JPH0740974B2 - 棚板等の板体用コーナー部材 - Google Patents

棚板等の板体用コーナー部材

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JPH0740974B2
JPH0740974B2 JP1033346A JP3334689A JPH0740974B2 JP H0740974 B2 JPH0740974 B2 JP H0740974B2 JP 1033346 A JP1033346 A JP 1033346A JP 3334689 A JP3334689 A JP 3334689A JP H0740974 B2 JPH0740974 B2 JP H0740974B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は棚板、天板等の板体のコーナー部に装着される
コーナー部材に関するものである。
〔従来の技術〕
棚板を例にとると、従来、金属板材(通常は鋼板)を曲
げ加工して形成される棚板のコーナー処理方の一つに、
実公昭49−38253号公報に示されているように、棚板コ
ーナー部に切欠を設け、この切欠にコーナー部材を嵌め
込む方式が公知となっている。
上記公知のコーナー部材においては、切欠に対応する形
状に形成されたコーナー部材本体の両側に連結板を突設
し、この両側連結板をコーナー部両側の折曲部内面に溶
接または接着して固定する構成をとっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このように溶接または接着によってコーナー
部に取付ける従来のコーナー部材によると、コーナー部
材の取付作業が面倒で棚板の組立性が悪くなる。また、
溶接による場合には、パンチングメタル等の網板からな
る棚板には適用困難となっていた。
そこで本発明は、面倒な溶接作業を排し、板体コーナー
部にワンタッチで簡単に装着することができる棚板等の
板体用コーナー部材を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明は、周辺部が下方に折返されて上面部と
側面部と下面部とからなる折曲部が形成されるとともに
各コーナー部に切欠が設けられた棚板等の板体に取付け
られるコーナー部材であって、コーナー部材本体が、上
記切欠に嵌まり込む平面形状と、上記折曲部の断面形状
に対応する断面形状を有するとともに、切欠に臨む板体
二側辺部の折曲部の端面に当接する二側面を有し、この
本体の上記二側面に、本体が切欠に嵌まり込んだ状態で
上記板体におけるコーナー部両側の折曲部の上面部、側
面部、下面部の各内面に密接して本体を各方向に位置固
定する凸部が設けられてなるものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、本体が、
二側面のいずれ側から見ても、板体の折曲部の断面形状
に対応する上面壁と側面壁と下面壁とによって形成され
たものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、
本体および両側凸部がそれぞれ弾性材料にて形成された
ものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に
おいて、本体の二側面に突設された両側凸部のうち、一
方の凸部として、一方の折曲部の上面部、側面部、下面
部に別々に密接する抜け止め凸部が設けられ、他方の凸
部として、他方の折曲部内に密嵌状態で嵌合する挿入ガ
イド凸部が上記抜け止め凸部よりも大きな突出量をもっ
て突設されたものである。
〔作用〕
上記構成によると、両側凸部をコーナー部両側の折曲部
内に嵌め込むだけのワンタッチ操作によって板体コーナ
ー部に簡単に、しかも強固に取付けることができる。と
くに、溶接が不要となることで、パンチングメタル等の
網板からなる板体に好適なものとなる。
この場合、本体を、無垢でなく、二側面のいずれ側から
見ても本体折曲部の断面形状に対応する形状とした請求
項2の構成によると、コーナー部材全体が板体厚み方向
に弾性変形し易いものとなるため、この弾性変形を利用
して板体により一層簡単に、そして強固に取付けること
ができる。
この点は、本体と両側凸部、すなわちコーナー部材全体
を弾性材料で形成した請求項3の構成の場合に一層顕著
となる。
また、請求項4の構成によると、本体からの突出量の大
きい挿入ガイド凸部が、嵌入操作時の先導的役割を果す
