JP2001133076A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2001133076A
JP2001133076A JP31850499A JP31850499A JP2001133076A JP 2001133076 A JP2001133076 A JP 2001133076A JP 31850499 A JP31850499 A JP 31850499A JP 31850499 A JP31850499 A JP 31850499A JP 2001133076 A JP2001133076 A JP 2001133076A
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heat exchange
heat exchanger
exchange tube
heat
tube
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JP31850499A
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Hirohiko Watanabe
寛彦 渡辺
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Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/02Tubular elements of cross-section which is non-circular
    • F28F1/022Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/053Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
    • F28D1/0535Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight the conduits having a non-circular cross-section
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    • F28D1/05391Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators with multiple rows of conduits or with multi-channel conduits combined with a particular flow pattern, e.g. multi-row multi-stage radiators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通路抵抗の増大を防止しつつ、高い熱交換性
能を得ることができる熱交換器を提供する。 【解決手段】 本発明は、マルチフロータイプの熱交換
器を対象とする。熱交換チューブ10が、内周面に凹凸
のない複数の熱交換通路11aが、チューブ幅方向に並
列状に設けられた第1熱交換チューブ11と、内周面に
凸状のインナーフィン15を有する複数の熱交換通路1
2aがチューブ幅方向に並列状に設けられた第2熱交換
チューブ12とを具備する。各パスP1〜P3における
総熱交換チューブ10に対する第1熱交換チューブ11
の設置本数の比率が、乾き度が高いパスほど小さくなる
ように、各パスP1〜P3ごとに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カーエアコン用
のコンデンサとして好適に採用することができる熱交換
器に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、カーエアコン用のコンデンサとし
て、マルチフロータイプと称される熱交換器からなるも
のが周知である。このコンデンサは、一対のヘッダー間
に、両端を連通接続した多数の熱交換チューブが並列状
に配置されてコアが形成される一方、ヘッダー内に設け
られた仕切部材により、多数の熱交換チューブが複数の
パスに区分けされている。そして、冷媒を各パスに順に
通して蛇行状に流通させるとともに、その流通時に冷媒
を、外気との間で熱交換させて凝縮させるものである。
【0003】従来、上記ヘッダータイプの熱交換器にお
いて、熱交換チューブとしては、高さが幅よりも小さい
扁平状のチューブからなり、複数の熱交換通路が並列状
に設けられたものが通常用いられているが、これ以外に
も、高性能化を目的として、種々の熱交換チューブが開
発されている。
【0004】例えば、熱交換通路の内周面に、チューブ
長さ方向に延びる多数の筋状凸部(インナーフィン)が
設けられたインナーフィン付き熱交換チューブや、隣り
合う熱交換通路間の仕切壁に冷媒混合用開口が設けられ
た通路間連通型熱交換チューブ等が開発された。
【0005】しかしながら、インナーフィン付き熱交換
