JPH0741635Y2 - 乗り物用トリム構造 - Google Patents

乗り物用トリム構造

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JPH0741635Y2
JPH0741635Y2 JP1987142516U JP14251687U JPH0741635Y2 JP H0741635 Y2 JPH0741635 Y2 JP H0741635Y2 JP 1987142516 U JP1987142516 U JP 1987142516U JP 14251687 U JP14251687 U JP 14251687U JP H0741635 Y2 JPH0741635 Y2 JP H0741635Y2
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JP
Japan
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opening
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JP1987142516U
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JPS6447457U (ja
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毅 石川
光義 成富
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車などの乗り物用トリム構造に関する。
〔従来技術〕
従来の乗り物用トリム構造としては、例えば第8図乃至
第11図(実開昭59−13340号公報参照)に示すようなも
のがある。
即ち、乗り物用トリム構造としてのトランクトリム1
は、第8図および第10図に示すように、自動車aのトラ
ンクリッドbを開成すると、トランク開口cによって露
出される室内側、例えばトランクルーム2の車体(図示
省略)の壁面を覆い且つ適宜の箇所に開口部6が形成さ
れた合成樹脂材よりなるトリム本体3と、第9図および
第11図に示すように、該トリム本体3の開口部6の周囲
に形成された段下がり部4の面5を前記開口部6と共に
塞ぐ形状に形成され且つ該トリム本体3の開口部6に係
合離脱自在に支持されてなる蓋体8とよりなる。
該蓋体8とトリム本体3との係合離脱は、第11図に示す
ように、該蓋体8の上部8aに一体に形成された弾性爪9
が撓むことによって、前記開口部6の最端部、即ちトリ
ム本体3の段下がり部4の面5の切断面状をなす「こば
面」10に係合することが自在であり、段下がり部4に若
干の隙間を設けて蓋体8の上部8aに形成したボタン部13
を押し下げることで「こば面」10から弾性爪9が離脱す
ることが自在である。
該蓋体8の端部は、前記トリム本体3の段下がり部4の
面5側に曲折形成されてなり、該端部の最端部、即ち切
断面状をなす面、即ち「こば面7」が形成されてなる。
そして、前記こば面7には、第10図に示すように、ボタ
ン部13を除いて略全周に不織布11が配され、前記トリム
本体3の段下がり部4の面5との擦れによる異音防止手
段が施されている。
符号12は値、第11図に示すように、前記蓋体8の下部8b
に立設されたリブで、前記開口部6のこば面10上に載置
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来技術によれば、前記トリム本
体3の段下がり部4の面5と、前記蓋体8のこば面7と
が、第10図に示すように、不織布11を介在して全周面接
触する構造となっているため、不織布11の部品代及び該
不織布11のこば面7への取付代など、製造原価高騰の一
原因になる。
また、第10図に示すように、前記トリム本体3の一般面
3aと前記蓋体8の一般面(8a,8b)との面段差Hがゼロ
になりにくく、見栄えの改善が期待されている。
そこで、本考案は、係る従来技術の課題に鑑み、異音の
発生を防止する手段を製造原価低減の中で可能にすると
共にトリム本体の一般面と蓋体の一般面との面段差をゼ
ロに可能なかぎり近付けられる乗り物用トリム構造を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、かかる目的を達成するため、室内側の壁面を
覆い且つ適宜の箇所に開口部が形成された合成樹脂材よ
