JP2010121837A - 温風発生器およびこの温風発生器を備えた温風発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所で使用できる換気装置が不要な熱風発生器を提供すること。
【解決手段】供給口15Bおよび吹出し口15Aを設けて周囲を密閉したケース内にヒーターを収容して、供給口15Bから供給された気体をヒーターで加熱して吹出し口15Aから噴射させる温風発生器であって、ケースは、内部を密閉したヒーター室5と熱交換室12A、12Bとに仕切って、各熱交換室12A、12Bには、内部に蓄熱部材からなる熱交換器を収容して供給口15Bおよび吹出し口15Aに連通させ、ヒーター室5は、内部に少なくとも1本のランプヒーターが装着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、温風発生器およびこの温風発生器を備えた温風発生装置に係り、詳しくは爆発性のガスや可燃性粉塵などが存在する危険場所で使用できる温風発生器およびこの温風発生器を備えた温風発生装置に関するものである。
自動車ボデー等の塗装は、通常、被塗装面(板金)の防錆を目的とした下塗りと、この下塗りによる防錆効果と着色ための中塗りと、外観仕上がりを良好にする上塗りの少なくとも3回の塗装工程、およびこれら3回の塗装工程の間で塗装面を乾燥させる乾燥工程の、いわゆる3コート3ベーク方式で行われている。これらの塗装工程のうち、中塗りおよび上塗りには、通常、平滑性、鮮映性および耐候性が優れた油性塗料が使用されている。
油性塗料は、有機溶剤で希釈して使用するので、この有機溶剤、例えばシンナーが塗装作業中に蒸発(揮発)し、この蒸発した溶剤を作業者が吸引すると健康上の問題を引き起こすことがある。また、この有機溶剤は引火性であるため、使用に際して細心の扱いが必要となり、一方で塗装作業を行う作業場、例えば塗装ブース等は防爆構造にする必要がある。したがって、そのための設備が一般に高価なものになる。
油性塗料は、上記のような問題があることから、近年は引火し難くまた有害成分を含まない水性塗料がこの油性塗料に代わって次第に使用される傾向にある。ところが、この水性塗料は水で希釈して使用するので、油性塗料に含まれる有機溶剤が数秒で蒸発(揮発)するのと比べると、この水性塗料に含まれる水分はその蒸発速度が極めて遅く、その蒸発には通常数分掛っている。そこで、この水性塗料を使用した塗装は、水分の蒸発を促進し作業能率を上げるために、自動車メーカー等の塗装現場では、塗装ブースと塗装乾燥炉との間に、通常ヒートゾーンが設けられている。
このような塗料の乾燥には、乾燥装置が使用されており、これまで種々タイプの乾燥装置が提案されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
例えば、下記特許文献1に開示された乾燥装置は、移動式のスタンドに支持された赤外線加熱部と、この赤外線加熱部の上方或いは下方に付設された送風機とを備え、送風機から低速風を送風するようにしたものである。この乾燥装置によれば、赤外線加熱部に低速風を送風する送風機が付設されているので、水性塗料に適した乾燥状態に仕上げることができる。また、下記特許文献2に開示された乾燥装置は、被乾燥面に熱線を照射する複数の照射装置と、高温高圧の空気をそれぞれの照射装置を通じて塗装面に噴射する送風機と、噴射のタイミング並びに噴射パターン等を制御するための制御手段と、被乾燥面に対して照射装置を角度自在に支持する移動式スタンドとを備えたものである。さらに、下記特許文献3には、反射板を有する赤外線ヒーターと、空気吹付けノズルの角度をヒーター手段の外管の接線方向にした乾燥装置が開示されている。
また、一般的な塗装現場では、吹付けノズルと、この吹付けノズルを取付ける支柱を有する移動自在な支持スタンドと、吹付けノズルへ熱風を送風する熱風送風装置とを備えた乾燥装置が使用されている。この乾燥装置は、塗装ブース内に支持スタンドを設置し、ブース外に熱風送風装置を設置して、これらの熱風送風装置と支持スタンドとをホースで接続して、塗装ブース外の熱風送風装置からブース内の吹付けノズルに熱風を送風して、被乾燥面に吹付けて乾燥するようになっている。
特開平8−278080号公報(段落〔0015〕〜〔0018〕、図2) 特開2005−172382号公報(段落〔0023〕〜〔0026〕、図2) 特開2006−130440号公報(段落〔0038〕〜〔0040〕、図2) 特開平6−186218号公報(段落〔0019〕〜〔0014〕、図1)
上記特許文献1の乾燥装置は、塗装面上方の空気を換気して溶剤の揮発を速めるようにしているので、換気によって赤外線の照射で暖められた空気も被乾燥面の上方から排気されて、塗装面の熱も奪われる。このため、塗装面に対しては高出力の赤外線照射が必要になるとともに、長時間の照射が必要となるなどの課題が潜在している。この課題を解決するものとして、上記特許文献2の乾燥装置が考案されている。しかしながら、この乾燥装置も、構造上温風温度が低く風量も限度があるので、乾燥時間を短縮することが難しい。さらに、上記特許文献3に開示された乾燥装置も同じような構成となっているので、同様の課題が潜在している。
また、一般の塗装現場で使用されている乾燥装置は、熱風送風装置に使用される加熱ヒーターの容量を大きくすれば吹出し温度を高くでき、また送風機の容量を大きくすれば風量も多くなるが、加熱ヒーターおよび送風機が内蔵された熱風送風装置から吹付けノズルまでの距離が長くなるため、吹付けノズルから熱風を噴射させるまでに時間が長く掛かり、この間で熱エネルギーの損失および乾燥時間にロスタイムが発生してしまい、乾燥処理効率を上げるには限界がある。
自動車ボデー等の塗装作業は、前記した通り下塗り、中塗りおよび上塗りの少なくとも3回の塗装工程で行われる。中塗りは通常発色性と塗膜の平滑性を実現するため、3回〜6回に分けて塗料の吹きつけと乾燥を行う重ね塗りが行われる。塗料に水性塗料が使用された場合、この塗料の吹きつけおよび乾燥処理時間は、1回の塗り重ね毎に、通常、塗料の吹きつけ60秒、乾燥300秒の割合となり、この工程において、塗料の吹きつけ時間の60秒に比べて乾燥処理時間の300秒は極端に長くなっている。その結果、中塗りの塗装では、水性塗料の水成分を蒸発させるための乾燥処理時間が塗装全工程の時間の大半を占めており、その時間が長時間になっている。
