JPH077583Y2 - 多気筒ガソリンエンジン - Google Patents
多気筒ガソリンエンジンInfo
- Publication number
- JPH077583Y2 JPH077583Y2 JP1989065254U JP6525489U JPH077583Y2 JP H077583 Y2 JPH077583 Y2 JP H077583Y2 JP 1989065254 U JP1989065254 U JP 1989065254U JP 6525489 U JP6525489 U JP 6525489U JP H077583 Y2 JPH077583 Y2 JP H077583Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- distributor
- gasoline
- guide plate
- cylinder
- Prior art date
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、多気筒ガソリンエンジンに関し、ガソリン調
量供給器とディストリビュータとをエンジンの側壁の上
下にまとめて、全体をコンパクトにできるものを提供す
る。
量供給器とディストリビュータとをエンジンの側壁の上
下にまとめて、全体をコンパクトにできるものを提供す
る。
<従来技術> 本考案は、第1図又は第3図に示すように、エンジンE
の一側外の上部にガソリン調量供給器1を設けた形式の
多気筒エンジンを基本構造とするが、この形式の従来技
術としては、第3図に示すように、多気筒ガソリンエン
ジンEの右側壁30の上部に設けた吸気マニホールド6に
気化器1を配置し、エンジンEの左側壁31の中間高さ部
にディストリビュータ2を配置して、気化器1とディス
トリビュータ2とをエンジンEの左右に振り分け配置し
たものがある。
の一側外の上部にガソリン調量供給器1を設けた形式の
多気筒エンジンを基本構造とするが、この形式の従来技
術としては、第3図に示すように、多気筒ガソリンエン
ジンEの右側壁30の上部に設けた吸気マニホールド6に
気化器1を配置し、エンジンEの左側壁31の中間高さ部
にディストリビュータ2を配置して、気化器1とディス
トリビュータ2とをエンジンEの左右に振り分け配置し
たものがある。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、上記従来技術では、多気筒エンジンEの
右側壁30の上部に気化器1が突出するうえ、エンジンE
の左側壁31の横外側にディストリビュータ2が突出し
て、多気筒エンジンEの全体が大型になる。
右側壁30の上部に気化器1が突出するうえ、エンジンE
の左側壁31の横外側にディストリビュータ2が突出し
て、多気筒エンジンEの全体が大型になる。
しかも、気化器1とディストリビュータ2とがエンジン
Eの左右に振り分け配置されるため、エンジンEの補機
をメンテナンスする際にエンジン本体の両側面から作業
しなければならず、メンテナンス作業が煩雑となる。
Eの左右に振り分け配置されるため、エンジンEの補機
をメンテナンスする際にエンジン本体の両側面から作業
しなければならず、メンテナンス作業が煩雑となる。
一方、ディストリビュータ2を気化器1の下方に配置し
て、この両者をエンジンEの一側壁にまとめて配置する
ことも考えられるが、仮に、気化器1から燃料が漏洩す
ることがあると、高圧電流の流れるディストリビュータ
2に燃料が落ちて接触し、火災を起こす危険性が大きい
ので、当該構造を採るのは困難である。
て、この両者をエンジンEの一側壁にまとめて配置する
ことも考えられるが、仮に、気化器1から燃料が漏洩す
ることがあると、高圧電流の流れるディストリビュータ
2に燃料が落ちて接触し、火災を起こす危険性が大きい
ので、当該構造を採るのは困難である。
本考案は、多気筒エンジンの全体をコンパクトにまとめ
ることを技術的課題とする。
ることを技術的課題とする。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解消するための手段を、実施例に対応する図
面を用いて以下に説明する。
面を用いて以下に説明する。
即ち、本考案は、前記基本構造の多気筒ガソリンエンジ
ンにおいて、 ガソリン調量供給器1の下方にディストリビュータ2を
前後向きに配置し、漏洩燃料案内板3をガソリン調量供
給器1とディストリビュータ2との間に介装するととも
に、デイストリビュータ2の少なくとも上面4及び横外
側面5を覆うように配置し、当該漏洩燃料案内板3で漏
洩燃料がディストリビュータ2に接触するのを防止する
ことを特徴とするものである。
ンにおいて、 ガソリン調量供給器1の下方にディストリビュータ2を
前後向きに配置し、漏洩燃料案内板3をガソリン調量供
給器1とディストリビュータ2との間に介装するととも
に、デイストリビュータ2の少なくとも上面4及び横外
側面5を覆うように配置し、当該漏洩燃料案内板3で漏
洩燃料がディストリビュータ2に接触するのを防止する
ことを特徴とするものである。
<作用> 多気筒エンジンEの一側壁にガソリン調量供給器1とデ
ィストリビュータ2とを上下に配置して、エンジンEを
コンパクトにまとめる。
ィストリビュータ2とを上下に配置して、エンジンEを
