JPH0323433Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0323433Y2
JPH0323433Y2 JP17484186U JP17484186U JPH0323433Y2 JP H0323433 Y2 JPH0323433 Y2 JP H0323433Y2 JP 17484186 U JP17484186 U JP 17484186U JP 17484186 U JP17484186 U JP 17484186U JP H0323433 Y2 JPH0323433 Y2 JP H0323433Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
locking
helmet holder
key
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17484186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6380290U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17484186U priority Critical patent/JPH0323433Y2/ja
Publication of JPS6380290U publication Critical patent/JPS6380290U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0323433Y2 publication Critical patent/JPH0323433Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は二輪車のヘルメツトホルダ兼用シート
ロツク装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、このようなシートロツク装置としては、
例えば実公昭52−22748号公報に開示された技術
がある。すなわち、この技術は、フレームに固定
されたキーロツクボデイの先端にキーシリンダに
よつて回動されシートのフツクに係合する錠片を
設け、キーロツクボデイの側面に前記キーシリン
ダによつて開閉される第2の錠片を設け、該第2
の錠片にヘルメツト等を錠止めするようにしたも
のである。
しかしながら、上記従来例では、前記錠片及び
第2の錠片が共に前記キーシリンダの回動に連動
して開閉する構成であるので、前記第2の錠片が
開くと、シートロツクも解除されてしまうため、
シートが半締まりの状態になることがあるという
問題点があつた。
(考案の目的) 本考案は、このような従来の問題点に着目して
成されたもので、キーロツク機構を解錠した時
に、シートが半締まりの状態になるのを防止した
二輪車のヘルメツトホルダ兼用シートロツク装置
を提供することを目的としている。
(考案の構成) かかる目的を達成するための本考案の要旨は、
キーシリンダを有するキーロツク機構と、収納部
を閉じる閉位置と開位置との間で回動可能なシー
トと、該シートを前記閉位置で係止する係止位置
と係止解除位置との間で揺動可能で、該係止位置
側に付勢された係止レバーと、一端側がケーブル
を介して前記係止レバーに連結され、前記キーロ
ツク機構のケース内に揺動可能に保持された被案
内部及び他端側に手動操作部を有するキーロツク
レバーと、前記ケース内に摺動可能に保持された
被案内部及びフツク部を有し、該フツク部の先端
が閉じる閉位置と該先端が開く開位置との間で摺
動可能なヘルメツトホルダと、キー操作による前
記キーシリンダの回動に連動して施錠位置と解錠
位置との間で変位可能な係合ピンとを備えて成
り、前記ヘルメツトホルダの被案内部に、前記係
合ピンの変位によりヘルメツトホルダが前記閉位
置及び開位置間で摺動するべく該係合ピンと常時
接触する係合孔が形成されており、且つ前記キー
ロツクレバーの被案内部に、前記施錠位置にある
係合ピンと接触し且つ前記解錠位置側へ変位する
前記係合ピンを空振りにする逃げ孔が形成されて
いることを特徴とする二輪車のヘルメツトホルダ
兼用シートロツク装置に存する。
(作用) そして、上記シートロツク装置では、キーロツ
ク機構を解錠した時に、係合ピンが解錠位置側に
変位する。このとき、係合ピンがヘルメツトホル
ダの係合孔と常時接触しているので、ヘルメツト
ホルダは係合ピンの変位により開位置に変位す
る。しかし、解錠位置側に変位する係合ピンはシ
ートロツクレバーの逃げ孔内を空振りし、係合ピ
ンの変位はシートロツクレバーに伝達されないの
で、シートロツクレバーは係止位置に保持されて
シートは閉位置に係止されたままとなり、この状
態でシートロツクレバーの手動操作部を把持して
手動操作することによりシートの係止が解除され
る。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図は一実施例に係る二輪車のヘルメツトホ
ルダ兼用シートロツク装置を示す概略図である。
第1図及び第2図に示すように、シートロツク
装置は、収納部(図示略)を閉じる閉位置と開位
置との間で回動可能なシート1と、シート1の後
端(図の右端)側下面に固定されたフツク2を係
止してシート1を閉位置で係止する係止位置とフ
ツク2から外れた係止解除位置との間で揺動可能
な係止レバー3と、開位置と閉位置との間で摺動
可能なヘルメツトホルダ4と、キーロツク機構5
と、係止レバー3を係止位置に保持する係止位置
と係止レバー3を係止解除位置に保持する係止解
除位置との間で摺動可能なシートロツクレバー6