この塗料の吹きつけおよび乾燥処理時間は、乾燥工程での乾燥温度を上げれば短縮することが可能であるが、この温度を上げると塗膜およびボディーの温度が上昇し、次に吹きつけた塗料の粒が広がる前に乾き始めて十分な広がりが得られず梨地状になったり、塗装が粒状に残る塗膜の欠陥が発生し易くなって塗装不良の原因となり、一方、この温度を低くすると上記の塗膜の欠陥の発生は抑制されるが乾燥時間が長く掛ることになる。したがって、被塗装面の温度上昇を抑え、且つ乾燥時間の短縮を図るためには、最適な条件で乾燥処理する必要がある。この点、自動車等の生産工場では、大掛かりな生産設備を導入することが可能なので、この生産設備の中に最適な乾燥条件を設定できる乾燥装置および乾燥ブースを設置することができる。しかしながら、既に市販された自動車等の塗装補修を行うような一般の修理工場では、このような大掛かりな設備を導入することができず、また、このような塗装補修を行う場合でも、塗装の補修は3回〜6回の重ね塗りが採用されるので、水性塗料を使用した塗装作業では塗装品質の向上および塗装時間の短縮が大きな課題となっている。さらに、油性塗料を用いると、乾燥装置は危険場所での使用となるので、防爆構造が必要となり装置が高価になる。
また、上記特許文献1〜3の乾燥装置は、複数本の赤外線ランプに空気を吹付けて熱風を発生するものとなっている。このような熱風発生器は、赤外線ランプが容器などに収容されることなくむき出しになっており、このようにむき出しになった赤外線ランプに空気を吹付けて熱風に変換するので、熱風の変換効率が悪く、しかも大型になりその重量も重くなる。また、これら乾燥装置は、水性塗料を使用した塗装の乾燥に使用されるものとなっているが、水性塗料を使用しても、塗装現場に油性塗料或いはその他の引火性材料などが存在すると、誤ってこれらが漏れると、空気と混合して危険雰囲気が生成されて引火・爆発など起こる恐れがある。勿論、油性塗料の乾燥に使用すると、その危険性がさらに大きくなる。
このような危険場所は、危険雰囲気が存在する時間および頻度などに応じて、安全管理規定において、0種場所、1種場所および2種場所に分類されている。2種場所は、異常な状態において危険雰囲気を生成する恐れがある場所と定義されて、具体的には、以下の(イ)〜(ハ)の場所が対象となっている。(イ)危険性材料を常時取扱っているが、それらは密閉した容器又は設備内に封じられており、その容器又は設備が事故のために破損した場合、又は操作を誤った場合にそれらが漏出して危険な濃度となる恐れがある場所、(ロ)確実な機械的換気装置により、爆発ガスが集積しないようにしてあるが、換気装置の故障を生じた場合には、爆発性ガスが集積して危険な濃度となる恐れがある場所、(ハ)1種場所の周辺又は隣接する室内で爆発性ガスが危険な濃度までに侵入する恐れがある場所。
そして、2種場所で制御機器や電気機器を使用する場合は、通常、これらの機器が点火源となって爆発を誘引することがないように、機器が耐圧防爆構造或いは内圧防爆構造になっている。例えば、上記特許文献4には恒温槽を内圧防爆構造にしたものが開示されている。しかしながら、このような内圧防爆構造を上記のような熱源が露出したものに、簡単に適用することができない。また、適用できたとしても、上記の乾燥装置が抱える課題を解消させることができない。なお、ガスや灯油バーナーを熱源とした乾燥装置も存在するが、このような乾燥装置を塗料乾燥に使用しようとすると、大掛かりな換気装置が必要になって装置が高価になる。
本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所、特に2種場所で使用できる小型・軽量で大量の温風を発生させることができ、しかも換気装置が不要な温風発生器を提供することにある。
本発明の他の目的は、ヒーター熱を蓄熱し省エネルギー化を図り、コンパクトで温風の必要な場所の近傍に設置できるとともに送風路での熱損失を低減できる安価な温風発生器を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、ヒーター部および送風部をユニット化して、ヒーター容量の増減設を簡単にした多目的使用を可能とした温風発生器を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、上記の温風発生器を備えた温風発生装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、送風が停止されたときなどにオーバーヒートするのを防止する安全手段を備えた温風発生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る温風発生器は、供給口および吹出し口を設けて周囲を密閉したケース内にヒーターを収容して、前記供給口から供給された気体を前記ヒーターで加熱して前記吹出し口から噴射させる温風発生器において、前記ケースは、内部を密閉したヒーター室と熱交換室とに仕切って、前記熱交換室は、内部に蓄熱部材からなる熱交換器を収容して前記供給口および吹出し口に連通させ、前記ヒーター室は、内部に少なくとも1本のランプヒーターを装着して、周囲圧力より高い圧力の不燃性パージガスが充填されるようにしたことを特徴とする。また、本発明に係る温風発生器は、前記ヒーター室は、周囲圧力より高い圧力の不燃性パージガスが充填されていることを特徴とする。
上記の発明によれば、ケースは、その内部にランプヒーターを収納して密閉したヒーター室と蓄熱部材からなる熱交換器を収容した熱交換室とに仕切って、ヒーター室に内圧の高い不燃性パージガスが充填されるようにしたので、使用中にヒーター室に可燃性ガスなどが侵入することがなくなり、爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所での使用が可能になる。また、ヒーター室にランプヒーターおよび熱交換室に蓄熱部材からなる熱交換器が収容されているので、ランプヒーターからの熱を蓄熱部材からなる熱交換器で効率よく温風に交換して吹出し口から噴出させることができる。すなわち、ランプヒーターからの熱を蓄熱部材に蓄熱させるので大量の温風を効率よく発生させることができる。さらに、ケース内にランプヒーターおよび熱交換器を仕切って収納するだけなので、小型・軽量化が可能になり、乾燥などに使用する場合は、被乾燥物の近傍に配設して、送風路での熱損失を低減できる。さらにまた、ランプヒーターを使用するので、他のヒーター、例えばシーズヒーターなどと比べて、熱応答性をアップさせることができる。さらにまた、換気装置が不要になるので装置を廉価で作成できる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記ヒーター室および前記熱交換室は、1つのヒーター室と少なくとも1つの熱交換室とをセットにして1つのヒーターユニットを構成し、前記ヒーターユニットを複数個前記ケース内に収納して、前記ヒーターユニットの各熱交換室は、前記供給口および吹出し口に連通させ、前記ヒーターユニットの各ヒーター室は、それぞれにパージガス流入口および流出口を設けて、前記流入口および流出口をパージガス循環系に連結して、前記各ヒーター室内がガス圧調節されることを特徴とする。
