JPH0526513A - 電気温風機 - Google Patents

電気温風機

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JPH0526513A
JPH0526513A JP3176681A JP17668191A JPH0526513A JP H0526513 A JPH0526513 A JP H0526513A JP 3176681 A JP3176681 A JP 3176681A JP 17668191 A JP17668191 A JP 17668191A JP H0526513 A JPH0526513 A JP H0526513A
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heater
heat
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hot air
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Hiroyuki Matsui
宏之 松井
Yoshiyuki Taniguchi
美幸 谷口
Kiyoshi Sekiya
清 関谷
Kazuhisa Wada
和久 和田
Hiroaki Fujii
宏明 藤井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は蓄熱材を用いた電気温風機に関する
もので、定格電流値が小さくても、暖房能力が高く、か
つ設置上の問題がない簡便な電気温風機を提供する。 【構成】 送風路1と、送風装置6と、蓄熱ヒータ5を
埋設した蓄熱材4と、温風用ヒータ8と、運転制御装置
10とを備え、送風装置6が停止中は昼夜を問わず蓄熱
ヒータ5への通電を行い蓄熱し、送風装置6作動中は蓄
熱ヒータ5への通電を遮断し、温風用ヒータ8への通電
を可能とする。そして、暖房開始時は蓄熱材4に蓄熱し
た熱量と温風用ヒータ8の熱量の合計を同時に室内へ放
出しすばやい暖房をし、蓄熱材4の熱量を放出完了後は
温風用ヒータ8のみの熱量とし部屋の温度維持のみにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓄熱材を用いた電気温風
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気温風機はヒータに通電し、ジ
ュール熱を発生させ、その熱を送風機で強制的に放出対
流させるものであり、交流100V仕様のものにあって
は、屋内配線の限界許容電流容量により15A以下、す
なわち、容量1500W以下となっていた。1500W
を越える高容量タイプもあるが、大半が交流200V仕
様となっていた。また、寒冷地や欧米においては、蓄熱
式温風機の普及もみられるが、これは夜間の電力のみを
用いて本体内の蓄熱材に熱を蓄え、昼間に放熱するもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の15
00W以下の温風機では、放熱量が最大でも1290k
cal/hとなり、暖房能力としては6畳程度の部屋が
限界であった。交流200V仕様のものについては、現
状では200V電源の普及率も低く、利用に際しては、
200V配線工事を伴うなど、手軽に使えるというとこ
ろまでには至っていない。
【0004】また、蓄熱式温風機においては、夜間に、
昼間放熱するすべての熱を蓄熱する必要があるため、大
容量の蓄熱材を必要とし、その結果本体が大きく、重く
なって、広い設置スペースが必要で、かつ室専用となる
ばかりか、気温の極めて低い日には、日中の放熱量が多
くなって、夕方には暖房不能となることもあった。
【0005】本発明では上記の欠点を解消し、交流10
0V仕様であっても、暖房能力の高い、かつ設置上の問
題がない簡便な電気温風機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、送風路中に、蓄熱ヒータの加熱により蓄熱さ
れる蓄熱材と、温風用ヒータを設け、運転制御装置によ
り、送風装置が停止中(非暖房時)は、蓄熱ヒータへ通
電を行って蓄熱材に蓄熱し、温風ヒータへの通電を遮断
すると共に、送風装置が作動中(暖房時)は蓄熱ヒータ
への通電を遮断し、温風ヒータへの通電を可能としたも
のである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、送風停止中(非
暖房時)に蓄熱材に蓄熱され、送風中(暖房時)は温風
用ヒータに通電されるため、送風時の温風放出熱量は蓄
熱材による蓄熱分と温風用ヒータによる発熱分の合計と
なり、非常に多くの熱量を放出することができ、広い空
間を暖房することができる。
【0008】また、蓄熱ヒータと温風用ヒータが同時に
通電されることがないため、電流値を低く(15A以
下)押さえることができ、交流100V仕様であっても
高い暖房能力を発揮する。
【0009】さらに、送風停止中(非暖房時)に常時、
蓄熱されるため、蓄熱材を小さくすることができ、温風
機がコンパクトで軽くなり、設置時や使用時に取り扱い
やすい簡便なものとすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0011】図1は、本発明の電気温風機の一実施例を
示す断面図を示す。1は本体2の内部に設けた送風路で
あり、外周を断熱材3で覆われている。送風路1内には
煉瓦等でなる蓄熱材4が分割して設けられており、この
蓄熱材4の内部には、蓄熱ヒータ5が埋設されている。
送風路1の風上側には送風装置6が設けられ、この送風
装置6の作動により空気が本体2に設けた吸込口7より
吸引され、送風路1内に送風される。また、送風路1の
風下側には温風用ヒータ8が設けられ、送風路1は本体
2に設けた吹出口9に連通している。
【0012】本体2の上面は操作部となっており、運転
制御装置10が取付けられている。運転制御装置10は
図2に示す電気回路図のように、温風用ヒータ8と送風
装置6の駆動源であるモータ11の並列回路と、蓄熱ヒ