ため、取付操作がより簡単となる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図乃至第6図によって説明する。
この実施例では適用対象として棚板を例にとっている。
1はパンチングメタル等の網板材からなる四角形の棚板
で、この棚板1の各側辺部はそれぞれ下方に曲面をもっ
て折返され、これにより、水平な上面部111と、曲面状
の側面部112と、上面部111と平行な下面部113とからな
る断面ほぼ馬蹄形の折曲部11…が形成されている。
また、この折曲加工前に網板材の四隅角部を四角形にカ
ットしておくことにより、折曲状態で各コーナー部に切
欠12…が形成され、この各切欠12…にそれぞれ、ポリエ
チレン等のプラスチックからなるコーナー部材2…が嵌
着されてコーナー処理が施される。
このコーナー部材2は、切欠12に嵌まり込む平面視扇形
に形成された本体3と、この本体3の直交する二側面3
1,32のうちの一方の側面31に一体に突設された挿入ガイ
ド凸部4と、他方の側面32に一体に突設された第1乃至
第3の三個の抜け止め凸部5,6,7とによって構成されて
いる。
本体3は、二側面31,32のいずれ側から見ても棚板折曲
部11の断面形状に対応する上面、側面、下面の各壁を有
するほぼ馬蹄形に形成され、両側面31,32の外周縁部
が、切欠12に臨む棚板両側辺部の折曲部11,11の端面に
当接するようになっている。
挿入ガイド凸部4は、折曲部11内に密嵌状態で嵌まり込
む断面ほぼ馬蹄形をもって本体一側面31に突設されてい
る。
一方、第1および第2両抜け止め凸部5,6は、本体他側
面32の内周縁部において、馬蹄形の両端部に当たる個所
に、また第3抜け止め凸部7は馬蹄形の付根部に当たる
個所に、それぞれ互いに独立して突設されている。
この場合、挿入ガイド凸部4の本体一側面31から突出量
1(第2図に示す)と、各抜け止め凸部5,6,7の本体
他側面32からの突出量l2との関係を、l1>l2に設定して
いる。
この構成において、コーナー部材2を棚板コーナー部に
取付けるときは、第2図仮想線で示すように、コーナー
部材2を、隣接する棚板両側辺部に対して斜め方向から
切欠12に挿入し、挿入ガイド凸部4が一方の折曲部11内
に斜めに嵌まり込んだ時点で、本体3が切欠12に符合す
るようにコーナー部材2の向きを変えながらさらに押し
込む。
こうすると、本体3が切欠12内にこの切欠12を埋める状
態で嵌まり込むと同時に、挿入ガイド凸部4が一方の折
曲部11に嵌合し、かつ、第1および第2両抜け止め凸部
5,6が他方の折曲部11の上面部111と下面部113に、第3
抜け止め凸部7が同側面部112にそれぞれ内側から密接
した状態となる。
これにより、本体3が、本体両側面31,32および各凸部
4,5,6,7により、上下、左右、前後の各方向に位置固定
された状態で、コーナー部材2が棚板コーナー部に取付
けられる。
この場合、本体3が、無垢でなく、両側面31,32のいず
れ側から見ても棚板折曲部11の断面形状に対応するほぼ
馬蹄形に形成されているため、素材のプラスチックの弾
性と相俟って上下方向に弾性変形しやすいものとなって
いる。従って、このコーナー部材2の弾性変形、および
棚板折曲部11,11の弾性変形を利用して、コーナー部材
2を棚板コーナー部に無理なくスムースに取付けること
ができ、しかも一旦取付後は容易には外れない確固たる
取付状態を得ることができる。
他の実施例 (1)コーナー部材2全体をゴム、弾性プラスチック等
の弾性材料にて形成してもよい。こうすれば、コーナー
部材2がより弾性変形しやすいものとなるため、同部材
2の棚板コーナー部への取付けが一層簡単となる。ま
た、棚板折曲部11またはコーナー部材2の寸法誤差を広
い範囲で吸収しうるため、これらの製作が容易となる (2)上記実施例では、挿入ガイド凸部4の本体3から
の突出量l1を抜け止め凸部5,6,7の突出量l2よりも大き
くしたが、抜け止め凸部5,6,7と挿入ガイド凸部4の本
体3からの突出量l1,l2を同じとした場合でも、コーナ
ー部材2の取付そのものには何ら支障はない。
(3)上記実施例では、本体3の一側面31に同側面31と
同じ断面ほぼ馬蹄形の挿入ガイド凸部4、他側面32に部
分的に第1乃至第3各抜け止め凸部5,6,7をそれぞれ設
けたが、この本体両側に設ける凸部を同一形状としても
よい。
(4)上記実施例では、コーナー部材2の本体3を、棚
板厚み方向に弾性変形しやすい形状として、無垢でな
く、二側面31,32のいずれ側から見ても棚板折曲部11の
断面形状に対応する上面壁、側面壁、下面壁からなる形
