JP3039394B2 - 蓄熱燃焼暖房装置 - Google Patents

蓄熱燃焼暖房装置

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JP3039394B2
JP3039394B2 JP8274403A JP27440396A JP3039394B2 JP 3039394 B2 JP3039394 B2 JP 3039394B2 JP 8274403 A JP8274403 A JP 8274403A JP 27440396 A JP27440396 A JP 27440396A JP 3039394 B2 JP3039394 B2 JP 3039394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱体を備えた燃
焼暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の暖房装置は、図17に示す
ように、本体ケーシング1内にバーナ2と、このバーナ
2の燃焼部を囲むように配設されるとともにバーナ2の
燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材3を内部に持つ燃焼筒4
と、室内空気を吸気して吹き出し、その一部の空気流を
バーナ2に送り込む送風機5と、室内空気と燃焼排ガス
を混合する混合部6と、温風が吹き出す温風吹き出し口
7と、バーナ2の燃焼や送風機5の運転を制御する制御
部8と、暖房装置の運転を開始または停止させる運転ス
イッチ9とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、バーナ2の停止後の蓄熱材3の
みを熱源として暖房する蓄熱暖房モードでは、蓄熱材3
の温度が低下しても送風機5が回り続けるので運転スイ
ッチ9を押して送風機5を停止させなければならず不便
であり、さらに睡眠時に蓄熱暖房モードを使用する場合
は運転スイッチ9を押すことができないため冷風感を伴
ない不快であるという問題を有していた。
【0004】また、バーナ2の停止後の蓄熱材3のみを
熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、蓄熱材3
の温度が低下した場合に送風機5を連続的に運転させる
と、空気と熱交換する蓄熱材3の表面温度が蓄熱材3の
内部の温度よりも低くなり、熱交換後の温風温度はこの
蓄熱材3の表面温度に相関するので、蓄熱材3の内部の
熱を温風として有効に使うことができないという問題を
有していた。
【0005】また、バーナ2の停止後から連続して蓄熱
材3のみを熱源とし暖房する蓄熱暖房モードに移行する
ので、睡眠前にバーナ2の燃焼熱を蓄熱材3に蓄熱しこ
の熱を明け方の冷え込みが厳しい時間帯まで保温してお
いて蓄熱暖房モードを開始する使い方ができないという
問題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解消
することを課題とし、その解決手段として、検出温度が
蓄熱材の温度と相関しかつ自身の耐熱温度よりも低くな
るように温度検出手段を設けて、バーナの燃焼停止後の
蓄熱材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおい
て、制御部が温度検出手段で検出された温度にもとづい
て送風機の出力を制御するようにしたものである。
【0007】従って、本発明によれば、蓄熱材の熱がな
くなった場合に、運転スイッチを押さなくても送風機が
停止するので、冷風感を伴わず快適な暖房がおこなえ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発名は、燃焼筒温度検出手段
を、その検出温度が自身の耐熱温度よりも低い温度でか
つ蓄熱体温度と相関するように、蓄熱体で加熱された燃
焼筒の温度を伝達する燃焼筒温度伝導板を燃焼筒に取り
付けて、この燃焼筒温度伝導板の先端に配設されるもの
である。
【0009】そして、燃焼筒温度検出手段で検出した温
度がある一定温度以下になれば制御部が送風機を停止さ
せるので、バーナの燃焼停止後の蓄熱材のみを熱源とし
暖房する蓄熱暖房モードにおいて運転スイッチを押さな
くても送風機を止めることができ、冷風感を伴わず快適
な暖房がおこなえる。また、蓄熱材が高温時に停電等で
送風機が停止した場合に、燃焼筒の温度は送風機から送
