JP2008249221A - ミスト式浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴霧流量の設定が給湯器の最低作動水量以下でも給湯器からの温水の供給を担保し、且つ無駄な水消費を抑えるミスト式浴室暖房装置の提供。
【解決手段】主開閉弁21,副開閉弁22による流量制御を行う制御手段24は、噴霧開始の時点において、噴霧流量を給湯器の作動水量以上となるように流量規制を行い、噴霧開始の時点から噴霧時間が所定時間を経過した後に流量規制を解除するようにした。これにより、噴霧開始の時点に給湯器が作動し、一旦作動を開始すると、給湯量が作動開始水量以下となってもそのまま作動し続けるため、給湯器からの温水の供給は担保される。また、所定時間の経過後は噴霧流量が設定流量とされるため、無駄な水消費を抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室内に温水のミストを発生させることによって浴室内を暖房するミスト式浴室暖房装置に関するものであり、ミストの発生開始時に冷水ミストが発生することを有効に防止することが可能なミスト式浴室暖房装置に関する。
浴室内に温水のミストを発生させ、浴室内を暖房するミスト式浴室暖房装置として、特許文献1,2に記載のものが公知である。
図7は特許文献1に記載のミスト式浴室暖房装置101の構成を表す図である。図7において、ミスト式浴室暖房装置101は浴室内の混合水栓102の近傍の壁に据付られている。混合水栓102は、給湯管103と給水管104からそれぞれ供給される温水と水を所定の割合で混合して、蛇口105から出水する。ミスト式浴室暖房装置101は、このうちの給湯管103に接続配管106によって接続されている。
ミスト式浴室暖房装置101は、上向きミスト・ノズル107及び下向きミスト・ノズル108を備えている。それぞれのミスト・ノズル107,108には、接続配管106から温水が供給される。供給された温水は、ミスト・ノズル107,108から温水ミストとして噴霧される。
また、ミスト式浴室暖房装置101内には、接続配管106からミスト・ノズル107,108への温水供給の断通を行うための電磁弁109が設けられている。この電磁弁109は、浴室外のリモコン110a又は浴室内のリモコン110bからの指示によって、制御回路111によって開閉制御される。
図8は特許文献2に記載のミスト式浴室暖房装置120を表した図である。このミスト式浴室暖房装置120は、給湯管121から供給される温水を、温水ミストとして浴室内に噴霧するミスト・ノズル122,123,124を備えている。使用者は、図8に示すようにミスト式浴室暖房装置120の正面に座って温水ミストを浴びる。ミスト・ノズル122は、使用者の肩に温水ミストを噴霧する。ミスト・ノズル123は、使用者の身体の腹部に向けて温水ミストを噴霧する。また、ミスト・ノズル124は、浴室の床に向けて、温水ミストを噴霧する。これにより、浴室空間をミスト・サウナ状態にして温浴効果を得る構成としている。
また、給湯管121の近傍に、温水の温度の検出を行う配管温度検出センサ125を設けている。この配管温度検出センサ125の検出温度が所定の閾値以下の場合、給湯管121からの温水を各ミスト・ノズル122,123,124に供給することなく、排水管126から排水する。これにより、使用者が冷水ミストを浴びることが防止される。
ところで、上述のようなミスト式浴室暖房装置101,120に温水を供給する給湯器は、一定の水量以上の水が流れなければ、バーナが点火せず温水を供給することができない。すなわち、通常の給湯器は、作動条件として、給湯要求流量が最低作動開始水量以上であることとされている。最低作動開始水量は、各給湯器毎に所定の値に設定される。従って、ミスト・ノズルから噴霧される温水の流量が過少の場合、給湯器からミスト式浴室暖房装置101,120には温水が供給されず、温水ミストを噴霧させることができないという問題がある。
そこで、特許文献3に記載のミスト発生装置では、ミスト・ノズルから噴霧される温水流量の最低値を設け、給湯器からミスト発生装置へ供給される温水流量が必ず最低作動開始水量以上となるように担保している。そして、ミスト・ノズルからの噴霧流量が最低作動開始水量以下に設定された場合には、ミスト発生装置へ温水が過剰に供給されるため、余剰分の温水は、ドレイン用として設けられた洗い場の床面に噴出する噴出部へ送り排水する。これによって、ミスト・ノズルからの噴霧量が過少の場合も、給湯器が作動するようにし、温水ミストを噴霧させることを可能としている。
