JP2501729Y2 - 蓄熱式暖房器 - Google Patents

蓄熱式暖房器

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JP2501729Y2
JP2501729Y2 JP846490U JP846490U JP2501729Y2 JP 2501729 Y2 JP2501729 Y2 JP 2501729Y2 JP 846490 U JP846490 U JP 846490U JP 846490 U JP846490 U JP 846490U JP 2501729 Y2 JP2501729 Y2 JP 2501729Y2
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和男 藤島
悟 泉田
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は深夜電力などを利用して蓄熱体に蓄熱し、昼
間等の暖房時に蓄熱体の熱を放熱して暖房する蓄熱式暖
房器に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の暖房器は、空気吹出口と空気吸込口と
を設けた暖房器本体内に断熱材で包囲された蓄熱体を設
け、この蓄熱体に発熱体を設けるとともに前記空気吹出
口および空気吸込口に連通する空気流通路を形成して構
成され、例えば深夜電力あるいは北海道において用いら
れる融雪電力等の料金の安い電力を利用して発熱体を通
電させて蓄熱体に蓄熱し、昼間等の暖房時には送風機を
利用して空気吸込口から室内空気または室外空気を吸込
みかつ空気流通路を通過させて熱交換したのち空気吹出
口から室内に吹出すようにしている。
このような蓄熱式暖房器は蓄熱体に蓄熱された熱エネ
ルギーを放熱して暖房するものであるため、暖房時には
時間の経過に伴い蓄熱された熱エネルギーが消耗されて
吹出空気の温度が次第に低下し長時間の暖房効果が得ら
れないという問題がある。この問題を解決するためにサ
ーミスタ等の蓄熱制御用の温度検知器を蓄熱体に接続し
て放熱時前記蓄熱体の温度が低下したときに蓄熱体を加
熱するようにしたものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術においては、第4図の破線に示すように
送風開始時に放熱状態となるにもかかわらず、温度検知
器が高温検知状態となり、このため蓄熱体が所定温度よ
りも約50〜100℃低く制御されてしまうなどの問題点が
あった。
本考案は前記問題点を解決して、送風機の送風開始と
同時に蓄熱ヒータを作動して蓄熱体の温度低下を防止で
きる蓄熱式暖房器を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、発熱体8を設けた蓄熱体7に一側13Aを接
続した熱伝導体13の他側13Bを空気流通路10の入口10A側
に介在し、この熱伝導体13に蓄熱制御用の温度検知器14
を設けたものである。
(作用) 前記構成によって、送風機11の作動時に他側13Bを介
して熱伝導体13の温度が下がることにより、これを温度
検知器14が検知することによって、発熱体8を発熱する
ことによって蓄熱体7の温度低下を防止できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第3図に示すように、鋼板等の耐熱性を
有する材料で形成された暖房器本体1の前面下部には空
気吸込室2に室内空気を吸込む空気吸込口3が形成され
ていると共に、この空気吸込口3の上部には遮熱板4を
介して区画された空気吹出室5から温められた空気を吹
出す空気吹出口6が形成されている。前記暖房器本体1
内には蓄熱体7が配設されており、この蓄熱体7の内部
に発熱体8が設けられている。前記暖房器本体1内の内
側にはグラスウール,ロックウール,マイクロサーム,
シリカボード等の断熱材9が前記蓄熱体7の周囲を包囲
するように設けられている。また前記蓄熱体7と前記断
熱材9との間には前記空気吸込室2と前記空気吹出室5
とに連通する空気流通路10が形成されている。
また空気吸込室2には送風磯11が設けられており、こ
の送風機11の駆動により空気吸込口3から吸込んだ空気
を矢印のように空気流通路10を通して熱交換し空気吹出
口6より吹出すようにしている。この場合、送風機11に
より吸込まれた空気の一部は空気流通路10を通らずにそ
のまま空気吹出室5に送られ、そこで空気流通路10を通
ってきた熱い空気と混合され、空気吹出口6から熱風が
吹出されることが抑えている。尚12は空気吸込口3およ
び空気吹出口6に設けたルーバである。
さらに前記蓄熱体7の一側下部に熱伝導体たる熱伝導
板13が設けられている。この熱伝導板13は平面がL形を
なして、ステンレス鋼(SUS430)等の熱伝導率の高い金
属からなり、その一側板部13Aの内面は前記蓄熱体7の
一側面部7Aの下部に接続するとともに、この一側面部7A
の外面は断熱材9の内面に当接している。また前記熱伝
導板13の他側板部13Bは前記空気流通路10の入口10A側に
延設され、そして他側板部13Bの内面は前記空気流通路1
0に臨んで設けられるとともに、この他側板部13Bの外面
は断熱材9の内面に当接している。また前記熱伝導板13
の一側板部13Aの外面に当接して前記発熱体8を制御す
