JPH0521660Y2 - - Google Patents

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JPH0521660Y2
JPH0521660Y2 JP1986015784U JP1578486U JPH0521660Y2 JP H0521660 Y2 JPH0521660 Y2 JP H0521660Y2 JP 1986015784 U JP1986015784 U JP 1986015784U JP 1578486 U JP1578486 U JP 1578486U JP H0521660 Y2 JPH0521660 Y2 JP H0521660Y2
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JP
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cover
ignition distributor
locking part
flexible tongue
ignition
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車用の点火配電器に被せるカバ
ーの取付構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、点火配電器の上部に箱形のカバーを被着
し、点火配電器の接続端子が水に濡れるのを防止
していた(例えば、実公昭59−16535号公報参
照)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のカバーはボルト等の取付金具を
使用して固定していたゝめ、着脱が厄介であるば
かりでなく、取付後にエンジンや車体の振動によ
りガタ付き、振動音を発生したり、コード類がカ
バーの端部などと擦れて断線するおそれがある。
従つて、点火配電器のカバーは、取付金具や工
具などを要せず、ワンタツチで着脱が可能で、し
かも取付後のガタ付き少ないものが好ましい。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、点火配電器と該点火配電器の
上部を覆う下面が開放した箱状のカバーとを有
し、上記点火配電器外側面に係止部を突設し、該
係止部に対向するカバーの側壁に、係止部の左右
長さに対応する間隔で一対のスリツトを側壁の下
端から上下方向に形成して両スリツト間を可撓舌
片とし、スリツトの外側の縁部に縦長な位置規制
部を突設し、可撓舌片の内側面に、係止部と係合
可能な係合部を設けたことを特徴とするものであ
る。
〈作用〉 したがつて本考案によれば、点火配電器の上部
にカバーを上から被せるだけで、可撓片の係合部
が点火配電器の係止部に弾力的に係合し、カバー
をワンタツチで装着できる。しかも、装着後には
位置規制部が係止部に横から当接するので横方向
の位置を規制でき、また、可撓片の端部を外側に
拡げるだけで容易に取り外すことができる。そし
て、規制部材は側壁の補強材としても機能する。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は自動車のエンジンルーム内に固定さ
れるイグニツシヨン デイストリビユータとして
の点火配電器を、2はこの点火配電器に被着する
カバーを夫々示す。そして、点火配電器1の略々
円柱形の外周面3から一次線接続端子4と複数の
二次高圧線接続端子5…とを夫々左右横向きに突
設し、この一次線接続端子4には他端がコイルに
接続された一次コード6を、二次高圧線接続端子
5には他端が点火プラグに接続された二次コード
7…を夫々蛸足状に接続する。そして、点火配電
器1の外周面3内の前記端子4,5が突出してい
ない前後に対向する外側面には、高さ途中から突
片状の係止部8,8を横向きに突出する。
上記カバー2は、上壁9とこの上壁9の周縁部
から下向きに延びた側壁10を有し、その下面及
び一側が開放した箱形であつて、プラスチツクに
より一体成形する。そして、カバー2の側壁10
の内側面には、点火配電器1の係止部8に対向す
る位置に、側壁10下端から左右に隔て一対のス
リツト11,11を形成し、このスリツト11に
より上端がヒンジ部12で側壁10に連なつた可
撓舌片13,13を形成し、この可撓舌片13の
内側下端部にヒンジ部12の弾性力により前記係
止部8と弾力的に係合する肉厚な係合部14を内
向きに突出する。この係合部14は、下端に向つ
て肉厚を徐々に減じた略楔形を成し、その側面1
5をテーパー状とすると共に、上端に端部に向つ
て下り傾斜した傾斜段部16を形成し、この傾斜
段部16により係止部8との係脱が円滑に行われ
るようにする。又、上記スリツト11の外側の縁
部には、斜め外向きに開いた突片状の位置規制部
17,17を内向きに突出し、左右の位置規制部
17を点火配電器1の係止部8の両端から左右に
離れて位置させる。
一方、カバー2の側壁10には、各コード6,
7を外部に導出する複数の開口を開設し、実施例
のものではカバー2の開放側面を第1開口部18
とし、対向する側壁10端部を斜め内向きに屈曲
させ第1開口部18の開口幅を側壁10の対向間
隔より小さくし、開口面積を小さくすることによ
り第1開口部18からの水の侵入をできだけ減少
する。そして、第1開口部18の開口縁部には横
向きに延びる幅広な突縁部18′を突設し、この
突縁部18′により第1開口部18から導出され
るコード6との接触面積を大きくする。
又、対向する側壁10の他端部には、その下端
から切欠きを設け、この切欠きにより互いに対向
して横向きに開口する第2、3開口部19,20
を形成し、各開口部19,20の開口縁部に横向
きに延びる幅広な突縁部19′,20′を突設し、
この突縁部19′,20′により各開口部19,2
0から導出されるコード6,7との接触面積を大
きくする。
次いで、前記したカバー2を装着するには、点
火配電器1をエンジンルーム内に固定し、各端子
に一次コード6及び二次コード7を接続した上、
各コード6,7を束ねて各開口部18〜20の開
口下端に位置させ、点火配電器1の上部からカバ
ー2を被せ付ける。
上記カバー2を被せると、カバー2の係合部1
4が点火配電器1の係止部8に当接し、係合部1
4の傾斜側面15に沿つて係止部8が相対的に上
昇し、係止部8により係合部14が外向きに押圧