特開平10−185225号公報 特開2003−462号公報 特開2006−204419号公報
上記特許文献3に記載のミスト発生装置を、上記特許文献1,2記載のミスト式浴室暖房装置に適用すれば、ミスト・ノズルからの噴霧流量が給湯器の最低作動開始水量以下に設定された場合であっても、給湯器を作動させて温水の供給を担保することが可能である。
しかしながら、特許文献3に記載のミスト発生装置では、給湯器から供給される温水流量は常に最低作動開始水量以上であるため、噴霧要求量が少ない場合であっても必要以上に水が消費される。従って、節水面からみると好ましいものとはいえない。
そこで、本発明の目的は、ミスト・ノズルからの噴霧流量が給湯器の最低作動開始水量以下に設定された場合であっても給湯器からの温水の供給を担保することが可能であり、且つ無駄な水消費を抑えることが可能なミスト式浴室暖房装置を提供することにある。
ミスト式浴室暖房装置に係る本発明の第1の構成は、給湯器から温水が供給される給湯管と、前記給湯管と連通し、当該給湯管から供給される温水を噴霧するミスト・ノズルと、前記給湯管から前記ミスト・ノズルへ供給される温水の流量を調節する流量調節手段と、前記流量調節手段による噴霧流量の制御を行う制御手段と、を備えたミスト式浴室暖房装置であって、前記制御手段は、噴霧開始の時点において、噴霧流量を前記給湯器の作動開始水量以上の所定の流量以上となるように流量規制を行う立上流量規制手段と、噴霧開始の時点から噴霧時間が所定の時間を経過した後に、前記流量規制を解除する流量規制解除手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、噴霧開始の時点においては、噴霧流量は給湯器の作動開始水量以上となるため、噴霧開始と同時に給湯器が作動し、給湯管へ温水が供給される。そして、噴霧開始から「所定の時間」が経過すると、流量規制が解除される。従って、ミスト・ノズルからの噴霧流量が給湯器の最低作動開始水量以下に設定された場合には、この「所定の時間」が経過した後は、流量調節手段により温水の供給流量が設定流量まで減少される。しかし、一般に、給湯器は一旦作動を開始すると、給湯量が作動開始水量以下となってもそのまま作動し続けるようなシステムとされているため、給湯器からの温水の供給は担保される。また、「所定の時間」の経過後は温水の供給流量が設定流量とされるため、無駄な水消費を抑えることができる。
また、流量規制は「所定の時間」が開始されれば、温水の温度によらず自動的に解除されるため、噴霧ミストの設定温度の高低にかかわらず「所定の時間」の経過後は温水の供給流量が設定流量とされる。そのため、流量規制が解除されない状態が長時間にわたって継続することはなく、無駄な水消費を抑えることができる。
ここで、「作動開始水量以上の所定の流量」は、給湯器の作動開始水量によって適宜設定される水量である。また、「所定の時間」としては、給湯器の作動が担保されるのに十分な時間であればよく、給湯器に応じて適宜決定される。通常は、10〜15秒程度とすればよい。
ミスト式浴室暖房装置に係る本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、前記給湯管から供給される温水の温度を検出する温度センサを備え、前記流量規制解除手段は、前記温度センサにより検出される温度が所定の温度を上回ったときに、前記流量規制を解除することを特徴とする。
この構成によれば、給湯管から供給される温水の温度が「所定の温度」を上回ったときには、「所定の時間」の経過前であっても流量規制が解除されるため、無駄な水消費を最小限まで抑えることができる。
ここで、「所定の温度」とは、給湯器が作動したことを確認するための閾値温度であり、温水が沸かされていると判定するのに十分な温度(例えば、40℃)に設定される。