上記の発明によれば、ヒーター室と熱交換室とはセットとしてユニット化されているので、任意数のユニットを組み合わせることによって、所望の熱風量を送風できる多目的使用の温風発生器を提供できる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記ケースは、前記供給口を設けた固定ボックス及び前記吹出し口を設けた固定ボックスで構成して、前記一対の固定ボックスで前記複数個のヒーターユニットの端部を密閉・固定したことを特徴とする。
上記の発明によれば、ケースを一対の固定ボックスで構成したので、複数個のヒーターユニットの密閉・固定が簡単になる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記ヒーターユニットの各ヒーター室は、隣接する一方のヒーター室の流入口と他方のヒーター室の流出口とを配管で接続して、最端に位置する一方のヒーター室の流入口又は流出口と他方の流出口又は流入口とをパージガス循環系に連結して、前記各ヒーター室内のガス圧が調節されることを特徴とする。
上記の発明によれば、複数個のヒーター室をタンデムに連結したパージガス循環系を形成できる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記ヒーター室は、内壁面に耐熱赤外線吸収塗料を塗布し、前記ランプヒーターは、カーボンランプヒーター又はハロゲンランプヒーターであることを特徴とする。
上記の発明によれば、ランプヒーターに、カーボンランプヒーター又はハロゲンランプヒーターを使用するので、発熱体の熱エネルギーを直接赤外線で、輻射熱として蓄熱体に伝えることができ、熱伝導で熱を伝えるヒーターを用いるよりはるかにオン・オフの熱応答性がよく、熱源からの遅れによるオーバーランの無い正確な温度制御が可能となる。また、ヒーター室は、内壁面に耐熱赤外線吸収塗料を塗布したので、ランプヒーターからの熱を熱交換室内の熱交換器に効率よく熱伝導できる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記ヒーター室は、前記熱交換室の前記供給口側又はその近傍に対応する内壁面に第1温度センサおよび前記吹出し口側又はその近傍に対応する内壁面に第2温度センサを設けたことを特徴とする。
上記の発明によれば、ヒーター室に第1、第2温度センサを設けたので、ヒーター室内の温度を的確に検出でき、この検出値により、温風発生器を正常に運転できるとともに、異常時に警報乃至運転停止が可能になる。
本発明は、上記の温風発生器において、前記蓄熱部材は、複数の通風路を有する部材で形成したことを特徴する。
上記の発明によれば、蓄熱部材は、複数の通風路を有する部材で構成されているので、蓄熱部材を軽量化して、ランプヒーターからの熱を効率よく蓄熱できる。
本発明は、上記の温風発生器において、蓄熱部材は、所定幅および長さを有する金属板を長さ方向に小幅に折畳んで波型に形成したものであることを特徴とする。
上記の発明によれば、蓄熱部材を波型フィンにすることにより、空気との接触面積が拡大されて熱交換率を向上させるとともに蓄熱容積を増大させることができる。また、所定幅および長さを有する金属板を長さ方向に小幅に折畳んで波型にすることにより、波型の形成が簡単になる。さらに、蓄熱部材等をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成することにより、軽量で蓄熱効果が優れたものになる。
本発明の温風発生装置は、上記の温風発生器に、前記温風発生器の供給口へ空気を送風する送風機と、前記ヒーター室にパージガスを供給するパージガス供給装置と、前記供給装置に繋がれてヒーター室内のガス圧を調節する内圧調整器と、前記送風機および内圧調整器を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、使用中にヒーター室に可燃性ガスなどが侵入することがなくなり、爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所での使用が可能になる。乾燥などに使用する場合は、被乾燥物の近傍に配設して、送風路での熱損失を低減できる。さらにまた、換気装置が不要になるので装置を廉価で作成できる。
本発明は、上記の温風発生装置において、前記制御手段は、前記第1、第2温度センサの検出値を入力して、前記第1又は第2温度センサの検出値が基準値を超えたときに前記ヒーターへの給電をストップ又は警報を発生させることを特徴とする。
上記の発明によれば、ヒーター室に第1、第2温度センサを設けたので、ヒーター室内の温度を的確に検出でき、この検出値により、温風発生器を正常に運転できるとともに、異常時に警報乃至運転停止が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための温風発生器およびこの発生器を備えた温風発生装置を例示するものであって、本発明をこれらのものに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る温風発生器を説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係る温風発生器を示し、図1Aは温風発生器の上面図、図1Bは図1Aの温風発生器をIB方向から見た側面図、図1Cは1Aの温風発生器をIC方向から見た側面図である。図2Aは図1BのIIA−IIA線の断面図、図2Bは図1AのIIB−IIB線の断面図である。図3は図1Aの温風発生器のヒーター室の連結状態を示した上面図、図4Aは図1AのIVA−IVA線の断面図、図4Bは図4AのIVB部分の拡大断面図である。図5は図1の温風発生器の分解斜視図である。図6は図5のランプヒーターの一端部を示した平面図である。
