JPH0740875A - スクータ型車両のフレームカバー構造 - Google Patents

スクータ型車両のフレームカバー構造

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JPH0740875A
JPH0740875A JP5190140A JP19014093A JPH0740875A JP H0740875 A JPH0740875 A JP H0740875A JP 5190140 A JP5190140 A JP 5190140A JP 19014093 A JP19014093 A JP 19014093A JP H0740875 A JPH0740875 A JP H0740875A
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    • B62J23/00Other protectors specially adapted for cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • B62J17/06Leg guards

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ロアーカバー前端部が左右に揺動することを防
止し、フロントカバーとロアーカバーの固定作業を容易
にするとともに、固定フェンダの振動を防止する。 【構成】ハンドルバー10と着座シート13との間が下
方に深く湾入して低床式のステップボード16が設けら
れ、前部から立ち上がるレッグカバー20と、前方から
被装されるフロントカバー21と、下方から装着される
略U字形のロアーカバー22とが車体フレーム2の前頭
部を覆い、前輪8の上方に位置する固定フェンダ23が
上記各カバー20,21,22の内側に接するように設
けられたスクータ型車両1のロアーカバー22の前端部
22aと上記固定フェンダ23とを嵌合させて左右方向
への動きを規制する嵌合手段47(嵌合凸部48および
嵌合凹部からなる)をフロントカバー21とロアーカバ
ー22の固定部(締着部44およびビス穴46)近傍に
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータ型車両のフレー
ムカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、一般的なスクータ型
車両のフレームカバーは、低床式のステップボード16
と、このステップボード16の前部から立ち上がるレッ
グカバー20と、上記レッグカバー20に前方から被装
されるフロントカバー21と、上記レッグカバー20お
よびフロントカバー21の下方から装着される略U字形
のロアーカバー22とを備えて構成されている。
【0003】このフレームカバーを組み立てるには、ま
ずステップボード16とレッグカバー20を車体フレー
ム2に固定し、次にロアーカバー22をビス41,43
でレッグカバー20と車体フレーム2に固定し、最後に
フロントカバー21をレッグカバー20の前方からビス
35で固定する。その際、フロントカバー21のビス穴
46とロアーカバー22の前端部22aに設けられた締
着部44がビス45によって互いに固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
ス45によってフロントカバー21をロアーカバー前端
部22aに固定する時、ロアーカバー前端部22aは何
処にも固定されていない状態であり、左右に揺動し易
い。このため、ロアーカバー前端部22aが左右に動か
ないよう、片手でロアーカバー前端部22aを押さえな
がら他方の手でフロントカバー21をビス止めしなけれ
ばならず、フロントカバー21の固定作業が非常に行い
にくかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ロアーカバー前端部が左右に揺動するこ
とを防止し、フロントカバーとロアーカバーの固定作業
を容易にすることができるスクータ型車両のフレームカ
バー構造を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の別な目的は、前輪の上方に
位置する固定フェンダの振動を防止可能なスクータ型車
両のフレームカバー構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータ型車両のフレームカバー構造
