クロロプレンゴム等が、未硬化樹脂と
しては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂等が使用される。
本願第一発明に係る防食シートを使用して本願
第二発明に係る防食方法を実施する場合には、粘
着剤層5が被保護体に接する様にして防食シート
1により被保護体を被覆した後、外側に位置する
未加硫ゴム層又は未硬化樹脂7の夫々の材料に応
じた加硫剤又は硬化剤(或いは硬化用触媒)を付
与し、必要ならば例えば熱風等により加熱するこ
とにより、これを硬化させる。加硫剤又は硬化剤
は、スプレー、塗布等の任意の手段で付与するこ
とが出来る。
尚、粘着剤と未加硫ゴムとしてブチルゴムを使
用する場合には、層5,7のいずれを粘着剤層と
して被保護体に接触させても良い。
本願第二発明により被保護体の防食を行なう場
合には、埋設時の土砂の圧力や石の衝撃を外側の
硬化層で受け止め、分散させて内側の柔軟層で吸
収させることができる。
本願第三発明に係る硬化性防食シートのアンダ
ーテープ及びオーバーテープを第2図及び第3図
に夫々示す。第2図において、アンダーテープ9
は、基層11、粘着剤層13及び未加硫ゴム層又
は未硬化樹脂層15を有しており、第1図に示す
硬化性防食シート1と同様の構成を有している。
第3図に示すオーバーテープ17は、基層19の
一方の面側に加硫剤層又は硬化剤層21が形成さ
れている。
基層11及び19の材料は、第1図に示す防食
シート1の基層3と同様であつて良い。又粘着剤
層13及び未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層15の
材料及び構成も、第1図に示す防食シートの場合
と同様で良い。加硫剤層又は硬化剤層21は、基
層19に貼り合せた不織布に加硫剤又は樹脂硬化
剤(或いは硬化用触媒)を保持させたものでも良
く、或いは不織布からなる基層19の一面側に加
硫剤又は樹脂硬化剤を含浸保持させた構造であつ
ても良い。
本願第四発明により被保護体の防食を行なう場
合には、本願第三発明に係るアンダーテープ9を
粘着剤層13が被保護体に接する様に被保護体に
巻付けた後、更にオーバーテープ17を巻付け
て、未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層15と加硫剤
層又は樹脂硬化剤層21とを接触させ、必要なら
ば更に熱風等により加熱して、ゴム又は樹脂を硬
化させる。
本願第四発明により形成される防食保護層は、
最外層と被保護体に接触する最内層とが比較的柔
軟で、両者間に位置する中間層が硬いという構造
になつている。従つて、各層の厚みを適宜選択す
ることにより、適度の柔軟性と硬度とを兼備した
防食保護層となり得るので、単なる防食だけでは
なく、配管類やその継手部等の保護にも極めて優
れた効果を奏し得る。
実施例 1 第1図に示す形式の防食シートにより、パイプ
の防食を行なつた。
防食シート1は、下記の如き構成を有してい
た。
粘着材層5……厚さ1mmのブチルゴム、 基層3……厚さ0.5mmのナイロン6、 未硬化樹脂層7……ナイロン6からなる厚さ0.5
mmの不織布にエポキシ樹脂(商標“EPON828”、
米国シエルケミカル社)25部、ナイロン6 75部
及び充填剤として酸化チタン10部からなる組成物
をカレンダー法により含浸コートしたもの。基層
3と不織布部分は、融着されている。
先ず防食シート1の粘着材層5を被保護体とし
てのパイプに接触させた状態で巻き付けた。この
際シート1の巻きはじめ部分をこえて巻き終り部
分をオーバーラツプさせておいた。次いで、50%
アルコール−50%メチルエチルケトン溶液にジシ
アンジアミドを濃度5%で溶解させた硬化剤溶液
をスプレーで未硬化樹脂層7に吹き付けた後、約
200℃の熱風を30分間吹き付けて樹脂層の硬化を
行なつた。
かくして形成された防食層は、パイプに均一に
密着しており、防食性能に優れ、又土砂等に対す
る耐久力に優れていた。
実施例 2 第2図に示す形式のアンダーテープと第3図に
示す形式のオーバーテープとを使用して、パイプ
の防食を行なつた。
アンダーテープ9の構成は、実施例1で使用し
た防食シート1と同様であつた。
オーバーテープ17は、厚さ0.5mmのナイロン
6からなる基層19に厚さ0.8mmのナイロン6の
不織布を融着させ、これにポリアミド樹脂(アミ
ン価290〜320)を含浸させた硬化剤層21を備え
た構造のものを使用した。
先ずアンダーテープ9の粘着剤層13をパイプ
に接触させた状態で巻き付けた。アンダーテープ
9の巻き終り部分は、巻きはじめ部分をこえてオ
ーバーラツプさせておいた。次いで、オーバーテ
ープ17の硬化剤層21を未硬化樹脂層15に密
着する様に巻き付けた。
約90分後には、樹脂は完全に硬化していた。完
全硬化後のオーバーテープ部分とアンダーテープ
部分のT剥離強度は、約2Kg/cm(25mm巾、20
℃)であつた。
本実施例で得られた防食層は、実施例1で得ら
れた防食層以上に防食性能及び外力に対する耐久
性に優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明硬化性防食シートの一例を示
す断面図、第2図及び第3図は、本発明硬化性防
食シートを構成するアンダーテープ及びオーバー
テープの例を夫々示す断面図で示す。 1……硬化性防食シート、3……基層、5……
粘着剤層、7……未加硫ゴム層又は未硬化樹脂
層、9……アンダーテープ、11……基層、13
……粘着剤層、15……未加硫ゴム層又は未硬化
樹脂層、17……オーバーテープ、19……基
層、21……加硫剤層又は硬化剤層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
    け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層を
    設けたことを特徴とする硬化性防食シート。 2 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
    け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層を
    設けた硬化性防食シートにより被保護体を被覆し
    た後、上記未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層を硬化
    させることを特徴とする防食方法。 3(a) 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を
    設け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂
    層を設けたアンダーテープ、及び (b) ゴム加硫剤層又は樹脂硬化剤層を設けたオー
    バーテープ の組合せからなることを特徴とする硬化性防食
    シート。 4 基材の被保護体との接触面側に粘着材層を設
    け且つ他面側に未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層を
    設けたアンダーテープにより被保護体を被覆した
    後、上記未加硫ゴム層又は未硬化樹脂層と接触す
    べき面側にゴム加硫剤層又は樹脂硬化剤層を設け
    たオーバーテープにより上記アンダーテープを被
    覆することを特徴とする防食方法。
JP58138525A 1983-07-27 1983-07-27 硬化性防食シ−ト及び防食方法 Granted JPS6030331A (ja)

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