とから構成されている。
第1図及び第6図に示すように、キーロツク機
構5は、ケース51と、キー孔52を有するキー
シリンダ53と、5枚のタンブラー板54と、キ
ーシリンダ53の先端部に固結され、先端に係合
ピン55が突設されたカラー56と、キーシリン
ダ53をクリツクストツプするためのボール57
及びばね58と、裏蓋59とから構成されてい
る。
前記ケース51は、円筒部51aと、矩形の収
容部51bと、側方に形成された前記ヘルメツト
ホルダ4用の当接部51cとが形成されており、
該収容部51bでキーロツク機構5がフレーム側
に締結されるように成つている。
前記収容部51bと裏蓋59との間には、ヘル
メツトホルダ4及びシートロツクレバー6が摺動
可能に保持されている。第3図に示すように、シ
ートロツクレバー6の被案内部6aは、収容部5
1bの内壁面51e,51e間で摺動可能に保持
されている。ヘルメツトホルダ4の被案内部4a
は、収容部51bの左側内壁面51eと収容部5
1bの内部に形成された案内壁51fの左側壁面
との間で摺動可能に保持されている。裏蓋59に
は、シートロツクレバー6との接触面積を減らし
てシートロツクレバー6の摺動抵抗を小さくする
ために、第5図に示すようなT字形の突部59b
が形成されている。
前記ヘルメツトホルダ4は、そのフツク部4b
にヘルメツト等を掛止できるようにJ字形をして
いる。該フツク部4bの先端4cは、前記当接部
51cの内側に引つ込んだ位置に形成された当接
面51gに当接可能に成つている。
第3図に示すように、係合ピン55は、キー操
作によりキーシリンダ53が施錠位置と解錠位置
との間で回動することにより、実線で示す施錠位
置と鎖線で示す解錠位置との間で変位可能であ
る。
ヘルメツトホルダ4の被案内部4aには、第3
図、第6図及び第7図に示すように、係合ピン5
5と常時接触するようにヘルメツトホルダ4の摺
動方向と直交する方向に延びた係合孔4dが形成
されている。
第1図、第6図及び第7図に示すように、シー
トロツクレバー6の一端側に形成された係止部6
bは、ケーブル9を介して係止レバー3に連結さ
れており、係止レバー3を時計方向に付勢するば
ね部材10によつて前記係止位置側に付勢されて
いる。
ケーブル9のアウタケーブル9aはフレーム側
に固定されており、そのインナケーブル9bの一
端に固設された被係止部材9cはシートロツクレ
バー6の係止部6bに連結されている。
第3図に示すように、シートロツクレバー6の
前記被案内部6aには矩形の逃げ孔6eが形成さ
れている。この逃げ孔6eは、係合ピン55が施
錠位置から解錠位置へ変位する際に該係合ピン5
5を空振りにする、即ち係合ピン55が逃げ孔6
eの下端部に当接しないようにシートロツクレバ
ー6の摺動方向に沿つて延びている。これによつ
て、係合ピン55が施錠位置にある時には、逃げ
孔6eの上端部が係合ピン55に接触してシート
ロツクレバー6が係止位置に保持され、且つ係合
ピン55が解錠位置に変位した時には、係合ピン
55が逃げ孔6eから離れ、シートロツクレバー
6はばね部材10の付勢力により係止位置に保持
されたままとなるように成つている。
シートロツクレバー6の下端部側には、ヘルメ
ツトホルダ4を案内する案内溝6fが形成されて
いると共に、押し下げるための把持部6gが形成
されている。案内溝6fを設けたことによつて、
ヘルメツトホルダ4が円滑に摺動することがで
き、且つシートロツクレバー6に作用する力によ
るヘルメツトホルダ4の変形が防止される。
以下、作用を説明する。
ヘルメツトホルダ4を解錠する際には、キーシ
リンダ53を第1図の施錠位置から解錠位置まで
図の時計方向に回動する。この回動によりカラー
56がキーシリンダ53と共に回動し、係合ピン
55が第3図の実線で示す施錠位置から鎖線で示
す解錠位置に変位する。該係合ピン55の変位に
よつて、係合溝4dを介してヘルメツトホルダ4
が第6図に示す閉位置から押し下げられて開位置
に変位し、当接部51cの当接部51gに当接し
ていたフツク部4bの先端部4cが該当接面51
gから離れ、ヘルメツト等のフツク部4bへの掛
止及び取外しが可能となる。
一方、係合ピン55がシートロツクレバー6の
逃げ孔6eの上端部から離れて逃げ孔6e内を空
振りし、該係合ピン55の変位はシートロツクレ
バー6に伝達されないので、シートロツクレバー
6はばね部材10によつて係止位置側に付勢さ
れ、シート1は閉位置に係止されたままである。
シート1を開けたい場合には、把持部6gを把
持して逃げ孔6eの上端部が係合ピン55に当る
までシートロツクレバー6をばね部材10の付勢
力に抗して押し下げる。これによつて、インナケ
ーブル9bが係止レバー3を回動させ、シート1
の係止が解除される。
上記実施例によれば、前記シートロツクレバー
6の摺動方向を上下方向にしたので、把持部6b
を把持してシートロツクレバー6を係止解除位置
へ変位させる際に力を入れ易く且つ該シートロツ
クレバー6が車輌の側方に突出したりしないとい
う利点がある。
なお、上記実施例によれば、前記シートロツク
レバー6の摺動方向を上下方向にしたが、本考案
はこれに限定されるものではなく、シートロツク
レバー6を横方向に摺動させるようにしてもよ
い。
なお、上記実施例では、シートロツクレバー6
と係止レバー3とをケーブル9を介して連結した
が、シートロツクレバー6がシート1の底部を直
接係止するように構成してもよい。
(考案の効果) 本考案に係る二輪車のヘルメツトホルダ兼用シ
ートロツク装置によれば、キーロツク機構を解錠
した時に、係合ピンがヘルメツトホルダの係合孔
と常時接触しているので、ヘルメツトホルダは係
合ピンの変位により開位置に変位する。しかし、
