JPH0741656U - 自動券売機 - Google Patents

自動券売機

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JPH0741656U
JPH0741656U JP6696993U JP6696993U JPH0741656U JP H0741656 U JPH0741656 U JP H0741656U JP 6696993 U JP6696993 U JP 6696993U JP 6696993 U JP6696993 U JP 6696993U JP H0741656 U JPH0741656 U JP H0741656U
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ticket
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JP6696993U
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功 表口
茂郎 楠木
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電車が運休になっても有効に利用でき、駅員
の負担を軽減できる自動券売機を提供する。 【構成】 操作ユニット15に電車の乗車券を発行する
通常モードと、電車が運休した際に運行されるバスの乗
車券を発行する代替輸送モードとを切り替えるモード切
替スイッチ16を設け、CPU1は、モード切替スイッ
チ16が代替輸送モードに切り替えられた場合には、電
車の乗車券の払い戻しと、電車の乗車券や硬貨によるバ
スの乗車券の発行とを行う代替輸送モードの制御プログ
ラムを実行する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電車の乗車券等を発行する自動券売機に関し、特に、電車が運休 した場合でも有効に利用できる自動券売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道会社の駅構内に設置された自動券売機は、概略、以下に示す手順に より電車の乗車券を発行している。顧客が接客面に設けられた硬貨投入口から硬 貨を投入すると、その硬貨の真贋を検銭部で判定し、真貨と判定された硬貨の枚 数を種類毎に計数して投入合計金額を算出するとともに、硬貨をその種類別に硬 貨収納部に収納する。 また、接客面に設けられた表示部に投入合計金額を表示するとともに、同じく 接客面に設けられた複数の口座ボタンのうち、投入合計金額で購入可能な乗車券 の口座ボタンを点灯する。いっぽう、硬貨投入口から投入された硬貨のうち、検 銭部で贋貨と判定された硬貨は、券発行・釣銭返却口から顧客に返却される。
【0003】 次に、顧客が、点灯している口座ボタンの中から、購入を希望する乗車券の口 座ボタンを押下すると、投入合計金額と、押下された口座ボタンに対応する乗車 券の金額との差額を算出し、差額がない場合には、印刷部で、図5に示すように 、乗車券の表面に、発駅、着駅、発行年月日等の所定の印刷事項を印刷するとと もに、磁気記録部で乗車券の裏面に設けられた磁気記録エリアに、上記印刷事項 に対応したコードデータおよびその他のコードデータを磁気記録する。そして、 上記処理が終了した乗車券を券発行・釣銭返却口から発行する。いっぽう、投入 合計金額と乗車券の金額との間に差額がある場合には、上記乗車券の発行ととも に、上記差額に対応した釣銭を券発行・釣銭返却口から顧客に返却する。
【0004】 ところで、地震や水害等の災害、あるいは事故等により電車が運休した場合に は、通常、バス等により顧客の代替輸送が行われる。この場合、電車が運休する 前に乗車券を購入した顧客は、図6に示すように、駅の窓口等において駅員によ って、その乗車券1を、その乗車券1と等価値で代替用のバス等の乗車を許可す る乗車許可証2と交換してもらうか、あるいは購入金額に対応した硬貨3を払い 戻してもらう。これにより、顧客は、乗車許可証2により代替用のバス等に乗車 するか、他の交通機関を利用する。 いっぽう、電車が運休した後に駅に到着した顧客が代替用のバス等を利用する 場合は、駅の窓口等において駅員から上記乗車許可証2を現金で購入する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、上述した従来の自動券売機は、電車の乗車券を発行する機能のみを 有しているため、電車が運休した場合には、乗車券を発行できる通常動作状態に しておいても、発行された乗車券は、上記乗車許可証2や他の交通機関の乗車券 の代わりにはならない。したがって、従来の自動券売機は、電車が運休した場合 には、全く利用できない。