チューブや、通路間連通型熱交換チューブ等の熱交換チ
ューブは、インナーフィン等の無い通常の熱交換チュー
ブと比べて、熱伝達性に優れ、高い熱交換性能を得るこ
とができるが、インナーフィンや、冷媒混合用開口が、
流通する冷媒の抵抗となるので、チューブ内の通路抵抗
は増大してしまう。
【0006】これに対し、インナーフィン等が無い通常
の熱交換チューブは、インナーフィン付き熱交換チュー
ブや通路間連通型熱交換チューブと比べて、チューブ内
の通路抵抗は低減するものの、熱交換性能の面で遜色が
ある。
【0007】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、チューブ内における通路抵抗の低減を図りつつ、
高い熱交換性能を得ることができ、効率良く熱交換する
ことができる熱交換器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような状況下におい
て、上記目的を達成するため、本発明者は鋭意研究を行
い、以下の知見を得た。
【0009】まず、上記のようなマルチフロータイプの
熱交換器は、冷媒を相変化させるものであるため、各パ
スを通過する冷媒は、各パスごとにおいて、冷媒の乾き
度が異なっている。例えばコンデンサにおいては、下流
側に向かうに従って、各パスにおける冷媒の乾き度が低
くなる。
【0010】乾き度の高い冷媒は、外気との温度差が大
きい上、冷媒の相変化量も多いので、放熱し易い状態で
あるのに対し、乾き度の低い冷媒は、外気との温度差が
小さい上、冷媒の相変化量も少ないので、放熱し難くい
状態となっている。つまり、乾き度の高い気相冷媒は、
放熱し易いのため、内周面に凹凸のあるインナーフィン
付きの高性能の熱交換チューブを用いた場合、通路抵抗
の増大による影響を加味したとしても、冷媒放熱量の増
大による効果が大きく、効率良く熱交換することができ
る。
【0011】これに対し、乾き度の低い液相冷媒は、放
熱し難いため、インナーフィン付きの高性能の熱交換チ
ューブを用いた場合、冷媒放熱量の増大効果に対し、通
路抵抗の増大による影響が大きくなってしまう。つま
り、乾き度の低い冷媒に対しては、インナーフィン付き
の熱交換チューブを用いるよりむしろ、チューブ内の通
路抵抗が低いインナーフィン無しの熱交換チューブを用
いて、通路抵抗を低下させる方が、効率良く熱交換する
ことができる。
【0012】以上のような知見を基に、更に本発明者
は、綿密な実験を引き続き行った結果、本発明の目的を
達成可能な特有の構成を見出し、本発明をなすに至っ
た。
【0013】すなわち本発明は、間隔をおいて互いに平
行に配置される一対のヘッダー間に、両端を両ヘッダー
に連通接続する複数の熱交換チューブが配置されてコア
が形成される一方、前記ヘッダーの内部に設けられた仕
切部材により、前記複数の熱交換チューブが、少なくと
も2つ以上のパスに区分けされて、それらの各パスを冷
媒が順に通過して蛇行状に流れる熱交換器において、前
記熱交換チューブが、内周面に凹凸のない複数の熱交換
通路がチューブ幅方向に並列状に設けられた第1熱交換
チューブと、内周面に凸状のインナーフィンを有する複
数の熱交換通路がチューブ幅方向に並列状に設けられた
第2熱交換チューブとを具備し、各パスにおける熱交換
チューブの総設置本数に対する第1熱交換チューブの設
置本数の比率(第1熱交換チューブ設置率)が、第1パ
ス及び最終パスのうち冷媒の乾き度が高い方のパスにお
いて、低くなるよう設定されてなるものを要旨としてい
る。
【0014】この発明の熱交換器においては、熱交換通
路に凹凸のない第1熱交換チューブと、熱交換通路に凸
状のインナーフィンを有する第2熱交換チューブとを用
い、第1熱交換チューブの設置率を、第1パス等の乾き
度の高いパスでは低く設定して、最終パス等の乾き度の
低いパスでは高く設定するものである。このため例えば
乾き度の高いパスでは、熱伝達性に優れたフィン付きの
第2熱交換チューブが多く設置されるため、このパスを
通過する乾き度の高い冷媒は、十分に放熱される。
【0015】また乾き度の低いパスでは、凹凸のない第
1熱交換チューブが多く設置されるため、このパスを通
過する乾き度の低い冷媒は、スムーズに流通して、通路
抵抗の増大による悪影響を低減させることができる。
【0016】本発明の熱交換器は、第1パスから最終パ
スにかけて、冷媒の乾き度が次第に低くなるようなカー
エアコン用コンデンサ等に好適に採用することができ
る。すなわち、本発明は、前記第1パスの第1熱交換チ
ューブ設置率が、前記最終パスの第1熱交換チューブ設
置率よりも低く設定されてなる構成を採用するのが好ま
しい。
【0017】一方、本発明においては、各パスの第1熱
交換チューブ設置率や、第1及び第2熱交換チューブの
総通路断面積を特定の値に設定するのが好ましい。
【0018】すなわち本発明においては、前記複数のパ
スのうち、第1パスの第1熱交換チューブ設置率が、0
〜30%に設定されてなる構成を採用するのが良い。
【0019】更に本発明においては、前記複数のパスの
