JP2000237273A - ミストサウナ装置及び浴室暖房装置 - Google Patents
ミストサウナ装置及び浴室暖房装置Info
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Abstract
内のカビの発生を抑制することのできるミストサウナを
提供する。 【解決手段】 本発明のミストサウナ装置1は、給湯器
5から供給されるお湯を加熱することによってミストを
発生させるもので、給湯器5の流量センサー19と給湯
配管17のお湯流量電磁弁21との間にの双方向通信手
段を設けた。これにより給湯器の最低給湯流量までお湯
の流量を絞ることができる。またお湯流量電磁弁21は
制御可能で、ミスト発生量を変えることができる。さら
に、ミストサウナの運転終了後に暖房運転を行うととも
に換気扇31を運転する制御手段を備える。
Description
供給されたお湯を加熱してミストを発生させるミストサ
ウナ装置、並びに、浴室の暖房装置に関する。
を模式的に示す図である。このミストサウナ装置51
は、浴室に設置されるもので、熱交換器57を備えてい
る。同熱交換器57は、外部の給湯暖房器55と管路5
9、61で接続している。管路59、61はループ状の
循環管路となっている。行き管路59は給湯暖房機55
で加熱された温水をミストサウナ装置51に送る行きの
管路である。行き管路59は、熱交換器57内を蛇行す
る放熱管路60に接続している。同放熱管路60は、ミ
ストサウナ装置51から給湯暖房器55への戻りの管路
61に接続している。行き管路59には、熱交換器57
の内部に入る前の位置に温水電磁弁63が設けられてい
る。
置51にもう1本の給湯配管67が導かれている。給湯
配管67から供給される温水は、熱交換器57上に流さ
れて加熱され、蒸発してミストとなる。熱交換器57の
下方にはファン75が設置されており、ミストは、吸い
込み口77から吸い込まれて加熱された温風とともに吹
き出し口79から浴室内に吹き出される。給湯配管67
は外部の給水源とつながっており、給湯暖房機55の加
熱部に入る前の位置に流水スイッチ又は流量センサ69
が設けられている。また、給湯配管67のミストサウナ
装置に入る前の位置に定流量弁72とお湯電磁弁71が
設けられている。定流量弁71は通常5リットル/min
前後に設定されている。
の動作は、リモコン65よって操作される。リモコン6
5で運転スイッチが押されると、給湯暖房機55の暖房
運転が開始される。同時に行き管路59の温水電磁弁6
3が開となり、行き管路及び戻り管路内を温水が循環
し、ミストサウナ装置51の熱交換器57をヒートアッ
プさせる。
湯配管67のお湯電磁弁71が開となり、給水源から定
流量弁72で規制された一定流量の水がミストサウナ側
に流れる。これにより、給湯配管67の流水スイッチ6
9が流れを感知し、自動的に給湯暖房機55の給湯配管
加熱用のバーナーを着火させる。ここで加熱されたお湯
は熱交換器57上に流され、さらに加熱されてミストを
発生させる。ミストの発生と同時にファン75が稼働
し、浴室内にミストとともに温風を循環させる。
換器57上に流される温水の最低流量は、給湯暖房機5
5の最低着火水量を考慮して、定流量弁72で5リット
ル/min 前後に設定されている。したがって、この量が
ミストの発生量の最低値を規制することとなり、それ以
下の領域におけるミストの発生量のコントロールは不可
能であった。給湯暖房機によっては、最低着火量が3リ
ットル/min 前後に設定されている機種もあるが、ミス
トサウナ本体に給湯暖房機の機種を特定する機能を備え
ていないため、給湯配管の定流量弁の設定を5リットル
/min 以下にすることができなかった。したがって、必
要な量以上の温水が熱交換器上に供給され、過剰分は垂
れ流される場合があった。その結果、ミストサウナ装置
においては、能力コントロール等の細かな制御ができ
ず、省エネの観点からも改善が必要と考えられる。
に浴室内温度上昇についても、特に制御されていない。
内の温度や湿度を制御する機能は備えられていない。そ
して、ミストサウナを運転した場合、浴室の壁面や天井
面等が濡れた状態になり、カビ等が発生する場合があ