【0006】 また、上述したように、電車が運休した場合には、駅員は、自動券売機の代わ りに、上記乗車許可証2を販売したり、既に購入された乗車券1と上記乗車許可 証2を交換したり、あるいは、既に購入された乗車券1を払い戻したりしなけれ ばならないので、負担が大きい。 この考案は、このような背景の下になされたもので、電車が運休になっても有 効に利用できるとともに、駅員の負担を軽減できる自動券売機を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案による自動券売機は、通常の輸送機関の乗車券を発行する通常モード と、前記通常の輸送機関が運休した際に運行される代替輸送機関の乗車券を発行 する代替輸送モードとを切り替える切替手段と、該切替手段が代替輸送モードに 切り替えられた場合には、前記通常の輸送機関の乗車券の払い戻しと、前記通常 の輸送機関の乗車券、現金または現金に等価なカードによる前記代替輸送機関の 乗車券の発行とを行う制御手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、通常の輸送機関が運休した場合には、切替手段を代替輸送 モードに切り替える。これにより、制御手段は、通常の輸送機関の乗車券の払い 戻しを行ったり、通常の輸送機関の乗車券、現金または現金に等価なカードによ り代替輸送機関の乗車券を発行する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の実施例について説明する。図1はこの考案 の一実施例による自動券売機の電気的構成を表すブロック図、図2は同実施例に よる自動券売機の接客面の外観構成を表す正面図であり、これらの図において、 CPU(中央処理装置)1は、ROM2の制御プログラムエリアに記憶された各 種制御プログラムに従って、RAM3のワークエリアを用いて処理を行うことに より、装置各部を制御する。ROM2には、文字パターンデータテーブルが設け られており、乗車券の表面に印字すべき文字や数字に対応した複数の文字パター ンデータが記憶されている。
【0010】 接客ユニット4は、図2に示すように、案内表示板5と、動作表示器6と、取 消ボタン7と、硬貨投入口8と、乗車券挿入口9と、複数の口座ボタン10と、 乗車券放出口11と、硬貨放出口12等とから構成されている。 案内表示板5には、CPU1から供給される表示データに基づいて、発売路線 等が表示される。動作表示器6は、プラズマディスプレイ等からなり、CPU1 から供給される表示データに基づいて、投入合計金額、発売中止である旨、ある いは、電車の運休時には、図2に示すように、電車が運休中の旨および代替輸送 機関の乗車券が購入可能である旨等が表示される。
【0011】 取消ボタン7は、硬貨投入口8から投入された硬貨による乗車券の購入の取消 や乗車券挿入口9から挿入された乗車券の払い戻し等の際に押下され、対応した データがCPU1に供給される。口座ボタン10は、CPU1から供給される点 灯データに基づいて、硬貨投入口8から投入された硬貨の投入合計金額で購入可 能な乗車券に対応したものが点灯されるとともに、顧客によって選択され、押下 されると、押下された口座ボタン10に対応したデータをCPU1に供給する。 硬貨放出口12には、顧客に返却されるべき釣銭、あるいは贋貨と判定された硬 貨等が放出される。
【0012】 また、図1において、検銭・釣銭ユニット13は、硬貨投入口8から投入され た硬貨の真贋を判定する検銭部と、検銭部で真貨と判定された硬貨の枚数を種類 毎に計数してそれぞれの計数データをCPU1に供給する計数部と、硬貨投入口 8から投入され、計数された硬貨を一時保留する硬貨保留部と、硬貨保留部に一 時保留された硬貨をその種類別に収納する硬貨収納部と、検銭部で贋貨と判定さ れた硬貨、釣銭がある場合は釣銭、さらに取消ボタンが押下された場合は硬貨保 留部に保留されている硬貨を硬貨放出口12に放出する贋貨・釣銭放出部等とか ら構成されている。
【0013】 発券ユニット14は、用紙供給部と、印刷部と、磁気記録部と、廃券収納部と 、乗車券放出部等とから構成されている。用紙供給部は、CPU1から供給され る用紙供給指令に基づいて、ロール状に巻回された用紙を所定の長さにカットし て印刷部に供給する。印刷部は、CPU1から供給される発券制御指令および印 刷データに基づいて、用紙供給部から供給され、所定の長さにカットされた用紙 の表面に、電車、あるいは代替輸送機関の発駅、着駅、発行年月日等の所定の印 刷事項を印刷する。