るためのサーミスタ等からなる温度検知器14が設けられ
るとともに、この温度検知器14は断熱材9の側板部9Aに
形成した凹部9Bに取付金具15を介して設けられている。
また暖房器本体1を据え付ける箇所の後側床面Aには
アンカーボルト16およびナット17により床面固定受け金
具18が左右一対固定されている。この床面固定受け金具
18は接地板部18Aの前端にコ形の受け部18Bが立設されて
おり、この受け部18Bに一側部19Aを挿入するL形の固定
金具19の他測部19Bが前記暖房器本体1の側面下部に取
付螺子20により固定されて暖房器本体1の転倒防止が図
られている。
次に前記構成につきその作用を説明する。
先ず図示しない蓄熱スイッチを投入して深夜電力等を
利用して発熱体8を通電すると蓄熱体7を加熱し熱エネ
ルギーが蓄熱される。この場合蓄熱体7の温度は熱伝導
板13の一側板部13Aを介して温度検知器14により検知さ
れて、第4図の実線で示すように発熱体8がオン・オフ
制御されて自動的に蓄熱体7の温度を一定に保ち過熱を
防止している。
一方、昼間等暖房時には図示しない暖房スイッチを投
入すると送風機11が通電され、この送風機11の駆動によ
って空気吸込口3から吸込まれた室内空気が入口10A側
から空気流通路10を通過する間に熱交換され、これが空
気吸込口3から吸込まれた室内空気の一部と混合するこ
とにより90℃程度の温風として空気吹出口6から吹出さ
れて室内を暖房する。この際、前記送風機11の駆動によ
って吸い込まれた外気が前記他側板部13Bに触れて熱伝
導板13が直ちに冷やされ、これを第4図実線で示すよう
に温度検知器14が検知することにより予め自動的に切り
替えられた昼間電源あるいは融雪用電源が発熱体8に給
電され発熱し熱伝導板13の温度ひいては温度検知器14の
温度が所定温度になるまで蓄熱体7を加熱して、放熱状
態と蓄熱状態を同時に行って暖房を行うものである。
また暖房時に室温センサ(図示せず)により送風機11
が停止した際、蓄熱体7の温度は熱伝導板13の一側板部
13Aを介して温度検知器14により検知され、その検知温
度が所定温度と一致するまで蓄熱体7は発熱体8によっ
て加熱される。
以上のように前記実施例においては、蓄熱体7に一側
板部13Aを接続した熱伝導体13の他側板部13Bを空気流通
路10の入口10A側に介在するとともに、前記熱伝導体13
に温度検知器14を接続して、蓄熱体7の温度のみならず
吸込まれた外気の温度、ひいては送風機11の駆動を検知
することによって送風開始、すなわち放熱開始と同時に
発熱体8を加熱して蓄熱体7の温度低下、すなわち放熱
時の蓄熱量の低下を防止できる。
さらに熱伝導板13の他側板部13Bは空気流通路10にお
ける入口10A側に設けられたことにより、外気がそのま
ま前記他側板部13Bに触れることができ、送風開始を早
期に検知できる。
しかも床Aに固定した床固定受け金具18に係止する固
定金具19を暖房器本体1に着脱可能に固定することによ
り、該暖房器本体1の転倒を簡単に防止でき、また取付
螺子19をはずすことにより暖房器本体1を簡単に移動す
ることができる。
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば熱伝導板をL形ではなくコ形にするなど種々の変形が
可能である。
[考案の効果] 本考案は、蓄熱体に一側を接続した熱伝導体の他側を
空気流通路の入口側に介在し、この熱伝導体に蓄熱制御
用の温度検知部を設けたことにより、送風開始に伴って
発熱体を作動せしめて放熱時の蓄熱量の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示しており、第1図は一部を
拡大した縦断面図、第2図は第1図のI−I線断面図、
第3図は一部切欠き分解斜視図、第4図は温度特性を示
すグラフである。 1……暖房器本体 3……空気吸込口 6……空気吹出口 7……蓄熱体 8……発熱体 10……空気流通路 10A……入口 11……送風機 13……熱伝導板(熱伝導体) 13A……一側板部 13B……他側板部 14……温度検知器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気吹出口と空気吸込口とを設けた暖房器
    本体内に蓄熱体を設けるとともにこの蓄熱体に発熱体を
    設け、前記空気吹出口および空気吸込口に連通する空気
    流通路を形成するとともにこの空気流通路に送風磯を設
    け、前記空気吸込口から吸込まれた空気を前記空気流通
    路を通して前記空気吹出口から吹出す蓄熱式暖房器にお
    いて、前記蓄熱体に一側を接続した熱伝導体の他側を前
    記空気流通路の入口側に介在し、この熱伝導体に蓄熱制
    御用の温度検知器を設けたことを特徴とする蓄熱式暖房
    器。
JP846490U 1990-01-31 1990-01-31 蓄熱式暖房器 Expired - Lifetime JP2501729Y2 (ja)

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JPH03100756U JPH03100756U (ja) 1991-10-21
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