うち、最終パスの第1熱交換チューブ設置率が、70〜
100%に設定されてなる構成を採用するのが望まし
い。
【0020】更に本発明においては、前記パスが3つ以
上設けられ、中間パスの第1熱交換チューブ設置率が、
30〜70%に設定されてなる構成を採用するのが、一
層好ましい。
【0021】また本発明においては、前記第1熱交換チ
ューブの前記第2熱交換チューブに対する総通路断面積
の比率が、75〜125%に設定されてなる構成を採用
するのが、一層望ましい。
【0022】更に本発明においては、前記中間パスが複
数設けられ、中間パスのうち、上流側に配置されるパス
の第1熱交換チューブ設置率が、下流側に配置されるパ
スの第1熱交換チューブ設置率に対し同等もしくは低く
設定されてなる構成を採用するのが、より一層好まし
い。
【0023】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
熱交換器が適用されたマルチフロータイプのカーエアコ
ン用コンデンサを示す正面図である。同図に示すよう
に、このコンデンサのコア(1)は、互いに間隔をおい
て対峙した左右一対の垂直方向に沿うヘッダー(2)
(2)が設けられる。この一対のヘッダー(2)(2)
間には、多数の熱交換チューブ(10)が、それらの両
端を両ヘッダー(2)(2)に連通接続した状態で、上
下方向に所定の間隔おきに並列状に配置される。更に熱
交換チューブ(10)の各間、及び最外側の熱交換チュ
ーブ(10)の外側に、コルゲートフィンからなるアウ
ターフィン(3)が配置されるとともに、最外側の熱交
換チューブ(10)の外側には、帯状のサイドプレート
(4)が配置されている。
【0024】また一方側(右側)ヘッダー(2)の上
部、及び他方側(左側)ヘッダー(2)の下部には、ヘ
ッダー内部を仕切る仕切部材(5)(5)が設けられ、
この仕切部材(5)(5)により、上記多数の熱交換チ
ューブ(10)が複数本ずつに区分けされて、3つのパ
ス(P1)〜(P3)が形成される。
【0025】また一方側ヘッダー(2)の上部には、入
口用ユニオン部材(2a)が取り付けられるとともに、
他方側ヘッダー(2)の下部には、出口用ユニオン部材
(2b)が取り付けられている。
【0026】そして、このコンデンサにおいては、入口
側ユニオン部材(2a)から流入されるガス冷媒は、第
1ないし第3パス(P1)〜(P3)を順に蛇行状に流
れるとともに、その流通時に、外気との熱交換により凝
縮されて液冷媒となり、その液冷媒が出口側ユニオン部
材(2b)から流出される。この凝縮過程において、入
口側ユニオン部材(2a)から流入される冷媒は、乾き
度がほぼ100%であり、図2に示すように、その冷媒
が第1パス(P1)の上流部を通過する際に、乾き度
(x)が90〜100%、第1パス(P1)の下流部を
通過する際に60〜80%、第2パス(P2)の上流部
を通過する際に40〜60%、第2パス(P2)の下流
部を通過する際に30〜40%、第3パス(P3)の上
流部を通過する際に20〜30%、第3パス(P3)の
下流部を通過する際に0〜20%となり、最終的には、
乾き度がほぼ0%となって、出口側ユニオン(2b)か
ら流出される。このように冷媒は、第1パス(P1)か
ら第3パス(P3)に向かうに従って、乾き度(x)が
次第に低くなる。
【0027】一方、本実施形態において、熱交換チュー
ブ(10)は、第1及び第2熱交換チューブ(11)
(12)によって構成されている。
【0028】第1熱交換チューブ(11)は、図3に示
すように、チューブ高さ(Th )がチューブ幅(Tw )
よりも小さい扁平チューブからなり、内部に長さ方向に
延びる8つの熱交換通路(11a)が幅方向に並列状に
設けられている。
【0029】第2熱交換チューブ(11)は、図4に示
すように、外径サイズが上記と同様な扁平チューブから
なり、内部に長さ方向に延びる5つの熱交換通路(12
a)が幅方向に並列状に設けられている。更に図4及び
図5に示すように熱交換通路(12a)の内周面には、
長さ方向に連続状に延びる凸状のインナーフィン(1
5)が周囲方向に適当な間隔おきに複数形成されてい
る。
【0030】ここで、第1及び第2熱交換チューブ(1
1)(12)を対比しながら、構成上の相違について説
明すると、まず第1熱交換チューブ(11)は、その熱
交換通路(11a)の本数が8本であり、第2熱交換チ
ューブ(12)のそれは5本であり、第1熱交換チュー
ブ(11)の通路本数が第2熱交換チューブ(12)の
通路本数よりも多くなっている。
【0031】更に第1熱交換チューブ(11)における
熱交換通路(11a)の単独通路断面積は、第2熱交換
チューブ(12)における熱交換通路(12a)の単独
通路断面積よりも小さく形成されるとともに、第1熱交
換通路(11a)の濡れ周囲長は、第2熱交換通路(1
2a)の濡れ周囲長よりも短く形成されている。
【0032】また第1熱交換チューブ(11)の総通路
断面積は、第2熱交換チューブ(12)における熱交換
通路(12a)の総通路断面積とほぼ等しく形成されて
いる。具体的には、本発明において、第1熱交換チュー