り込まれる空気で冷却されることがなくなり、温度検出
手段の耐熱温度を超える恐れがある。燃焼筒に設けられ
た燃焼筒温度伝導板の先端の温度は燃焼筒よりもさらに
低い温度領域で蓄熱材の温度と相関を示し、この温度を
検出するように燃焼筒温度検出手段を燃焼筒温度伝導板
の先端に配設したので、蓄熱材が高温時に停電等で送風
機が停止した場合でも、燃焼筒温度検出手段は自身の耐
熱温度を超えることなく、機器の信頼性を高めることが
できる。
【0010】また、燃焼筒温度検出手段は、防風板を設
けてその内部に配設されたものである。
【0011】そして、防風板が燃焼筒温度検出手段に送
風機から送り込まれる空気流が直接当たることを妨げる
ので、燃焼筒温度検出手段が検出する温度の低下が、蓄
熱材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて
蓄熱材の温度の低下よりもはやく減衰することを抑制
し、相関をより高めることができる。
【0012】また、燃焼筒温度検出手段は燃焼筒の外側
に取り付けられた断熱材の内部に埋め込んで配設される
構成としたものである。
【0013】そして、燃焼筒温度検出手段は断熱材に埋
め込まれているので送風機から送り込まれる空気流で直
接冷却されて検出する温度の低下が、蓄熱材のみを熱源
として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、蓄熱材の温度
の低下よりもはやく減衰することを抑制することがで
き、検出温度を蓄熱材の温度とから相関を高めることが
できる。
【0014】また、制御部は蓄熱材のみを熱源として暖
房する蓄熱暖房モードにおいて、送風機を間欠的に運転
させ、一定時間後に停止させるものである。
【0015】そして、蓄熱材は送風機から送り込まれる
空気と熱交換されるが、この熱交換が蓄熱材の表面で起
こるので、蓄熱材の表面温度が内部の温度よりも低くな
り、熱交換された温風の温度は、この表面温度と相関す
る。したがって、蓄熱量の残量が少なくなった場合に蓄
熱材内部はまだ温風として活用できる温度であっても表
面温度は温風としては活用できない温度まで低下してし
まう現象が起こる。そこで、一時的に送風機を停止させ
ると送風機から送り込まれる空気による冷却が抑制さ
れ、蓄熱材の内部の熱が表面まで伝導し再び温風として
活用できるようになる。蓄熱材の表面温度が低くなった
場合でもその内部の熱を温風として有効に取り出すこと
ができる。
【0016】また、制御部は蓄熱材のみを熱源として暖
房する蓄熱暖房モードにおいて、バーナの燃焼が停止し
てあらかじめ設定された時間を経過するまでは送風機を
連続的に運転し、その時間を超えてからは送風機を間欠
的に運転させ、一定時間後に停止させるものである。
【0017】そして、蓄熱暖房モードの初期の蓄熱材が
高温時に送風機を間欠的に運転すると、送風機停止時に
蓄熱材の表面温度の冷却が抑制され高温になり、この状
態で再び送風機から空気が送り込まれた場合には過度に
高温な温風に熱交換することになる。そこで制御部は、
バーナの燃焼が停止してあらかじめ設定された時間を経
過するまでは送風機を連続的に運転させ、その時間を超
えてからは送風機を間欠的に運転させることで、蓄熱暖
房モード初期の吹出し口の温風温度を過度に高温にする
ことなく、かつ蓄熱暖房モード末期には蓄熱材の表面温
度が低くなった場合でもその内部の熱を温風として有効
に取り出すことができる。
【0018】また、室温を検知する室温検知手段を設け
て、バーナの燃焼停止後の蓄熱材のみを熱源として暖房
する蓄熱暖房モードにおいて、温風温度検出手段が検出
した温度と室温検出手段が検出した温度の差がある決め
られた設定値以下になれば前記送風機を停止させるもの
である。
【0019】そして、蓄熱暖房モードにおいて温風温度
検出した温度と室温検出手段が検出した温度の差がある
決められた設定値以下になれば送風機を停止させるの
で、温風温度は常に室温よりも一定温度差以上になり冷
風感を伴なわず快適な暖房がおこなえる。
【0020】また、制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱
材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、
温風温度検出手段が検出した温度と室温検出手段が検出
した温度の差の値に応じて送風機の出力を比例制御し、