【0014】 磁気記録部は、その表面に上記印刷事項が印刷された、電車の乗車券、あるい は代替輸送機関の乗車券の裏面に設けられた磁気記録エリアに、CPU1から供 給される、上記印刷事項に対応したコードデータやその他のコードデータを磁気 記録する。なお、磁気記録部は、書込磁気ヘッドと読取磁気ヘッドとを有してお り、読取磁気ヘッドは、書込磁気ヘッドで乗車券の裏面の磁気記録エリアに磁気 記録されたコードデータが正しく磁気記憶されているか否かを確認するとともに 、乗車券挿入口9から挿入された乗車券の裏面の磁気記録エリアから所定のコー ドデータを読み取り、CPU1に供給する。 廃券収納部は、購入金額が払い戻されて廃券とされた乗車券を収納する。乗車 券放出部は、上記印刷事項が印刷されるとともに、上記コードデータが磁気記録 された乗車券を乗車券放出口11から放出する。
【0015】 操作ユニット15は、自動券売機の裏面に設けられ、駅員によって操作される 各種スイッチおよび表示器等からなり、各種スイッチが駅員によって操作される と対応するデータをCPU1に供給するとともに、CPU1から供給される各種 表示データに基づいて、表示器に各種表示が行われる。この操作ユニット15に は、図3に示すモード切替スイッチ16が設けられている。
【0016】 モード切替スイッチ16が通常モードに切り替えられると、その操作データが CPU1に供給され、CPU1は、ROM2の制御プログラムエリアに記憶され た通常モードの制御プログラム、すなわち、電車の乗車券を発行する制御プログ ラムを実行する。いっぽう、モード切替スイッチ16が代替輸送モードに切り替 えられると、その操作データがCPU1に供給され、CPU1は、ROM2の制 御プログラムエリアに記憶された代替輸送モードの制御プログラム、すなわち、 代替輸送機関の乗車券を発行する制御プログラムを実行する。
【0017】 このような構成において、まず、操作ユニット15に設けられたモード切替ス イッチ16が通常モードに切り替えられた場合には、その操作データがCPU1 に供給され、CPU1は、ROM2の制御プログラムエリアに記憶された通常モ ードの制御プログラム、すなわち、電車の乗車券を発行する制御プログラムを実 行する。
【0018】 顧客が硬貨投入口8から硬貨を投入して所望の乗車券を購入する場合の自動券 売機の動作については、上述した従来の技術とほぼ同様であるので、その説明を 省略する。 なお、硬貨投入口8から硬貨を投入した後、乗車券の購入を取り消す場合は、 顧客は、接客面に設けられた取消ボタン7を押下する。これにより、対応したデ ータがCPU1に供給されるので、CPU1は、検銭・釣銭ユニット13を制御 して、硬貨保留部に一時保留されている投入硬貨を贋貨・釣銭放出部により硬貨 放出口12に放出させる。
【0019】 また、一度購入した乗車券の払い戻しを希望したり、その乗車券とは異なる種 類の乗車券を改めて購入する場合は、顧客は、接客面に設けられた乗車券挿入口 9から、乗車券を挿入する。これにより、上記乗車券が発券ユニット14の磁気 記憶部に搬送されるので、読取磁気ヘッドは、上記乗車券の裏面に設けられた磁 気記録エリアから所定のコードデータを読み取り、CPU1に供給する。また、 挿入された乗車券は、廃券収納部に収納される。
【0020】 したがって、CPU1は、コードデータに基づいて、接客面に設けられた動作 表示器6に乗車券の価値分の金額を表示するとともに、同じく接客面に設けられ た複数の口座ボタン10のうち、その金額で購入可能な乗車券の口座ボタンを点 灯する。 そこで、払い戻しを希望する場合は、顧客は、取消ボタン7を押下する。これ により、対応したデータがCPU1に供給されるので、CPU1は、検銭・釣銭 ユニット13を制御して、投入された乗車券の価値分の金額と同額の硬貨を贋貨 ・釣銭放出部により硬貨放出口12から放出させる。
【0021】 いっぽう、上記乗車券よりも金額が低い乗車券を購入する場合は、顧客は、点 灯している複数の口座ボタン10の中から所望の乗車券の口座ボタンを押下する 。これにより、対応したデータがCPU1に供給されるので、CPU1は、上記 乗車券の金額と、押下された口座ボタンに対応する乗車券の金額との差額を算出 し、検銭・釣銭ユニット13を制御して、釣銭を贋貨・釣銭放出部により硬貨放 出口12から放出させる。また、CPU1は、発券ユニット14の用紙供給部に 用紙供給指令を供給するとともに、印刷部に発券制御指令および印刷データを供 給し、磁気記録部にコードデータを供給する。
