JPH0739705B2 - フラットスラブ構造 - Google Patents
フラットスラブ構造Info
- Publication number
- JPH0739705B2 JPH0739705B2 JP1054825A JP5482589A JPH0739705B2 JP H0739705 B2 JPH0739705 B2 JP H0739705B2 JP 1054825 A JP1054825 A JP 1054825A JP 5482589 A JP5482589 A JP 5482589A JP H0739705 B2 JPH0739705 B2 JP H0739705B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- flat
- concrete column
- flat slab
- slab structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、フラットスラブ構造に係り、詳しくは、プレ
ストレストコンクリートスラブを貫通する鋼管コンクリ
ート柱の外周部で上記スラブを直接支持するようにした
フラットスラブ構造に関するものである。
ストレストコンクリートスラブを貫通する鋼管コンクリ
ート柱の外周部で上記スラブを直接支持するようにした
フラットスラブ構造に関するものである。
［従来の技術］ 梁を用いないでスラブを直接柱で支持する形式のフラッ
トスラブ構造は目障りな梁がなく、屋内空間の有効利用
ができ、配線、配管が容易である等の利点があるため、
倉庫や工場等に広く実施されている。
トスラブ構造は目障りな梁がなく、屋内空間の有効利用
ができ、配線、配管が容易である等の利点があるため、
倉庫や工場等に広く実施されている。
しかしながら、従来のフラットスラブ構造では、柱頭部
におけるフラットスラブのパンチングシャーを主として
コンクリートの強度で抵抗させるため、柱頭部のスラブ
支持領域下面にスラブ厚さとほぼ同厚のコンクリートパ
ネルを付加したドロップパネルを設けている。
におけるフラットスラブのパンチングシャーを主として
コンクリートの強度で抵抗させるため、柱頭部のスラブ
支持領域下面にスラブ厚さとほぼ同厚のコンクリートパ
ネルを付加したドロップパネルを設けている。
［発明が解決しようとする課題］ 前記ドロップパネルは室内天井に段差が見えて目障りで
あると同時に梁をなくしたフラットスラブの屋内空間の
有効利用、配線、配管工事の容易性等の有利性が充分活
かされず、かつドロップパネルの型枠工事が面倒で、工
費および工期の低減が阻まれるという問題があった。
あると同時に梁をなくしたフラットスラブの屋内空間の
有効利用、配線、配管工事の容易性等の有利性が充分活
かされず、かつドロップパネルの型枠工事が面倒で、工
費および工期の低減が阻まれるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑み、これを改善することを課題
としてなされたものであって、フラットスラブのパンチ
ングシャー耐力を低下させることがないようにして、従
来柱頭部の下面に設けたドロップパネルをなくし、前記
フラットスラブの有利性を最大限に活用出来ると共に、
地震時の水平力の一部を柱にも負担させることができる
フラットスラブ構造を提供することを目的としている。
としてなされたものであって、フラットスラブのパンチ
ングシャー耐力を低下させることがないようにして、従
来柱頭部の下面に設けたドロップパネルをなくし、前記
フラットスラブの有利性を最大限に活用出来ると共に、
地震時の水平力の一部を柱にも負担させることができる
フラットスラブ構造を提供することを目的としている。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を解決するため本発明が採用した技術手段は、
スラブを直接鋼管コンクリート柱で支持するフラットス
ラブ構造において、スラブを貫通する鋼管コンクリート
柱の外周部に、所定間隔を設けて上下に配した一対の円
環状平板を放射状のＨ形鋼材で直接連結固定して補強材
を構成し、該補強材を埋込んでスラブコンクリートを等
厚に打設して成るフラットスラブ構造を特徴としてい
る。
スラブを直接鋼管コンクリート柱で支持するフラットス
ラブ構造において、スラブを貫通する鋼管コンクリート
柱の外周部に、所定間隔を設けて上下に配した一対の円
環状平板を放射状のＨ形鋼材で直接連結固定して補強材
を構成し、該補強材を埋込んでスラブコンクリートを等
厚に打設して成るフラットスラブ構造を特徴としてい
る。
［作用］ したがって本発明によれば、前記補強材の円環状平板が
コンクリートスラブとＨ形鋼材との一体化に寄与すると
共に、スラブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部
に、直接Ｈ形鋼材が連結固定されているので、スラブの
曲げおよび剪断力を鋼管コンクリート柱に伝えることが
できてスラブのパンチングシャー耐力が向上され、また
従来耐震壁のみで地震時の水平力に抵抗させていたの
