JP2554230Y2 - 出隅用鋼板パネル - Google Patents

出隅用鋼板パネル

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JP2554230Y2
JP2554230Y2 JP8572392U JP8572392U JP2554230Y2 JP 2554230 Y2 JP2554230 Y2 JP 2554230Y2 JP 8572392 U JP8572392 U JP 8572392U JP 8572392 U JP8572392 U JP 8572392U JP 2554230 Y2 JP2554230 Y2 JP 2554230Y2
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JP
Japan
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panel
steel plate
frame
surface material
present
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JP8572392U
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JPH0640145U (ja
Inventor
玲 榎本
義親 田中
篤 榧谷
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室の壁面などを構築
するためのパネル材のうち、表面材をステンス製鋼板と
したいわゆる鋼板パネルであって出隅部を構築するため
に用いられる出隅用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】浴室を施工するにあたり供される壁パネ
ルには、タイルを表面材としたタイルパネルのほか、表
層に塩化ビニル樹脂の被膜を形成したステンレス製鋼板
を表面材とする鋼板パネルが従来使用されている。
【0003】鋼板パネルは、鋼板の四周を折り曲げて薄
い箱型に形成した表面材の裏面にプラスターボード等の
裏打ち材を貼着して剛性を高めたものが一般に用いられ
ている。また、壁面に出隅部を構築する場合には、図5
に示すような、表面材42の途中を直角に折り曲げ、そ
の裏面側に、裏打ち材43を介して、両端部及び折曲部
へ縦枠45,46,47を配置させたフレーム44を取
り付けて構成した出隅用鋼板パネル41が使用されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の出隅用鋼板
パネル41は、見かけの厚み寸法が大きいため、製作及
び運搬,施工が容易ではない。また在庫に際しても、嵩
高いため、広い収納空間を要するという欠点を持つ。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来欠点
に鑑み、新規な構成の出隅用鋼板パネルを提供するもの
であって、その特徴とするところは、枠組みされたフレ
ームの表面にステンレス製鋼板等からなる表面材が取り
付けられ、少なくとも一側部に表面材の側端部を裏面側
へ折曲して成る出隅部が設けられ、表面材の側端部にお
ける出隅部からの折り曲げ幅は当該鋼板パネル本体の厚
み寸法を越えないか又はほぼ等しい寸法に設定され、前
記フレームにおける上記出隅部側に位置する縦枠には、
その裏面側に他の鋼板パネルとの接続部が設けられてい
ることである。
【0006】
【作用】本考案に係る出隅用鋼板パネルは、表面材の出
隅部を構成する折り曲げ部の幅寸法を、鋼板パネル本体
の厚み寸法を越えないか又はほぼ等しい寸法に設定した
ので、嵩高くなることがない。また、出隅部に位置する
フレームの縦枠の裏面側に接続部を設けたので、他の鋼
板パネルを突き合わせることで、所望の出隅部を構築す
ることができる。
【0007】
【実施例】図1及び図2に、本考案に係る出隅用鋼板パ
ネル1(以下、「本案パネル」と称す。)の一例を示
す。本案パネル1は、塩化ビニル樹脂の被膜からなる表
層を備えたステンレス製鋼板からなる表面材2と、この
表面材2の裏面に貼着されたプラスターボード等の裏打
ち材3(図2参照)と、この裏打ら材3が表面へ貼着さ
れる枠組みされたフレーム4とから成る。表面材2の一
側部には、裏面側へ直角に折曲して成る出隅部2cが設
けられている。従って、表面材2は、出隅部2cを挟ん
で互いに垂直な表面部20と側面部21の二つの領域を
有することになる。尚、表面材2における出隅部2cか
らの折り曲げ幅Sは、本案パネル1本体の厚み寸法Tよ
りも若干小さい寸法に設定されている。また、本実施例
では、表面材2の上端面後縁部に裏打ち材3の裏面と面
一となるように固定片2a(図1参照)を起立形成し、
この固定片2aに穿設した各透孔2bへ挿通したネジ1
0を、表面部20においてはフレーム4の所定高さ位置
に設けた横桟4aへ、側面部21においてはフレーム4
の縦枠4b−1へそれぞれ螺合させることにより、当該
表面材2をフレーム4へ止め着けて一体化し、両者が容
易に分離しないようにしてある。
【0008】ところで、本案パネル1におけるフレーム
4の左右縦枠4b−1,4b−2には、他の鋼板パネル
との接続に供する凸部4c−1,4c−2が設けられて