ータ5の回路のいずれかを選択できるようになってい
る。すなわち、非暖房時は運転制御装置10の右端子1
0a側を閉路し、この時、蓄熱ヒータ5のみに通電さ
れ、モータ11および温風用ヒータ8には通電されな
い。また、暖房時は左端子10b側に切り替え、この
時、モータ11および温風用ヒータ8にのみ通電され、
蓄熱ヒータ5には通電されない。
【0013】12は電源スイッチであり、13は温風用
ヒータ8の入切スイッチである。14は蓄熱材4に取り
付けた温度制御装置であり、蓄熱ヒータ5を自動的にオ
ンオフし、蓄熱材4を所定の高温に保つ。
【0014】蓄熱材4は約2000kcal程度の蓄熱
能力を持ち、約20kg程度の重量となっている。蓄熱
ヒータ5は約1.5kWであり、約2時間の通電で蓄熱材
4に約2000kcal程度の熱を蓄えさせる。温風用
ヒータ8は送風路1中を通過する空気を加熱するための
ものであり、ほぼ1.5kWとなっている。また、本体2
の下面にはキャスター15が設けられており、移動が容
易となっている。
【0015】次に、この実施例の構成における作用を図
3を基に説明する。図3はこの実施例の動作状態、すな
わち、経過時間と蓄熱量、放出熱量、蓄熱ヒータの通電
状態、温風用ヒータの通電状態を略図的に示したもので
ある。
【0016】非暖房状態、すなわち、運転制御装置10
が右端子10aに閉路された状態で電源スイッチ12を
オンすると、蓄熱ヒータ5に通電が開始され、蓄熱材4
への蓄熱が始まる。約2時間後、蓄熱材4が所定の温度
に達し、温度制御装置14が作動し蓄熱ヒータ5がオフ
する。この時点で蓄熱材4への蓄熱が完了し、約200
0kcal程度の熱量が蓄えられる。
【0017】この状態で使用者が運転制御装置10を暖
房状態、すなわち、左端子10b側に切り替えると、モ
ータ11に通電されて送風装置6が作動し、空気を吸込
口7より吸いこみ、送風路1内に空気が送りこまれる。
送風路1内に入った空気は蓄熱材4に触れ、加熱され、
送風路1内を風下に進む。運転制御装置10を暖房状態
にした時点で同時に温風用ヒータ8にも通電され、蓄熱
材4で加熱された空気は温風用ヒータ8で更に加熱さ
れ、吹出口9より放出される。放出熱量は蓄熱材4によ
り約2000kacl/h、温風用ヒータにより約12
000kcal/h、合わせて約3200kcal/h
となるように風量が設定されている。
【0018】暖房が継続されると蓄熱材4の蓄熱量が徐
々に減少し、約1時間後、蓄熱量がほぼ0となり、途中
で温度制御装置14がオンするが、暖房継続中は蓄熱ヒ
ータがオンすることはない。したがって、放出熱量は温
風用ヒータによる約1200kcal/hのみとなる。
但し、この時点ではすでに約3200kcalの熱量が
室内へ放出されているため、相当広い部屋でも暖まって
おり、後は室温を維持する程度の放熱量(1200kc
al/h程度)でも実用上、充分である。
【0019】使用者が暖房状態を停止、すなわち、運転
制御装置10を右端子10aに切り替えると、送風装置
6が停止すると共に、温風用ヒータ8への通電が遮断さ
れ、同時に、蓄熱ヒータ5に通電が開始される。そし
て、約2時間程度停止すれば、また、蓄熱材4への蓄熱
が完了し当初のレベルに復帰する。
【0020】
【発明の効果】このように本発明では、送風停止中(非
暖房時)は蓄熱材に蓄熱され、送風中(暖房時)は温風
用ヒータに通電されるため、送風時の温風放出熱量は蓄
熱材による蓄熱分と温風用ヒータによる発熱分の合計と
なり、一度に非常に多くの熱量を放出することが出来る
ため、広い空間を暖房することが出来る。特に、寒い冬
の朝にもすばやく部屋を暖められる。
【0021】また、本発明は蓄熱ヒータと温風用ヒータ
が同時に通電されることがないため、電流値を低く押さ
えることができ、交流100V仕様であっても高い暖房
能力を発揮できる。実施例では定格電流値を15Aとし
ても、約3200kcal/h程度の暖房が約1時間可
能であり、以降、暖房能力が約1200kcal/hと
なるがその時点ではすでに部屋が温まっており、室温を
維持する程度の暖房能力で充分であるから、実用上、支
障がない。しかも、使用を2時間程度停止すれば、ま
た、暖房能力が当初のレベルに復帰する。
【0022】更に、本発明は、送風停止中に昼夜を問わ
ず常時、蓄熱されるため、蓄熱材を小さくすることがで
き、したがって、温風機自体が軽量でコンパクトとな
り、部屋間の移動が可能になるなど、使用時の取扱いが
きわめて簡便で実用性の高いものとなる。
【0023】特に、本発明の電気温風機は、気密性の高
い住宅での使用が、最も効率的で、その効用を最大限に
発揮するといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気温風機の断面図
【図2】同電気温風機の電気回路図
【図3】同電気温風機の動作状態説明図
【符号の説明】
1 送風路 4 蓄熱材 5 蓄熱ヒータ 6 送風装置 8 温風用ヒータ 10 運転制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 宏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】送風路と、前記送風路の風上側に設けた送
    風装置と、前記送風路内に設け、蓄熱ヒータの加熱によ
    り蓄熱される蓄熱材と、前記送風路内に設けた温風用ヒ
    ータと、運転制御装置とを備え、前記運転制御装置は、
    前記送風装置が停止中の非暖房時は前記温風ヒータへの
    通電を遮断すると共に、前記蓄熱ヒータへの通電を行
    い、前記送風装置が作動中の暖房中は前記蓄熱ヒータへ
    の通電を遮断し、前記温風ヒータへの通電を可能とした
    電気温風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104482646A (zh) * 2014-12-16 2015-04-01 上海交通大学 节能防爆水电分离式电热管
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