りなるトリム本体と、該トリム本体に形成された前記開
口部を塞ぐ形状に形成され且つ該トリム本体の開口部に
係合離脱自在に支持されてなる蓋体とよりなり、該蓋体
は、その端縁が前記トリム本体の一般面側に曲折形成さ
れてなり、前記トリム本体は、その開口部の周囲に前記
蓋体の端縁のこば面に対向して一般面より段下がり状を
なす段下がり部が形成されてなると共に前記蓋体のこば
面又は該段下がり部の面に、前記段下がり部の面又は前
記蓋体のこば面が弾接し得る緩衝部が断続的に一体成形
されてなることを特徴とする。
〔作用〕
従って、本発明によれば、トリム本体の段下がり部の面
と蓋体のこば面とがほとんどの面で接せず、しかも必要
な箇所では緩衝部が断続的に弾接しているから、互いの
位置は確実に保たれる機能を維持しつつ、該緩衝部がト
リム本体の段下がり部の面に一体成形されてなるので、
不織布など別体に比較して製造原価が著しく低減できる
し、トリム本体と蓋体との面段差をゼロに可能なかぎり
近付けられるので、見栄えを著しく向上することができ
る。
〔実施例〕
第1図乃至第6図は、本発明の乗り物用トリム構造の一
実施例を示す図で、前記第8図乃至第11図に図示し、記
載したのと同一の構成部材は同一符号を付し、重複する
説明を省略する。
本考案の乗り物用トリム構造としてのトランクトリム20
は、第2図に示すように、自動車aのトランクリッドb
を開成すると、トランク開口cによって露出される室内
側、例えばトランクルーム2の車体(図示省略)の壁面
を覆い且つ適宜の箇所にジャッキ等を出し入れ可能な開
口部6が形成された合成樹脂材よりなるトリム本体3
と、第4図に示すように、該トリム本体3の開口部6の
周囲に形成された段下がり部4の面5を前記開口部6と
共に塞ぐ形状に形成され且つ該トリム本体3の開口部6
に係合離脱自在に支持されてなる蓋体21とよりなる。
該蓋体21とトリム本体3との係合離脱は、第2図に示す
ように、該蓋体21の上部21aに一体に形成された弾性爪
9がボタン部13を押し下げることで撓むことによって、
前記トリム本体3に形成された貫通孔16の、即ち切断面
状をなす「こば面」15に係合することが自在であり、
「こば面」15から弾性爪9が離脱することが自在である
ことを意味する。14はリブである。
該蓋体21には、その端縁が前記トリム本体3の段下がり
部4の面5側に曲折形成されてなり、該端縁の最端縁、
即ち切断面状をなす面、即ち「こば面7」が形成されて
なる。
符号22は、第1図乃至第3図に示すように、前記蓋体21
の下部21bより突出した位置規制用脚で、第1図および
第5図に示す前記トリム本体3の開口部6の切り欠き23
内に係合されている。
前記切り欠き23の近傍の前記トリム本体3の段下がり部
4の面5には、第1図及び第5図,第6図に示すよう
に、前記こば面7に弾接し得る緩衝部24を断続的に一体
に形成されてなる。なお、該緩衝部24の形成されていな
い段下がり部4の面5には、第4図及び第5図に示すよ
うに、前記トリム本体3と前記蓋体21との間の隙間25が
形成されてなる。
前記緩衝部24は、第1図及び第5図,第6図に示すよう
に、半円形状に曲折形成され、前記こば面7との隙間25
の寸法の大小に応じて適宜設計段階で寸法変更を行って
追従できる。
従って、本実施例によれば、乗り物用トリム構造として
のトランクトリム20は、前記トリム本体3と前記蓋体21
とが、前記緩衝部24でしか接触していないし、必要な箇
所では前記トリム本体3と前記蓋体21とが、半円形状の
前記緩衝部24が断続的に弾接しているから、互いの位置
は確実に保たれる機能を維持する。
また、該緩衝部24がトリム本体3の段下がり部4の面5
に一体成形されてなるので、不織布など別体に比較して
製造原価が著しく低減できる。
また、前記緩衝部24が前記こば面7との隙間25の寸法の
大小に応じて適宜設計段階で寸法変更を行って追従でき
るので、トリム本体3と前記蓋体21との面段差をゼロに
可能なかぎり近付け得ることにより、見栄えを著しく向
上することができる。
更に、第1図に示すように、前記緩衝部24が上下に長尺
に形成されてこば面7に線接触するので、低級音の発生
が防止できる。
更に、蓋体21は位置規制用脚22と切り欠き23とによって
車両前後方向(第1図の左右方向)の動きが規制されて
いるが、第1図および第5図に示すように、緩衝部24を
切り欠き23の近くに設けることにより、緩衝部24がビー