は、ハンドルバーと着座シートとの間が下方に深く湾入
して低床式のステップボードが設けられ、このステップ
ボードの前部から立ち上がるレッグカバーと、上記レッ
グカバーに前方から被装されるフロントカバーと、上記
レッグカバーおよびフロントカバーの下方から装着され
る略U字形のロアーカバーとが車体フレームの前頭部を
覆い、前輪の上方に位置する固定フェンダが上記各カバ
ーの内側に接するように設けられたスクータ型車両のフ
レームカバー構造において、上記略U字形のロアーカバ
ーの前端部と上記固定フェンダとを嵌合させてロアーカ
バー前端部の左右方向への動きを規制する嵌合手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0008】また、上記嵌合手段を上記フロントカバー
とロアーカバーの固定部近傍に設けたことを特徴とする
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成を持つスクータ型車両のフレームカバ
ー構造によれば、前記嵌合手段によってロアーカバー前
端部が固定フェンダに位置決めされ、ロアーカバー前端
部の左右方向への動きが規制される。このため、フロン
トカバーをロアーカバーにビス止めする際、従来のよう
に片手でロアーカバー前端部を押さえながら他方の手で
ビス止め作業を行う必要がなく、両手を用いて楽にフロ
ントカバーをロアーカバーに固定することができるの
で、フロントカバーとロアーカバーの固定作業が非常に
容易になる。
【0010】さらに、上記嵌合手段がフロントカバーと
ロアーカバーの固定部近傍に設けられたため、嵌合手段
を嵌合させた際にフロントカバーのビス穴とロアーカバ
ーの締着部が確実に位置決めされる。このため、フロン
トカバーのビス止め作業を迅速に行うことができる。
【0011】しかも、上記嵌合手段によって固定フェン
ダがロアーカバー前端部に固定されるので、固定フェン
ダの振動が防止され、異音や摩耗の発生を効果的に防止
することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図2は、本発明が適用されたスクータ型車
両の左側面図である。このスクータ型車両1は、車体フ
レーム2に懸架されたパワーユニット3によって後輪4
を駆動させる一般的な車体構成を持つものである。例え
ば上記車体フレーム2は、図3にも示すように鋼管製の
フレームパイプ5と鋼板製のフレームボディ6とを中央
部で接合させた構成となっている。
【0014】上記フレームパイプ5の先端部にはヘッド
パイプ7が固着されており、このヘッドパイプ7には前
輪8を支持するフロントフォーク9がハンドルバー10
とともに左右回動自在に枢着される。また、前記フレー
ムボディ6の内部にはヘルメット等を収納可能な物品収
納室12(図3参照)が形成され、フレームボディ6の
上部には上記物品収納室12の蓋を兼ねる着座シート1
3がヒンジ14を支点に開閉可能に設置される。
【0015】車体フレーム2は、合成樹脂製のフレーム
カバー15によって全面的に被装される。このフレーム
カバー15は、図3に示すように複数の部分からなる組
立式のものである。
【0016】前記ハンドルバー10と着座シート13と
の間は下方に深く湾入しており、この部分には低床式の
ステップボード16が設けられていてライダが足を載せ
られるようになっている。このステップボード16は前
記フレームカバー15の一部となるものであり、例えば
図3に示すように車体フレーム2に固定された左右一対
のステップビーム17,17に4本のビス18で締着さ
れる。
【0017】フレームカバー15の前半部分は、上記ス
テップボード16と、ステップボード16の前部から立
ち上がって車体フレーム2の前頭部を後方から覆うレッ
グカバー20と、このレッグカバー20に前方から被装
されて車体フレーム2の前頭部を前方から覆うフロント
カバー21と、上記レッグカバー20およびフロントカ
バー21の下方から装着される略U字形のロアーカバー
22とから構成されている。また、図4に示すように、
前輪8の上方に位置する固定フェンダ23が上記各カバ
ー20,21,22の内側に接するように設けられ、上
記各カバー20,21,22および上記固定フェンダ2
3に囲まれた空間24に、ホーンやリレー等の電装品が
収容される。なお、レッグカバー20の背面には物入れ
用のラック25が取着される。