その差がある決められた設定値以下になれば前記送風機
を停止させる。
【0021】そして、蓄熱材の熱量が大きいとき、つま
り温風温度検出手段が検出した温風温度と室温検出手段
が検出した室温の差が大きいときは制御部がこれに応じ
て送風機の出力を大きくし温風温度が高温になりすぎる
ことを抑制し、温風温度蓄熱材の蓄熱量が小さいとき、
つまり温風温度を検出した温風温度と室温検出手段が検
出した室温の差が小さいときは制御部が送風機の出力を
小さくし蓄熱材内部の熱を有効に取り出すことができ
る。
【0022】また、制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱
材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、
温風温度を検出した温度と室温検出手段が検出した温度
の差が第1の設定値以上のときは送風機を連続運転し、
第1の設定値と第2の設定値の間のときは送風機を間欠
運転し、第2の設定値以下のときは送風機を停止させる
ものである。
【0023】そして、蓄熱材の熱量が大きいとき、つま
り温風温度検出手段が検出した温風温度と室温検出手段
が検出した室温の差が大きいときは制御部が送風機を連
続運転し温風温度が高温になりすぎることを抑制し、温
風温度蓄熱材の蓄熱量が小さいとき、つまり温風温度検
出した温風温度と室温検出手段が検出した室温の差が小
さいときは制御部が送風機を間欠運転させ蓄熱材内部の
熱を有効に取り出すことができる。
【0024】また、制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱
材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードの開始時間
をバーナの燃焼停止後の任意の時間にタイマー設定でき
る。
【0025】以下、本発明の参考例および実施例につい
て図面を参照して説明する。なお、図17に示す従来例
の蓄熱燃焼暖房装置と同じ構成部分については同一符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0026】(参考例1) 図1は本発明の参考例1における蓄熱燃焼暖房装置の縦
断面説明図である。
【0027】図1において、本体ケーシング1と、バー
ナ2と、このバーナ2の燃焼部を囲むように配設される
とともにバーナ2の燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材3
と、この蓄熱材3の外側に配設された燃焼筒4と、室内
空気を吸気し吹き出し、その一部の空気流を前記バーナ
2に送り込む送風機5と、この送風機5で吸気した室内
空気とバーナ2の燃焼排ガスを混合する混合部6と、こ
の混合部6でつくられた温風が吹き出す温風吹き出し口
7と、この温風吹出し口7の温風温度を検出するサーミ
スタ10aと、バーナ2の燃焼や送風機5の運転を制御
するとともにバーナ2の燃焼停止後の蓄熱材3のみを熱
源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、サーミスタ
10aのような温度検出手段で検出された温風温度があ
る一定の温度以下になれば送風機5を停止させる制御部
8aとから構成され、さらにサーミスタ10aは温風吹
出し口7のルーバ11に取り付けられている。
【0028】以上の構成の動作を説明する。蓄熱材3の
みを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、温風
吹出し口7にサーミスタ10aで検出した温度が、ある
一定温度以下になれば制御部8aが送風機5を停止させ
るので、運転スイッチ9を押さなくても送風機5を止め
ることができ、冷風感を伴わず快適な暖房がおこなえ
る。
【0029】(参考例2) 図2は本発明の参考例2における蓄熱燃焼暖房装置の断
面図である。
【0030】図2において、サーミスタ10bは燃焼筒
4の外側でかつ吹出し口7の内側に設けたものである。
【0031】(参考例3) 図3は本発明の参考例3における暖房装置の断面図であ
る。
【0032】図3において、サーミスタ12aは燃焼筒
4の温度を検出するするように取り付けている。制御部
8bは蓄熱材3のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モー
ドにおいて、サーミスタ12aで検出された温度が、あ
る一定の温度以下になれば送風機5を停止させる。
【0033】(実施例1) 図4は本発明の実施例1における蓄熱燃焼暖房装置の断
面図である。
【0034】図4において、燃焼筒4に燃焼筒温度伝導
板13を取り付けてこの先端にサーミスタ12bを取り
付けている。
【0035】(実施例2) 図5は本発明の実施例2における蓄熱燃焼暖房装置の断
面図である。
【0036】図5において、燃焼筒4に燃焼筒温度伝導
板13を取り付けてこの先端にサーミスタ12cを取り
付け、このサーミスタ12cに直接送風機5から送り込
まれる空気が当たらないように防風板14で周囲を囲ん
でいる。
【0037】(実施例3) 図6は本発明の実施例3における蓄熱燃焼暖房装置の断
面図である。
【0038】図6において、燃焼筒4に断熱材15を取
り付けこの内部にサーミスタ12dを埋め込んでいる。
【0039】(参考例4) 図7は本発明の参考例4における蓄熱燃焼暖房装置の断
面図、図8は同運転図である。
【0040】制御部8cはバーナ2の停止後の蓄熱暖房
モードにおいて、送風機5をそのまましばらく運転させ
る。このとき蓄熱材3のみが熱源となり、送風機5から
送り込まれる空気と熱交換をし、蓄熱材3の温度は徐々
に低下していく。バーナ2が停止した時刻t0からあら
かじめ設定された時間t1が経過した後、制御部8cが
送風機5を停止させる。
【0041】(参考例5) 図9は本発明の参考例5における蓄熱燃焼暖房装置の運
転図である。
【0042】制御部はバーナの2停止後の蓄熱暖房モー
ドにおいて送風機5の出力を順次小さくしながら運転さ
せる。バーナが停止した時刻t0からあらかじめ設定さ
れた時間t1が経過した後、制御部が送風機5を停止さ
せる。
【0043】(実施例4) 図10は本発明の実施例4における暖房装置の運転図で
ある。
【0044】制御部はバーナの停止後の蓄熱暖房モード
において、送風機を間欠的に運転させる。
【0045】(実施例5) 図11は本発明の実施例5における蓄熱燃焼暖房装置の
運転図である。
【0046】制御部はバーナ停止後の蓄熱暖房モードに
おいて、送風機が停止してから時間t1が経過するまで
は送風機を連続運転させ、その後は送風機を間欠的に運
転させる。
【0047】(実施例6) 図12は本発明の実施例6における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図、図13は同運転図である。
【0048】制御部8dはバーナ2の停止後の蓄熱暖房
モードにおいて、サーミスタ10aで検出した温度T1
と室温センサ16で検出した温度T2の差がT3以下に
なれば送風機5を停止させる。
【0049】(実施例7) 図14は本発明の実施例7における蓄熱燃焼暖房装置の
運転図である。
【0050】制御部はバーナ停止後の蓄熱暖房モードに
おいて、サーミスタで検出した温度T1と室温センサ1
6で検出した温度T2の差に応じて送風機出力を比例制
御させ、その差がT3以下になれば送風機5を停止させ
る。
【0051】(実施例8) 図15は本発明の実施例8における蓄熱燃焼暖房装置の
運転図である。
【0052】制御部はバーナ停止後の蓄熱暖房モードに
おいて、サーミスタで検出した温度T1と室温センサで
検出した温度T2の差TがT3以上であれば送風機を連
続運転させ、TがT3とT4の間であれば送風機を間欠
運転させ、TがT4以下になれば送風機を停止させる。
【0053】(実施例9) 図16は本発明の実施例9における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図である。
【0054】タイマー部17は、蓄熱暖房モードの開始
時間をバーナ2の燃焼停止後の任意の時間に設定でき
る。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。
【0056】燃焼筒の温度検出手段を燃焼筒の温度を伝
達する燃焼筒温度伝導板の先端に取り付け、この検出し
た温度がある一定温度以下になれば送風機を停止させる
ことにより、蓄熱暖房モードにおいて運転スイッチを押
さなくても送風機を止めることができ、冷風感を伴わず
快適な暖房がおこなえかつ、蓄熱材が高温時に停電等で
送風機が停止した場合でも、燃焼筒の温度検出手段は自
身の耐熱温度を超えることなく、信頼性を確保できる。
【0057】また、燃焼筒の温度検出手段を防風板を設
けてその内部に設けることにより、送風機から送り込ま
れる空気が直接当たることはなく、検出温度を蓄熱材の
温度と相関をより高めることができるので、蓄熱暖房モ
ードにおいて送風機を止めるときの温風温度を一定に保
つことができ、冷風感を伴わず快適な暖房がおこなえ
る。
【0058】また、燃焼筒の温度検出手段に燃焼筒の外
側に取り付けられた断熱材の内部に埋め込んで配設する
ことにより、送風機から送り込まれる空気が直接当たる
ことはなく、検出温度を蓄熱材の温度と相関をより高め
ることができるので、蓄熱暖房モードにおいて送風機を
止めるときの温風温度を一定に保つことができ、冷風感
を伴わず快適な暖房がおこなえるとともに、燃焼筒と温
度検出手段の間に断熱材があるので蓄熱材が高温時に停
電等で送風機が停止した場合でも、燃焼筒の温度検出手
段は自身の耐熱温度を超えることなく、信頼性を確保で
きる。
【0059】また、制御部は蓄熱暖房モードにおいて、
送風機を間欠的に運転させることにより、蓄熱材の表面
温度が低下した場合でも、送風機を一時的に停止させる
ことで蓄熱材の内部の熱を表面に伝導させ蓄熱材の内部
の熱を有効に取り出すことができ、効率的な暖房ができ
る。
【0060】また、制御部は蓄熱暖房モードにおいて、
バーナの燃焼が停止してあらかじめ設定された時間を経
過するまでは送風機を連続的に運転し、その時間を超え
てからは送風機を間欠的に運転させることにより、蓄熱
材が高温時に温風吹出し口の温風が過度に高温になるこ
とはなく快適でかつ効率的な暖房がおこなえる。
【0061】また、制御部は蓄熱暖房モードにおいて、
温風温度が検出した温度と室温検出手段が検出した温度
の差が、ある決められた設定値以下になれば送風機を停
止させることにより、温風温度は常に室温よりも一定温
度差以上になり冷風感を伴なわず快適な暖房がおこなえ
る。
【0062】また、蓄熱材の熱量が大きいとき、つまり
温風温度検出手段が検出した温風温度と室温検出手段が
検出した室温の差が大きいときは制御部がこれに応じて
送風機の出力を大きくすることにより温風温度が高温に
なりすぎることを抑制し、温風温度蓄熱材の蓄熱量が小
さいとき、つまり温風温度検出した温風温度と室温検出
手段が検出した室温の差が小さいときは制御部が送風機
の出力を小さくすることにより蓄熱材内部の熱を有効に
取り出すことができ快適で効率的な暖房がおこなえる。
【0063】また、制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱
材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて温
風温度検出した温度と室温検出手段が検出した温度の差
が第1の設定値以上のときは送風機を連続運転し、第1
の設定値と第2の設定値の間のときは送風機を間欠運転
し、第2の設定値以下のときは送風機を停止させること
により、蓄熱材の熱量が大きいとき、つまり温風温度検
出手段が検出した温風温度と室温検出手段が検出した室
温の差が大きいときは制御部が送風機を連続運転し温風
温度が高温になりすぎることを抑制し、温風温度蓄熱材
の蓄熱量が小さいとき、つまり温風温度検出した温風温
度と室温検出手段が検出した室温の差が小さいときは制
御部が送風機を間欠運転させ蓄熱材内部の熱を有効に取
り出すことができ、快適で効率的な暖房がおこなえる。
【0064】また、制御部が蓄熱暖房モードの開始時間
をバーナの燃焼停止後の任意の時間にタイマー設定でき
るようにすることにより、就寝前に蓄熱した熱を保温し
ておいて明け方の冷え込みが厳しい時間帯に暖房するよ
うな使い方ができ就寝時に快適な暖房がおこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図2】本発明の参考例2における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図3】本発明の参考例3における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図4】本発明の実施例1における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図5】本発明の実施例2における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図6】本発明の実施例3における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図7】本発明の参考例4における蓄熱燃焼暖房装置の
断面図
【図8】本発明の参考例4における蓄熱燃焼暖房装置の
運転図
【図9】本発明の参考例5における蓄熱燃焼暖房装置の
運転図
【図10】本発明の実施例4における蓄熱燃焼暖房装置
の運転図
【図11】本発明の実施例5における蓄熱燃焼暖房装置
の運転図
【図12】本発明の実施例6における蓄熱燃焼暖房装置
の断面図
【図13】同蓄熱燃焼暖房装置の運転図
【図14】本発明の実施例7における蓄熱燃焼暖房装置
の運転図
【図15】本発明の実施例8における蓄熱燃焼暖房装置
の運転図
【図16】本発明の実施例9における蓄熱燃焼暖房装置
の断面図
【図17】従来の蓄熱燃焼暖房装置の縦断面説明図
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 バーナ 3 蓄熱材 4 燃焼筒 5 送風機 6 混合部 7 温風吹出し口 8、8a、8b、8c、8d 制御部 9 運転スイッチ 10a、10b、12a、12b、12c、12d サ
ーミスタ(温度検出手段) 11 ルーバ 13 燃焼筒温度伝導板 14 防風板 15 断熱材 16 室温センサ 17 タイマー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−116343(JP,A) 特開 平8−75265(JP,A) 特開 平7−120069(JP,A) 実開 平3−93313(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 7/02 602 F24H 3/04 301 F24H 3/04 305

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケーシングと、バーナと、前記バーナ
    の燃焼部を囲むように配設されるとともに前記バーナの
    燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材と、前記蓄熱材の外側に
    配設された燃焼筒と、室内空気を吸気して吹き出し、そ
    の一部の空気流を前記バーナに送り込む送風機と、前記
    送風機で吸気した室内空気と前記バーナの燃焼排ガスを
    混合する混合部と、前記混合部でつくられた温風が吹き
    出す温風吹き出し口と、検出温度が自身の耐熱温度より
    も低い温度でかつ前記蓄熱体温度と相関するように、前
    記蓄熱体で加熱された前記燃焼筒の温度を伝達する燃焼
    筒温度伝導板を前記燃焼筒に取り付けて、前記燃焼筒温
    度伝導板の先端に配設した燃焼筒温度検出手段と、前記
    バーナの燃焼停止後の前記蓄熱材のみを熱源として暖房
    する蓄熱暖房モードにおいて前記燃焼筒温度検出手段
    で検出された温度がある一定の温度以下になれば前記送
    風機を停止させる制御部とを具備する蓄熱燃焼暖房装
    置。
  2. 【請求項2】燃焼筒温度検出手段は、検出温度が蓄熱材
    の温度とより相関を高めるため送風機からの空気流で冷
    却されすぎないように防風板を設けてその内部に配設し
    た請求項1記載の蓄熱燃焼暖房装置。
  3. 【請求項3】本体ケーシングと、バーナと、前記バーナ
    の燃焼部を囲むように配設されるとともに前記バーナの
    燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材と、前記蓄熱材の外側に
    配設された燃焼筒と、室内空気を吸気して吹き出し、そ
    の一部の空気流を前記バーナに送り込む送風機と、前記
    送風機で吸気した室内空気と前記バーナの燃焼排ガスを
    混合する混合部と、前記混合部でつくられた温風が吹き
    出す温風吹き出し口と、前記蓄熱体で加熱された前記燃
    焼筒の温度を検出し、前記燃焼筒の外側に取り付けられ
    た断熱材の内部に埋め込んで配設した燃焼筒温度検出手
    段と、前記バーナの燃焼停止後の前記蓄熱材のみを熱源
    として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、前記燃焼筒温
    度検出手段で検出された温度がある一定の温度以下にな
    れば前記送風機を停止させる制御部とを具備する蓄熱燃
    焼暖房装置。
  4. 【請求項4】本体ケーシングと、バーナと、前記バーナ
    の燃焼部を囲むように配設されるとともにこのバーナの
    燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材と、前記蓄熱材の外側に
    配設された燃焼筒と、室内空気を吸気して吹き出し、そ
    の一部の空気流を前記バーナに送り込む送風機と、前記
    送風機で吸気した室内空気と、前記バーナの燃焼排ガス
    を混合する混合部と、前記混合部でつくられた温風が吹
    き出す温風吹き出し口と、前記バーナの燃焼停止後の前
    記蓄熱材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにお
    いて、前記送風機を間欠的に運転させ、一定時間後に停
    止させる制御部とを具備した蓄熱燃焼暖房装置。
  5. 【請求項5】本体ケーシングと、バーナと、前記バーナ
    の燃焼部を囲むように配設されるとともにこのバーナの
    燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材と、前記蓄熱材の外側に
    配設された燃焼筒と、室内空気を吸気して吹き出し、そ
    の一部の空気流を前記バーナに送り込む送風機と、前記
    送風機で吸気した室内空気と、前記バーナの燃焼排ガス
    を混合する混合部と、前記混合部でつくられた温風が吹
    き出す温風吹き出し口と、前記バーナの燃焼停止後の前
    記蓄熱材のみを熱源として暖房する蓄熱暖房モードにお
    いて、前記バーナの燃焼が停止してあらかじめ設定され
    た時間を経過するまでは前記送風機を連続的に運転し、
    その時間を超えてからは前記送風機を間欠的に運転さ
    せ、一定時間後に停止させる制御部とを具備した蓄熱燃
    焼暖房装置。
  6. 【請求項6】本体ケーシングと、バーナと、前記バーナ
    の燃焼部を囲むように配設されるとともに、前記バーナ
    の燃焼排ガスの熱を蓄える蓄熱材と、前記蓄熱材の外側
    に配設された燃焼筒と、室内空気を吸気して吹き出し、
    その一部の空気流を前記バーナに送り込む送風機と、前
    記送風機で吸気した室内空気と前記バーナの燃焼排ガス
    を混合する混合部と、前記混合部でつくられた温風が吹
    き出す温風吹き出し口と、前記混合部でつくられた温風
    の温度を検出する温風検出手段と、室温を検知する室温
    検知手段と、前記バーナの燃焼停止後の前記蓄熱材のみ
    を熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、前記温
    風温度検出手段が検出した温度と前記室温検出手段が検
    出した温度の差がある決められた設定値以下になれば前
    記送風機を停止させる制御部とを具備した蓄熱燃焼暖房
    装置。
  7. 【請求項7】制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱材のみ
    を熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、温風温
    度検出手段が検出した温度と室温検出手段が検出した温
    度の差の値に応じて送風機の出力を比例制御し、その差
    がある決められた設定値以下になれば前記送風機を停止
    させる請求項記載の蓄熱燃焼暖房装置。
  8. 【請求項8】制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱材のみ
    を熱源として暖房する蓄熱暖房モードにおいて、温風温
    度検出した温度と室温検出手段が検出した温度の差が第
    1の設定値以上のときは送風機を連続運転し、第1の設
    定値と第2の設定値の間のときは送風機を間欠運転し、
    第2の設定値以下のときは送風機を停止させる請求項
    記載の蓄熱燃焼暖房装置。
  9. 【請求項9】制御部はバーナの燃焼停止後の蓄熱材のみ
    を熱源とし暖房する蓄熱暖房モードの開始時間を任意の
    時間に設定できる請求項記載の蓄熱燃焼暖房装置。
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