JPH0739824Y2 - 破封用つまみラベル付き包装体 - Google Patents

破封用つまみラベル付き包装体

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JPH0739824Y2
JPH0739824Y2 JP1988038921U JP3892188U JPH0739824Y2 JP H0739824 Y2 JPH0739824 Y2 JP H0739824Y2 JP 1988038921 U JP1988038921 U JP 1988038921U JP 3892188 U JP3892188 U JP 3892188U JP H0739824 Y2 JPH0739824 Y2 JP H0739824Y2
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Japan
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film
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knob
line
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JP1988038921U
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治慶 河田
喜代巳 中
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冨士シール工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチックフィルム等で被包された商品包
装体について、その封緘性を損なわずに、商品取り出し
の際の破封を容易にするための包装体の改良に関する。
〔従来の技術〕
商品流通過程での商品の損傷・汚れの防止、または内容
物のバージン性の保証等のために、商品をフィルムで被
包し密封することは広く行われている。包装フィルムと
して熱収縮性合成樹脂フィルム(熱収縮フィルム)を用
いて商品を包装する場合は、商品を包み込み、フィルム
の両端縁部同士を溶断接合し、もしくは接着剤で接合し
たうえ、熱風吹付等の熱収縮処理を施すことにより、商
品をタイトに、かつ体裁よく被包した包装体に仕上げる
ことができる。
このような商品包装体から商品を取り出す場合の包装フ
ィルムの除去を容易にするための破封補助手段として、
例えば第6図〔I〕に示すように、商品(10)を被包し
たフィルム(20)の適宜個所に、コ字形状のスリット
(S)を刻設し、その表面につまみラベル(30)の片側
部分を接着剤または粘着剤層(32)で貼着しておき、開
封に際しては、同図〔II〕に示すようにつまみラベル
(30)のつまみ部(33)を指先でつまみ矢符方向に引張
ってフィルム(20)を帯状に切開していくようにしたも
の、または第7図に示すように、包装フィルム(20)表
面に細いティアテープ(50)を接着しておき、その基端
部(51)をつまんで矢符方向に引張って細い帯状にフィ
ルム(20)を切開していくようにしたもの(タバコ、キ
ャラメル箱の包装に多くみられる)が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、第6図に示す包装体では、フィルム破切開始
線としてのスリット(S)を刻設したうえ、つまみラベ
ル(30)を貼着するという2工程を必要とし、またフィ
ルム(20)が熱収縮性フィルムのように、商品表面に熱
収縮力(減面収縮力)により締着させたものである場合
は、スリット(S)を刻設したのち、ラベル(30)が貼
着される前に、スリット部への収縮応力の集中により、
フィルム(20)に破れが生じることがある。また、第7
図の包装体では、ティアテープ(50)を所定位置に接合
するための装置と複雑な工程を必要とする。
本考案は上記問題点を解決するための改良された包装体
を提供する。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、商品を包囲する熱収縮性プラスチックフィル
ムの合掌状に重ね合わせた端縁部を溶断接合し、該フィ
ルムをその熱収縮力で商品表面に密着させてなる包装体
において、 基端部(32)を熱収縮性プラスチックフィルム(20)に
対する貼着代とし、先端部(33)は包装体の開封時のつ
まみ代となる破封用つまみラベル(30)が、上記フィル
ム(20)の溶断接合線(21)をそれと略直交する向きに
跨ぎ、ラベルの基端部(32)が溶断接合線(21)を境と
する一方の側のフィルム表面に、溶断接合線(21)の接
合力より強い接着力で貼着されていることを特徴として
いる。
以下、本考案を図面により説明する。第1図は、本考案
包装体の実施例を示している。(30)は破封用つまみラ
ベルであり、(21)は包装フィルムの溶断接合線であ
る。第2図は第1図の包装体の破封状態を、第3図は第
1図のつまみラベル(30)貼着部分のA−A断面をそれ
ぞれ示している。
つまみラベル(30)はその片側部分(32)を取付け部と
して、接着剤または粘着剤層(以下、単に「接着剤
層」)(31)によりフィルム(20)の溶断接合線(21)
を境とする一方の側(22)の表面に貼着されている。つ
まみラベル(30)の余端部(33)はフィルム破封に際し
て指先で摘まむ部分(つまみ部)であり、第2図に示す
ように、そのつまみ部(33)を摘んで矢符方向に引張れ
ば、つまみラベル(30)が貼着されている側のフィルム
端部(22)が、溶断接合線(21)を破切始端線として切
り起こされ、帯状(22′)に切り取られていく。
本考案は、上記のように包装フィルム(20)の溶断接合
線(21)をフィルム破切の開始線として利用しているの
で、その破切開始を容易にするために、つまみラベル
(30)は、フィルム溶断接合線(21)の両側(22)と
(23)とが跨がって貼着するのでなく、一方の側(22)
にのみ貼着することが好ましい。もっとも、その溶断接
合線を起点とする破切開始が妨げられない限り、第4図
に示すように、接着剤層(31)がフィルム溶断接合線
(21)から他方の側(23)にはみ出ていても構わない。
