JPH0572493B2 - - Google Patents

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JPH0572493B2
JPH0572493B2 JP62183731A JP18373187A JPH0572493B2 JP H0572493 B2 JPH0572493 B2 JP H0572493B2 JP 62183731 A JP62183731 A JP 62183731A JP 18373187 A JP18373187 A JP 18373187A JP H0572493 B2 JPH0572493 B2 JP H0572493B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
steel frame
steel
column
beams
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62183731A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6429552A (en
Inventor
Kenichi Ikeda
Hitoshi Ide
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPS6429552A publication Critical patent/JPS6429552A/ja
Publication of JPH0572493B2 publication Critical patent/JPH0572493B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は床スラブを支持する柱から柱頭(キヤ
ピタル)をなくしたフラツトスラブに関する。
(従来の技術) 従来から、フラツトスラブは床スラブを柱で直
接支持する構造であつて、倉庫や立体駐車場など
のスラブに広く使用されている。このフラツトス
ラブの構造は、柱周辺にせん断力が集中してくる
ために、柱の上端にキヤピタルを設けて、そのせ
ん断耐力によつて抵抗させている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のフラツトスラブによる
と、スラブ厚の約2倍程度のキヤピタルをスラブ
との接合位置に付けることになり、このキヤピタ
ルが天井裏の配管の障害となるなど室内空間の利
用効率を低くし、所定軒高での建物の層数を押え
ることになる欠点があつた。そしてスラブ施工時
にキヤピタル専用の型枠をセツトしなければなら
ず、型枠工事が複雑化して施工の能率を悪くして
いた。
本発明の目的は、室内空間の利用効率を高める
ことができ、所定軒高での建物の層数を増やすこ
とができ、施工性といわゆるパンチング耐力の向
上を図ることができるフラツトスラブを提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴は、柱1とスラブ2との接合位置
に、H形鋼31,32を水平にかつ十字状に交差
させた鉄骨3を設け、このH形鋼の上フランジ上
には、PC鋼線5を配設し、上記鉄骨と上記PC鋼
線とを上記スラブに埋設したところにある。
(作用) H形鋼31,32を十字状に交差させた鉄骨3
は、集中してくるせん断力をそのせん断耐力で抵
抗する。
(実施例) 以下本発明の実施例を説明する。
第1〜3図において、柱1とスラブ2との接合
位置には、鉄骨3が水平状態に配置してあり、こ
の鉄骨3の構造は、H形鋼31,32を十字状に
交差させて、突合せ部分を溶接することにより一
体化したものである。各H形鋼31,32の長さ
は、少なくともパンチング耐力を確保できるに十
分なものであることが必要である。H形鋼31の
上側フランジ上には、スペーサ用鉄筋311を溶
接してある。なお、H形鋼31,32の上側フラ
ンジ上にスタツドジベルを起立させて、スラブコ
ンクリートとの定着を図ることが望ましい。
鉄骨3を構成するH形鋼31,32の上フラン
ジの上側には、スラブ上端筋4とPC鋼線5のそ
れぞれの一部が載つており、H形鋼31ではスペ
ーサ鉄筋311の上に載せてある。鉄骨3の外側
には、柱主筋11が配筋してあり、さらに、H形
鋼31,32の下方には、スラブ下端筋4aが配
筋してある。そして、鉄骨3、スラブ筋4,4
a、PC鋼線5は、スラブ2内に埋設してある。
つぎにスラブ2の施工について説明する。
柱1およびスラブ2の型枠を組み立てた後、ス
ラブ型枠内にスラブ下端筋4上を配筋した後に柱
型枠の上方のスラブ下端筋上に鉄骨3をセツト
し、その後、スラブ上端筋4と外周面に剥離剤を
塗布してあるPC鋼線5とを配置し、そこでスラ
ブ型枠内にコンクリートを打設し、コンクリート
硬化後プレストレスを導入する。
この例によれば、スラブ2を吊り上げた反力を
直接鉄骨3を通じて柱1に伝えることができる。
そして鉄骨3の外側に柱主筋11を配筋できるの
で、この柱主筋の納まりが良い。鉄骨3にスラブ
上端筋4、下端筋4aの一方または双方を溶接し
てもよく、こうすれば、メツシユ筋との複合が容
易である。また、工場において予めH形鋼31,
32を十字状に組み立て、これにスラブ鉄筋4,
4aの一部を溶接しておき、現場での鉄骨3周辺
のスラブ鉄筋の配筋を省略してもよい。
上記実施例では、鉄骨3はH形鋼31,32を
同一レベルで溶接したものであるが、第4図に示
す他の実施例では、一方のH形鋼32の下側フラ
ンジに欠き込み321,321を穿設し、他方の
H形鋼31のフランジ内にのみ込むようにしたも
のである。この実施例によると、必ずしも溶接し
なくてもよい。それは、曲げモーメントはスラブ
筋で処理できるため、鉄骨はせん断力に対しての
み効けばよく、鉄骨が応力伝達できる必要はない
からである。したがつて、H形鋼31,32を溶
接しない場合に、現場内にはH形鋼をばらした状
態で持ち込んで組み立てる。こうすれば、工場ま
たは現場で鉄骨の溶接が不要となるので、施工が
容易となる。
(発明の効果) 本発明によれば、キヤピタルのないフラツトス
ラブを実現できるから、室内空間の利用効率を高
めることができ、そして所定軒高での建物の層数
を増やすことができ、さらにキヤピタルのための
型枠工事が不要となつて型枠工事が単純化して施
工の向上が図れ、また柱上部付近はSRC造とな
るので、スラブのパンチング耐力が向上する。鉄
骨がスラブ筋のスペーサとして利用でき、さらに
PC鋼線を用いたスラブであるので、PC鋼線のス
ペーサとなると同時にライズの確保が確実とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態を示す斜視図、第2図は使用
状態を示す断面図、第3図はコンクリートを打設
する前の平面図、第4図は鉄骨の他の実施例を示
す正面図である。 1……柱、2……スラブ、3……鉄骨、31…
…H形鋼、32……H形鋼、5……PC鋼線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 柱とスラブとの接合位置に、H形鋼を水平に
    かつ十字状に交差させた鉄骨を設け、 上記H形鋼の上フランジ上には、PC鋼線を配
    設し、 上記鉄骨と上記PC鋼線とは、上記スラブに埋
    設してある ことを特徴とするフラツトスラブ。
JP18373187A 1987-07-24 1987-07-24 Flat slab Granted JPS6429552A (en)

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JP18373187A JPS6429552A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Flat slab

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JP18373187A JPS6429552A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Flat slab

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Publication Number Publication Date
JPS6429552A JPS6429552A (en) 1989-01-31
JPH0572493B2 true JPH0572493B2 (ja) 1993-10-12

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JP18373187A Granted JPS6429552A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Flat slab

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05148931A (ja) * 1991-12-02 1993-06-15 Kajima Corp 床 板
KR100935305B1 (ko) * 2009-01-15 2010-01-06 엄기형 건축물 기초 바닥층의 전단강도 보강용 합성 구조체 및 이를 이용한 결합방법

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027312A (ja) * 1973-07-12 1975-03-20
JPS60238553A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 鹿島建設株式会社 フラットスラブ構造

Patent Citations (2)

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