【0022】 これにより、用紙供給部が用紙供給指令に基づいて、ロール状に巻回された用 紙を所定の長さにカットして印刷部に供給するので、印刷部は、発券制御指令お よび印刷データに基づいて、用紙供給部から供給され、所定の長さにカットされ た用紙の表面に、電車の発駅、着駅、発行年月日等の所定の印刷事項を印刷する 。 次に、磁気記録部は、その表面に上記印刷事項が印刷された、電車の乗車券の 裏面に設けられた磁気記録エリアに、上記印刷事項に対応したコードデータやそ の他のコードデータを磁気記録する。そして、乗車券放出部は、上記乗車券を乗 車券放出口11から放出する。
【0023】 また、上記乗車券よりも金額が高い乗車券を購入する場合は、顧客は、所定の 金額の硬貨を硬貨投入口8より投入する。これにより、検銭・釣銭ユニット13 の検銭部は、硬貨投入口8から投入された硬貨の真贋を判定し、計数部は、検銭 部で真貨と判定された硬貨の枚数を種類毎に計数してそれぞれの計数データをC PU1に供給する。また、硬貨保留部は、投入され、計数された硬貨を一時保留 する。
【0024】 したがって、CPU1は、検銭・釣銭ユニット13の計数部から供給される硬 貨の種類毎の計数データに基づいて、投入合計金額を算出し、その投入合計金額 と、乗車券挿入口9から挿入された上記乗車券の価値分の金額とを加算して新た な投入合計金額とし、それを接客面に設けられた動作表示器6に表示するととも に、同じく接客面に設けられた複数の口座ボタン10のうち、その投入合計金額 で購入可能な乗車券の口座ボタンを点灯する。 これにより、顧客は、点灯している複数の口座ボタン10の中から所望の乗車 券の口座ボタンを押下する。したがって、硬貨収納部は、硬貨保留部に一時保留 された硬貨をその種類別に収納する。なお、これ以降の自動券売機の動作につい ては、上述した、乗車券挿入口9から挿入された乗車券よりも金額が低い乗車券 を購入する場合とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
【0025】 次に、地震や水害等の災害、あるいは事故等により電車が運休した場合には、 駅員は、自動券売機の裏面のカバーを開けて、操作ユニット15のモード切替ス イッチ16(図3参照)を代替輸送モードに切り替える。これにより、その操作 データがCPU1に供給され、CPU1は、ROM2の制御プログラムエリアに 記憶された代替輸送モードの制御プログラム、すなわち、代替輸送機関の乗車券 を発行する制御プログラムを実行する。 まず、CPU1は、接客ユニット4の動作表示器6に表示データを供給して、 図2に示すように、電車が運休中の旨および代替輸送機関(図2の例ではバス) の乗車券が購入可能である旨を表示させる。
【0026】 これにより、電車が運休した後に駅に到着した顧客は、所定の金額の硬貨を硬 貨投入口8より投入する。したがって、検銭・釣銭ユニット13の検銭部は、硬 貨投入口8から投入された硬貨の真贋を判定し、計数部は、検銭部で真貨と判定 された硬貨の枚数を種類毎に計数してそれぞれの計数データをCPU1に供給す る。また、硬貨保留部は、投入され、計数された硬貨を一時保留する。
【0027】 次に、CPU1は、検銭・釣銭ユニット13の計数部から供給される硬貨の種 類毎の計数データに基づいて、投入合計金額を算出し、それを接客面に設けられ た動作表示器6に表示するとともに、同じく接客面に設けられた複数の口座ボタ ン10のうち、その投入合計金額で購入可能なバスの乗車券の口座ボタンを点灯 する。 これにより、顧客は、点灯している複数の口座ボタン10の中から所望の乗車 券の口座ボタンを押下する。したがって、硬貨収納部は、硬貨保留部に一時保留 された硬貨をその種類別に収納する。
【0028】 したがって、顧客によって押下された口座ボタンに対応したデータがCPU1 に供給されるので、CPU1は、上記投入合計金額と、押下された口座ボタンに 対応する乗車券の金額との差額を算出し、差額がある場合には、検銭・釣銭ユニ ット13を制御して、釣銭を贋貨・釣銭放出部により硬貨放出口12から放出さ せる。また、CPU1は、発券ユニット14の用紙供給部に用紙供給指令を供給 するとともに、印刷部に発券制御指令および印刷データを供給し、磁気記録部に コードデータを供給する。