コンパクトにまとめる。
この場合、仮に、ガソリン調量供給器1から燃料が漏洩
しても、漏洩燃料案内板3が燃料を下方に案内するの
で、高圧電流が流れるディストリビュータ2に燃料が接
触することはなく、火災を起こす危険性はなくなる。
しても、漏洩燃料案内板3が燃料を下方に案内するの
で、高圧電流が流れるディストリビュータ2に燃料が接
触することはなく、火災を起こす危険性はなくなる。
<考案の効果> (イ)ガソリン調量供給器とディストリビュータとの間
に漏洩燃料案内板を介装しているので、ガソリン調量供
給器とディストリビュータとを火災などの危険性のない
状態でエンジンの一方の側壁にまとめて配置でき、多気
筒エンジン全体をコンパクト化できる。
に漏洩燃料案内板を介装しているので、ガソリン調量供
給器とディストリビュータとを火災などの危険性のない
状態でエンジンの一方の側壁にまとめて配置でき、多気
筒エンジン全体をコンパクト化できる。
(ロ)ガソリン調量供給器とディストリビュータとがエ
ンジンの一方の側壁にまとめて配置されるので、エンジ
ン本体の一側面からの作業でエンジンの補機をメンテナ
ンスでき、メンテナンス作業を容易に実施することがで
きる。
ンジンの一方の側壁にまとめて配置されるので、エンジ
ン本体の一側面からの作業でエンジンの補機をメンテナ
ンスでき、メンテナンス作業を容易に実施することがで
きる。
(ハ)ガソリン調量供給器をディストリビュータの上方
に配置していることから、ガソリン調量供給器をエンジ
ンのシリンダヘッドの側方に配置でき、両者を上下に配
置してコンパクトにまとめたものでありながら、吸気通
路を従来同様短く維持することができる。
に配置していることから、ガソリン調量供給器をエンジ
ンのシリンダヘッドの側方に配置でき、両者を上下に配
置してコンパクトにまとめたものでありながら、吸気通
路を従来同様短く維持することができる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
第1図は3気筒水冷ガソリンエンジンの左側面図、第2
図は同エンジンの要部拡大背面図であって、3気筒水冷
ガソリンエンジンEのシリンダヘッドの左側壁に吸気マ
ニホールド6を設け、吸気マニホールド6に気化器1を
取り付ける。
図は同エンジンの要部拡大背面図であって、3気筒水冷
ガソリンエンジンEのシリンダヘッドの左側壁に吸気マ
ニホールド6を設け、吸気マニホールド6に気化器1を
取り付ける。
上記ガソリンエンジンEの前方に冷却ファン11及びラジ
エータ10を配置し、冷却ファン11をベルト及びプーリで
クランク軸12に連動するとともに、クランク軸12の後部
にフライホイルを取り付け、クランクケース14に固定し
たフライホイルハウジング15にフライホイルを収容す
る。
エータ10を配置し、冷却ファン11をベルト及びプーリで
クランク軸12に連動するとともに、クランク軸12の後部
にフライホイルを取り付け、クランクケース14に固定し
たフライホイルハウジング15にフライホイルを収容す
る。
また、エンジンEのクランクケース14の左側壁の中間高
さ部にディストリビュータ2を前後方向に設け、ディス
トリビュータ2のシャフトをクランクケース14の前部の
ギヤケース13内の駆動ギヤに連動する。
さ部にディストリビュータ2を前後方向に設け、ディス
トリビュータ2のシャフトをクランクケース14の前部の
ギヤケース13内の駆動ギヤに連動する。
上記吸気マニホールド6に案内板取り付けボス16を形成
し、フライホイルハウジング15の取り付けボス20にL字
状のブラケット17を固定し、案内板取り付けボス16とブ
ラケット17との間に漏洩燃料案内板3を固定する。
し、フライホイルハウジング15の取り付けボス20にL字
状のブラケット17を固定し、案内板取り付けボス16とブ
ラケット17との間に漏洩燃料案内板3を固定する。
上記漏洩燃料案内板3は、第2図に示すように、気化器
1の横内側面18から下面19に沿って外向きで下傾斜のL
字状に折り曲げられたのち、デイストリビュータ2の上
面4から横外側面5にかけて下向きにL字状に折り曲げ
られて、ディストリビュータ2を気化器1から区画遮断
する。
1の横内側面18から下面19に沿って外向きで下傾斜のL
字状に折り曲げられたのち、デイストリビュータ2の上
面4から横外側面5にかけて下向きにL字状に折り曲げ
られて、ディストリビュータ2を気化器1から区画遮断
する。
また、漏洩燃料案内板3の前後両端3aを外方に折り曲げ
て、当該案内板3上を案内される液状物が裏側(即ち、
ディストリビュータ2側)に回り込まないようにしてあ
る。
て、当該案内板3上を案内される液状物が裏側(即ち、
ディストリビュータ2側)に回り込まないようにしてあ
る。
従って、上記多気筒エンジンEでは、仮に、気化器1か
ら燃料が漏洩しても、漏洩燃料案内板3が燃料をディス
トリビュータ2に接触しないようにして下方に案内する
ので、高圧電流の流れるディストリビュータ2に燃料が
接触して火災を引き起こす危険性はなくなる。
ら燃料が漏洩しても、漏洩燃料案内板3が燃料をディス
トリビュータ2に接触しないようにして下方に案内する
ので、高圧電流の流れるディストリビュータ2に燃料が
接触して火災を引き起こす危険性はなくなる。
従って、エンジンEの一側壁に気化器1とディストリビ
ュータ2とを完全に上下に配置して、エンジンEをコン
