JPH0741527Y2 - 板材の段曲げ金型 - Google Patents

板材の段曲げ金型

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JPH0741527Y2
JPH0741527Y2 JP1987000557U JP55787U JPH0741527Y2 JP H0741527 Y2 JPH0741527 Y2 JP H0741527Y2 JP 1987000557 U JP1987000557 U JP 1987000557U JP 55787 U JP55787 U JP 55787U JP H0741527 Y2 JPH0741527 Y2 JP H0741527Y2
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punch
die
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bending
flat
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誠一 村野
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Amada Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は板材の段曲げ金型に関わり、更に詳細にはパン
チとダイに対応する端面を二分する突出部と平坦部とを
設けるとともに、ダイとパンチに対応する端面を二分す
る突出部と平坦部とを設け、 上記パンチとダイの各突出部の対向する面を被加工材の
ほぼ板厚だけ隔てて並行に設けた板材の段曲げ金型に関
するものである。
(従来の技術) 従来は例えば第7図に示したように、板材Wの中央部に
突出平面部1を成形して構造物の壁体などの剛性を強化
するとともに美化する加工は、総形的なパンチとダイに
よって一挙に成形していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の従来技術では、当然突出平面部1の形状、寸法に
よって多種、多様の金形を用意しなければならず、また
大形で能力トン数の大きなプレス機を用意しなければな
らないために金型の管理等にも大きな経費を必要とする
問題点があった。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、パンチと
ダイとよりなる板材の段曲げ金型において、上記ダイの
端面を、突出部と平坦部とに2分して設け、前記パンチ
の端面に、上記ダイの突出部に対向した平坦部及び上記
ダイの平坦部に対向した突出部を形成して設け、上記パ
ンチの突出部の両側部に、上記パンチとダイによる板材
の加工時に板材が多少曲げられた状態で存在できる逃げ
の空間を提供するためのテーパ部を形成してなるもので
ある。
(作用) 上記構成において、パンチとダイとの間に板材を挾圧し
て段曲げを少しずつ繰り返し、パンチ、ダイに対して板
材を相対的に少しずつ位置をずらして連続した段曲げ行
うとき、パンチの突出部の両側にテーパ部を形成してあ
るので、板材は少しずつ曲げられて段部を形成するもの
であり、各加工工程毎の圧痕を生じることなく連続した
段曲げを行うことができる。
(実施例) 第8図に示したものは、本考案の金型をとりつけた例機
としての門形タレットパンチプレス3である。
タレットパンチプレス3は上部フレーム5に支承された
回動軸7のまわりを回動位置決め自在な上タレット9
と、下部フレーム11に支承された回動軸13のまわりを回
動位置決め自在な下タレット15が設けてある。
上記した上タレット9の外周には多数のパンチ17が、下
タレット15には、上記パンチ17と対をなす多数のダイ19
がとりつけてある。
上記パンチ17の上方にはラム21が設けてあって、クラン
ク軸23に駆動されて上下に移動し、ラム21の下端に設け
た打撃子25がパンチ17の頭部を打撃する。
一方上部フレーム5と下部フレーム11の間には板材Wの
一端を把持する把持装置27が設けてあって、該把持装置
27はキャリッジ29の1側(第8図の左側)にとりつけて
ある。
上記キャリッジ29はキャリッジベース31上に設けたレー
ル33上を図示しないパルスモータなどの電動機に駆動さ
れてX軸方向に移動位置決めされる。
更に上記キャリッジベース31は、パルスモータなどの電
動機35に駆動されて下部フレーム11上に設けられたY軸
方向のレール37上をY軸方向に移動位置決めされる。
すなわち板材Wは把持装置27に一端辺を把持されて、パ
ンチ17の軸心直下の加工中心に対して数値制御的に移動
位置決めされるのである。
第1図は本考案の実施例金型であるパンチ17とダイ19を
装着した上タレット9と下タレット15まわりの拡大断面
図である。
前記打撃子25の直下には、前記パンチ17の頭部39を位置
させてあり、パンチ17は上タレット9に対してプーリを
兼ねたパンチガイド41を介して回動自在に設けてある。
すなわち、パンチ17はキー43を備えていて、該キー43が
パンチガイド41の一側壁部に設けたキー溝45に係合して
おり、パンチ頭部39とパンチガイド41の一部の端部との
間にはストリップスプリング47が装着してある。
前記したプーリを兼ねたパンチガイド41と前段の中継プ
ーリ49との間には例えばスリップレスベルトなどの調帯
51がかけまわしてあって、本実施例では中継プーリ49の
回動角が1/3に縮小されてパンチガイド41が回動する。
前記中継プーリ49の上方に設けた第2前段プーリ53は、
図示を省略してあるが例えばブレーキ付のパルスモータ
などから数値制御的に回動されるもので、その上端には
例えば15度ごとにドグ55が植設してあって、前記した上
部フレーム5の下面にはセンサ57が設けてある。
以上の説明から本考案の実施例パンチ17は打撃子25の真
下に軸心を一致させたまま5度単位で正確に回動位置決
めできることが理解できよう。
第1図に示した本考案の実施例のダイ19とパンチ17と同
様の機能部品が設けてあるのでプーリを兼ねるダイホル
ダ59以外は同一参照番号を付して重複説明を省略した。
但し、ダイホルダ59に回動角度を検出するセンサ57が設
けてあるから、ドグ55は5度間隔に設けてあるものであ
る。
本考案の一実施例のパンチ17は第1図,第2図,第4図
に示してある。
第2図は第1図のパンチ17の左側面図であり、ダイ19の
実施例は第1図だけに示してある。
まづ第1,第2,第4図に示したパンチ17は直線部をZ字状
に折り曲げるパンチ17を示したもので、ダイ19と対応す
る端面を二分する突出部61と平坦部63からなり、平坦部
63にはエジェクタプレート65がガイドピン67と弾機69と
を備えて設けてある。
ダイ19もパンチ17と殆んど同じ対応端面を備えているの
で同一機能部分は同一参照番号を付しておく。
この場合パンチ17とダイ19の両突出部61,61の対向面71,
71(第6図参照)の距離は、やや板材Wの板厚より広い
寸法に並行させて設けておくものである。
またパンチ17とダイ19の両突出部の対向する面の一方の
中央部近傍を相手側の平坦部であるエジェクタ65上面と
板材Wを介して当接する高さとし、遠ざかる両側の突出
量が減少するように勾配を持つテーパ部73が設けてあ
る。
上記デーパ部73は前記した追曲げ加工を進める場合に相
手側のエジェクタ65上面と板材Wを介して当接する時
に、板材Wから離れているいるので、すでに折曲げられ
た立ち上り部分や、これから折曲げられる板材Wがいく
らかつれ曲げられた状態で存在できるようにする逃げの
空間を提供するものである。
なお、第6図のパンチ17はその平坦部63にエジェクタプ
レート65を省略した第2の実施例で、板材Wが薄い場合
には、板押えの作用をするエジェクタプレート65を省略
しても、板材Wの把持装置27側がはね上る前にパンチ17
の平坦部63がダイ19の突出部61との間に板材Wを充分押
圧できるからである。
第3図に示したのは、パンチ17の突出部61がダイ19の突
出部61と対向する面部分が狭いパンチ17の対応面になっ
ているもので、遠ざかる両側の突出量が減少してパンチ
17の平坦部に代るエジェクタ65の下面と同高になる部分
を、ほぼ60度の中心角の逃げ部75に設けたものである。
上記した逃げ部75は、すでに折曲げ曲線部分や、中央部
近傍での折曲げでつれ曲げされたいくぶん折曲げられた
部分が入り込む余裕空間を提供するもので、曲線部が片
側だけで突出部61の境界線に対し90度から30度の間で各
種行なわれることに対応したものである。
第5図は第7図のように製品を見た90度にわたる曲線部
の断面図でパンチ17とダイ19の対を回動せず板材Wを曲
率中心を中心にして9度ずつ回動して10回分の幅の狭い
突出部をつぎ足していわゆる追曲げを行った状態を説明
する図である。
上記の曲線部折曲げ加工は、曲率半径が短い場合には5
度ごとに板材Wを回動して外周が円弧に近い折曲げ加工
をすることが可能であることは勿論である。
以上詳記したところか既に明らかなように、本考案の技
術思想を具現した金型は、第7図のように板材の内部に
四隅が90度の円弧で連接したほぼ長方形の突出面を成形
するに当り、直線用のパンチを使って一辺をZ字曲げの
追い曲げを行ない、各四隅の曲線部では曲線用のパンチ
を使って90度の円弧部追い曲げを行なって全周を完成す
ることができる。
この間板材の移動はすべて数値制御で自動的に位置決め
が可能であり、金型の交換はタレットを回転することで
これもまた数値制御が迅速に行えるので、作業能率がよ
く、金型数も少ないし、能力トン数の小さいタレットパ
ンチプレスだけでコスト安で高能率に作業できる効果を
得るのである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本考
案に係る段曲げ金型はパンチ17とダイ19よりなるもので
あって、上記パンチ17の端面には、ダイ19の端面に形成
した突出部61と対向する平坦部63が形成してあると共
に、ダイ19の平坦部63に対向する突出部61が形成してあ
る。
そして、パンチ17の突出部61の両側には、前記パンチ17
とダイ19とによる板材Wの加工時に板材Wが多少曲げら
れた状態で存在できる逃げの空間を提供するためのテー
パ部73が形成してある。
したがって、パンチ17とダイ19とによって、断面形状が
Z字形状の段曲げを少しずつ連続的に行うとき、板材W
のこれから折曲げられる部分で、つれ曲げられた状態に
多少曲げられた部分が、テーパ部73によって提供された
逃げ空間に位置し、パンチ17の突出部61とダイ19の平坦
部63との間へ相対的に次第に少しずつ移行する態様とな
るので、パンチ17の突出部61とダイ19の平坦部63に挾圧
されて成形加工される部分に毎回の成形加工毎の圧痕を
生じるようなことがないものであり、連続した段曲げを
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例金型をタレットパンチプレスの
上下タレットに装着した状態の部分断面立面図、第2図
は第1図のパンチの左側面図、第3図は曲線部追曲用実
施例パンチの下面図、第4図は直線部追曲用実施例パン
チの下面図、第5図は第3図のパンチで追曲げ作業を行
なう説明図、第6図はパンチの平坦部にエジェクタプレ
ートを省略した第2実施例のパンチ断面図、第7図は本
考案の金型で加工する製品例の斜視図、第8図は本考案
の金型を使用する数値制御タレットパンチプレスの正面
図である。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 17……パンチ、19……ダイ 25……打撃子、27……把持装置 41……(プーリを兼ねた)パンチガイド 59……(プーリを兼ねた)ダイホルダ 65……エジェクタプレート 71……(パンチとダイ両突出面の)対向部 73……テーパ部、75……逃げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチ(17)とダイ(19)とよりなる板材
    の段曲げ金型において、上記ダイ(19)の端面を、突出
    部(61)と平坦部(63)とに2分して設け、前記パンチ
    (17)の端面に、上記ダイ(19)の突出部(61)に対向
    した平坦部(63)及び上記ダイ(19)の平坦部(63)に
    対向した突出部(61)を形成して設け、上記パンチ(1
    7)の突出部(61)の両側部に、上記パンチ(17)とダ
    イ(19)とによる板材(W)の加工時に板材(W)が多
    少曲げられた状態で存在できる逃げの空間を提供するた
    めのテーパ部(73)を形成してなることを特徴とする板
    材の段曲げ金型。
JP1987000557U 1987-01-08 1987-01-08 板材の段曲げ金型 Expired - Lifetime JPH0741527Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5885418U (ja) * 1981-12-03 1983-06-09 株式会社アマダ 段曲げ金型の保持装置

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