JPH0740158Y2 - 空気加熱多管式液化ガス蒸発器 - Google Patents

空気加熱多管式液化ガス蒸発器

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JPH0740158Y2
JPH0740158Y2 JP8316189U JP8316189U JPH0740158Y2 JP H0740158 Y2 JPH0740158 Y2 JP H0740158Y2 JP 8316189 U JP8316189 U JP 8316189U JP 8316189 U JP8316189 U JP 8316189U JP H0740158 Y2 JPH0740158 Y2 JP H0740158Y2
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JP
Japan
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evaporation
air
liquefied gas
evaporator
tube
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JP8316189U
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Inventor
淑二 赤木
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、酸素や窒素のような液化ガスを気化してガ
スにするために用いられる空気加熱多管式液化ガス蒸発
器に関する。
従来の技術 この種の蒸発器としては、各垂直蒸発管に、その長さ方
向にのびた放射状フィンが備わっており、各フィンは、
蒸発管の全長にわたって1つにつながっているものが知
られている。
考案が解決しようとする課題 上記蒸発器では、蒸発管内をガスが流れることにより、
蒸発器内の空気が冷却されて下降し、蒸発器内には蒸発
管にそって空気の上から下への流れが自然に生じるが、
上記のようにフィンが1つにつながっているため、フィ
ンの上端からその両面に境界層が生じ、この境界層は下
にいくほど発達してフィンの下端近くでは相当の厚みと
なり、フィンと空気の熱伝達が悪く、蒸発器の熱交換効
率が悪いという問題点がある。
この考案の目的は、上記問題点を解決し、熱交換効率の
向上を図ることのできる液化ガス蒸発器を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 この考案による空気加熱多管式液化ガス蒸発器は、各垂
直蒸発管に、その長さ方向にのびた放射状フィンが備わ
っている空気加熱多管式液化ガス蒸発器において、各蒸
発管の全てのフィンの少なくともいずれかに、1つ以上
の乱流発生用切欠きが設けられていることを特徴とする
ものである。
作用 この考案による液化ガス蒸発器では、各蒸発管の全ての
フィンの少なくともいずれかに、1つ以上の乱流発生用
切欠きが設けられているから、フィンにそう空気の流れ
が切欠きによって乱されることにより、境界層が厚く発
達することがない。
実施例 この考案の実施例を図面を、参照してつぎに説明する。
以下の説明において、前後とは、第5図の下方を前、そ
の上方を後といい、左右とは第5図の左右を左右という
ものと定義する。
第5図および第6図に、ガス蒸発器の全体構成が示され
ているが、これはよく知られたものであり、その説明は
簡単にとどめておく。すなわち、ガス蒸発器は、大きく
分けて、加温部11および蒸発部12の2つの部分より構成
されている。加温部11は、前後および左右に所定間隔を
おいて配置されかつ隣り合うもの同士上下端が連結され
ている多数の垂直蒸発管21と、左右隣り合う蒸発管21を
順次上下交互に連結して左右方向に全体として蛇行状通
路を形成しているU形連結管22と、相互に連結された蒸
発管21全体の上下端部を囲んでこれを固定している方形
の枠23,24とを備えている。加温部11の蒸発管21のう
ち、前後方向に並んだ右端の列の蒸発管25下端部には出
口側ヘッダ25が設けられ、これに出口管26が設けられて
いる。蒸発部12は、前後方向に並んだ2つの列の垂直蒸
発管21を備えている。これらの蒸発管21は、枠23,24に
連結されることなく、加温部11の蒸発管21に連結されか
つ加温部11の上記蛇行状通路と連通している。また、前
後方向に並んだ左端の列の蒸発管21の下端部には入口側
ヘッダ27が設けられ、これに入口管28が設けられてい
る。
液体ガスは、入口管28から入口側ヘッダ27に導入され、
各蛇行状通路を流れて出口側ヘッダ25に至り、出口管26
より排出される。この間に、蒸発部12では液化ガスが気
化してガスとなり、加温部11では気化した高温ガスが常
温ガスとなる。
蒸発管21は、アルミニウム押出形材製であり、第1図に
詳しく示すように、蒸発管21には、その長さ方向にのび
た放射状フィン31が一体成形されている。各フィン31に
は切欠き32が3つずつ形成されている。フィン31におけ
る切欠き32の無い部分の長さL1〜L4は下に行くほど小さ
くなっている。すなわち、L1<L2<L3<L4である。
全ての蒸発管21のフィン31に切欠き32が形成されていて
も良いが、それ以外例えば、とくに霜が付き易い蒸発部
12の蒸発管21のフィン31にのみ切欠き32が形成されてい
ても良い。さらに、各蒸発管21の全てのフィン31に切欠
きが形成されていても良いし、そのうちのいずれかのフ
ィン31にのみ切欠き32が形成されていてもよい。切欠き
の数は3以外であっても良いことは勿論である。
第2図に示すように、隣り合う2つの蒸発管21のうち、
一方のフィン31の切欠き32の高さH1、H2およびH3と、他
方のフィン31の切欠き32の高さh1、h2およびh3とは、対
応するもの同士異なっていても良い。
第3図および第4図に示すように、フィン31における切
欠き32の無い4つの部分41〜43のうち、上から1番目お
よび3番目の部分41,43は、形材押出時のままとし、上
から2番目および4番目の部分42,44は、上から1番目
および3番目の部分41,43に対し所定角度θ1,θ1をな
すように折曲げられていても良い。
考案の効果 この考案によれば、フィンにそう空気の流れが切欠きに
よって乱されることにより、境界層が厚く発達すること
がないから、フィンと空気の熱伝達が良くなるため、熱
交換効率の良い蒸発器が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は蒸発管の正面
図、第2図および第3図はそれぞれ蒸発管の変形例を示
す斜視図、第4図は第3図のIV−IV線にそう拡大矢視
図、第5図は蒸発器の平面図、第6図は蒸発器の正面図
である。 21…蒸発管、31…フィン、32…切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各垂直蒸発管21に、その長さ方向にのびた
    放射状フィン31が備わっている空気加熱多管式液化ガス
    蒸発器において、 各蒸発管21の全てのフィン31の少なくともいずれかに、
    1つ以上の乱流発生用切欠き32が設けられていることを
    特徴とする空気加熱多管式液化ガス蒸発器。
JP8316189U 1989-07-14 1989-07-14 空気加熱多管式液化ガス蒸発器 Expired - Lifetime JPH0740158Y2 (ja)

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JPH0322200U JPH0322200U (ja) 1991-03-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5099906B2 (ja) * 2008-06-11 2012-12-19 松山株式会社 収穫機
JP2015164393A (ja) * 2014-01-28 2015-09-10 学校法人日本大学 ヒートシンク及び複合型太陽エネルギー変換装置

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JPH0322200U (ja) 1991-03-06

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