温風発生器1は、図1に示すように、内部にランプヒーターを収納し一端にパージガスの流入口9Aおよび他端に流出口9Bを設けて周囲を密閉したヒーター室5と、内部に通風路を有し蓄熱部材からなる熱交換器を収納し2つの熱交換室12A、12Bとをそれぞれ備えた一対の第1、第2ヒーターユニット2A、2Bを、その両端を一端に気体が供給される供給口15Bおよび他端に温風を噴出させる吹出し口15Aを設けた一対の固定ボックス15A、15Bでそれぞれ密閉・固定して、一方の第1ヒーターユニット2Aの流出口9Bと他方の第2ヒーターユニット2Bの流入口9Aとを配管18で連結した構成を有している。以下の説明では、温風発生器を一対の第1、第2ヒーターユニット2A、2Bで形成したが、1つのヒーターユニットで構成してもよい。
この温風発生器1は、ヒーターユニット2Aの流入口9Aとヒーターユニット2Bの流出口9Bとの間に、図9に示すように、内圧調整器23を介してパージガス供給源(コンプレッサー)が接続され、一方、一方の固定ボックス15Bの供給口15Bに送風機21が連結され、他方の固定ボックス15Aの吹出し口15Aに送風ノズル22が接続されて使用される。
そして、この温風発生器1は、一方の第1ヒーターユニット2Aの流入口9Aからパージガス(圧縮空気)が供給されると、このパージガスはこのヒーターユニット2Aのヒーター室を通過して、流出口9Bから配管18を通って、他の第2ヒーターユニット2Bの流入口9Aへ流入し、このヒーターユニット2Bのヒーター室を通過して、流出口9Bから排出される。そして、これら第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの各ヒーター室内は、周囲より高い圧力に圧力調整される。また、一方の固定ボックス15Bの供給口15Bから空気が供給されると、供給された空気は、第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの各熱交換室内の蓄熱部材からなる熱交換器の流通路を通る際に加熱されて、吹出し口15Aから所定温度の温風が送風される。
この温風発生器1によれば、第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの各ヒーター室と熱交換室とが密閉区分されて、しかも、ヒーター室の内部圧力が周囲圧力より高くしてあるので、この温風発生器1の使用場所が爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所であっても、安全に使用することが可能になる。以下、この温風発生器の個々の構成を詳述する。
第1、第2ヒーターユニット2A、2Bは、同じ構成となっている。一方のヒーターユニット2Aを他方のヒーターユニット2Bを参照して説明する。
ヒーターユニット2Aは、図1、図2、図4に示すように、3本のランプヒーター3と、これらのランプヒーター3を内部に所定の間隔をあけて配列し一端にパージガスの流入口9Aおよび他端にパージの流出口9Bを設けて外周囲を側板6A、6Bで密閉した扁平型のヒーター室5と、このヒーター室の広い板壁面、すなわち図4Aの左右板壁面に設け、内部に通風路を有し蓄熱部材からなる4個の熱交換器13を装着した熱交換室12A、12Bとを有している。
ランプヒーター3には、カーボンランプヒーターが使用されている。このカーボンランプヒーターは、図6に示すように、所定の幅長および長さを有する細帯状の発熱抵抗体(炭素繊維、すなわちカーボン)3と、この抵抗体の両端に接続された端子部3とを有し、この抵抗体が透明な耐熱部材、例えば透明な石英管3で覆われ、内部に不活性ガスが充填された構成を有している。端子部3にはリード線4が接続されて、外部電源などに接続されるようになっている。このカーボンランプヒーターは、既存のニクロム線などの発熱体に比べて赤外線放射効率が高い特性を有している。このカーボンランプヒーターから放射される光スペクトルは、遠赤外線領域の2000nmから4000nm付近がピークとなっている。このカーボンランプヒーターは発熱体の熱エネルギーを輻射熱として、熱交換器に伝えることができ、熱伝導で熱を伝えるヒーターを用いるよりはるかにオン・オフの熱応答性がよく、熱源からの熱伝導の遅れによるオーバーランの無い正確な温度制御が可能となる。なお、ランプヒーターは、カーボンランプヒーターに限定されずハロゲンランプヒーターでもよい。
また、ヒーター室の板壁との間に空間を設けることにより、ヒーター表面が非常に高温でも空間により伝導熱の遮断が行われ、精度の高い温度制御が可能となる。
ヒーター室5は、図5に示すように、ランプヒーター3の発熱部の長さより若干長い一対の側板6A、6Bと、両側板6A、6Bの両端部を固定する端子箱9A、9Bと、を有し、これらはアルミニウム或いはその合金材で形成されている。一対の側板6A、6Bは、同じ形状を有し、組み立て時に一方の側板を逆さまにして組み立てられる。一方の側板6Aを説明する。
側板6Aは、略等間隔に配設される3本のランプヒーター3を装着できる大きさの幅広の第1の側板片6aと、この側板片の長手方向の端縁から略直角に折曲した幅狭の第2の側板片6bとを有し、全体形状が略L字型になっている。この側板6Aは、ランプヒーター3と対向する表面に耐熱赤外線吸収塗料が塗布されている。この塗料を塗布することにより、ランプヒーターからの熱を熱交換室内の熱交換器に効率よく熱伝導できる。
