JPH0740936Y2 - 蓄熱式電気暖房器 - Google Patents

蓄熱式電気暖房器

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JPH0740936Y2
JPH0740936Y2 JP2071089U JP2071089U JPH0740936Y2 JP H0740936 Y2 JPH0740936 Y2 JP H0740936Y2 JP 2071089 U JP2071089 U JP 2071089U JP 2071089 U JP2071089 U JP 2071089U JP H0740936 Y2 JPH0740936 Y2 JP H0740936Y2
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善治 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は深夜電力等の料金の安い電力を利用して蓄熱体
に蓄熱し、昼間等の暖房時に蓄熱体の熱を放熱して暖房
する蓄熱式電気暖房器に関する。
(従来の技術) 従来、この種の暖房器は例えば特公昭57-55982号公報で
開示されているように、上部に空気吹出口を下部に空気
吸込口を設けた暖房器本体内に周囲を断熱材で包囲した
蓄熱体を配設し、蓄熱体内の略中央部に空気吹出口と空
気吸込口に連通する空気流通路を形成し、この空気流通
路にダンパーおよび送風機を設け、蓄熱体内に配設され
た発熱体を深夜電力を利用して加熱させ蓄熱体内に熱を
蓄熱し、昼間等にダンパーを開き送風機を回転させ空気
流通路を通して対流により蓄熱体内の熱を放熱して暖房
するよう構成されている。
(考案が解決しようとする課題) このような暖房器は深夜電力等の料金の安い電力を利用
して発熱体を加熱し蓄熱するため、給電時間が制限され
ている。従って、給電停止時間帯には蓄熱体に蓄熱され
た限られた熱エネルギーを放熱して暖房するため、この
時間帯において終始送風器を高速回転させると、蓄熱体
からの放熱量が多く蓄熱体内の温度の低下が速くなり、
給電停止時間帯の後半には蓄熱されている熱エネルギー
がほとんど消耗され暖房能力が低下し快適性が損われる
と言う問題があった。
そこで、本考案は給電停止時間帯の後半であっても暖房
能力があり、全体にわたって暖かく快適性を維持できる
蓄熱式電気暖房器を提供することを目的とするものであ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、蓄熱体と、この蓄熱体内に設けられる発熱体
とを有し前記蓄熱体内の熱を放熱して暖房する蓄熱式電
気暖房器において、前記蓄熱体に設けられた空気流通路
に空気を送風するとともに回転数を調節可能な送風機
と、前記発熱体に給電する蓄熱用電源の給電中に投入す
ると前記送風機を高速回転させる暖房スイッチと、前記
蓄熱用電源の給電停止を検知する給電停止検知手段と、
この給電停止により動作し給電停止時間帯における初期
の所定時間前記送風機を低速回転させるタイマ手段とを
備えたものである。
(作用) 発熱体への給電により蓄熱体内に熱エネルギーが蓄熱さ
れ、この蓄熱用電源の給電中に暖房スイッチを投入する
と、送風機が高速回転して、蓄熱体への蓄熱を行いつつ
室内の暖房が行われる。また、給電が停止するとタイマ
手段の動作により送風機が低速回転するが、蓄熱中に室
内の暖房が行われているため、室温が大幅に下がること
が少ない。その後、所定時間経過すると送風機が高速回
転可能となり、低速回転により放熱を抑えて充分残った
熱エネルギーにより給電停止時間帯の後半でも暖房効果
がある。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を詳述する。第
1図および第2図において、1は鋼板等の耐熱性を有す
る材料で形成された暖房器本体であり、その前面下部に
は空気吸込室2に室内空気を吸込む空気吸込口3が形成
されているとともに、この空気吸込口3の上部には空気
吸込室2の上部に仕切板4を隔てて設けられた空気吹出