る。しかし、従来のミストサウナ装置には、カビ等の発
生を防ぐ機構が組み込まれていない。さらに、浴室自体
の耐久性の観点からも、浴室の乾燥状態を保つことは有
効であると考えられる。
たもので、ミストの発生量の制御が可能で省エネに貢献
でき、さらに浴室内のカビの発生を抑制することのでき
るミストサウナ装置及び浴室暖房装置を提供することを
目的とする。
トサウナ装置は、 給湯暖房機から供給されるお湯を加
熱することによってミストを発生させるミストサウナ装
置であって、 給湯暖房機との間の双方向通信手段と、
該給湯暖房機の最低給湯流量までお湯の流量を絞る制
御手段(ミスト低発生域制御手段)と、 を備えること
を特徴とする。給湯暖房機の最低着火流量をミストサウ
ナに伝達し、この量に合わせるようミスト低発生域制御
手段である給湯配管のお湯流量調整弁を調整する。した
がって、お湯流量調整弁を調整することによって、ミス
トの最低発生量を給湯暖房機の最低着火量とすることが
でき、省エネが可能となる。
暖房機能と、ミスト発生機能と、を備えるミストサウ
ナ装置であって、 ミスト発生対象の部屋の換気扇の起
動手段と、 ミストサウナの運転終了後に暖房運転を行
うとともに上記換気扇を運転する乾燥運転制御手段と、
を備えることを特徴とする。ミストサウナ運転後に、
部屋を暖房及び乾燥させて結露やカビの発生を防ぐこと
ができる。また、この態様においては、暖房機能のみを
運転することもできる。すなわち、ミストサウナ装置が
浴室に設置された場合、入浴後に暖房運転を行うととも
に換気扇を運転させて、浴室を乾燥させることができ
る。
ール式の操作手段(リモコンと略称)を備え、該リモコ
ン中に上記換気扇起動手段を設置することができる。ま
た、 湿度センサを備え、上記部屋の湿度が一定以下と
なるまで上記乾燥運転を行うこともできる。さらに、
上記乾燥運転制御手段を、上記リモコンで選択すること
ができる。リモコンによって、換気扇の運転や停止を簡
易に行うことができる。また、乾燥終了後に自動的に換
気扇の停止を行うこともできる。
温度センサを備え、上記部屋の温度が希望の温度となる
よう暖房運転機能を制御する手段を備えてもよい。その
場合、 ミストサウナ運転時の部屋の温度を、使用者の
希望の温度に設定することができる。
る。図1は、本発明の1実施例に係るミストサウナ装置
の構成を模式的に示す図である。このミストサウナ装置
1は、浴室に設置されるもので、熱交換器7を備えてい
る。同熱交換器7は、外部の給湯暖房器5と管路9、1
1で接続している。管路9、11はループ状の循環管路
となっている。行き管路9は給湯暖房機5で加熱された
温水をミストサウナ装置1に送る行きの管路である。行
き管路9は、熱交換器7内を蛇行する放熱管路10に接
続している。同放熱管路10は、ミストサウナ装置1か
ら給湯暖房器5への戻りの管路11に接続している。行
き管路9には、熱交換器7の内部に入る前の位置に温水
電磁弁13が設けられている。
1にもう1本の給湯配管17が導かれている。給湯配管
17から供給される温水は、熱交換器7上に流されて加
熱され、蒸発してミストとなる。給湯配管17は外部の
給水源とつながっており、給湯暖房機55の加熱部に入
る前の位置に流水スイッチ又は流量センサ19が設けら
れている。また、給湯配管17のミストサウナ装置1に
入る前の位置にお湯流量調整弁21が設けられている。
には有線式又は無線式の双方向通信手段23が配設され
ている。この手段によって、流量センサ19の最低着火
量がお湯流量電磁弁21に伝えられる。そして、給湯配
管17から供給されるお湯の量、すなわち、発生するミ
ストの量の最低量は、流量センサ19の最低着火量とな
る。このお湯流量電磁弁21はリモコン15とつながっ
ており、流量制御可能範囲で開閉される。したがって給
湯配管17から供給されるお湯の量は、最低量である給
湯暖房機の最低着火量から所定の最大量までお湯流量電
磁弁21を制御することにより可変となる。最大量は、
熱交換器7の特性に基づいた量であり、ミスト発生時に
お湯が必要以上に垂れ流されることのない最大の量であ
る。
れており、ミストは、吸い込み口27から室内の空気を
吸い込まれて加熱された温風とともに吹き出し口29か
ら浴室内に吹き出される。このファン25はミスト発生
と同時に自動的に稼働する。ファン25の回転速度はリ
モコンで設定することができ、温風の吹き出し強度を変
えることができる。
のない暖房装置としてもよい)の吸い込み口27の内部
には湿度センサ31が設置されている。この湿度センサ
31は吸い込み口27から取り込まれる空気の相対湿度
を検知し、検知された湿度情報はリモコン15あるいは
別途のコントローラに送られる。この情報はサウナ運転
後の浴室の乾燥度合いの目安となる。
の運転、給湯配管17のお湯電磁弁21の開閉、ファン
25の回転速度はリモコン15あるいは別途のコントロ
ーラによって運転及び制御される。また、浴室に設置さ
れた換気扇33もリモコン15から自動操作される。図
2は、サウナの運転及び運転終了後の浴室乾燥を自動的
に行う場合の制御動作を示すフローチャートである。リ
モコンには、サウナ運転の開始、ミスト発生量、ミスト
発生時間、ミスト発生後の室内乾燥運転の有無が入力さ
れる。また、サウナ運転と、サウナ運転を伴わない暖房
運転のいずれかを選択できる。さらに、ミスト機能のな
い暖房装置の場合は、浴室の湿度のみをコントローラに
送る方式とする。
ンにすると、給湯暖房機が稼働する(S1)。同時に行
き管路の温水電磁弁が開かれ(S2)、行き管路と戻り
管路内を温水が循環し、熱交換器がヒートアップする
(S3)。この状態で、ミストサウナ装置の熱交換器の
温度が所定の温度(例えば40℃)以上になると、給湯
配管のお湯流量調整弁が開く(S4)。お湯流量電磁弁
が開くと、所定量(給湯暖房機の最低着火量以上)の水
がミストサウナ側に流れる。この流れは給湯暖房機の流
量センサで検知され、給湯暖房機の給湯配管加熱用バー
ナーは自動的に着火する。このとき、ミスト発生量はリ
モコンから入力された量となるように調整される。ただ
し、最低発生量は給湯暖房機の最低着火量である。この
お湯は熱交換器上に流下されて蒸発しミストとなる(S
5)。同時にファンが稼働し(S6)、発生したミスト
を、熱交換器で加温された空気とともに室内に吹き出
す。
すると(S7)、給湯配管のお湯流量調整弁は閉となり
(S8)、お湯の供給が停止される。続いて、リモコン
で選択された乾燥運転の有無を判断し(S9)、暖房乾
燥運転無しを選択した場合は、行き管路の温水電磁弁が
閉となり(S13)、ファンの運転が停止し(S1
4)、給湯暖房機の運転を停止する(S15)。
時間後換気扇がオンとなり(S10)、室内の換気を行
う。このとき、ミストサウナ装置の熱交換器は稼働した
ままで、さらに管路内には温水が循環しており、ファン
により温風が室内に吹き出されている。ミストサウナ装
置の吸い込み口に設置された湿度センサから湿度を読み
取り(S11)、読み取られた湿度が所定の湿度(例え
ば30%RH)以下となると、換気扇が停止し(S1
2)、温水電磁弁が閉となり(S13)、ファンが停止
し(S14)、給湯暖房機が停止する(S15)。
みで乾燥させた場合と、換気扇及びミストサウナ装置の
暖房運転で乾燥させた場合の乾燥度合いを示すグラフで
ある。横軸は運転時間、縦軸は乾燥率を表す。乾燥率は
浴室内壁に設置した結露センサの乾燥割合を表したもの
である。換気扇とミストサウナの暖房運転を連動させる
と、浴室内はほぼ1時間で乾燥し、浴室内の結露やカビ
の発生を抑えることができる。
う場合の制御動作を説明する。この場合、ミストサウナ
装置の暖房運転のみを選択する。運転スイッチがオンさ
れると、給湯暖房機5が稼働し、行き管路9の温水電磁
弁13が開かれ、行き管路9と戻り管路11内を温水が
循環して熱交換器7がヒートアップする。ファン25が
稼働し、室内の空気は吸い込み口27から吸い込まれて
熱交換器7で加熱され、吹き出し口29から室内に吹き
出される。
吸い込み口27に設置された湿度センサ31から湿度を
読み取り、読み取られた湿度が所定の湿度(例えば30
%RH)以下となると、換気扇33が停止する。さらに
温水電磁弁13が閉となり、ファン25が停止し、給湯
暖房機5が停止する。
ナ装置の温風吹き出し口の付近に温度センサを設置し、
リモコンやコントローラに、検知された温度を読み取る
機能と温度設定機能を付加する。リモコンやコントロー
ラで希望の温度を設定すれば、温度センサで読み取られ