一対の側板6A、6Bのうち、一方の側板6Bに、その幅広の第1の側板片6aに、長手方向に沿って3本の第1〜第3温度センサ7a〜7cが固定される。第1〜第3温度センサ7a〜7cのうち、第1温度センサ7aは、その先端の温度検知部が第1の側板片6aの略中央部に固定されて、他の第2、第3温度センサ7b、7cは、その温度検知部がこの中央部から離れてさらに先にそれぞれ位置するように固定される。この先の位置は、温風発生器1を組み立てたときに、パージガス流入口9A、送風路では吹出し口15A側へ寄った箇所となる。温度センサの具体的な固定位置は、図10に示すように、ランプヒーター3の発熱部の長さを400mmとすると、第1温度センサ7aは送風路の略中央、第2温度センサ7bはこの中央部から吹出し口15A側へ80mmの位置に固定する。第1、第2温度センサ7a、7bを上記の位置に固定することにより、第1温度センサ7aは、ヒーター室5内の略中央部の温度および他の第2温度センサ7bは吹出し口15A側の温度、すなわち、送風ノズル22に近い温度をそれぞれ検出することになる。なお、図10には第3温度センサ7cは図示してないが、このセンサは、温度センサ7bと略同じ位置に固定されて、吹出し口15A側の温度を検出し、温度センサ7bが故障したときに代わって検出値を利用するバックアップセンサとなっている。3本の第1〜第3温度センサ7a〜7cには、サーミスタを使用し、これらはそれぞれ押さえ部材8a、8bで固定される。この実施形態では、第1温度センサ7aを送風路の略中央部に固定したが、供給口15B側へ寄った箇所、および第2、第3温度センサ7b、7cを吹出し口15A側へさらに寄った箇所に設けてもよい。
これらの側板6A、6Bは、いずれか一方の側板を逆さまにして第2の側板片6bが他方の第1の側板片6a面に接触させて内部に3本のランプヒーター3が収納される空間を形成するようにして組み立てる。組み立てた側板6A、6Bの両端部には、ランプヒーター3の端子が収容され、パージガスが流入される端子箱9A、9Bが取付けられる。
それぞれの端子箱9A、9Bは、同じ構成となっている。一方の端子箱9Aを他方の端子箱9Bを参照して説明する。
端子箱9Aは、図5に示すように、一端に開口10を有し内部が空洞の本体10と、この本体の開口を覆う蓋体11とで形成されている。本体10は、上下および左右が板体で囲まれ一端に開口10を有し、他端が閉鎖板10bで閉鎖された角型細長の筒状体で形成されている。閉鎖板10bにランプヒーター3の端子部および一対の側板6A、6Bの端部が挿入される貫通孔10が形成されている。各端子箱9A、9Bは、各本体10の一壁10aにパージガスが流入・流出される開口が形成されている。この実施形態では、端子箱9Aの開口が流入口9Aおよび端子箱9Bの開口が流出口9Bとなっている。
図1〜図6を参照して、ヒーター室5の組み立てを説明する。
ヒーター室5の組み立ては、まず、3本の第1〜第3温度センサ7a〜7cを固定した一方の側板6Bに、他の側板6Bを上下逆にして組み合わせて、内部にランプヒーター3が収納される空間が形成されるようにして、長手方向の側板縁を溶接などで固定して部屋を作成する。この部屋は、両端部が開口し、周囲が密閉された扁平型筒状ケースとなる。次いで、この筒状ケースの一端の開口から3本のランプヒーター3を挿通し、ケースの一端部を一方の端子箱9Aの貫通孔10に当接させるとともに、ランプヒーター3の端子部3を端子箱内の空洞内に位置させる。同様に、ケースの他端部を他方の端子箱9Bの貫通孔10に当接させるとともに、ランプヒーター3の端子部3を端子箱内の空洞内に位置させる。この状態にして、ケースの両端部を両端子箱9A、9Bの各貫通孔10部分に溶接固定する。3本のランプヒーター3は、それらの端子部3を両端子箱9A、9B内で位置決め固定する。この状態で、筒状ケースは、その端部が両端子箱9A、9Bに固定され、両端子箱9A、9Bの開口が空いた状態になっている。なお、筒状ケース内にランプヒーター3を収納して端子箱9A、9Bに固定したが、予め、筒状ケースに各端子箱9A、9Bを固定した後に、ランプヒーター3を収納するようにしてもよい。各端子箱9A、9Bは、それぞれの最端部が開口しているので、これらの開口を利用して、ランプヒーター3の端子に電源などを接続する。この実施形態では、一方の端子箱は、ランプヒーター3の端子に図示を省略した電源線を接続し、他方の端子箱は各ランプヒーターの端子を一括接続する。これらの接続が終了した後に、蓋体11でそれぞれの開口を閉鎖する。これにより、一方のヒーター室の組み立てを終了する。他方のヒーター室の組み立ても同様の方法で組み立てる。
ヒーター室5の側壁面には、熱交換器13を収容し、送風路が形成される熱交換室12A、12Bが設けられる。各熱交換室12A、12Bは同じ構成となっている。一方の熱交換室12Aを説明する。
熱交換室12Aは、一対の熱交換器13と、これらの熱交換器13を覆うカバー体14とを有している。それぞれの熱交換器13は同じ構成となっている。
熱交換器13は、波型の蓄熱部材、すなわち蓄熱フィンで構成されている。この蓄熱フィンは、所定の板厚および長さを有する金属板を用い、この金属板を所定の幅長になるように蛇腹状に折畳んで全体を波型にし、この波型の頂辺部および底辺部の間に隙間を有する成型体で形成されている。各隙間は、空気が通過する通風路となっている。波型の頂辺部および底辺部は、U字状或いはV字状になっている。この蓄熱フィンはアルミニウム或いはアルミニウム合金で形成する。また、その表面を黒色のアルマイト加工処理するのが好ましい。この加工を施すことにより蓄熱効果が良好になる。蓄熱部材を波型フィンにすることにより、空気との接触面積が拡大されて蓄熱容積を増大させることができる。また、所定幅長および長さを有する金属板を長さ方向に小幅に折畳んで波型にすることにより、波型の形成が簡単になる。さらに、蓄熱部材をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成することにより、軽量で蓄熱効果が優れたものになる。
カバー体14は、2個の熱交換器13を長手方向に配設して、その長手方向の側面を覆う大きさの略コ字型の比較的長尺な樋状をなしたカバー体からなり、アルミニウム或いはアルミニウム合金で形成されている。
一対の第1、第2ヒーターユニット2A、2Bは、その両端部がそれぞれ固定ボックス15A、15Bで密閉・固定される。これらの固定ボックス15A、15Bは略同じ構成となっている。一方の固定ボックス15Aを他方の固定ボックス15Bを参照して説明する。
固定ボックス15Aは、図5に示すように、上および左右が板体16a〜16cで囲まれ、底部に開口16dを有し、前後の一方が開口し他方が閉鎖されて、この閉鎖板16eに一対のU字溝16、16を有するボックス本体16と、底部の開口16dを覆う蓋体17とからなり、アルミニウム或いはアルミニウム合金で構成されている。各固定ボックス15A、15Bの各上板16aには、空気が供給或いは吹出される開口が形成されている。この実施形態では、一方の固定ボックス15Bの開口が供給口15Bおよび他方の固定ボックス15Aの開口が吹出し口15Aとなっている。