【0018】一方、フレームカバー15の後半部分は、
図2に示す左右一対のアッパーカウル26と、同じく左
右一対のロアーカウル27とから構成されており、上記
ロアーカウル27はステップボード16の側部沿いに前
方へ延びて前記ロアーカバー22に接続される。
【0019】前記レッグカバー20は、例えばその下部
両側に突設された位置決め突起28,28がフレームパ
イプ5に設けられた支持アーム29両端部の位置決め孔
30,30に差し込まれることによって位置決めされた
上、その上部がナット31によってヘッドパイプ7に固
定される。
【0020】また、前記フロントカバー21は、ヘッド
パイプ7に固着されたステー33,34にビス35で固
定される。図1にも示すように、上記ステー34には下
方に延びるフック36が設けられており、このフック3
6に固定フェンダ23上面の係合部37が係合される。
また、固定フェンダ23の後部はビス38によってフレ
ームパイプ5に固定される。
【0021】ロアーカバー22は、その頂部に形成され
た締着部40がビス41でレッグカバー20に固定され
るとともに、下部に設けられた締着部42がビス43で
車体フレーム2に締結される。さらに、ロアーカバー2
2の前端部22aに設けられた締着部44がビス45に
よってフロントカバー21のビス穴46に固定される。
【0022】さて、このフレームカバー15には、ロア
ーカバー22の前端部22aと固定フェンダ23とを嵌
合させ、上記前端部22aの左右方向への動きを規制す
る嵌合手段47が設けられている。この嵌合手段47
は、図1および図4に示すように、例えば固定フェンダ
23の前部左右に突設されて前方に延びる嵌合凸部4
8,48と、ロアーカバー22の左右の前端部22aに
一体成型された嵌合凹部49,49とから構成されてい
る。そして嵌合手段47の設置位置は、フロントカバー
21とロアーカバー22の固定部、即ち前記締着部44
とビス穴46の近傍に設けられている。
【0023】フレームカバー15の前半部分を組立てる
時は、まずステップボード16と固定フェンダ23をビ
ス18およびビス38でそれぞれ車体フレーム2に固定
し、次にレッグカバー20の位置決め突起28,28を
車体フレーム2の位置決め孔30,30に差し込んでレ
ッグカバー20を位置決めするとともにナット31で車
体フレーム2に固定する。そして、ロアーカバー22の
嵌合凹部49,49を固定フェンダ23の嵌合凸部4
8,48に前方から嵌め込んでロアーカバー22前端部
22aの左右方向への動きを規制するとともに、ロアー
カバー22頂部および下部の締着部40,42をビス4
1,43でそれぞれレッグカバー20および車体フレー
ム2に固定し、最後にフロントカバー21を車体フレー
ム2のステー33,34にビス35で固定するとともに
フロントカバー21のビス穴46をロアーカバー前端部
22aの締着部44にビス45で固定する。
【0024】上記構成によれば、嵌合手段47によって
ロアーカバー22の前端部22aが固定フェンダ23に
位置決めされ、上記前端部22aの左右方向への動きが
規制されるので、フロントカバー21をロアーカバー2
2にビス45で固定する際、従来のように片手でロアー
カバー前端部22aを押さえながら他方の手でビス止め
作業を行う必要がなく、両手を用いて楽にフロントカバ
ー21をロアーカバー22に固定することができる。こ
のため、フロントカバー21とロアーカバー22の固定
作業が非常に容易になる。
【0025】さらに、嵌合手段47がフロントカバー2
1とロアーカバー22の固定部、即ちフロントカバー2
1のビス穴46とロアーカバー22の締着部44の近傍
に設けられているため、嵌合手段47を嵌合させた際に
上記ビス穴46と締着部44が確実に位置決めされる。
このため、フロントカバー21のビス止め作業を迅速に
行うことができる。
【0026】しかも、嵌合手段47によって固定フェン
ダ23がロアーカバー前端部22aに固定されるので、
固定フェンダ23の振動が防止され、異音や摩耗の発生
を効果的に防止することができる。
【0027】嵌合手段47を構成する嵌合凸部48およ
び嵌合凹部49は、それぞれ固定フェンダ23とロアー
カバー22に一体形成されるため、固定フェンダ23お
よびロアーカバー22の製造上のコストアップにはなら
ない。また、嵌合凸部48が嵌合凹部49に差し込まる
だけでロアーカバー前端部22aの左右方向への動きが
規制されるので、固定用のビス等は一切不要であり、部