以上のように、本発明に係るミスト式浴室暖房装置によれば、噴霧開始時に噴霧流量は給湯器の作動開始水量以上とし、噴霧開始から所定の時間が経過すると流量規制が解除されるようにしたことで、ミスト・ノズルからの噴霧流量が給湯器の最低作動開始水量以下に設定された場合であっても給湯器からの温水の供給を担保することが可能で、且つ無駄な水消費を抑えることが可能となる。
また、給湯管から供給される温水の温度が所定の温度を上回ったときには、前記「所定の時間」の経過前であっても流量規制を解除することで、更に無駄な水消費を最小限まで抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るミスト式浴室暖房装置1の外観図である。ミスト式浴室暖房装置1は、浴室の壁面Wに設置された混合水栓2の近傍の壁面Wに据え付けられている。混合水栓2には、上水からの水が供給される給水管3と、給湯器(図示せず)から温水が供給される給湯管4が接続されている。また、給湯管4に分岐して分岐給湯管5が設けられており、この分岐給湯管5はミスト式浴室暖房装置1に接続されている。ミスト式浴室暖房装置1は、分岐給湯管5から供給される温水をミストとして浴室内に噴霧する。
ミスト式浴室暖房装置1は、ケーシング10、ミスト・ノズル11、入切スイッチ12、及び流量設定スイッチ13を備えている。ケーシング10は、ミスト式浴室暖房装置1の外装をなすプラスチックの箱状体である。ミスト・ノズル11は、ケーシング10の正面の左右側辺及び下辺に沿って、複数個並べて配設されている。各ミスト・ノズル11は、分岐給湯管5に連通されており、給湯器から供給される温水を浴室に噴霧する。入切スイッチ12は、使用者が噴霧の開始/停止を指示するためのトグル・スイッチである。流量設定スイッチ13は、使用者が噴霧流量を設定するためのスイッチである。入切スイッチ12及び流量設定スイッチ13は、ケーシング10の正面板に配設されている。
図2は、ミスト式浴室暖房装置1の配管及び機能構成を表す図である。図2において、ミスト式浴室暖房装置1、分岐給湯管5、ミスト・ノズル11、入切スイッチ12、及び流量設定スイッチ13は、図1と同様のものである。
ミスト式浴室暖房装置1のケーシング10内において、分岐給湯管5の先端は、倒コの字状の配水管5bに接続されており、この配水管5bに各ミスト・ノズル11が接続されている。分岐給湯管5には、各ミスト・ノズル11への温水の供給を通断するための主開閉弁21が配設されている。また、分岐給湯管5には、この主開閉弁21を迂回する補流管5aが接続されている。そして、この補流管5aに、副開閉弁22及び定流量弁23が直列に接続されている。副開閉弁22は補流管5aを流れる温水の通断を行う開閉弁である。また、定流量弁23は補流管5aを流れる温水の流量を一定値以下に規制する弁である。主開閉弁21と副開閉弁22及び定流量弁23とが並列接続された回路によって、給湯管5から各ミスト・ノズル11へ供給される温水の流量を調節することができる。
また、ミスト式浴室暖房装置1のケーシング10内には、主開閉弁21及び副開閉弁22の開閉制御を行う制御部24が設けられている。このミスト式浴室暖房装置1では、噴霧流量は、「強」と「弱」と間の切り替えが可能である。「強」のときは、制御部24は主開閉弁21を開弁し、副開閉弁22を閉止する。また、「弱」のときは、制御部24は主開閉弁21を閉止し、副開閉弁22を開弁する。また、入切スイッチ12がOFFのときは、制御部24は主開閉弁21及び副開閉弁22を閉止する。
尚、「強」の状態では給湯器から各ミスト・ノズル11へ供給される温水流量は、給湯器の作動開始流量よりも大きく、「弱」の状態では給湯器から各ミスト・ノズル11へ供給される温水流量は、給湯器の作動開始流量よりも小さいとする。
以上のように構成された本実施例のミスト式浴室暖房装置1において、以下その動作を説明する。
まず、停止状態では、主開閉弁21及び副開閉弁22はともに閉止した状態にある。この状態で、使用者が入切スイッチ12をONとすると、制御部24は、流量設定スイッチ13の設定状態にかかわらず、まず主開閉弁21を開弁する。これにより、主開閉弁21を通って各ミスト・ノズル11に温水が供給され、各ミスト・ノズル11からの温水の噴霧が開始される。このとき、温水の流量は、図3(b)に示すように、給湯器の作動開始流量よりも大きいため、給湯器のバーナが点火して給湯器から温水が供給される。給湯器から各ミスト・ノズル11までの配管容量のため、各ミスト・ノズル11から噴霧される温水温度は、点火時刻より一定の時間遅れて時刻t1から上昇を始める(図3(a)参照)。