図1〜図5を参照して、温風発生器1の組み立てを説明する。
温風発生器1は、一対の第1、第2ヒーターユニット2A、2Bで構成されている。これらのユニットは、固定ボックス15A、15Bを共用して組み立てる。各ユニットのヒーター室5および熱交換室12A、12Bは同じ構成となっている。
第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの一方の組み立ては、まず、ヒーター室5を先に説明した手順で組み立てる。次いで、ヒーター室5に隣接させて熱交換室12A、12Bを形成する。これらの熱交換室12A、12Bは、ヒーター室5の両側板面にそれぞれ2個の熱交換器13を当接して、これらの熱交換器13をそれぞれカバー体14で覆い、これらのカバー体14をヒーター室5の両側板面に溶接などで固定して形成する。これで一方のユニットのヒーター室および熱交換室が一体に結合される。他のユニットのヒーター室および熱交換室も同様の方法で一体化する。
これらの一体化した両ユニットのヒーター室および熱交換室は、それらの両端を固定ボックス15A、15Bで固定する。一方のヒーター室5の一方の端子箱9Aを一方の固定ボックス15AのU字溝16に、他方の端子箱9Bを他方の固定ボックス15BのU字溝16にそれぞれ挿通し、一対の熱交換室12A、12Bの端部を両固定ボックス15A、15Bの閉鎖板16eの内面に当接させる。他方のヒーター室5の一方の端子箱9Aを一方の固定ボックス15AのU字溝16に、他方の端子箱9Bを他方の固定ボックス15BのU字溝16にそれぞれ挿通し、一対の熱交換室12A、12Bの端部を両固定ボックス15A、15Bの閉鎖板16eの内面に当接させる。その後、蓋体17で固定ボックス15A、15Bの底部の開口16dを閉鎖する。これにより、第1、第2ヒーターユニット2A、2Bのヒーター室5および熱交換室12A、12Bは、それらの両端を固定ボックス15A、15Bで固定することによって密閉される。その後、一方の第1ヒーターユニット2Aの流出口9Bと他方の第2ヒーターユニット2Bの流入口9Aとを配管18で連結して、温風発生器1の組み立てを終了する。一対の固定ボックスで形成したので、複数個のヒーターユニットの密閉・固定が簡単になる。
この温風発生器1は、図示を省略した化粧外装ケースで外周囲を覆うのが好ましい。また、別の外装ケースで外周囲を覆い、さらにその周囲を断熱部材で覆い、外周囲の表面温度を所定温度、例えば40℃以下にするのが好ましい。この断熱部材で覆うことにより、内部からの放熱が少なくなり、熱エネルギーの損失を少なくできる。また、塗装作業中に作業者がこの温風発生器に触れても火傷等をすることがなくなる。
この温風発生器1は、ヒーターユニット2Aの流入口9Aとヒーターユニット2Bの流出口9Bとの間に、図9に示すように、内圧調整器23を介してパージガス供給源(コンプレッサー)が接続され、一方の固定ボックス15Aの供給口15Bに送風機21が連結され、他方の固定ボックス15Bの吹出し口15Aに送風ノズル22が接続されて使用される。
そして、この温風発生器1は、一方の第1ヒーターユニット2Aの流入口9Aからパージガス(圧縮空気)が供給されると、このパージガスはこのヒーターユニット2Aのヒーター室を通過して、流出口9Bから配管18を通って、他の第2ヒーターユニット2Bの流入口9Aへ流入し、このヒーターユニット2Bのヒーター室を通過して、流出口9Bから排出される。そして、これら第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの各ヒーター室内は、周囲より高い圧力に圧力調整される。また、一方の固定ボックスの供給口15Bから空気が供給されると、供給された空気は、第1、第2ヒーターユニット2A、2Bの各熱交換室内の蓄熱部材からなる熱交換器の流通路を通る際に加熱されて、吹出し口15Aから所定温度の温風が送風される。
以上、本発明の実施形態に係る温風発生器を説明したが、本発明はこれに限定されず、変更できるものである。
ヒーターユニットは、一対の固定ボックスで固定密閉したが、所定形状のケースを用い、このケース内をヒーター室と熱交換室とに仕切って形成してもよい。ランプヒーターは、3本にしたが、3本に限定されず、任意の本数、すなわち1本乃至複数本にしてもよい。また、ヒーターユニットは、1つのヒーター室と2つの熱交換室で構成したが、ヒーター室を矩形状にして、2つの以上の熱交換室を複数設けてもよい。
さらに、温風発生器は、1個のヒーターユニットで形成した単独のユニットで構成したもの、この単独のものを複数個連結したもの、或いは、対にしたヒーターユニットを複数個連結したもので作製してもよい。
図7、図8を参照して、これらの温風発生器を説明する。なお、図7は1個のヒーターユニットで形成した温風発生器1Aを示し、図7Aは上面図、図7Bは側面図、図8は対にしたヒーターユニットを複数個連結した温風発生器1Bの平面図である。
温風発生器1Aは、上記のヒーターユニットが1つで構成されている。なお、上記ヒーターユニットでは、端子箱および固定ボックスを用いたが、これらを使用することなく、長尺の筒状ケースを用い、このケース内をヒーター室および熱交換室に仕切って、端部にそれぞれパージガス流入口、流出口及び気体の供給口、吹出し口を設けて形成してもよい。そしてまた、このようなヒーターユニットを複数個連結してもよい。
温風発生器1Bは、上記一対のヒーターユニットをセットにしたものをさらに1セット追加したものである。
上記実施例では、ヒーター室に不燃性パージガスを充填する例を示したが、温風発生器を危険場所の外に設置し危険場所に温風を送る場合は、ヒーター室に不燃性パージガスを充填しなくとも良い。
これらの温風発生器は上記の構成を有することにより、以下の作用効果を奏する。
まず、この温風発生器1は、その内部をランプヒーターを収納して密閉したヒーター室と蓄熱部材からなる熱交換器を収容した熱交換室とに仕切って、ヒーター室に内圧の高いパージガスが充填されるようにしたので、使用中にヒーター室に可燃性ガスなどが侵入することがなく、爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所での使用が可能になる。また、ヒーター室にランプヒーターおよび熱交換室に蓄熱部材からなる熱交換器が収容されているので、ランプヒーターからの熱を蓄熱部材からなる熱交換器で効率よく温風に交換して吹出し口から噴出させることができる。すなわち、ランプヒーターからの熱を蓄熱部材に蓄熱させるので大量の温風を効率よく発生させることができる。さらに、ランプヒーターおよび熱交換器を仕切って収納するだけなので、小型・軽量化が可能になり、乾燥などに使用する場合は、被乾燥物の近傍に配設して、送風路での熱損失を低減できる。さらにまた、ランプヒーターを使用するので、他のヒーター、例えばシーズヒーターなどと比べて、熱応答性をアップさせることができる。さらにまた、換気装置が不要になるので装置を廉価で作製できる。
さらにまた、ヒーター室と熱交換室とはセットとしてユニット化されているので、任意数のユニットを組み合わせることによって、所望の熱容量を送風できる多目的使用の温風発生器を提供できる。また、ランプヒーターに、カーボンランプヒーター又はハロゲンランプヒーターを使用するので、発熱体の熱エネルギーを直接赤外線で、輻射熱として蓄熱体に伝えることができ、熱伝導で温度を伝えるヒーターを用いるよりはるかにオン・オフの熱応答性がよく、熱源からの熱伝導の遅れによるオーバーランの無い正確な温度制御が可能となる。また、ヒーター室は、内壁面に耐熱赤外線吸収塗料を塗布したので、ランプヒーターからの熱を熱交換室内の熱交換器に効率よく熱伝導できる。ヒーター室に温度センサを設けたので、ヒーター室内の温度を的確に検出でき、この検出値により、温風発生器を正常に運転できるとともに、異常時に警報乃至運転停止が可能になる。
図9、図10を参照して、この温風発生器を使用した温風発生装置を説明する。なお、図9は温風発生装置とその制御ブロック図である。図10は温風発生装置の安全手段を説明する説明図である。
温風発生装置20は、図9に示すように、温風発生器1と、この温風発生器1の供給口15Bに空気を供給する送風機21と、温風発生器1の吹出し口15Aからの温風を被乾燥部材などに噴射する送風ノズル22と、温風発生器1のヒーター室5内の内圧を調整する内圧調整器23と、送風機21および内圧調整器23を制御する制御手段24とを有している。
温風発生器1の供給口15Bと送風機21とは配管L、温風発生器1の吹出し口15Aと送風ノズル22とは配管L、端子箱9Aの流入口9Aと内圧調整器23とは配管L、端子箱9Bの流出口9Bと内圧調整器23とは配管Lおよび内圧調整器23とコンプレッサー(パージガス供給装置)とは配管Lでそれぞれ接続されている。温風発生器1と内圧調整器23とは、配管L、Lで連結されることによって、パージガスの循環系が形成されている。
制御手段24は、送風機21および内圧調整器23を制御する制御部24A、24B、温風発生器1の温度センサ7a〜7cの検出値を入力して制御部を制御する温度制御部24Cを有している。この制御手段24には、操作スイッチSWおよび電源に接続されている。この操作スイッチSWからの信号により制御手段24が作動されるようになっている。なお、熱交換室12内には、熱交換器が収容されているが図9では省略されている。
以下、この温風発生装置20の動作を説明する。
操作スイッチSWをオンすると、制御手段24を介して、送風機21およびコンプレッサーが作動する。これらの機器の作動により、送風機21からは温風発生器1内の熱交換室12へ空気が送風され、送風ノズル22から空気が噴出される送風路が形成される。コンプレッサーからは、温風発生器1内のヒーター室5へ圧縮されたパージガス(空気)が内圧調整器23を介して供給される。このヒーター室5は、パージガス循環系により、大気圧より高い内圧に維持される。温度制御部24Cからの信号により、ヒーター室5内のランプヒーター3が点灯される。このランプヒーター3の点灯により、熱交換室12内の蓄熱部材からなる熱交換器13に熱が蓄熱される。熱交換器の蓄熱部材に熱が蓄熱されると、熱交換室12を通過する空気が加熱されて、送風ノズル22へ送られ、この送風ノズルから温風で被乾燥物など乾燥させる。
この温風発生装置20によれば、ヒーター室の流入口および流出口間のパージガス流路と、熱交換室の供給口および吹出し口間の空気流路とは、それぞれ仕切られて、しかも、ヒーター室の内部圧力が周囲圧力より高くしてあるので、この発生器の使用場所が、爆発性のガス蒸気や可燃性粉塵などが存在する危険場所であっても、安全に使用することが可能になる。また、熱交換室の空気流路を流れる空気の流れと、ヒーター室のパージガス流路を流れるパージガスの流れとは逆向きになっているので、パージガス循環の際に内圧調整器へ帰還されるパージガスが熱交換室を流れる空気によって、冷却されるので、内圧調整器の耐熱性を軽減できる。
具体例として、ランプヒーター容量を4.8KW、送風機1.9KW、コンプレッサーの圧縮空気を3.6KPa、10L/minとすると、送風ノズルから噴出口温度120℃および噴出風量3mの温風が噴出できる。また、この温風発生装置は、爆発等級および発火度2G2(300℃以下)となる。また、ランプヒーター容量を7.2KWにすると、温風温度を200℃にした温風発生装置を作製できる。
この温風発生装置20は、送風ノズル22から所定温度、例えば120℃の温風を噴出させて使用するが、送風機21が動作しないうちの運転、或いは使用中に送風機21が停止すると、温風発生器1のヒーター室5内がオーバーヒートして危険な状態になることがある。そこで、この温風発生装置20には、安全手段が設けられている。以下、この安全手段を説明する。
この安全手段は、ヒーター室5に設けた第1、第2温度センサ7a、7bの検出値によって、制御手段24により、異常時に警報或いは電源が遮断される。この実施形態では、ランプヒーター3の発熱部の長さを400mmとすると、第1温度センサ7aは供給口15Bから200mm、第2温度センサ7bは供給口15Bから280mmの位置に固定し、供給口に近い中央部の温度および吹出し口に近い温度を検知する。これらの検出値は、第1、第2温度センサ7a、7bが送風機の供給口に近い位置および吹出し口に近い位置にあるので、この温風発生装置20の平常時の運転では、通常、ta<tbとなっており、tbは略120℃となっている。
ところが、以下の(a)、(b)の状態になると、このta<tbの関係が変化すると同時に、ヒーター室内が過熱、すなわちオーバーヒート状態となり、異常温度上昇する。すなわち、