ド機能を有することで、単なる切り離しフランジに比較
して切り欠き23の強度が向上する。
第7図に示すように、緩衝部27がトリム本体3に橋渡し
状に形成され、隙間28によって、該緩衝部27が撓むよう
に形成されている。
〔効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、室内側の
壁面を覆い且つ適宜の箇所に開口部が形成された合成樹
脂材よりなるトリム本体と、該トリム本体に形成された
前記開口部を塞ぐ形状に形成され且つ該トリム本体の開
口部に係合離脱自在に支持されてなる蓋体とよりなり、
該蓋体は、その端縁が前記トリム本体の一般面側に曲折
形成されてなり、前記トリム本体は、その開口部の周囲
に前記蓋体の端縁のこば面に対向して一般面より段下が
り状をなす段下がり部が形成されてなると共に前記蓋体
のこば面又は該段下がり部の面に、前記段下がり部の面
又は前記蓋体のこば面が弾接し得る緩衝部が断続的に一
体成形されてなることを特徴とするものであるから、ト
リム本体の段下がり部の面と蓋体のこば面とがほとんど
の面で接せず、しかも必要な箇所では緩衝部が断続的に
弾接しているから、互いの位置は確実に保たれる機能を
維持しつつ、該緩衝部がトリム本体の段下がり部の面に
一体成形されてなるので、不織布など別体に比較して製
造原価が著しく低減できるし、トリム本体と蓋体との面
段差をゼロに可能なかぎり近付けられるので、見栄えを
著しく向上することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本考案の一実施例を示す図で、第
1図は第9図の矢視Gにかかる乗り物用トリム構造とし
てのトランクトリムの正面図、第2図は第1図のSA−SA
線に沿った断面図、第3図は第2図のD部拡大断面図、
第4図は第1図のSB−SB線に沿った断面図、第5図は第
1図のSE−SE線に沿った断面図、第6図は第5図のSF−
SF線に沿った断面図、第7図は本考案の他の実施例を示
す第6図相当図、第8図乃至第11図は従来例を示す図
で、第8図は自動車のトランクリッドを開成した状態の
トランクルームを示す斜視図、第9図は第8図の矢視G
にかかる正面図、第10図及び第11図は夫々第9図のSH−
SH線,SG−SG線に沿った断面図である。 1,20……乗り物用トリム構造としてのトランクトリム、
2……トランクルーム、3……トリム本体、3a……トリ
ム本体の一般面、4……トリム本体の段下がり部、5…
…段下がり部の面、6……開口部、7……蓋体のこば
面、8,21……蓋体、8a,21a……蓋体の上部、8b……蓋体
の一般面、9……弾性爪、10……開口部のこば面、21b
……蓋体の下部、22……位置規制用脚、23……トリム本
体の開口部の切り欠き、24,26,27……緩衝部、25……ト
リム本体と前記蓋体との間の隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−75539(JP,U) 実開 昭57−30801(JP,U) 実開 昭56−59550(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内側の壁面を覆い且つ適宜の箇所に開口
    部が形成された合成樹脂材よりなるトリム本体と、該ト
    リム本体に形成された前記開口部を塞ぐ形状に形成され
    且つ該トリム本体の開口部に係合離脱自在に支持されて
    なる蓋体とよりなり、 該蓋体は、その端縁が前記トリム本体の一般面側に曲折
    形成されてなり、 前記トリム本体は、その開口部の周囲に前記蓋体の端縁
    のこば面に対向して一般面より段下がり状をなす段下が
    り部が形成されてなると共に前記蓋体のこば面又は該段
    下がり部の面に、前記段下がり部の面又は前記蓋体のこ
    ば面が弾接し得る緩衝部が断続的に一体成形されてなる
    ことを特徴とする乗り物用トリム構造。
JP1987142516U 1987-09-18 1987-09-18 乗り物用トリム構造 Expired - Lifetime JPH0741635Y2 (ja)

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JPS6447457U JPS6447457U (ja) 1989-03-23
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