そして、所定の時間t2が経過すると、制御部24は流量規制を解除する。すなわち、流量設定スイッチ13の設定状態が「強」の場合は、そのまま主開閉弁21を開弁した状態を維持するが、設定状態が「弱」の場合は、主開閉弁21を閉止し、副開閉弁22を開弁する。従って、設定状態が「弱」の場合、図3(b)に示すように、給湯器から各ミスト・ノズル11へ供給される温水の流量は、給湯器の作動開始流量よりも小さくなる。しかしながら、給湯器は既に作動しているため、作動停止流量よりも大きいので給湯器は継続して作動し、各ミスト・ノズル11への温水の供給は担保される。
尚、本実施例において、流量調節手段として、主開閉弁21と副開閉弁22及び定流量弁23とが並列接続された回路を用いた例を示したが、この回路の代わりに流量の連続制御が可能な流量制御弁を使用してもよい。
図4は、本発明の実施例2に係るミスト式浴室暖房装置1’の配管及び機能構成を表す図である。
本実施例のミスト式浴室暖房装置1’は、図2のミスト式浴室暖房装置1と比較して、ドレン管25及びドレン弁26を備えたことを特徴としている。
ドレン管25は、分岐給湯管5内の温水を排水する管である。ドレン弁26は、ドレン管25の通断を行う開閉弁である。主開閉弁21及び副開閉弁22が閉止されドレン弁26が開弁された状態において、分岐給湯管5からドレン管25を通って排水される流量は、給湯器の作動開始流量よりも大きいものとする。
以上のように構成された本実施例のミスト式浴室暖房装置1’において、以下その動作を説明する。
まず、停止状態では、主開閉弁21及び副開閉弁22はともに閉止した状態にある。
本実施例のミスト式浴室暖房装置1’では、使用者が入切スイッチ12をONとすると、制御部24は、まず、ドレン弁26を開弁する。これにより、分岐給湯管5からドレン管25を通って排水が行われる。このとき、排水流量は、給湯器の作動開始流量よりも大きいので、給湯器のバーナは点火され温水が供給され始める。給湯器で沸き上げられた温水がドレン管25に達する時間(図3(a)の時刻t1)を経過すると、制御部24は、主開閉弁21を開弁した後、ドレン弁26を閉止する。この時間は、給湯器からミスト式浴室暖房装置1’までの配管容量によって異なるため、設置状況により適宜設定するようにしてもよいし、ドレン管25の手前に温度センサを設置して、温度センサの検出温度が上昇し始めた時点を検出して自動的に弁の切り替えを行うようにしてもよい。
更に、所定の時間t2が経過すると、制御部24は、流量設定スイッチ13の設定状態が「強」の場合は、そのまま主開閉弁21の開弁した状態を維持し、設定状態が「弱」の場合は、主開閉弁21を閉止して副開閉弁22を開弁する。
このように、本実施例では、給湯器からミスト式浴室暖房装置1’までの配管内に冷水が残っている場合に、冷水をドレン管25から排水させた後に、各ミスト・ノズル11への温水の供給を開始することにより、噴霧開始時に各ミスト・ノズル11から冷水が噴霧されることを防止することができる。
尚、本実施例において、流量調節手段として、主開閉弁21と副開閉弁22及び定流量弁23とが並列接続された回路を用いた例を示しているが、この回路の代わりに流量の連続制御が可能な流量制御弁を使用してもよい。
図5は、本発明の実施例3に係るミスト式浴室暖房装置1”の配管及び機能構成を表す図である。
本実施例のミスト式浴室暖房装置1”は、図2のミスト式浴室暖房装置1と比較して、温度センサ27を備えたことを特徴としている。
上記構成の本実施例のミスト式浴室暖房装置1”の動作は以下の通りである。
まず、停止状態では、主開閉弁21及び副開閉弁22はともに閉止した状態にある。
この状態で、使用者が入切スイッチ12をONとすると、制御部24は、流量設定スイッチ13の設定状態にかかわらず、まず主開閉弁21を開弁する。これにより、主開閉弁21を通って各ミスト・ノズル11に温水が供給され、各ミスト・ノズル11からの温水の噴霧が開始される。