(a)送風機が作動していない状態でランプヒーターが点灯されたとき(異常時―1)
ヒーター室5で点灯されたランプヒーター3の熱が熱交換室12へ伝熱されても、送風機21がストップしているので、熱交換室12内の熱が奪われずにヒーター室5内が過熱、すなわちオーバーヒート状態となり異常温度、例えば170℃に上昇する。
この異常温度を第1温度センサ7aで検出して、制御手段24により警報或いは電源を遮断する。なお、過熱状態のヒーター室5内の温度を温度センサ7a、7bで検出すると、異常温度上昇であっても、パージガスの流れからta>tbの関係となる。
(b)平常運転中に送風機が停止したとき(異常時―2)
平常運転中に送風機が停止すると、同様にヒーター室5内の吹出し口に近い箇所の温度が異常上昇する。この異常温度を第2温度センサ7bで検出して、制御手段24により警報或いは電源を遮断する。なお、過熱状態のヒーター室5内の温度を温度センサ7a、7bで検出すると、異常温度上昇であっても、パージガスの流れからta<tbの関係となる。
この熱風発生装置は、自動車ボデー等の塗装補修する際にその補修箇所に塗料、特に水性塗料を塗布し、この塗装面に熱風を吹付けて乾燥するのに好適なものであるが、その用途は、これに限定されず多目的の用途に使用できる。
図1は本発明の実施形態に係る温風発生器を示し、図1Aは温風発生器の上面図、図1Bは図1Aの温風発生器をIB方向から見た側面図、図1Cは1Aの温風発生器をIC方向から見た側面図である。 図2Aは図1BのIIA−IIA線の断面図、図2Bは図1AのIIB−IIB線の断面図である。 図3は図1Aの温風発生器のヒーター室の連結状態を示した上面図である。 図4Aは図1AのIVA−IVA線の断面図、図4Bは図4AのIVB部分の拡大断面図である。 図5は図1の温風発生器の分解斜視図である。 図6は図5のランプヒーターの一端部を示した平面図である。 図7は図1の温風発生器の変形例を示し、1個のヒーターユニットで形成したもので、図7Aは上面図、図7Bは側面図である。 図8は図1の温風発生器の他の変形例を示し、対にしたヒーターユニットを複数個連結した温風発生器1Bの平面図である。 図9は温風発生装置とその制御ブロック図である。 図10は温風発生装置の安全手段を説明する説明図である。
符号の説明
1、1A、1B 温風発生器
2A、2B ヒーターユニット
3 ランプヒーター
5 ヒーター室
6A、6B 側板
7a〜7c 温度センサ
9A、9B 端子箱
9A パージガス流入口
9B パージガス流出口
12A、12B 熱交換室
13 熱交換器(蓄熱部材)
14 カバー体
15A、15B 固定ボックス
15A 吹出し口
15B 供給口
17 蓋板
18 配管
20 温風発生装置
21 送風機
22 送風ノズル
23 内圧調整器
24 制御手段

Claims (11)

  1. 供給口および吹出し口を設けて周囲を密閉したケース内にヒーターを収容して、前記供給口から供給された気体を前記ヒーターで加熱して前記吹出し口から噴射させる温風発生器において、
    前記ケースは、内部を密閉したヒーター室と熱交換室とに仕切って、前記熱交換室は、内部に蓄熱部材からなる熱交換器を収容して前記供給口および吹出し口に連通させ、前記ヒーター室は、内部に少なくとも1本のランプヒーターが装着されていることを特徴とする温風発生器。
  2. 前記ヒーター室は、周囲圧力より高い圧力の不燃性パージガスが充填されていることを特徴とする請求項1に記載の温風発生器。
  3. 前記ヒーター室および前記熱交換室は、1つのヒーター室と少なくとも1つの熱交換室とをセットにした1つのヒーターユニットで構成し、前記ヒーターユニットを複数個前記ケース内に収容して、前記ヒーターユニットの各熱交換室は、前記供給口および吹出し口に連通させ、前記ヒーターユニットの各ヒーター室は、それぞれにパージガス流入口および流出口を設けて、前記流入口および流出口をパージガス循環系に連結して、前記各ヒーター室内がガス圧調節されることを特徴とする請求項1又は2に記載の温風発生器。
  4. 前記ケースは、前記供給口を設けた固定ボックス及び前記吹出し口を設けた固定ボックスで構成して、前記一対の固定ボックスで前記複数個のヒーターユニットの端部を密閉・固定したことを特徴とする請求項3に記載の温風発生器。
  5. 前記ヒーターユニットの各ヒーター室は、隣接する一方のヒーター室の流入口と他方のヒーター室の流出口とを配管で接続して、最端に位置する一方のヒーター室の流入口又は流出口と他方の流出口又は流入口とをパージガス循環系に連結して、前記各ヒーター室内のガス圧が調節されることを特徴とする請求項3又は4に記載の温風発生器。
  6. 前記ヒーター室は、内壁面に耐熱赤外線吸収塗料を塗布し、前記ランプヒーターは、カーボンランプヒーター又はハロゲンランプヒーターであることを特徴する請求項1〜5のいずれかに記載の温風発生器。
  7. 前記ヒーター室は、前記熱交換室の前記供給口側又はその近傍に対応する内壁面に第1温度センサおよび前記吹出し口側又はその近傍に対応する内壁面に第2温度センサを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の温風発生器。
  8. 前記蓄熱部材は、複数の通風路を有する部材で形成したことを特徴する請求項1に記載の温風発生器。
  9. 前記蓄熱部材は、所定幅および長さを有する金属板を長さ方向に小幅に折畳んで波型に形成したものであることを特徴とする請求項8に記載の温風発生器。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載された温風発生器に、前記温風発生器の吸気口へ空気を送風する送風機と、前記ヒーター室にパージガスを供給するパージガス供給装置と、前記供給装置に繋がれてヒーター室内のガス圧を調節する内圧調整器と、前記送風機および内圧調整器を制御する制御手段を備えたことを特徴とする温風発生装置。
  11. 前記制御手段は、請求項7の前記第1、第2温度センサの検出値を入力して、前記第1又は第2温度センサの検出値が基準値を超えたときに前記ヒーターへの給電をストップ又は警報を発生させることを特徴とする請求項10に記載の温風発生装置。
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