室5から温められた空気を吹出す空気吹出口6が形成さ
れている。7は暖房器本体1内に配設された蓄熱体であ
り、内部に発熱体8が配設されている。9は蓄熱体7の
周囲を包囲するよう暖房器本体1内の内壁に設けられた
グラスウール,ロックウール,マイクロサーム,シリカ
ボード等の断熱材である。10は前記空気吸込室2と空気
吹出室5に連通するよう蓄熱体7と断熱材9との間に形
成された空気流通路である。11は空気吸込室2に設けら
れた送風機であり、その回転により空気吸込口3から吸
込んだ空気を空気流通路10を介して空気吹出口6より吹
出させる。尚、送風機11により吸込まれた空気の一部は
空気流通路10を通らずそのまま空気吹出室5に送られ
て、そこで空気流通路10を通ってきた熱い空気と混合さ
れ、空気吹出口6から熱風が吹出されることを抑えてい
る。
第2図において、12は深夜電力などの料金の安い蓄熱用
電源であり、蓄熱スイッチ13及び蓄熱体7に設けられた
蓄熱サーモスイッチ14を介して前記発熱体8が接続され
ている。15は蓄熱用電源12に接続する給電停止検知リレ
ーであり、この蓄熱用電源12の給電による励磁によって
開放され、給電停止の間は閉成される常閉接点15Aを有
している。16は蓄熱用電源12の給電,給電停止にかかわ
らず電圧を供給する一般の商用電源であり、前記送風機
11が暖房スイッチ17を介して接続されている。前記送風
機11は回転数を調節することができ、低速回転用タップ
Lと高速回転用タップHとを有している。18はこれらタ
ップL,Hを切換える切換リレーであり、前記給電停止検
知リレー15の常閉接点15Aを介して商用電源16に接続さ
れ、その切換接点18Aは高速回転用タップHに常時接触
し、切換リレー18が励磁したときに切換接点18Aが低速
回転用タップLに切換わる。前記暖房スイッチ17は、蓄
熱用電源12の給電中に投入すると、送風機11を高速回転
させるものである。19はタイマ装置であり、前記給電停
止検知リレー15の常閉接点15Aを介して商用電源16に接
続し、前記切換リレー18に直列接続する常開スイッチ19
Aを有し、通電により作動して時間計測を開始し常開ス
イッチ19Aを閉じ、所定時間経過すると常開スイッチ19A
が開放される。
以上のように構成される本考案の作用を次に詳述する。
先ず、深夜電力の給電時間になり、蓄熱スイッチ13を投
入すると、発熱体8が通電され蓄熱体7を加熱し熱エネ
ルギーが蓄熱される。この場合、蓄熱サーモスイッチ14
がオン・オフ作動を繰り返し自動的に蓄熱体7の温度を
一定に保ち過熱を防止している。一方、深夜電力の給電
により給電停止検知リレー15が励磁され、常閉接点15A
が開放されるため、切換リレー18及びタイマ装置19は通
電されない。この状態で暖房スイッチ17を投入すると、
送風機11が通電され、切換リレー18の切換接点18Aが高
速回転用タップHに接触しているので送風機11が高速に
回転し、空気吸込口3から吸込まれた室内空気が空気流
通路10を通る間に蓄熱体7から熱を奪って温風となり空
気吹出口6から吹出されて室内を暖房する。この場合蓄
熱用電源12が給電されているので、蓄熱しながら暖房が
行われる。
一方、深夜電力の給電時間が終了し、蓄熱用電源12の給
電が停止されると、発熱体8が断電されるとともに、給
電停止検知リレー15が断電されて通電停止が検知され、
給電停止検知リレー15の常閉接点15Aが閉成し、これに
より、タイマ装置19が通電されて作動する。タイマ装置
19は作動すると、先ず、常開スイッチ19Aを閉じるとと
もに所定時間の計測を開始する。この常開スイッチ19A
の閉成により切換リレー18が励磁して、切換接点18Aを
低速回転用タップLに切換える。これにより、送風機11
は給電停止後の所定時間強制的に低速回転に切換わり、
風量を少なくした暖房が行われる。通常、深夜電力が給
電されている間は蓄熱体7には充分な熱エネルギーが蓄
えられているため、送風機11を回転させたり、あるいは
送風機11を回転させなくとも蓄熱体7の高い熱エネルギ