解錠位置側に変位する係合ピンはシートロツクレ
バーの逃げ孔内を空振りし、係合ピンの変位はシ
ートロツクレバーに伝達されないので、シートロ
ツクレバーは係止位置に保持されてシートは閉位
置に係止されたままとなり、この状態でシートロ
ツクレバーの手動操作部を把持して手動操作する
ことによりシートの係止が解除される。従つて、
キーロツク機構を解錠した時に、シートが半締ま
りの状態になるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本考案の一実施例を示して
おり、第1図は二輪車のヘルメツトホルダ兼用シ
ートロツク装置を示す概略図、第2図は第1図の
矢視図、第3図は裏蓋を取外した状態における
第2図の矢視図、第4図は第2図の矢視図、
第5図は裏蓋が付いた状態における第3図と同様
の矢視図、第6図は第1図の−線断面図、第
7図はシートロツク装置を示す斜視図である。 1……シート、3……係止レバー、4……ヘル
メツトホルダ、4a……被案内部、4b……フツ
ク部、4c……先端、4d……係合孔、5……キ
ーロツク機構、6……シートロツクレバー、6a
……被案内部、6b……係止部(一端側)、6e
……逃げ孔、6g……把持部(手動操作部)、5
1……ケース、53……キーシリンダ、55……
係合ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キーシリンダを有するキーロツク機構と、収納
    部を閉じる閉位置と開位置との間で回動可能なシ
    ートと、該シートを前記閉位置で係止する係止位
    置と係止解除位置との間で揺動可能で、該係止位
    置側に付勢された係止レバーと、一端側がケーブ
    ルを介して前記係止レバーに連結され、前記キー
    ロツク機構のケース内に摺動可能に保持された被
    案内部及び他端側に手動操作部を有するキーロツ
    クレバーと、前記ケース内に摺動可能に保持され
    た被案内部及びフツク部を有し、該フツク部の先
    端が閉じる閉位置と該先端が開く開位置との間で
    摺動可能なヘルメツトホルダと、キー操作による
    前記キーシリンダの回動に連動して施錠位置と解
    錠位置との間で変位可能な係合ピンとを備えて成
    り、前記ヘルメツトホルダの被案内部に、前記係
    合ピンの変位によりヘルメツトホルダが前記閉位
    置及び開位置間で摺動するべく該係合ピンと常時
    接触する係合孔が形成されており、且つ前記キー
    ロツクレバーの被案内部に、前記施錠位置にある
    係合ピンと接触し且つ前記解錠位置側へ変位する
    前記係合ピンを空振りにする逃げ孔が形成されて
    いることを特徴とする二輪車のヘルメツトホルダ
    兼用シートロツク装置。
JP17484186U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH0323433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17484186U JPH0323433Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17484186U JPH0323433Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6380290U JPS6380290U (ja) 1988-05-27
JPH0323433Y2 true JPH0323433Y2 (ja) 1991-05-22

Family

ID=31113605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17484186U Expired JPH0323433Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0323433Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6380290U (ja) 1988-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0540555U (ja) リツドロツク装置
JPH0474163U (ja)
JP3339842B2 (ja) 扉開閉用ハンドル装置
JP2798412B2 (ja) ボンネットロック装置
JPH0323433Y2 (ja)
US4486041A (en) Door handle unit
JPS59133192A (ja) 吊上げクランプ
JPS61130576A (ja) グラブドアロツク装置
JPH08109762A (ja) 引出し回転型扉用ロックハンドル装置
JPS6262231B2 (ja)
JPH0633159Y2 (ja) 把手装置
JP4438105B2 (ja) 本締り錠における防犯装置
JP3343073B2 (ja) 建設機械のキャブフロント窓
JPH08303079A (ja) 錠止装置
JPH048212Y2 (ja)
JP2511036Y2 (ja) 錠装置
JP2590972Y2 (ja) リッドのロック装置
JP3325242B2 (ja) 錠付ロック装置
JPH05525Y2 (ja)
JPH0332700Y2 (ja)
JPS5934547Y2 (ja) 車輌用開閉蓋の開閉装置
JPH0323199Y2 (ja)
JPH0218201Y2 (ja)
JPS6024848Y2 (ja) 自動二輪車のシ−トロツク兼ヘルメツトロツク用シリンダ錠
JP2724449B2 (ja) 自動販売機等のロックハンドル装置