ブ(11)の総通路断面積は、第2熱交換チューブ(1
2)の総通路断面積に対し、75〜125%の比率、よ
り好ましくは、下限値を90%以上、上限値を110%
以下に設定するのが良い。すなわち、これらの総通路断
面積が互いに大きく異なる場合、第1及び第2熱交換チ
ューブ(11)(12)間において、冷媒の流量が大き
く異なるので、冷媒がスムーズに流れ難くくなる恐れが
ある。
【0033】また第1熱交換通路(11a)の相当直径
は、第2熱交換通路(12a)の相当直径とほぼ等しく
形成されている。具体的には、第1熱交換通路(11
a)の相当直径は、第2熱交換通路(12a)の相当直
径を100%としたとき、90〜110%、より好まし
くは、下限値を95%以上、上限値を105%以下に設
定するのが良い。すなわち、両熱交換通路(11a)
(12a)間の相当直径が大きく異なる場合には、両熱
交換通路(11a)(12a)間において、バランス良
く熱交換することが困難になり、効率良く熱交換するこ
とが困難になる恐れがある。
【0034】なお参考までに、本実施形態において、第
1熱交換チューブ(11)としては、チューブ高さ(T
h )が2.1mm、チューブ幅(Tw )が16mm、通
路高さ(Ch )が1.4mm、通路幅(Cw )が1.6
mmのものを使用している。更に第2熱交換チューブ
(12)としては、チューブ高さ(Th )が2.1m
m、チューブ幅(Tw )が16mm、通路高さ(Ch )
が1.4mm、通路幅(Cw )が2.7のものを使用し
ており、更にインナーフィン(15)のピッチ(Fp )
は0.38mm、フィン高さ(Fh )が0.19mmの
ものを使用している。
【0035】また、第1熱交換チューブ(11)の総通
路断面積は、18.5mm2 、相当直径は1.54mm
に設定され、第2熱交換チューブ(12)の総通路断面
積は、18.0mm2 、相当直径は1.59mmに設定
されている。
【0036】ここで、相当直径とは、通路断面積を4倍
したものを濡れ周囲長によって除した値である。
【0037】本実施形態の熱交換器においては、熱交換
チューブ(10)として、上記第1及び第2熱交換チュ
ーブ(11)(12)を特有の割合で組み合わせて用い
るものである。すなわち、各パスにおける第1及び第2
熱交換チューブ(11)(12)の設置本数(熱交換チ
ューブの総設置本数)に対する第1熱交換チューブ(1
1)の設置本数の比率(第1熱交換チューブ設置率)
を、各パス(P1)〜(P3)を流れる冷媒の乾き度に
応じて、各パスごとに設定するものである。
【0038】具体的には、パス(P1)〜(P3)のう
ち、冷媒の乾き度がもっとも高い第1パス(P1)にお
いては、第1熱交換チューブ設置率が0〜30%に、乾
き度が中間値の中間パス(第2パスP2)においては、
第1熱交換チューブ設置率が30〜70%に、乾き度が
もっとも低い最終パス(第3パスP3)においては、第
1熱交換チューブ設置率が70〜100%に設定されて
いる。
【0039】また、本発明においては、各パス(P1)
〜(P3)内における第1熱交換チューブ(11)及び
第2熱交換チューブ(12)の設置位置は、特に限定さ
れるものではないが、各パス内においても、乾き度が高
い上側の熱交換チューブに、第2熱交換チューブ(1
2)を設置するのが好ましい。
【0040】この実施形態のコンデンサでは、例えば乾
き度の高い第1パス(P1)においては、第1熱交換チ
ューブ設置率を低く、つまり熱伝達性に優れたインナー
フィン(15)付き第2熱交換チューブ(12)を多く
設置しているため、第1パス(P1)を通過する乾き度
の高い冷媒は、十分に放熱される。
【0041】また乾き度の低い第3パス(P3)におい
ては、第1熱交換チューブ設置率を高く、つまり通路内
周面にインナーフィン等の凹凸のない第1熱交換チュー
ブ(10)を多く設置しているため、このパス(P3)
を通過する冷媒は、スムーズに流通し、通路抵抗による
悪影響を低減することができる。
【0042】このように各パスごとの冷媒の乾き度に応
じて、インナーフィン無しの第1熱交換チューブ(1
1)と、インナーフィン付きの第2熱交換チューブ(1
2)との組合せ率を適宜設定しているため、チューブ内
における通路抵抗の増大を防止しつつ、高い熱交換性能
を得ることができ、効率良く熱交換することができ、ひ
いては冷媒サイクル全体の冷房効果を向上させることが
できる。
【0043】更に本実施形態において、各熱交換チュー
ブ(11)(12)は、それぞれ同一形状の断面が連続
するものであるため、押出成形のみで簡単に製作するこ
とができる。
【0044】なお、上記実施形態においては、本発明を
パス数が3つの熱交換器に適用する場合について説明し
たが、本発明はそれだけに限られず、パス数が2つ、あ
るいは4つ以上の熱交換器にも適用することができる。
この場合、例えばパス数が4つ以上、つまり中間パスが
2つ以上形成される場合には、中間パスのうち、上流側
に配置されるパスの第1熱交換チューブ設置率は、下流
側に配置されるパスの第1熱交換チューブ設置率に対