パクトにまとめられる。
ュータ2とを完全に上下に配置して、エンジンEをコン
パクトにまとめられる。
尚、本考案は、通常の気化器を用いたガソリンエンジン
以外にも、例えば、吸気管にガソリン燃料を直接噴射す
る方式のガソリン調量供給器を用いたエンジンにも適用
できる。
以外にも、例えば、吸気管にガソリン燃料を直接噴射す
る方式のガソリン調量供給器を用いたエンジンにも適用
できる。
また、漏洩燃料案内板3は、少なくともディストリビュ
ータ2の上面4と横外側面5とを覆うことにより、ディ
ストリビュータ2を上方のガソリン調量供給器1から区
画すれば良いので、例えば、上記実施例における、ガソ
リン調量供給器1の背後から下面を覆う部分を省略し
て、直接的にディストリビュータ2の上面4から横外側
に突出させても差し支えない。
ータ2の上面4と横外側面5とを覆うことにより、ディ
ストリビュータ2を上方のガソリン調量供給器1から区
画すれば良いので、例えば、上記実施例における、ガソ
リン調量供給器1の背後から下面を覆う部分を省略し
て、直接的にディストリビュータ2の上面4から横外側
に突出させても差し支えない。
上記漏洩燃料案内板3の下部を支持するブラケット17
は、フライホイルハウジングの代わりにエンジンEのリ
ヤエンドプレートから突出させても良い。
は、フライホイルハウジングの代わりにエンジンEのリ
ヤエンドプレートから突出させても良い。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図は3
気筒水冷ガソリンエンジンの左側面図、第2図は同エン
ジンの要部拡大背面図、第3図は多気筒ガソリンエンジ
ンの正面図である。 1……ガソリン調量供給器、2……ディストリビュー
タ、3……漏洩燃料案内板、4……ディストリビュータ
の上面、5……ディストリビュータの横外側面、E……
エンジン。
気筒水冷ガソリンエンジンの左側面図、第2図は同エン
ジンの要部拡大背面図、第3図は多気筒ガソリンエンジ
ンの正面図である。 1……ガソリン調量供給器、2……ディストリビュー
タ、3……漏洩燃料案内板、4……ディストリビュータ
の上面、5……ディストリビュータの横外側面、E……
エンジン。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン(E)の一側外の上部にガソリン
調量供給器(1)を設けた多気筒ガソリンエンジンにお
いて、 ガソリン調量供給器(1)の下方にディストリビュータ
(2)を前後向きに配置し、漏洩燃料案内板(3)をガ
ソリン調量供給器(1)とディストリビュータ(2)と
の間に介装するとともに、ディストリビュータ(2)の
少なくとも上面(4)及び横外側面(5)を覆うように
配置し、当該漏洩燃料案内板(3)で漏洩燃料がディス
トリビュータ(2)に接触するのを防止することを特徴
とする多気筒ガソリンエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065254U JPH077583Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 多気筒ガソリンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065254U JPH077583Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 多気筒ガソリンエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH036064U JPH036064U (ja) | 1991-01-22 |
JPH077583Y2 true JPH077583Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31596918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065254U Expired - Fee Related JPH077583Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 多気筒ガソリンエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077583Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61265358A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-25 | Hitachi Ltd | 内燃機関用配電器の保護カバ− |
JPH0521660Y2 (ja) * | 1986-02-07 | 1993-06-03 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1989065254U patent/JPH077583Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH036064U (ja) | 1991-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |