JPH0740952U - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JPH0740952U
JPH0740952U JP7069993U JP7069993U JPH0740952U JP H0740952 U JPH0740952 U JP H0740952U JP 7069993 U JP7069993 U JP 7069993U JP 7069993 U JP7069993 U JP 7069993U JP H0740952 U JPH0740952 U JP H0740952U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ワイヤの先端部の挿入により施錠
され、解錠操作が容易で、防盗性の高い錠装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ワイヤ挿入孔27を貫通した内部ケース1
1,12に内部に支軸28,29を設け、支軸28,2
9に一端を枢着されるラッチ30に開閉する係止部46
と、ホルダ移動用長孔34とを設け、ラッチ30の内部
に移動可能に収容されるホルダ52に、ホルダ移動用長
孔34より突出する腕57と、腕57の先端に屈曲形成
されラッチ30の開放を阻止する阻止部58を設け、支
軸28に枢着されたワイヤ挿入検知部材60に可撓腕6
1を設け、可撓腕61にワイヤWの先端部に押動される
受圧片69とホルダ52の移動を阻止するストッパ67
を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二輪車の盗難防止に使用される二輪車用ワイヤの錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪車(自転車,原動機付き自転車,自動二輪車など)の盗難防止に使用され る錠装置についての従来技術には、特開昭62−59783号公報に記載された 技術などがある。 同技術は、図11に示すように、多関節型ワイヤ1の一端に錠本体2を設け、 他端には錠本体2に係脱する係合部3を設ける。
【0003】 錠本体2は、多関節型ワイヤ1の一端に設けられた外筒4に、側面に開口する 横孔5を設け、外筒4に嵌着したシリンダ錠6のロータ6aの端部にL字形のロ ックレバー7を固着する。 横孔5に挿入される係合部3は先端部に突部8が設けられ、シリンダ錠6の鍵 孔6bに挿入したキー9を施錠或いは解錠方向に回動操作すると、ロックレバー 7が突部8に係脱し、多関節型ワイヤ1が施錠或いは解錠される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上述べたような従来の二輪車用ワイヤの錠装置には、次のような課題が残さ れていた。 (1) ワイヤ錠装置を解錠操作するときに、鍵孔6bが操作者にとって操作し易い 位置に向いていない場合には、ワイヤを捩じって錠装置の向きを変えねばなら ず、ワイヤが多関節型ワイヤの場合には捩じることが出来ないので、鍵孔6b にキー9を挿入し難い。
【0005】 (2) 錠本体2とワイヤ1とが一体となっているので、二輪車用ワイヤ錠装置をコ ンパクトに収納,携帯する場合に不便である。 本考案はかかる課題を解決することを目的としており、ワイヤ錠装置を解錠操 作するときに、鍵孔を操作者の方に容易に向けることができ、錠本体とワイヤと を分離してコンパクトに収納でき、しかも、不正解錠される虞のない二輪車用ワ イヤ錠装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の二輪車用ワイヤの錠装置においては、 ほぼ中央にワイヤ挿入孔が貫通し、一端に支軸が設けられ他端にシリンダ錠が 嵌着されるケースと、 該ケース内に収容され、一端が上記支軸に枢着され、ホルダ移動用長孔を有す るレバーの他端に、上記ワイヤ挿入孔から挿入されたワイヤの係合部に係脱する 係止部を設け、ラッチスプリングにより上記係止部を閉鎖する方向に付勢される 一対のラッチと、 上記一対のラッチの内壁面に沿って摺動する摺動片の端部に非押動部を設け、 上記摺動片より延設され上記ホルダ移動用長孔より突出する腕の先端に、上記ラ ッチの開放を阻止する阻止部を設け、ホルダスプリングにより上記被押動部方向 に付勢され、付勢方向の反対方向に移動した位置では上記阻止部が上記ホルダ移 動用長孔に重なるホルダと、 上記一対のラッチの内部に収容され、一端が上記支軸に枢着され一対の可撓腕 の先端に上記ワイヤ挿入孔から挿入されたワイヤの先端に押動される受圧片を設 け、上記可撓腕の中間部に上記ホルダに係脱するストッパを設けたワイヤ挿入検 知部材と、 上記シリンダ錠のロータに固着され、該ロータが解錠方向に回動するときに上 記被押動部を押動するホルダ駆動カムと、上記ラッチを開放方向に押動するラッ チ駆動カムとを有するプレートカムとにより構成した。
【0007】
【作用】
上記のように構成された錠装置は、シリンダ錠が施錠状態にあり、且つ、ワイ ヤの先端が挿入されていない待機状態では、ホルダが付勢反対方向に移動した位 置にあり、ワイヤ検知部材のストッパにより付勢方向の移動を阻止されている。 この付勢反対方向の位置では、ホルダの阻止部は、ホルダ移動用長孔に重なっ ているので、一対のラッチの開放を阻止しない。
【0008】 又、ホルダが付勢反対方向に移動した位置にあるので、ホルダの被押動部は、 係止プレートカムのホルダ駆動カムから離隔しており、ラッチスプリングに付勢 されたラッチは閉ざされている。 このような待機状態において、ワイヤの一方の先端部をケースのワイヤ挿入孔 に挿入すると、ワイヤの一方の先端部が一対のラッチの係止部を押し開き、ワイ ヤの係合部がラッチの係止部と重なったときに、ラッチが閉鎖され、ワイヤの一 方の先端部が錠装置に施錠される。
【0009】 挿入されたワイヤの一方の先端部によって一方の可撓腕の受圧片が押圧され、 可撓腕が撓み変形して、一方の可撓腕のストッパとホルダの係合が解除されるが 、他方の可撓腕は撓まないので、他方の可撓腕のストッパがホルダの付勢方向移 動を阻止している。 従って、ホルダの阻止部は、ホルダ移動用長孔に重なった位置にあり、一対の ラッチの開放を阻止しない。
【0010】 次に、ワイヤの他方の先端部をケースのワイヤ挿入孔に挿入すると、ワイヤの 他方の先端部が一対のラッチの係止部を押し開き、ワイヤの係合部がラッチの係 止部と重なったときに、ラッチが閉鎖され、ワイヤの他方の先端部も錠装置に施 錠されると共に、他方の可撓腕の受圧片が押圧され、可撓腕が撓み変形して、両 方の可撓腕のストッパとホルダの係合が解除されるので、ホルダが付勢方向に移 動し、ホルダの阻止部がラッチの外面に移動し、ラッチの開放を阻止する。 従って、ワイヤの両先端部が施錠された後は、ホルダが一対のラッチの開放を 阻止しているので、ワイヤにいかなる外力や衝撃を加えても、一対のラッチが開 放する虞はない。
【0011】 シリンダ錠に挿入したキーを解錠方向に回動操作すると、プレートカムのホル ダ駆動カムが、ホルダの被駆動部を押動し、ホルダが付勢反対方向に移動すると 共に、プレートカムのラッチ駆動カムが一対のラッチの内面を押動し、ラッチが 開放するので、ワイヤの先端部を取り外すことができる。 ワイヤを取り外すと、ワイヤの先端部に受圧片を押されなくなった可撓腕が弾 性復帰し、ストッパがホルダに係合するので、ホルダが付勢反対方向の位置に係 止され、もとの待機状態に戻る。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1はワイヤ挿入前の待 機状態にある錠本体Aの要部を示す一部破断正面図、図2は図1の一部破断平面 図、図7は錠装置Aの縦断面図、図8は図7のX−X断面図、図9は図7のY− Y断面図、図10は錠装置Aの主要部品の斜視図である。 錠装置Aのケースは、金属材より形成され二分割構造の内部ケース11,12 と、金属材より四角筒状に形成され、内部ケース11,12を被覆する外ケース 13と、合成樹脂材より形成され、外ケース13の外面に嵌着されるカバーボデ ィ14とによって三重構造になっている。
【0013】 外ケース13,カバーボディ14は、図7において右側が開口し、この開口部 には、中央部に孔15を有する端部カバー16が嵌着される。 一方の内部ケース11には、他方の内部ケース12に向けて突出するボス部1 7が設けられ、ボス部17には、錠装置Aの軸方向に貫通する収容孔18が設け られ、収容孔18にはシリンダ錠19が嵌着される(図7参照)。
【0014】 シリンダ錠19の前面には、端部カバー16の孔15から露出する鍵孔(図示 しない)が設けられる。 シリンダ錠19のロータ20にはプレートカム21が装着された後に止め輪2 2が嵌着される(図7参照)。 プレートカム21は、両側面から外方に突出するラッチ駆動カム23と、ラッ チ駆動カム23の両端部近くから後面(図7において左側)に突出するホルダ駆 動カム24が設けられる。
【0015】 内部ケース11,12には、外ケース13のワイヤ挿入孔25,カバーボディ 14のワイヤ挿入孔26と同心のワイヤ挿入孔27が貫通し、内部ケース11の 内面に支軸28が突出し、内部ケース12の内面には、支軸28と同心の支軸2 9が設けられる(図7参照)。 内部ケース11,12の内部にはラッチ部材31,32によって構成される一 対のラッチ30が収容される。
【0016】 ラッチ部材31は、レバー33のほぼ中央部にホルダ移動用長孔34が設けら れ、レバー33の一端(図10において左側)の両側面にブラケット35が屈曲 して延設され、ブラケット35に貫通孔36が設けられる。 ラッチ部材31の両側面に屈曲壁37が設けられ、屈曲壁37の端縁に半月状 の凹面に形成された係止部38が設けられる。 レバー33の他端には、ラッチ駆動カム23に押動される被押動部39が設け られ、ホルダ移動用長孔34左側に、スプリング係止孔40が設けられる(図1 0参照)。
【0017】 ラッチ部材32は、ラッチ部材31と対称的な形状であり、ラッチ部材32よ り幅の狭いレバー41のほぼ中央部にホルダ移動用長孔42が設けられ、レバー 41の一端(図10において左側)の両側面にブラケット43が屈曲して延設さ れ、ブラケット43に貫通孔44が設けられる。 ラッチ部材32の両側面に屈曲壁45が設けられ、屈曲壁44の端縁に半月状 の凹面に形成された係止部46が設けられる。 レバー41の他端には、ラッチ駆動カム23に押動される被押動部47が設け られ、ホルダ移動用長孔42左側に、スプリング係止孔48が設けられる(図1 0参照)。
【0018】 ラッチ部材32の両ブラケット43は、ラッチ部材31の両ブラケット35の 内側に挿入され、一方のブラケット35,43に挿入されるブッシュ49が、支 軸28に装着され、他方のブラケット34,42に挿入されるブッシュ50が、 支軸29に装着される(図7参照)。 スプリング係止孔40,48にラッチスプリング51の両端部が係止され、一 対のラッチ30は、支軸28,29を支点として、係止部38,46を閉鎖する 方向に回動付勢される。
【0019】 一対のラッチ30の内部に挿入されるホルダ52は、基部壁53の一方に突出 する軸部54と、基部壁53の他方に突出し、一対のラッチ30の内壁面に沿っ て摺動し、端部に非押動部55が形成される2個の摺動片56と、基部壁53の 両端より外方に伸び、それぞれホルダ移動用長孔34,42より突出する腕57 と、腕57の先端より屈曲し、一対のラッチ30の開放を阻止する阻止部58と 、腕57の先端の端部より更に外方に伸び、その先端から阻止部58と同方向に 屈曲するスライドガイド59が設けられる。
【0020】 スライドガイド59は、内部ケース11,12のワイヤ挿入孔27から外れた 位置にあり、内部ケース11,12の内壁面に沿って摺動することにより、ホル ダ52の姿勢を倒れないように保持するものである。 一対のラッチ30の内部に収容されるワイヤ挿入検知部材60は、弾性を有す る板材より屈曲加工され、図10に示すように、相対する可撓腕61の一端が連 結壁62によって連結され、可撓腕61の一端部に設けられた貫通孔63に支軸 28が挿通される(図1参照)。
【0021】 連結壁62の下端から屈曲する支持壁64の端部を内側に屈曲してばね受け壁 65を形成し、ばね受け壁65に、ホルダ52の軸部54が挿入される孔66を 設ける。 ばね受け壁65とホルダ52の基部壁53との間には、軸部54に巻回される ホルダスプリング70が弾装され、ホルダ52は右端の被押動部55に向けて移 動する方向に付勢される。
【0022】 一対の可撓腕58は、他端(図10において右側)に向けて細くなり、中間部 には、内側に向けて突出するストッパ67が設けられ、可撓腕61の他端部(右 端部)より内側に伸びる支持腕68が設けられ、支持腕68の先端に受圧片69 が屈曲して延設される。 受圧片69は、内部ケース11,12のワイヤ挿入孔27に挿入されたワイヤ Wの先端部71に押動されるものである(図3参照)。