状に形成したが、この本体3を無垢に形成してもよい。
また、コーナー部材2を木製、またはダイカストによる
金属製としてもよい。このような場合でも、折曲部11側
の弾性変形を利用できるため、コーナー部材2を支障な
く取付けることができる。
(5)上記実施例では、棚板素材とあて、コーナー部で
の溶接処理がとくに面倒で、かつ弾性変形しやすい点で
本発明の好適例である網板材を用いた場合について説明
したが、本発明は盲板材からなる棚板にも勿論適用する
ことができる。
また、この棚板1の折曲部11は、上記実施例のような断
面ほぼ馬蹄形でなく、上面部と側面部と下面部が直角で
連続するコ字形に形成してもよい。
一方、本発明は、棚板1が台形、五角形といった四角形
以外の各種多角形の場合でも適用でき、また、上記実施
例であげた棚板に限らず、テーブルの天板等各種板体に
広汎に適用することができる。
〔発明の効果〕
上記のように本発明によるときは、両側凸部をコーナー
部両側の折曲部内に嵌め込むだけのワンタッチ操作によ
って板体コーナー部に簡単に、しかも強固に取付けるこ
とができる。とくに、溶接が不要となることで、パンチ
ングメタル等の網板からなる板体に好適なものとなる。
この場合、本体を、無垢でなく、二側面のいずれ側から
見ても本体折曲部の断面形状に対応する形状とした請求
項2の発明によると、コーナー部材全体が板体厚み方向
に弾性変形し易いものとなるため、この弾性変形を利用
して板体により一層簡単に、そして強固に取付けること
ができる。
この点は、本体と両側凸部、すなわちコーナー部材全体
を弾性材料で形成した請求項3の発明の場合に一層顕著
となる。
また、請求項4の発明によると、本体からの突出量の大
きい挿入ガイド凸部が、嵌入操作時の先導的役割を果す
ため、取付操作がより簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例ににかるコーナー部材を棚板に
装着した状態の平面図、第2図は第1図A部の一部切欠
拡大図、第3図は同斜視図、第4図は同分解斜視図、第
5図は第2図V−V線、第6図は同VI−VI線各断面図で
ある。 1……棚板、11……同棚板の折曲部、111……同折曲部
の上面部、112……同側面部、113……同下面部、12……
同棚板の切欠、2……コーナー部材、3……コーナー部
材の本体、31,32……同本体の二側面、4……挿入ガイ
ド凸部、5,6,7……抜け止め凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周辺部が下方に折返されて上面部と側面部
    と下面部とからなる折曲部が形成されるとともに各コー
    ナー部に切欠が設けられた棚板等の板体に取付けられる
    コーナー部材であって、コーナー部材本体が、上記切欠
    に嵌まり込む平面形状と、上記折曲部の断面形状に対応
    する断面形状を有するとともに、切欠に臨む板体二側辺
    部の折曲部の端面に当接する二側面を有し、この本体の
    上記二側面に、本体が切欠に嵌まり込んだ状態で上記板
    体におけるコーナー部両側の折曲部の上面部、側面部、
    下面部の各内面に密接して本体を上下、前後、左右の各
    方向に位置固定する凸部が設けられてなることを特徴と
    する棚板等の板体用コーナー部材。
  2. 【請求項2】本体が、二側面のいずれ側から見ても、板
    体の折曲部の断面形状に対応する上面壁と側面壁と下面
    壁とによって形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の棚板等の板体用コーナー部材。
  3. 【請求項3】本体および両側凸部がそれぞれ弾性材料に
    て形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    棚板等の板体用コーナー部材。
  4. 【請求項4】本体の二側面に突設された両側凸部のう
    ち、一方の凸部として、一方の折曲部の上面部、側面
    部、下面部に別々に密接する抜け止め凸部が設けられ、
    他方の凸部として、他方の折曲部内に密嵌状態で嵌合す
    る挿入ガイド凸部が上記抜け止め凸部よりも大きな突出
    量をもって突設されたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の棚板等の板体用コーナー部材。
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