ーによって室内は比較的暖かく保持されている。つま
り、蓄熱用電源12の給電中において暖房スイッチ17は必
要に応じて投入すればよく、送風機11を回転させなくと
も室内が比較的暖かく保持されている場合には、暖房ス
イッチ17を投入しなくてもよい。従って、給電停止時間
帯において、初期の間は送風機11を低速回転させても室
内は比較的暖かいため、送風機11を低速回転させて風量
を少なくすることができ、このため蓄熱体7の放熱が少
なく、給電停止時間帯の後半にも高い熱エネルギーを残
すことができるようになる。そして、所定時間が経過す
ると、タイマ装置19がカウントアップし常開スイッチ19
Aが開放するため、切換リレー18が断電され、切換接点1
8Aが再び高速回転用タップHに切換わり送風機11が高速
回転し風量が多くなり、蓄熱体7内に充分残っている熱
エネルギーにより給電停止時間帯の後半まで暖房能力が
低下することなくほぼ均一に暖房することができる。
このようにして、給電が停止した直後は、それまでの給
電時間帯において室内が充分に暖められていることか
ら、一般的に送風機11の回転を低速にして暖房能力を下
げても室温が大幅に下がることが少なくかつ蓄熱体7の
放熱を抑えるようにし、室温が大幅に下がり始める給電
停止時間帯の後半途中より送風機11の回転を高速にして
暖房能力を上げることにより室温の低下を防止し、それ
まで蓄熱体7に充分に残っていた蓄熱エネルギーを放熱
させることにより給電停止時間帯の後半でも室温を暖か
く維持し快適性を保ち暖房効果を向上できる。
以上、本考案の一実施例を詳述したが、本考案の要旨の
範囲内で適宜変形できる。例えば料金の安い電力は深夜
電力の他に、北海道では融雪電力があり、これを利用す
ることもできる。また、給電停止を検知してタイマ装置
19などを動作させる手段はリレー以外の手段を用いるこ
ともできる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、蓄熱体と、この蓄
熱体内に設けられる発熱体とを有し前記蓄熱体内の熱を
放熱して暖房する蓄熱式電気暖房器において、前記蓄熱
体に設けられた空気流通路に空気を送風するとともに回
転数を調節可能な送風機と、前記発熱体に給電する蓄熱
用電源の給電中に投入すると前記送風機を高速回転させ
る暖房スイッチと、前記蓄熱用電源の給電停止を検知す
る給電停止検知手段と、この給電停止により動作し給電
停止時間帯における初期の所定時間前記送風機を低速回
転させるタイマ手段とを備えたことにより、給電停止時
間帯の後半でも暖房能力があり、全体にわたって暖かく
快適性を維持できる蓄熱式電気暖房機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は電気
回路図である。 7……蓄熱体 8……発熱体 10……空気流通路 11……送風機 12……蓄熱用電源 15……給電停止検知リレー (給電停止検知手段) 17……暖房スイッチ 19……タイマ装置(タイマ手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄熱体と、この蓄熱体内に設けられる発熱
    体とを有し前記蓄熱体内の熱を放熱して暖房する蓄熱式
    電気暖房器において、前記蓄熱体に設けられた空気流通
    路に空気を送風するとともに回転数を調節可能な送風機
    と、前記発熱体に給電する蓄熱用電源の給電中に投入す
    ると前記送風機を高速回転させる暖房スイッチと、前記
    蓄熱用電源の給電停止を検知する給電停止検知手段と、
    この給電停止により動作し給電停止時間帯における初期
    の所定時間前記送風機を低速回転させるタイマ手段とを
    備えたことを特徴とする蓄熱式電気暖房器。
JP2071089U 1989-02-25 1989-02-25 蓄熱式電気暖房器 Expired - Fee Related JPH0740936Y2 (ja)

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