いるが、出隅部に位置する方の縦枠4b−1の凸部4c
−1は鋼板パネル1の裏面側を向き、もう一方の縦枠4
b−2の凸部4c−2は本案パネル1の外側方を向くよ
うに構成されている。
【0009】次に、本案パネル1を用いて出隅部を構築
する手順を、図2を参照して説明する。これは、本案パ
ネル1における出隅部2cを設けた方のフレーム縦枠4
b−1と、他の鋼板パネル11のフレーム14の縦枠1
4bとを突き合わせ、両者をこれらの間に介装した断面
H型の接合部材5により接続する。このとき、本案パネ
ル1の表面材2と他方の鋼板パネル11の表面材12と
の間に、目地間隙dが形成されるので、これの奥部を、
表面材2,12と同じ塩化ビニル樹脂で被覆したステン
レス鋼板からなる平板状の目地部材6で閉塞して底目地
となす。この目地部材6を装着するには、予め当該目地
部材6の一方の側端部を、本案パネル1の裏打ち材3と
フレーム4の縦枠4b−1との間へ挿入しておき、他方
の鋼板パネル11を接合部材5へ嵌着する際に、目地部
材6の他方の側端部を、当該他方の鋼板パネル11にお
ける裏打ち材13とフレーム14の縦枠14bとの間へ
挿入せしめればよい。
【0010】本案パネル1の構造は、他の鋼板パネルと
の接続手段に応じて、適宜の変更が可能である。例え
ば、図3に示す如く、本案パネル1の縦枠4b−1及び
他の鋼板バネル11の縦枠14bのそれぞれに凹部4
d,14dを形成し、双方へ接合部材7を嵌合せしめて
両パネル1,11を接続するという構造も可能である。
なお、本実施例の場合も、平板状の目地部材6により、
目地間隙dの奥部を閉塞して底目地となす点は同様であ
る。
【0011】さらに、図4に示す如く、本案パネル1の
表面材2の側端縁および他の鋼板パネル11の表面材1
2の側端縁それぞれに、表面側へ折り曲げてなる折返端
縁30,30を形成し、各折返端縁30,30に断面コ
字型の連接部材31を嵌着せしめたうえ、これを貫通さ
せたビス32を縦枠4b−1,14bどうしを連結して
いる接合部材5に螺合せしめたのち、連接部材32の表
面に断面コ字型の目地部材33を装着するという構造を
採用することもできる。
【0012】その他、本案パネルの構造は、実施の態様
に応じた種々の変更を妨げるものではない。
【0013】
【考案の効果】本案パネルは、表面材の一側端を折り曲
げて出隅部を設けると共に、その折り曲げ幅を、本案パ
ネル本体の厚み寸法を越えないか又はほぼ等しい寸法に
設定したので、厚みが小さくなる。従って、製作及び運
搬,施工が容易である。また、本案パネルは平積みする
ことが可能であるから、在庫に要する収納空間が小さく
てすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案パネルの一例を示すものであって、表面材
とフレームとを分解して示す斜視図である。
【図2】本案パネルを用いた接続構造の一実施例を示す
要部の平面断面図である。
【図3】本案パネルを用いた接続構造の他の実施例を示
す要部の平面断面図である。
【図4】本案パネルを用いた接続構造のさらに別の実施
例を示す要部の平面断面図である。
【図5】従来の出隅用鋼板パネルを示す平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼板パネル 2 表面材 2c 出隅部 3 裏打ち材 4 フレーム 4b−1,4b−2 縦枠 4c−1,4c−2 凸部 5 接合部材 6 目地部材 d 目地間隙 20 表面部 21 側面部 S 表面材の折り曲げ幅 T 本案パネル本体の厚み寸法

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組みされたフレームの表面にステンレ
    ス製鋼板等からなる表面材が取り付けられて成る鋼板パ
    ネルであって、少なくとも一側部に表面材の側端部を裏
    面側へ折曲して成る出隅部が設けられ、表面材の側端部
    における出隅部からの折り曲げ幅は当該鋼板パネル本体
    の厚み寸法を越えないか又はほぼ等しい寸法に設定さ
    れ、前記フレームにおける上記出隅部側に位置する縦枠
    には、その裏面側に他の鋼板パネルとの接続部が設けら
    れていることを特徴とする出隅用鋼板パネル。
JP8572392U 1992-10-29 1992-10-29 出隅用鋼板パネル Expired - Lifetime JP2554230Y2 (ja)

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JP8572392U JP2554230Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 出隅用鋼板パネル

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Publication Number Publication Date
JPH0640145U JPH0640145U (ja) 1994-05-27
JP2554230Y2 true JP2554230Y2 (ja) 1997-11-17

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