が、水平力の一部が前記補強材を介して鋼管コンクリー
ト柱で負担でき、耐震壁の負担が軽減される。
コンクリートスラブとＨ形鋼材との一体化に寄与すると
共に、スラブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部
に、直接Ｈ形鋼材が連結固定されているので、スラブの
曲げおよび剪断力を鋼管コンクリート柱に伝えることが
できてスラブのパンチングシャー耐力が向上され、また
従来耐震壁のみで地震時の水平力に抵抗させていたの
が、水平力の一部が前記補強材を介して鋼管コンクリー
ト柱で負担でき、耐震壁の負担が軽減される。
［実施例］ 以下本発明を図示の一実施例に基いて詳細に説明する。
第１図は本発明に係るフラットスラブ構造の縦断面図、
第２図は同構造の平面図、第３図は同構造の要部切欠き
斜視図である。
第２図は同構造の平面図、第３図は同構造の要部切欠き
斜視図である。
図において、１は鋼管コンクリート柱、２はスラブを貫
通する鋼管コンクリート柱の外周部に溶着等の手段によ
って、直接連結固定される補強材であって、該補強材２
は、鋼管コンクリート柱１に等長のＨ形鋼材３をそのウ
ェブ3aを垂直にして放射状に溶着し、開放端部に上下一
対の円環状平板4,4′を溶着して成るものである。Ｈ形
鋼材３と円環状平板4,4′との接合部は、Ｈ形鋼材３の
上下のフランジ3bを円環状平板4,4′の幅寸法だけ切欠
き、ウェブ3aの丈をスペーサーとして上下の円環状平板
4,4′が溶着され、上部の円環状平板４の上面には打設
するスラブコンクリートとの定着を確実にするため多数
のスタッド５が植設されている。
通する鋼管コンクリート柱の外周部に溶着等の手段によ
って、直接連結固定される補強材であって、該補強材２
は、鋼管コンクリート柱１に等長のＨ形鋼材３をそのウ
ェブ3aを垂直にして放射状に溶着し、開放端部に上下一
対の円環状平板4,4′を溶着して成るものである。Ｈ形
鋼材３と円環状平板4,4′との接合部は、Ｈ形鋼材３の
上下のフランジ3bを円環状平板4,4′の幅寸法だけ切欠
き、ウェブ3aの丈をスペーサーとして上下の円環状平板
4,4′が溶着され、上部の円環状平板４の上面には打設
するスラブコンクリートとの定着を確実にするため多数
のスタッド５が植設されている。
円環状平板4,4′の径、Ｈ形鋼材３の数、寸法は構築す
る建築の構造規模によって決められる。
る建築の構造規模によって決められる。
上記のように構成した補強材２を用いてフラットスラブ
構造を完成するには、先ず補強材２を鋼管コンクリート
柱１の外周に直接連結固定し、次いでフラットスラブの
アンボンドPS鋼線６及び上ば筋７、下は筋８を配筋し
て、型枠９を組み、更に補強材２を埋込んでスラブコン
クリートを等厚に打設し、コンクリートの硬化後型枠９
を外し、アンボンドPS鋼線５にプレストレスを導入し、
フラットスラブ10を完成する。
構造を完成するには、先ず補強材２を鋼管コンクリート
柱１の外周に直接連結固定し、次いでフラットスラブの
アンボンドPS鋼線６及び上ば筋７、下は筋８を配筋し
て、型枠９を組み、更に補強材２を埋込んでスラブコン
クリートを等厚に打設し、コンクリートの硬化後型枠９
を外し、アンボンドPS鋼線５にプレストレスを導入し、
フラットスラブ10を完成する。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、スラブを直接鋼管コンク
リート柱で支持するフラットスラブ構造において、スラ
ブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部に、所定間隔
を設けて上下に配した一対の円環状比平板を放射状のＨ
形鋼材で直接連結固定して補強材を構成し、該補強材を
埋込んでスラブコンクリートを等厚に打設して成るフラ
ットスラブ構造としたから、前記補強材の円環状平板が
コンクリートスラブとＨ形鋼材との一体化に寄与すると
共に、スラブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部
に、直接Ｈ形鋼材が直接連結固定されているため、スラ
ブの曲げおよび剪断力を鋼管コンクリート柱に伝えるこ
とができ、したがって、スラブのパンチングシャー耐力
が向上し、この結果従来のようなドロップパネルを設け
る必要がなくなって、フラットスラブの屋内空間の有効
利用、配線、配管工事の容易等の有利性が最大限に活用
でき、さらに従来耐震壁のみで地震時の水平力に抵抗さ
せていたのが、水平力の一部が前記補強材を介して鋼管
コンクリート柱で負担でき、耐震壁の負担が軽減され
る、等の効果を奏するものである。
リート柱で支持するフラットスラブ構造において、スラ
ブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部に、所定間隔
を設けて上下に配した一対の円環状比平板を放射状のＨ
形鋼材で直接連結固定して補強材を構成し、該補強材を
埋込んでスラブコンクリートを等厚に打設して成るフラ
ットスラブ構造としたから、前記補強材の円環状平板が