【0023】 ワイヤWは、錠装置Aとは独立した部品であり、二輪車や自転車などの車輪に 挿通した後に両先端部71が錠装置Aに挿入されロックされる。 ワイヤWの先端部71には凹溝状の係合部72が周設され、先端部71の先端 面は、一対のラッチ30の係止部38に挿入され易くするために先細りのテーパ 面に形成されている。
【0024】 上記のように構成された錠装置の作用を、図1〜図6,図8,図9に基づいて 、待機状態,施錠状態,解錠状態の順に説明する。 図1及び図2は錠装置Aが使用されていない待機状態を示し、シリンダ錠19 は施錠状態にあり、プレートカム21は図9の実線で示す角度であるので、ラッ チ駆動カム23は一対のラッチ30の被押動部47を押動しない位置にあり、従 って、一対のラッチ30は係止部46を閉鎖している。
【0025】 ホルダ52は、図1,図2に示すように、ホルダースプリング70に抗して左 側に移動した位置にあり、ホルダ52の基部壁53が、ワイヤ検知部材60の両 ストッパ67により付勢方向の移動を阻止されている。 この付勢反対方向の位置では、ホルダ52の阻止部58が、一対のラッチ30 のホルダ移動用長孔34に重なる位置にあるので、一対のラッチ30の開放を阻 止しない(図2参照)。 又、ホルダ52の被押動部55は、係止プレートカム21のホルダ駆動カム2 4から離隔している(図2参照)。
【0026】 このような待機状態において、ワイヤWの一方の先端部71を内部ケース11 のワイヤ挿入孔27に挿入すると、ワイヤWの一方の先端部71が一対のラッチ 30の係止部46を押し開き、ワイヤWの係合部72がラッチ30の係止部46 と重なったときに、ラッチ30が閉鎖され、ワイヤWの一方の先端部71が錠装 置Aに施錠される(図8参照)。
【0027】 ワイヤ検知部材60の受圧片69は、図8に示す位置にあるので、挿入された ワイヤWの一方の先端部によって一方の受圧片69が押圧され、可撓腕61が撓 み変形して、一方の可撓腕61のストッパ67とホルダ52の基部壁53との係 合が解除される(図8参照)が、他方の可撓腕61は撓まないので、他方の可撓 腕61のストッパ67は基部壁53に係合したままであり、ホルダ52の付勢方 向移動(図3において右側移動)を阻止している。 従って、ホルダ52の阻止部58は、ホルダ移動用長孔34,42に重なった 位置にあり、一対のラッチ30は未だ開放可能である。
【0028】 次に、ワイヤWの他方の先端部71を内部ケース12のワイヤ挿入孔27に挿 入すると、ワイヤWの他方の先端部71が一対のラッチ30の係止部46を押し 開き、ワイヤWの係合部72がラッチ30の係止部46と重なったときに、ラッ チ30が閉鎖され、ワイヤWの他方の先端部71も錠装置に施錠されると共に、 他方の可撓腕61の受圧片69が押圧され、可撓腕61が撓み変形し、ストッパ 67とホルダ52の基部壁53との係合が解除される。
【0029】 両方の可撓腕61のストッパ67とホルダ52の基部壁53との係合が解除さ れるので、ホルダ52が付勢方向に移動し、ホルダ52の阻止部58がラッチ3 0の外面に移動し、ラッチ30の開放を阻止する(図4参照)。 従って、ワイヤWの両先端部が施錠された後は、ホルダ52の阻止部58が一 対のラッチ30の開放を阻止しているので、ワイヤWにいかなる外力や衝撃を加 えても、一対のラッチ30が開放する虞はない。
【0030】 内部ケース11のワイヤ挿入孔27と、内部ケース12のワイヤ挿入孔27と は同心であるので、施錠されたワイヤWの両先端部を中心として錠装置Aを回動 することができるので、シリンダ錠19の鍵孔を解錠操作し易い位置に向けるこ とができる。 シリンダ錠19に挿入したキーK(図7参照)を解錠方向に回動操作すると、 プレートカム21のホルダ駆動カム24が、ホルダ52の被駆動部55を押動し 、ホルダ52が付勢反対方向に移動し(図5参照)阻止部58がラッチ30のホ ルダ移動用長孔34に重なるので、ラッチ30が開放可能になる。
【0031】 又、プレートカム21のラッチ駆動カム23が一対のラッチ30の内面を押動 し、ラッチ30が支軸28,29を支点として開くので(図6参照)、両係合部 46が拡がり、ワイヤWの先端部71を取り外すことができる。 ワイヤWの先端部71を取り外すと、先端部71に受圧片69を押されなくな った可撓腕61が弾性復帰し、ストッパ67がホルダ52の基部壁53に係合す るので、ホルダ52が付勢反対方向の位置に係止され、もとの待機状態(図1, 図2参照)に戻る。