され、可撓舌片13がヒンジ部12から外向き撓
む。そして、係止部8が係合部14の傾斜側面1
5を越えて傾斜段部16に嵌入すると、可撓舌片
13は弾性力によりパチンと内向きに復元して、
係合部14の傾斜段部16が係止部8下端に下か
ら掛つて固定する。
従つて、カバー2を点火配電器1の上部から被
せて、カバー2を更に下向きに押圧し、可撓舌片
13が復元するときの手応を感じたならば押圧を
止めるだけで、ワンタツチでしかも確実にカバー
2を点火配電器1に装着できる。尚、各コード
6,7は、各開口部18〜20を通して外部に導
出される。
カバー2の装着後は、点火配電器1の上部がカ
バー2により覆われるので、エンジンルーム内に
水が侵入しても、点火配電器1が濡れず、点火配
電器1の端子が濡れて漏電したりするおそれがな
い。又、カバー2の側壁10には開口部18〜2
0が複数開口しているが、各開口部18〜20の
開口縁部には横向きに突出する突縁部18′〜2
0′が設けられているので、この突縁部18′〜2
0′により上方から水の侵入やカバー2外面を伝
わり落ちる水滴の侵入が遮られ、開口部18〜2
0からカバー2内に水が侵入し難い。
一方、取付後にエンジンや車体が振動した場合
には、点火配電器1を介してカバー2が振動する
おそれがあるが、点火配電器1に対してカバー2
が横方向、即ち第1図の左右方向に移動すると、
点火配電器1の係止部8の両端部にカバー2の位
置規制部17の内側面が横から当接して、カバー
2の左右方向の移動が阻止される。勿論、他の方
向、例えば第1図の前後方向に対しても、カバー
2の可撓舌片13の内側面が点火配電器1の係止
部8の外側端部に弾性的に当接するため、カバー
2の前後方向のガタ付きも防止され、又、上下方
向に対しても、カバー2の上壁9下面が点火配電
器1の上面に当接し、しかもカバー2の係合部1
4が点火配電器1の係止部8に下から係合するた
め、上下方向のガタ付きも防止される。
この様に点火配電器1が振動してもカバー2が
ガタ付くことがなく、しかもカバー2から導出さ
れるコード6,7が各開口部18〜20の幅広な
突縁部18′〜20′で接触しているので、コード
6,7の外被が擦れて断線するおそれがない。
一方、カバー2を取外すには、カバー2の可撓
舌片13を外向きに開きながらカバー2を持上げ
るだけでよく、可撓舌片13を外向に開くと、係
止部8が係合部14の傾斜段部16に沿つて係脱
するので、単にカバー2を持上げるだけでカバー
2を外すことができ、取外したカバー2を使用し
て上記手順により簡単に何度でも装着したり、取
外すことができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、点火配電
器の外側面に係止部を形成し、カバーの可撓舌片
の内側面に係合部を設けたので、点火配電器にカ
バーを上から押圧するだけで、カバーをワンタツ
チで、しかもガタなく簡単に装着できる。そし
て、可撓片に係合部を形成したので、係合部のス
トロークを大きくでき、カバーを取り外す際には
可撓片の端部を外側に拡げるだけで容易に取り外
すことができ、脱着の作業性が良好である。
また、スリツトの外側の縁部に縦長な位置規制
部を突設したので、この位置規制部が係止部の横
に当接し、これによりカバーの横方向の位置規制
ができる。そして、この位置規制部は、スリツト
の外側の縁部に縦長に突設したので、カバーの側
壁の補強材としても作用する。したがつて、カバ
ーを薄肉軽量化しても必要な強度を確保でき、ひ
いては自動車の軽量化に寄与する。
さらにまた、縦長な位置規制部は、スリツトか
らの水の侵入を防止するので、カバーによる防水
機能を一層確実にする。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一半を断面にしてカバー2の平面図、第2図は
点火配電器1の平面図、第3図は同正面図、第4
図は同側面図、第5図は同底面図、第6図はカバ
ー2の正面図、第7図は第1図の−線による
断面図、第8図は第1図は−線による断面
図、第9図は取付け状態の要部断面図である。 図中、1は点火配電器、2はカバー、3は外周
面、8は係止部、10は側壁、14は係合部、1
7は位置規制部を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 点火配電器と該点火配電器の上部を覆う下面が
    開放した箱状のカバーとを有し、上記点火配電器
    外側面に係止部を突設し、該係止部に対向するカ
    バーの側壁に、係止部の左右長さに対応する間隔
    で一対のスリツトを側壁の下端から上下方向に形
    成して両スリツト間を可撓舌片とし、スリツトの
    外側の縁部に縦長な位置規制部を突設し、可撓舌
    片の内側面に、係止部と係合可能な係合部を設け
    たことを特徴とする点火配電器用のカバー取付構
    造。
JP1986015784U 1986-02-07 1986-02-07 Expired - Lifetime JPH0521660Y2 (ja)

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JPS62128170U JPS62128170U (ja) 1987-08-13
JPH0521660Y2 true JPH0521660Y2 (ja) 1993-06-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727465B2 (ja) * 1989-04-26 1998-03-11 日産工機株式会社 ディストロビュータの防滴カバー
JPH077583Y2 (ja) * 1989-06-02 1995-02-22 株式会社クボタ 多気筒ガソリンエンジン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49138U (ja) * 1972-04-10 1974-01-05
JPS5235415U (ja) * 1975-09-04 1977-03-12
JPS61265358A (ja) * 1985-05-17 1986-11-25 Hitachi Ltd 内燃機関用配電器の保護カバ−

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