品点数の増加になることもない。
【0028】なお、嵌合手段47の構成は、本実施例の
もののみに限らず、ロアーカバー前端部22aを固定フ
ェンダ23に対して固定し、左右方向への動きを規制で
きるものであれば他の形状としても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両のフレームカバー構造は、ハンドルバーと着
座シートとの間が下方に深く湾入して低床式のステップ
ボードが設けられ、このステップボードの前部から立ち
上がるレッグカバーと、上記レッグカバーに前方から被
装されるフロントカバーと、上記レッグカバーおよびフ
ロントカバーの下方から装着される略U字形のロアーカ
バーとが車体フレームの前頭部を覆い、前輪の上方に位
置する固定フェンダが上記各カバーの内側に接するよう
に設けられたスクータ型車両のフレームカバー構造にお
いて、上記略U字形のロアーカバーの前端部と上記固定
フェンダとを嵌合させてロアーカバー前端部の左右方向
への動きを規制する嵌合手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0030】上記構成を持つスクータ型車両のフレーム
カバー構造によれば、上記嵌合手段によってロアーカバ
ー前端部が固定フェンダに位置決めされ、ロアーカバー
前端部の左右方向への動きが規制される。このため、フ
ロントカバーをロアーカバーにビス止めする際、従来の
ように片手でロアーカバー前端部を押さえながら他方の
手でビス止め作業を行う必要がなく、両手を用いて楽に
フロントカバーをロアーカバーに固定することができる
ので、フロントカバーとロアーカバーの固定作業が非常
に容易になる。
【0031】しかも、上記嵌合手段によって固定フェン
ダがロアーカバー前端部に固定されるので、固定フェン
ダの振動が防止され、異音や摩耗の発生を効果的に防止
することができる。
【0032】また、本発明に係るスクータ型車両のフレ
ームカバー構造は、上記嵌合手段をフロントカバーとロ
アーカバーの固定部近傍に設けたことを特徴とするの
で、嵌合手段を嵌合させた際にフロントカバーのビス穴
とロアーカバーの締着部が確実に位置決めされる。この
ため、フロントカバーのビス止め作業を迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、車体フレーム、ロア
ーカバー、および固定フェンダの分解斜視図。
【図2】本発明が適用されたスクータ型車両の左側面
図。
【図3】フレームカバー前半部分の分解斜視図。
【図4】フレームカバー前半部分の縦断面図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 8 前輪 10 ハンドルバー 13 着座シート 15 フレームカバー 16 ステップボード 20 レッグカバー 21 フロントカバー 22 ロアーカバー 22a ロアーカバー前端部 23 固定フェンダ 44 フロントカバーとロアーカバーの固定部である締
着部 46 フロントカバーとロアーカバーの固定部であるビ
ス穴 47 嵌合手段 48 嵌合手段を構成する嵌合凸部 49 嵌合手段を構成する嵌合凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーと着座シートとの間が下方
    に深く湾入して低床式のステップボードが設けられ、こ
    のステップボードの前部から立ち上がるレッグカバー
    と、上記レッグカバーに前方から被装されるフロントカ
    バーと、上記レッグカバーおよびフロントカバーの下方
    から装着される略U字形のロアーカバーとが車体フレー
    ムの前頭部を覆い、前輪の上方に位置する固定フェンダ
    が上記各カバーの内側に接するように設けられたスクー
    タ型車両のフレームカバー構造において、上記略U字形
    のロアーカバーの前端部と上記固定フェンダとを嵌合さ
    せてロアーカバー前端部の左右方向への動きを規制する
    嵌合手段を設けたことを特徴とするスクータ型車両のフ
    レームカバー構造。
  2. 【請求項2】 上記嵌合手段を上記フロントカバーとロ
    アーカバーの固定部近傍に設けたことを特徴とする、請
    求項1に記載のスクータ型車両のフレームカバー構造。
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