入切スイッチ12がON状態とされてから一定の時間t1が経過すると、制御部24は、温度センサ27の検出する温度の取り込みを開始する。この場合、温度の取り込みは、クロック周期Δtの間隔で行われる。尚、時間t1は、ミスト式浴室暖房装置1”が直前にも使用されており、給湯器からミスト式浴室暖房装置1”に至る配管内に前回使用したときの管内残留熱量により高温となった温水が残っている場合に、その温水がすべて排水される時間(以下「温度検知無効時間」という。)t0よりも長い時間(すなわち、t1>t0)に設定される。
制御部24は、温度センサ27により検出された温度Tを閾値温度T0と比較する。そして、この温度Tが閾値温度T0を越えた場合(図6(a)の時刻t3)、制御部24は流量規制を解除する。すなわち、流量設定スイッチ13の設定状態が「強」の場合は、そのまま主開閉弁21を開弁した状態を維持するが、設定状態が「弱」の場合は、主開閉弁21を閉止し、副開閉弁22を開弁する。
一方、給湯器の設定温度が低い場合には、温度Tは閾値温度T0に達しない場合がある。そのような場合、所定の時間t2が経過すると、制御部24は流量規制を強制的に解除する(図6(b)参照)。
尚、本実施例において、温度Tの閾値判定の開始時刻を、入切スイッチ12がON状態とされた直後(時刻0)からではなく、一定の時間t1が経過した後としたのは、もし時刻0から閾値判定を行った場合、温度検知無効時間までの間において、前回使用したときの管内残留熱量により高温となった温水の温度で判定することとなり、給湯器から供給される温水の温度が閾値温度T0に達る前に流量規制が解除されてしまうからである。
このように、本実施例によれば、給湯温度を閾値判定して、給湯器から供給される温水の温度が閾値温度T0を上回ったときには、時刻t2の経過前であっても流量規制が解除されるため、無駄な水消費を最小限まで抑えることができる。
尚、本実施例において、流量調節手段として、主開閉弁21と副開閉弁22及び定流量弁23とが並列接続された回路を用いた例を示しているが、この回路の代わりに流量の連続制御が可能な流量制御弁を使用してもよい。
また、実施例2のように、ドレン管25及びドレン弁26を設けて、噴霧開始時に冷水が噴霧されることを防止する構成としてもよい。
本発明の実施例1に係るミスト式浴室暖房装置1の外観図である。 本発明の実施例1に係るミスト式浴室暖房装置1の配管及び機能構成を表す図である。 制御部24による噴霧開始時における流量制御について説明する図である。 本発明の実施例2に係るミスト式浴室暖房装置1’の配管及び機能構成を表す図である。 本発明の実施例3に係るミスト式浴室暖房装置1”の配管及び機能構成を表す図である。 制御部24による噴霧開始時における流量制御について説明する図である。 特許文献1に記載のミスト式浴室暖房装置101の構成を表す図である。 特許文献2に記載のミスト式浴室暖房装置120を表した図である。
符号の説明
1,1’,1” ミスト式浴室暖房装置
2 混合水栓
3 給水管
4 給湯管
5 分岐給湯管
5a 補流管
5b 配水管
10 ケーシング
11 ミスト・ノズル
12 入切スイッチ
13 流量設定スイッチ
21 主開閉弁
22 副開閉弁
23 定流量弁
24 制御部
25 ドレン管
26 ドレン弁
27 温度センサ

Claims (2)

  1. 給湯器から温水が供給される給湯管と、
    前記給湯管と連通し、当該給湯管から供給される温水を噴霧するミスト・ノズルと、
    前記給湯管から前記ミスト・ノズルへ供給される温水の流量を調節する流量調節手段と、
    前記流量調節手段による噴霧流量の制御を行う制御手段と、
    を備えたミスト式浴室暖房装置であって、
    前記制御手段は、
    噴霧開始の時点において、噴霧流量を前記給湯器の作動開始水量以上の所定の流量以上となるように流量規制を行う立上流量規制手段と、
    噴霧開始の時点から噴霧時間が所定の時間を経過した後に、前記流量規制を解除する流量規制解除手段と、
    を備えたことを特徴とするミスト式浴室暖房装置。
  2. 前記給湯管から供給される温水の温度を検出する温度センサを備え、
    前記流量規制解除手段は、前記温度センサにより検出される温度が所定の温度を上回ったときに、前記流量規制を解除することを特徴とする請求項1記載のミスト式浴室暖房装置。
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