JP2673235B2 - 建物の平行弦鉄筋トラス骨組構造 - Google Patents

建物の平行弦鉄筋トラス骨組構造

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JP2673235B2 JP25946587A JP25946587A JP2673235B2 JP 2673235 B2 JP2673235 B2 JP 2673235B2 JP 25946587 A JP25946587 A JP 25946587A JP 25946587 A JP25946587 A JP 25946587A JP 2673235 B2 JP2673235 B2 JP 2673235B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建物の平行弦鉄筋トラス骨組構造に関する
ものである。 (従来の技術) 鉄筋構造による集合住宅の構築では、柱、梁の構築材
が鉄筋で構成され、施工時に手作業により現場で鉄筋を
曲げ加工し、切断し、組立が行われている。またスーパ
ー・マーケット、倉庫及び事務所ビルなどにおけるRC
造,SRC構築には多くの足場、作業通路および落下防止用
設備など仮設の設備を設けてある。 (発明が解決しようとする問題点) 前者の例によると、手作業による現場での曲げ加工,
組立などの作業が多いために、多数の熟練した作業者を
必要とし、工数が増え、時間がかかり、工期が長期化
し、現場での厳格な品質管理が容易にできない欠点があ
り、また後者の例では種々の仮設設備を設ける必要があ
るので、これに伴って施工に時間、手間および費用がか
かる問題がある。 本発明の目的は、低コストで熟練を要することなく、
少ない作業員で現場での組立が容易にでき、仮設設備を
減らして施工の迅速化を図り、さらに現場での品質管理
を容易にすることができる建物の平行弦鉄筋トラス骨組
構造を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明の特徴は、平行弦鉄筋トラス柱2と平行弦鉄筋
トラス梁3とを接合手段により接合して構成してあり、
上記平行弦鉄筋トラス柱は、偏平な平行弦トラス1を平
面十字状に組み合わせてなり、上記平行弦鉄筋トラス柱
は、その長さに応じて仕口板5により接続してあり、上
記平行弦鉄筋トラス梁は、偏平な平行弦トラス1からな
り、上記両平行弦トラスは、各一対ずつの隣接して平行
に位置している鉄筋からなる弦材11と12、13と14とを所
定間隔を置いて対向して配筋し、対向する弦材間にトラ
ス筋16を配筋してあるところにある。 (実施例) まず、本発明の平行弦鉄筋トラス骨組構造は平行弦鉄
筋トラス柱(以下「鉄筋ユニット柱」という)2及び平
行弦鉄筋トラス梁(以下「鉄筋ユニット梁」という)3
とにより構成されたもので、この鉄筋ユニット柱及び鉄
筋ユニット梁のそれぞれに用いる平行弦トラス1の具体
的構成を第3図に基いて説明する。 平行弦トラス1は、上弦部および下弦部共にそれぞれ
対となる鉄筋の弦材11と12と、13と14とを互いに隣接し
て平行に配筋し、各対の弦材間を所定間隔を置いて結合
板15,…で連結し、上下の結合板15をトラス筋16で順次
長手方向に接続した偏平なものである。 次に、鉄筋ユニット柱2の構成を第1,2図を参照して
説明する。この鉄筋ユニット柱2は、2本の平行弦トラ
ス1,1を組合わせたもので、トラス筋16,16を鉄筋ユニッ
ト柱の中心部で交差させ、全体は平面十字状のものであ
る。平行弦トラス1,1の弦材11〜14は柱主筋弦材とな
る。鉄筋ユニット柱2は、その高さに応じて、後述する
鉄筋ユニット柱2と鉄筋ユニット梁3との仕口部分で仕
口板5により接続してある。 また、鉄筋ユニット梁3は、単一の平行弦トラス1を
用いたトラス梁であり、上側の弦材11,12がこの鉄筋ユ
ニット梁の上端主筋弦材となり、下側の弦材13,14がこ
の鉄筋ユニット梁の下端主筋弦材となる。鉄筋ユニット
梁3は、長さに応じてその長手方向に平行弦トラス1を
順次接合手段で接続して行くものである。 ここで、隣合う鉄筋ユニット梁3,3aにおけるそれぞれ
の平行弦トラス1,1の接合構造を第4,5図を参照して説明
する。 各鉄筋ユニット梁3,3aの平行弦トラス1の端部には上
下の弦材11と13間、12と14間に接合板4,4を位置させ
て、これをこの弦材に溶接し、この両接合板を突き合わ
せて、この突き合せ部分を継手板41で両側から挟んでハ
イテンションボルト42で固定してある。 また、鉄筋ユニット柱2及び鉄筋ユニット梁3の仕口
部の具体的構成を第1,2図および第6図に基いて説明す
る。 鉄筋ユニット柱2の上端部には3枚の鋼板からなる仕
口板5,5a,5aを固着してある。仕口において、第6図に
示すように仕口板5,5aを十字状に組み合わせて、交差部
分を溶接している。両仕口板5,5aの上下には平面三角形
状のスチフナ6,…を固着してある。一方の仕口板5は、
鉄筋ユニット梁3の上端のレベルまで延びた一方の平行
弦トラス(第1図左右に弦材を配設してある平行弦トラ
ス)の弦材の上端部に挟持状態に固着されている。他方
の仕口板5aは、鉄筋ユニット梁3の高さに達していない