【0029】 これにより、用紙供給部が用紙供給指令に基づいて、ロール状に巻回された用 紙を所定の長さにカットして印刷部に供給するので、印刷部は、発券制御指令お よび印刷データに基づいて、用紙供給部から供給され、所定の長さにカットされ た用紙の表面に、図4に示すように、バスの発駅、着駅、発行年月日等の所定の 印刷事項を印刷する。
【0030】 次に、磁気記録部は、その表面に上記印刷事項が印刷された、バスの乗車券の 裏面に設けられた磁気記録エリアに、上記印刷事項に対応したコードデータやそ の他のコードデータを磁気記録する。そして、乗車券放出部は、上記乗車券を乗 車券放出口11から放出する。 したがって、顧客は、乗車券放出口11から放出されたバスの乗車券を取り出 して、その乗車券にてバスに乗車し、目的地に赴く。
【0031】 いっぽう、電車が運休する前に、すなわち、自動券売機が通常モードに設定さ れている時に電車の乗車券を購入した顧客は、接客面に設けられた乗車券挿入口 9から、乗車券を挿入する。これにより、上記乗車券が発券ユニット14の磁気 記憶部に搬送されるので、読取磁気ヘッドは、上記乗車券の裏面に設けられた磁 気記録エリアから所定のコードデータを読み取り、CPU1に供給する。また、 挿入された乗車券は、廃券収納部に収納される。
【0032】 したがって、CPU1は、コードデータに基づいて、接客面に設けられた動作 表示器6に乗車券の価値分の金額を表示するとともに、同じく接客面に設けられ た複数の口座ボタン10のうち、その金額で購入可能なバスの乗車券の口座ボタ ンを点灯する。 そこで、払い戻しを希望する場合は、顧客は、取消ボタン7を押下する。これ により、対応したデータがCPU1に供給されるので、CPU1は、検銭・釣銭 ユニット13を制御して、投入された乗車券の価値分の金額と同額の硬貨を贋貨 ・釣銭放出部により硬貨放出口12から放出させる。
【0033】 いっぽう、上記電車の乗車券よりも金額が低いバスの乗車券を購入する場合は 、顧客は、点灯している複数の口座ボタン10の中から所望のバスの乗車券の口 座ボタンを押下する。これにより、対応したデータがCPU1に供給されるので 、CPU1は、上記電車の乗車券の金額と、押下された口座ボタンに対応するバ スの乗車券の金額との差額を算出し、検銭・釣銭ユニット13を制御して、釣銭 を贋貨・釣銭放出部により硬貨放出口12から放出させる。これ以降の自動券売 機の動作については、上述した、電車が運休した後に駅に到着した顧客がバスの 乗車券を購入する場合とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
【0034】 また、上記電車の乗車券よりも金額が高いバスの乗車券を購入する場合は、顧 客は、所定の金額の硬貨を硬貨投入口8より投入する。これにより、検銭・釣銭 ユニット13の検銭部は、硬貨投入口8から投入された硬貨の真贋を判定し、計 数部は、検銭部で真貨と判定された硬貨の枚数を種類毎に計数してそれぞれの計 数データをCPU1に供給する。また、硬貨保留部は、投入され、計数された硬 貨を一時保留する。
【0035】 したがって、CPU1は、検銭・釣銭ユニット13の計数部から供給される硬 貨の種類毎の計数データに基づいて、投入合計金額を算出し、その投入合計金額 と、乗車券挿入口9から挿入された上記電車の乗車券の価値分の金額とを加算し て新たな投入合計金額とし、それを接客面に設けられた動作表示器6に表示する とともに、同じく接客面に設けられた複数の口座ボタン10のうち、その投入合 計金額で購入可能なバスの乗車券の口座ボタンを点灯する。 これにより、顧客は、点灯している複数の口座ボタン10の中から所望のバス の乗車券の口座ボタンを押下する。したがって、硬貨収納部は、硬貨保留部に一 時保留された硬貨をその種類別に収納する。なお、これ以降の自動券売機の動作 については、上述した、乗車券挿入口9から挿入された電車の乗車券よりも金額 が低いバスの乗車券を購入する場合とほぼ同様であるので、その説明を省略する 。
【0036】 以上説明したように、上述した一実施例によれば、電車が運休した場合には、 操作ユニット15のモード切替スイッチ16を代替輸送モードに切り替えるだけ で、代替輸送機関であるバスの乗車券の発売、電車の乗車券の払い戻し、その乗 車券によるバスの乗車券の購入等が可能となるので、駅員の負担が大幅に軽減さ れる。
【0037】 また、従来であれば、図6に示すように、既に購入された電車の乗車券1は、 単に、等価値の乗車許可証2に交換されただけであったので、顧客は目的地に行 くためには、代替輸送機関で新たに乗車券を購入したり、乗車賃を払う必要があ って面倒であったが、上述した一実施例によれば、目的地までのバスの乗車券を 購入することができるので、極めて便利である。
