JPH0128172Y2 - - Google Patents

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JPH0128172Y2
JPH0128172Y2 JP1981114339U JP11433981U JPH0128172Y2 JP H0128172 Y2 JPH0128172 Y2 JP H0128172Y2 JP 1981114339 U JP1981114339 U JP 1981114339U JP 11433981 U JP11433981 U JP 11433981U JP H0128172 Y2 JPH0128172 Y2 JP H0128172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鉄筋コンクリート構造の柱に関する
ものである。
従来一般に実施されたきた鉄筋コンクリート構
造の柱の配筋は主鉄筋とその周囲に巻回された帯
筋のみであり、大地震の際、柱、特に短柱におい
て交番繰り返し荷重が作用し剪断破壊を生ずる現
象がみられた。そこで柱の剪断補強として柱の帯
筋を柱内部で交叉するよう、すなわち格子状に配
筋するとか、柱内部にスパイラル鉄筋を配筋する
とかして柱内部のコンクリートを拘束する構造が
開発されている。しかして、この考案は前記帯鉄
筋あるいはスパイラル鉄筋に代えて厚さが0.4〜
1mmの薄肉鉄板の円形中空管を利用し、その円周
方向引張抵抗によつて柱中央部のコンクリート拘
束効果をもたらすとともに施工性を向上すべく案
出したものである。以下その詳細を図示した実施
例によつて説明する。
第1図、第2図においてこの柱コンクリートに
埋設されるものは薄肉鉄板製で側壁に孔のない円
形断面の中空管1と柱主鉄筋2および帯筋3を主
材としている。
中空管1はスパイラル状に成形した厚さ0.4〜
1mmで垂直荷重は実質的に負担しないもので、そ
の周辺に柱主鉄筋2が所定間隔に配置される。
柱主鉄筋2の外周にはフープ状あるいはスパイ
ラル状の帯筋3が巻回される。なお中空管1と帯
筋3との間にスペーサー4を配して位置決めする
ことができる。また中空管1と主鉄筋2および帯
筋3をプレハブ化して工場生産しておき、施工現
場での組立を省略することができる。
以上の中空管1、主鉄筋2、帯筋3を所定位置
に設置するとともに柱位置の周囲に型枠を組立
て、中空管1の内外において型枠内にコンクリー
トを打設する。そして中空管1内に打設するコン
クリートには強化コンクリート、例えば富配合コ
ンクリート、スチールフアイバー混入コンクリー
トが使用され、また工場等で予めコンクリートを
充填しておくことができる。
第3図、第4図および第5図は他の実施例を示
したもので、第3図は円形断面の柱の場合で、中
空管1の内側に主鉄筋2を配筋し、スポツト溶接
によつて中空管1と主筋管2を固定する。そして
中空管1は帯筋すなわちフープ筋の役目を兼した
ものである。第4図は中空管1の内側に主鉄筋2
を配筋したものである。
第5図は主鉄筋2を鉄筋受スペーサー5および
帯筋3によつて、中空管1に保持するようにした
ものである。
この考案は以上の構成からなり、鉄筋コンクリ
ート柱の中心に厚さが0.4〜1mmの薄肉鉄板から
なる側壁に孔のない円形断面の中空管を埋設して
あるので、この中空管によつて柱中央部のコンク
リートを拘束し、鉄筋コンクリート柱に軸心方向
に働く圧縮力と地震による水平力によつて生じる
剪断力によつて中空管1内のコンクリートが脆性
破壊しようとするとき、中空管の円周方向引張力
で抵抗し、鉄筋コンクリート柱としての塑性変形
能力、すなわち靭性を著しく高めることができ、
特に短柱において有効である。
また、中空管は帯筋の役目も果し、従来の帯筋
を置換または大巾に減らすことができて、経済的
かつ施工性が良い。
また、施工に際しては、従来の格子状あるいは
スパイラル状剪断補強筋より配置作業が簡単で、
既設の中空管を建て込むことで、容易に設置で
き、また鉄筋とともにプレハブ化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断面図、第2図は横断面図、第3
図、第4図および第5図は他の実施例の断面図で
ある。 1……中空管、2……柱主鉄筋、3……帯筋、
4……スペーサー、5……鉄筋受スペーサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート柱中央部に厚さが0.4〜1mmの薄
    肉鉄板製で側壁に孔のない円形断面の剪断補強用
    中空管を配置し、その周辺に柱主鉄筋を配置し、
    前記中空管によつて柱中央部のコンクリートを拘
    束してあることを特徴とする鉄筋コンクリート
    柱。
JP11433981U 1981-07-31 1981-07-31 鉄筋コンクリ−ト柱 Granted JPS5820022U (ja)

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JP11433981U JPS5820022U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 鉄筋コンクリ−ト柱

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Publication Number Publication Date
JPS5820022U JPS5820022U (ja) 1983-02-07
JPH0128172Y2 true JPH0128172Y2 (ja) 1989-08-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168416U (ja) * 1983-04-26 1984-11-10 株式会社竹中工務店 オ−プンジヨイントのレインバリア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52150212U (ja) * 1976-05-11 1977-11-14
JPS55149019U (ja) * 1979-04-13 1980-10-27

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JPS5820022U (ja) 1983-02-07

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