し、同等、もしくは低く設定するのが良い。
【0045】また本発明においては、各パスの熱交換チ
ューブの本数や、熱交換チューブの通路数等は特に限定
されるものではない。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明の熱交換器によ
れば、熱媒体通路に凹凸のない第1熱交換チューブと、
熱媒体通路に凸状のインナーフィンを有する第2熱交換
チューブとを用い、第1パス等の乾き度の高いパスでは
第1熱交換チューブ設置率を低くして、最終パス等の乾
き度の低いパスでは第1熱交換チューブの設置率を高く
設定するものである。このため、例えば乾き度の高いパ
スでは、熱伝達性に優れたフィン付きの第2熱交換チュ
ーブが多く設置されるため、このパスを通過する冷媒
は、十分に熱交換される。また乾き度の低いパスでは、
フィン等の凹凸の無い第1熱交換チューブが多く設置さ
れるため、このパスを通過する冷媒は、スムーズに流通
して、通路抵抗による悪影響を回避することができる。
このように通路抵抗の低減を図りつつ、高い熱交換性能
を得ることができ、効率良く熱交換することができると
いう効果がある。
【0047】本発明においては、各パスごとの第1熱交
換チューブ設置率を特定値に設定したり、第1及び第2
熱交換通路間の総通路断面積比率を特定値に設定する場
合には、上記の効果を、より確実に得ることができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である熱交換器が適用され
たカーエアコン用コンデンサを示す正面図である。
【図2】実施形態のコンデンサにおける各パスの冷媒乾
き度を示す正面図である。
【図3】実施形態のコンデンサに適用された第1熱交換
チューブを示す断面図である。
【図4】実施形態のコンデンサに適用された第2熱交換
チューブを示す断面図である。
【図5】図4の一点鎖線で囲まれる部分を拡大して示す
断面図である。
【符号の説明】
1…コア 2…ヘッダー 10…熱交換チューブ 11…第1熱交換チューブ 11a、12a…熱交換通路 12…第2熱交換チューブ 15…インナーフィン P1〜P3…パス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をおいて互いに平行に配置される一
    対のヘッダー間に、両端を両ヘッダーに連通接続する複
    数の熱交換チューブが配置されてコアが形成される一
    方、前記ヘッダーの内部に設けられた仕切部材により、
    前記複数の熱交換チューブが、少なくとも2つ以上のパ
    スに区分けされて、それらの各パスを冷媒が順に通過し
    て蛇行状に流れる熱交換器において、 前記熱交換チューブが、内周面に凹凸のない複数の熱交
    換通路がチューブ幅方向に並列状に設けられた第1熱交
    換チューブと、内周面に凸状のインナーフィンを有する
    複数の熱交換通路がチューブ幅方向に並列状に設けられ
    た第2熱交換チューブとを具備し、 各パスにおける熱交換チューブの総設置本数に対する第
    1熱交換チューブの設置本数の比率(第1熱交換チュー
    ブ設置率)が、第1パス及び最終パスのうち冷媒の乾き
    度が高い方のパスにおいて、低くなるよう設定されてな
    ることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記第1パスの第1熱交換チューブ設置
    率が、前記最終パスの第1熱交換チューブ設置率よりも
    低く設定されてなる請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記第1パスの第1熱交換チューブ設置
    率が、0〜30%に設定されてなる請求項2記載の熱交
    換器。
  4. 【請求項4】 前記最終パスの第1熱交換チューブ設置
    率が、70〜100%に設定されてなる請求項2又は3
    記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記パスが3つ以上設けられ、中間パス
    の第1熱交換チューブ設置率が、30〜70%に設定さ
    れてなる請求項2ないし4のいずれかに記載の熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1熱交換チューブの前記第2熱交
    換チューブに対する総通路断面積の比率が、75〜12
    5%に設定されてなる請求項2ないし5のいずれかに記
    載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記中間パスが複数設けられ、中間パス
    のうち、上流側に配置されるパスの第1熱交換チューブ
    設置率が、下流側に配置されるパスの第1熱交換チュー
    ブ設置率に対し同等もしくは低く設定されてなる請求項
    5記載の熱交換器。
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