コンクリートスラブとＨ形鋼材との一体化に寄与すると
共に、スラブを貫通する鋼管コンクリート柱の外周部
に、直接Ｈ形鋼材が直接連結固定されているため、スラ
ブの曲げおよび剪断力を鋼管コンクリート柱に伝えるこ
とができ、したがって、スラブのパンチングシャー耐力
が向上し、この結果従来のようなドロップパネルを設け
る必要がなくなって、フラットスラブの屋内空間の有効
利用、配線、配管工事の容易等の有利性が最大限に活用
でき、さらに従来耐震壁のみで地震時の水平力に抵抗さ
せていたのが、水平力の一部が前記補強材を介して鋼管
コンクリート柱で負担でき、耐震壁の負担が軽減され
る、等の効果を奏するものである。
図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本発明に係る
フラットスラブ構造の縦断面図、第２図は同構造の平面
図、第３図は同構造の要部切欠き斜視図である。 １……鋼管コンクリート柱、２……補強材、３……Ｈ形
鋼材、4,4′……円環状平板、６……アンボンドPS鋼
線、10……フラットスラブ。
フラットスラブ構造の縦断面図、第２図は同構造の平面
図、第３図は同構造の要部切欠き斜視図である。 １……鋼管コンクリート柱、２……補強材、３……Ｈ形
鋼材、4,4′……円環状平板、６……アンボンドPS鋼
線、10……フラットスラブ。
Claims (1)
- 【請求項１】スラブを直接鋼管コンクリート柱で支持す
るフラットスラブ構造において、スラブを貫通する鋼管
コンクリート柱の外周部に、所定間隔を設けて上下に配
した一対の円環状平板を放射状のＨ形鋼材で直接連結固
定して補強材を構成し、該補強材を埋込んでスラブコン
クリートを等厚に打設して成ることを特徴とするフラッ
トスラブ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1054825A JPH0739705B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | フラットスラブ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1054825A JPH0739705B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | フラットスラブ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02232447A JPH02232447A (ja) | 1990-09-14 |
| JPH0739705B2 true JPH0739705B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=12981455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1054825A Expired - Lifetime JPH0739705B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | フラットスラブ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739705B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013185337A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Toda Constr Co Ltd | 柱とフラットスラブの接合材及びその接合構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6370746A (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-30 | 清水建設株式会社 | フラツトスラブ構造 |
| JPH067125Y2 (ja) * | 1987-02-13 | 1994-02-23 | 清水建設株式会社 | フラツトスラブの柱頭部の構造 |
| JPH0539123Y2 (ja) * | 1987-04-16 | 1993-10-04 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP1054825A patent/JPH0739705B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013185337A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Toda Constr Co Ltd | 柱とフラットスラブの接合材及びその接合構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02232447A (ja) | 1990-09-14 |
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