第5図〔I〕〜〔IV〕は第1図に示した包装体の形成工
程の例を示している。同図〔I〕のように商品(10)を
フィルム(20)で包み、〔II〕図のようにフィルム(2
0)の端縁部(22)(23)を合掌状に重ね合わせたう
え、フィルム溶融温度以上に加熱されている回転刃等の
カッタ(溶断刃)(C,C)をフィルムの重ね合わせ端部
(22)(23)の両面から押し当て商品の側面にそって溶
断を行う。このとき、図示のように、重ね合わされたフ
ィルム端部(22)(23)の所望の個所においてつまみラ
ベル(30)を一方の側の端部(22)に貼着しておき、つ
まみラベル(30)を切断させないようにフィルムの重ね
合わせ部(22)(23)を溶断する。溶断操作により、フ
ィルムの重ね合わせ端部(22)(23)は、カッタ(C,
C)の刃先が押付けられた部分が融着すると共に、刃先
の外側の部分は余材として切り落とされて、〔III〕図
に示す形態となる。ついで熱風吹付け等による熱収縮処
理を加えてフィルム(20)を収縮させることにより、
〔IV〕図に示すように商品(10)がフィルム(20)によ
りタイトに被包され、接合部(21)に近接してつまみラ
ベル(30)を備えた包装体に仕上げられる。
破封用ラベル(30)をフィルム表面に貼着するための基
端部(32)の接着剤層(31)は、ラベル(30)を引っ張
って包装体を開封する際にフィルム表面からラベル(3
0)が剥離しないように、フィルムの溶断接合線(21)
の接合強度より強い貼着強度を有するものであることを
必要とするが、その接着剤の材種の選択に困難はなく、
ラベル貼着やフィルムの接合シールに通常使用されてい
る公知の各種接着剤や粘着剤から所要の強度を有するも
のを選択することができる。
フィルム(20)の端部(22)(23)を溶断接合する場合
において、上記のように、つまみラベル(30)をフィル
ム端部の所定個所に取付けたうえで溶断を行うようにす
れば、その部分の溶断は、つまみラベル(30)を介して
行われるので、カッタ(C,C)が直接接触する部分に比
べてフィルムに対するカッタの熱作用が抑制され、それ
に伴って、その部分のフィルム溶断接合線(21)の接合
力が、他の部分よりも弱くなる。このことは、第2図の
ようにフィルムの破封を行う場合の破切開始が容易にな
る点で好ましいことである。
つまみラベル(30)の材質は、包装フィルム(20)を破
封する際の引張力に耐える強度を有し、また第5図のよ
うな溶断によりフィルム(20)の接合を行う場合は、溶
断カッタ(C,C)で切断されない高融点を有するもので
あれば、プラスチックフィルム、合成紙、その他任意に
選択することができる。つまみラベル(30)の包装フィ
ルム(20)に対する貼着は、開封操作の際に、フィルム
(20)表面から剥離することのない接合強度が与えられ
るならば、接着剤層(31)を介して行ってもよく、また
は熱融着等により行ってもよい。
なお、包装体の開封時のフィルム(20)は、第2図のよ
うに帯状に破切される必要はなく、不規則形状に破断さ
れても構わないが、図示のように帯状に破切することを
望む場合は、第1図に示すように、フィルムに貼着され
たつまみラベル(30)の両側に位置して、破切始端線と
なる溶断接合線(21)部に、破切補助線としてラベル
(30)と平行な向き(溶断接合線に略直交する向き)の
小さな切込み線(S,S)を設けておくとよい。
〔考案の効果〕
本考案包装体は、包装体の開封に際して、つまみラベル
を引張る簡単な操作により包装フィルムを容易に取り除
くことができる。また、つまみラベルの取付けも容易で
あり、包装体の形成工程を複雑化することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案包装体の実施例を示す一部切欠斜視図、
第2図は本考案包装体の開封操作を示す斜視図、第3図
および第4図は本考案包装体のつまみラベル取付け部の
例を示す断面図、第5図〔I〕〜〔IV〕は本考案包装体
の形成工程の例を示す断面説明図、第6図〔I〕、〔I
I〕、および第7図は従来例を示す斜視図である。 10:商品、20:包装フィルム、21:フィルム溶断接合線、3
0:つまみラベル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品を包囲する熱収縮性プラスチックフィ
    ルムの合掌状に重ね合わせた端縁部を溶断接合し、該フ
    ィルムをその熱収縮力で商品表面に密着させてなる包装
    体において、 基端部(32)を熱収縮性プラスチックフィルム(20)に
    対する貼着代とし、先端部(33)は包装体の開封時のつ
    まみ代となる破封用つまみラベル(30)が、上記フィル
    ム(20)の溶断接合線(21)をそれと略直交する向きに
    跨ぎ、ラベルの基端部(32)が溶断接合線(21)を境と
    する一方の側のフィルム表面に、溶断接合線(21)の接
    合力より強い接着力で貼着されていることを特徴とする
    破封用つまみラベル付き包装体。
  2. 【請求項2】破封用摘みラベル(30)を跨がせた部分の
    溶断接合線(21)が、それ以外の部分の溶断接合線より
    低い接合力を有していることを特徴とする請求項1に記
    載の破封用つまみラベル付き包装体。
  3. 【請求項3】溶断接合線(21)を跨ぐ破封用つまみラベ
    ル(30)の両側に位置して、ラベル(30)と略平行な向
    きをなすスリット等の破切補助線(S)がフィルム(2
    0)の溶断接合線(21)部に刻設されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の破封用つまみラ
    ベル付き包装体。
JP1988038921U 1988-03-23 1988-03-23 破封用つまみラベル付き包装体 Expired - Lifetime JPH0739824Y2 (ja)

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JPH01141260U JPH01141260U (ja) 1989-09-27
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