た現在の温度と比較して、熱交換器の運転を促進または
抑制する。
のミストサウナ装置及び浴室暖房装置は以下の効果を有
する。 ミストの低発生領域において、最小発生量を給湯暖
房機の最低着火量とし、さらに発生量をリモコンにより
細かく制御することができるようになる。したがって、
お湯を必要以上に垂れ流すことがなくなり、省エネ化を
図ることができる。 サウナ運転後に換気扇による乾燥及びミストサウナ
装置による暖房運転を連動させることにより、浴室内を
迅速に乾燥させ、カビの発生を抑制することができる。 リモコンで上記乾燥運転を設定すれば、自動的に浴
室内を乾燥させることができ、使い勝手がよく、浴室内
を乾燥し忘れることがない。
成を模式的に示す図である。
的に行う場合の制御動作を示すフローチャートである。
た場合と、換気扇及びミストサウナ装置の暖房運転で乾
燥させた場合の乾燥度合いを示すグラフである。
図である。
磁弁 23 通信手段 25 ファン 27 吸い込み口 29 吹き出し口 31 湿度センサ 33 換気扇
Claims (7)
- 【請求項1】 給湯暖房機から供給されるお湯を加熱す
ることによってミストを発生させるミストサウナ装置で
あって、 給湯暖房機との間の双方向通信手段と、 該給湯暖房機の最低給湯流量までお湯の流量を絞る制御
手段(ミスト低発生域制御手段)と、 を備えることを特徴とするミストサウナ装置。 - 【請求項2】 暖房機能と、ミスト発生機能と、を備え
るミストサウナ装置であって、 ミスト発生対象の部屋の換気扇の起動手段と、 ミストサウナの運転終了後に暖房運転を行うとともに上
記換気扇を運転する乾燥運転制御手段と、を備えること
を特徴とするミストサウナ装置。 - 【請求項3】 浴室に設置される暖房装置であって、 浴室の換気扇の起動手段を備え、 入浴後に暖房運転を行うとともに上記換気扇を運転する
乾燥運転制御手段を備えることを特徴とする浴室暖房装
置。 - 【請求項4】 リモートコントロール式の操作手段(リ
モコンと略称)を備え、該リモコン中に上記換気扇起動
手段が設置されていることを特徴とする請求項2又は3
記載のミストサウナ装置及び浴室暖房装置。 - 【請求項5】 湿度センサをさらに備え、上記部屋の湿
度が一定以下となるまで上記乾燥運転を行うことを特徴
とする請求項2又は3記載のミストサウナ装置又は浴室
暖房装置。 - 【請求項6】 上記乾燥運転制御手段は、上記リモコン
で選択することができることを特徴とする請求項2又は
3記載のミストサウナ装置又は浴室暖房装置。 - 【請求項7】 温度センサをさらに備え、上記部屋の温
度が希望の温度となるよう暖房運転機能を制御する手段
を備えることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記
載のミストサウナ装置又は浴室暖房装置。
Priority Applications (1)
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JP03813199A JP3699289B2 (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | ミストサウナ装置 |
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Family Applications (1)
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JP03813199A Expired - Fee Related JP3699289B2 (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | ミストサウナ装置 |
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- 1999-02-17 JP JP03813199A patent/JP3699289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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