【0032】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 (1) ワイヤの先端部を錠装置に挿入する簡単な操作で、ワイヤの先端部が施錠さ れるので便利である。 又、両先端部を施錠した後は、ワイヤに外力や衝撃を加えても不正解錠され る虞はない。
【0033】 (2) ワイヤ錠装置を解錠操作するときに、ワイヤを捩じることなく、錠装置の鍵 孔を操作者にとって操作し易い位置に向けることができるので、解錠操作が容 易である。 (3) 解錠した後は、錠装置とワイヤとを分離してコンパクトに保管収納すること ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ挿入前の待機状態にある錠本体の要部を
示す一部破断正面図である。
【図2】図1の一部破断平面図である。
【図3】ワイヤの先端部を挿入したときの錠本体の要部
を示す一部破断正面図である。
【図4】ワイヤの両先端部を挿入したときの錠本体の要
部を示す一部破断平面図である。
【図5】解錠状態の錠本体の要部を示す一部破断正面図
である。
【図6】図5の一部破断平面図である。
【図7】錠装置縦断面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】図7のY−Y断面図である。
【図10】錠装置の主要部品の斜視図である。
【図11】従来例の二輪車用ワイヤ錠装置の要部を示す一
部破断正面図である。
【符号の説明】
A 錠装置 W ワイヤ 11,12 内部ケース 13 外ケース 14 カバーボディ 19 シリンダ錠 20 ロータ 21 プレートカム 23 ラッチ駆動カム 24 ホルダ駆動カム 25,26,27 ワイヤ挿入孔 28,29 支軸 30 一対のラッチ 31,32 ラッチ部材 34,42 ホルダ移動用長孔 38 係止部 51 ラッチスプリング 52 ホルダ 53 基部壁 55 被押動部 56 摺動片 58 阻止部 60 ワイヤ挿入検知部材 61 可撓腕 67 ストッパ 69 受圧片 70 ホルダスプリング 71 先端部 72 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯高 敏治 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目6番8号 株式会社アルファテクニカルセンター内 (72)考案者 梅田 耕治 愛知県岡崎市保母町字二百田5−1 (72)考案者 長谷川 勝三 東京都足立区神明南1−3−22 株式会社 ロング内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ中央にワイヤ挿入孔が貫通し、一端
    に支軸が設けられ他端にシリンダ錠が嵌着されるケース
    と、 該ケース内に収容され、一端が上記支軸に枢着され、ホ
    ルダ移動用長孔を有するレバーの他端に、上記ワイヤ挿
    入孔から挿入されたワイヤの係合部に係脱する係止部を
    設け、ラッチスプリングにより上記係止部を閉鎖する方
    向に付勢される一対のラッチと、 上記一対のラッチの内壁面に沿って摺動する摺動片の端
    部に非押動部を設け、上記摺動片より延設され上記ホル
    ダ移動用長孔より突出する腕の先端に、上記ラッチの開
    放を阻止する阻止部を設け、ホルダスプリングにより上
    記被押動部方向に付勢され、付勢方向の反対方向に移動
    した位置では上記阻止部が上記ホルダ移動用長孔に重な
    るホルダと、 上記一対のラッチの内部に収容され、一端が上記支軸に
    枢着され一対の可撓腕の先端に上記ワイヤ挿入孔から挿
    入されたワイヤの先端に押動される受圧片を設け、上記
    可撓腕の中間部に上記ホルダに係脱するストッパを設け
    たワイヤ挿入検知部材と、 上記シリンダ錠のロータに固着され、該ロータが解錠方
    向に回動するときに上記被押動部を押動するホルダ駆動
    カムと、上記ラッチを開放方向に押動するラッチ駆動カ
    ムとを有するプレートカムとにより構成される錠装置。
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