【0038】 以上、この考案の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこ の実施例に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変 更等があってもこの考案に含まれる。 たとえば、上述した一実施例においては、個々の自動券売機にモード切替スイ ッチ16を設け、各自動券売機毎に駅員がこのモード切替スイッチ16を操作す ることにより、代替輸送モードへの切り替えを設定する例を示したが、これに限 定されない。たとえば、各自動券売機およびこれらのデータを管理する管理装置 をケーブルでループ状やバス状に接続し、電車が運休した場合には、管理装置か ら各自動券売機に対して代替輸送モードに移行するよう指令を伝送してもよい。 このように構成すれば、1回の操作で全ての自動券売機を通常動作モードから 代替輸送モードに直ちに切り替えられるので、駅員の負担がより一層軽減される 。したがって、電車が復旧した際も迅速に全ての自動券売機を通常動作モードに 設定でき、顧客に迷惑がかからず、混乱も生じない。 また、上述した一実施例においては、硬貨のみが使用可能な自動券売機の例を 示したが、これに限定されず、この考案は、紙幣やプリペイドカードが使用可能 な自動券売機に適用してももちろんよい。 さらに、上述した一実施例においては、乗車券挿入口9と乗車券放出口11と を別々に設ける例を示したが、これに限定されず、乗車券放出口11が乗車券挿 入口9を兼ねてもよい。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、電車が運休になっても有効に利用で きるとともに、駅員の負担を軽減できるという効果がある。また、顧客への対応 が迅速に行えるので、顧客に迷惑がかからず、混乱も生じないため、その分サー ビスが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による自動券売機の電気的
構成を表すブロック図である。
【図2】この考案の一実施例による自動券売機の接客面
の外観構成を表す正面図である。
【図3】モード切替スイッチ16の外観構成の一例を表
す概略図である。
【図4】この考案の一実施例による自動券売機によって
発行されるバスの乗車券の一例を表す図である。
【図5】電車の乗車券の一例を表す図である。
【図6】電車の運休した際の従来の代替輸送に関する駅
員の作業を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 4 接客ユニット 6 動作表示器 9 乗車券挿入口 14 発券ユニット 15 操作ユニット 16 モード切替スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の輸送機関の乗車券を発行する通常
    モードと、前記通常の輸送機関が運休した際に運行され
    る代替輸送機関の乗車券を発行する代替輸送モードとを
    切り替える切替手段と、 該切替手段が代替輸送モードに切り替えられた場合に
    は、前記通常の輸送機関の乗車券の払い戻しと、前記通
    常の輸送機関の乗車券、現金または現金に等価なカード
    による前記代替輸送機関の乗車券の発行とを行う制御手
    段とを具備することを特徴とする自動券売機。
JP6696993U 1993-12-15 1993-12-15 自動券売機 Withdrawn JPH0741656U (ja)

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JP6696993U JPH0741656U (ja) 1993-12-15 1993-12-15 自動券売機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001063504A1 (fr) * 2000-02-28 2001-08-30 Kenji Kiyota Systeme et procede de vente par reservation de billets non attribues
WO2013014970A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 端末制御装置及び端末制御プログラム

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