長さの他方の平行弦トラスの弦材の上端部に挟持状態に
固着されている。仕口板5,5aの上部接合部51,51aは、上
階の鉄筋ユニット柱2aの下端の接合板4aと突き合い、こ
れらの間を継手板41aで両側より保持し、ハイテンショ
ンボルト42aで固定され、これにより上階の鉄筋ユニッ
ト柱2aとの接合を図っている。 また、仕口板5,5aの中央部は鉄筋ユニット梁3のレベ
ルに対応し、この鉄筋ユニット梁に向って突出している
側部接合部52,52aを梁端部の上下弦材で挟持状態に固着
されている接合板4bと突き合せて、これら間を継手板41
bとハイテンションボルト42bとで固定している。 建物によっては、鉄筋ユニット梁3に第7,8図に示す
ように小梁7を接続する。小梁7の構成は、鉄筋ユニッ
ト梁3と同様に平行弦トラス1を用いて構成してある。 鉄筋ユニット梁3と小梁7との接合構造を説明する
と、この鉄筋ユニット梁に小梁を取り付ける位置に、支
持板8を弦材間で挟む様に取り付けてあり、この支持板
に直交するように接合板81を突設してある。この接合板
は、小梁7端部の弦材間に挟持固着した接合板4cに突き
合せ、突き合せ部分を継手板41cとボルト42cで接合して
ある。 スラブ及び外壁は、第9図に示す平行弦トラスを用い
たPC板プレキャスト鉄筋コンクリート板)9を利用す
る。PC板9は、コンクリート部91から平行弦トラス1の
上部を上方へ突出させたもので、複数の平行弦トラス1
を所定間隔を置いて並べてある。 PC板9をスラブとして使用する場合、これを鉄筋ユニ
ット梁3上に敷設した後、現場で、鉄筋ユニット柱2と
鉄筋ユニット梁3と同時に、コンクリート部91上方にコ
ンクリートを打ち込む。 PC板9を外壁に用いる場合には、コンクリート部91を
外側に向けてセットし、内側に型枠を組み立ててから、
型枠内側にコンクリートを打設して、外壁を形成する。 次に、平行弦鉄筋トラス骨組構造の構築法を説明す
る。 予め工場にて鉄筋ユニット柱2と鉄筋ユニット梁3と
をそれぞれ平行弦トラス1によりを組み立て、仕口板5,
5aは鉄筋ユニット柱2に取り付けておく。そして、鉄筋
ユニット柱2、鉄筋ユニット梁3を現場に運搬して、ク
レーンを利用して、この鉄筋ユニット柱を数層分立て、
その後、この鉄筋ユニット梁3を柱間に位置させ、端部
を継手板41bとボルト42bで鉄筋ユニット柱2の仕口板5,
5aに取り付け、さらに鉄筋ユニット梁3上にPC板9を載
せ、この鉄筋ユニット柱とこの鉄筋ユニット梁に型枠を
取付け、外壁を施工する位置にPC板を立て、内側に型枠
をセットし、最後に、鉄筋ユニット柱と鉄筋ユニット梁
の内部と、PC板上およびPC板と型枠との間にそれぞれコ
ンクリートを打設し、施工を終える。 鉄筋ユニット柱2、鉄筋ユニット梁3の接合部は鋼板
によるものに限られず、継手パイプを鉄筋ユニット柱の
弦材に取り付けて、この継手パイプに鉄筋ユニット梁の
弦材端部を差入れ、圧着するものであってもよい。 (発明の効果) 以上説明した本発明によれば、鉄筋の弦材からなる平
行弦トラスを用いて工場製作された平行弦鉄筋トラス柱
と平行弦鉄筋トラス梁とで骨組を構成するので、従来の
鉄筋構造に比較して低コストで熟練を要することなく、
少ない作業員で現場での鉄筋構造の組立ができ、さらに
現場での品質管理を容易にすることができ、また、PC版
を使用する場合には型枠支保工を不要とすることができ
るので、従来のRC造などの施工に比較して仮設設備が減
り、施工の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は正面図、 第2図は第1図II−II線縮小断面図、 第3図は平行弦トラスの斜視図、 第4図は平行弦鉄筋トラス梁の接合部分の正面図、 第5図は第4図の正面図、 第6図は仕口板の斜視図、 第7図は小梁の取付け状態を示す断面図、 第8図は第7図の一部断面拡大平面図、 第9図はPC板の斜視図である。 1……平行弦トラス 2,2a……平行弦鉄筋トラス柱 3,3a……平行弦鉄筋トラス梁 4……接合手段(接合板) 5,5a……仕口板 41b……接合手段(継手板) 52,52a……接合手段(側部接合部) 11〜14……弦材 16……トラス筋。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.平行弦鉄筋トラス柱と平行弦鉄筋トラス梁とを接合
    手段により接合して構成してあり、 上記平行弦鉄筋トラス柱は、偏平な平行弦トラスを平面
    十字状に組み合わせてあり、 上記平行弦鉄筋トラス柱は、その長さに応じて仕口板に
    より接続してあり、 上記平行弦鉄筋トラス梁は、偏平な平行弦トラスからな
    り、 上記両平行弦トラスは、各一対ずつの隣接して平行に位
    置している鉄筋からなる弦材を所定間隔を置いて対向し
    て配筋し、対向する弦材間にトラス筋を配筋してある ことを特徴とする建物の平行弦鉄筋トラス骨組構造。
JP25946587A 1987-10-16 1987-10-16 建物の平行弦鉄筋トラス骨組構造 Expired - Fee Related JP2673235B2 (ja)

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