JPH0739692U - ロール状連続紙の簡易切断具 - Google Patents

ロール状連続紙の簡易切断具

Info

Publication number
JPH0739692U
JPH0739692U JP7416993U JP7416993U JPH0739692U JP H0739692 U JPH0739692 U JP H0739692U JP 7416993 U JP7416993 U JP 7416993U JP 7416993 U JP7416993 U JP 7416993U JP H0739692 U JPH0739692 U JP H0739692U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roll
roll paper
continuous
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7416993U
Other languages
English (en)
Inventor
俊一 亀和田
Original Assignee
俊一 亀和田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 俊一 亀和田 filed Critical 俊一 亀和田
Priority to JP7416993U priority Critical patent/JPH0739692U/ja
Publication of JPH0739692U publication Critical patent/JPH0739692U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙を回
動自在に保持するホルダー(15)を有し、前端縁が該ロ
ール紙(1)の外周面に該ロール紙の幅方向で当接し、
後端側に連続紙排出開口(10)を設け且つ前端部上面の
幅方向にカッター(6)を設けたロール紙の上方を覆う
カバーの後端を回動自在にロール紙の幅方向に軸支
(7)してなり、ロール紙から引き出す連続紙を上記開
口からカバーの上方を通してカッターで切断することを
特徴とするロール状連続紙の簡易切断具。 【効果】 本考案によれば、ロール式のトイレットペー
パー、ロール式のキッチンペーパー等ロール状に巻かれ
た連続紙を所望の長さに切断する際の操作がすべて片手
だけで簡単に実施でき、且つ次に使用する際にも連続紙
の先端が片手で掴み易い場所に露出しているので使用し
易い等顕著な効果がある。またこのような切断具は板金
プレス加工やプラスチック樹脂成形等で簡単な製作可能
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロール状に巻かれたトイレットペーパー等の連続紙を片手操作で簡単 に切断できる切断具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、一般に使用されているロール式トイレットペーパーを切断するには例え ば次のようなものがある。
【0003】 図18に示すようにロール式トイレットペーパーのロール紙(1)の中空軸に壁 等に固定された支持具に取付けられた芯棒を挿入し、後端縁を壁側に回動自在に 取付けた湾曲カバー(50)を該ロール紙(1)の上方を覆うように取付けたもの がある。このような形式のものは引き出したペーパー(16)の切断時には他方の 片手で該カバー(50)をロール紙(1)側に押し付けながら該カバー(50)の前 端でペーパーを切断しなくてはならなかった。さらにこのように切断した後はペ ーパーの先端は該カバー(50)の内側に隠れてしまい、次に使用する際には、該 カバー(50)を一方の手で上げながら他方の手でペーパーを引くといった操作が 必要であり大変煩わしかった。
【0004】 また図19に示すようにロール式トイレットペーパー(1)を全収納型ホルダー (51)の内部に横方向に保持し、ペーパー先端を下側から引き出して該ホルダー (51)の端縁で切断するものもある。しかしこの形式のものは、ロール紙の使い 初め、即ち径が大きいときにはその自重が大きいためにペーパーを引き出しにく く、一方ロール紙が少なくなるとその自重が軽くなりすぎてロール紙が自由に動 いてしまい切断しにくくなるなどの欠点があった。また図18のものと同様に一度 ペーパーを切断した後残った側のペーパー先端はホルダーの中に入ったままであ るので、やはり次に使う際には引き出しにくい構造であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案はトイレットペーパー等のロール状連続紙を容易に片手で切断で きる新規なロール状連続紙の簡易切断具を提供するものである。
【0006】 即ち本考案の簡易切断具の一つは、連続した紙をロール状に巻いたロール紙を 回動自在に保持するホルダーを有し、さらに該ロール紙から引き出した連続紙を 所望の長さに切断するカッターと該ロール紙から引き出した連続紙を該カッター に押し当てて切断する際に該連続紙の該カッターへの押圧力でロール紙の回動を 停止するロール紙押え部材とを設けた回動軸を軸支してなることを特徴とするも のである。
【0007】 また本考案の他の簡易切断具は、連続した紙をロール状に巻いたロール紙を回 動自在に保持するホルダーを有し、前端縁が該ロール紙の外周面に該ロール紙の 幅方向で当接し、後端側に連続紙排出開口を設け且つ前端部上面の幅方向にカッ ターを設けたロール紙の上方を覆うカバーの後端を回動自在にロール紙の幅方向 に軸支してなり、ロール紙から引き出す連続紙を上記開口からカバーの上方を通 してカッターで切断することを特徴とするものであり、この際に上記カバーの中 央部をロール紙の幅より大きい幅で凹設したり、開口内の下方に段差板を設ける のは有効である。
【0008】 また本考案の他の簡易切断具の一つは、連続した紙をロール状に巻いたロール 紙の中空軸に芯棒を挿入して回動自在に保持し、その下方に該ロール紙の軸方向 に沿って軸支された回動軸と該回動軸の下側にカッター部と上側に該ロール紙外 周面に近接または接触したロール紙押え板とを有する押え切断部を設けてなり、 ロール紙から引き出す連続紙をカッターに押し当て切断する際にロール紙押え板 がロール紙の外周面を押圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴とするも のであり、このとき押え切断部の取付部材の幅方向に連続紙排出開口を設け、カ ッターを該開口側に向けて設けるのは効果がある。
【0009】 また本考案の他の簡易切断具の一つは、連続した紙をロール状に巻いたロール 紙を回動自在に保持するホルダーを有し、その下方に該ロール紙の径方向に沿っ て軸支された回動軸と該回動軸の下側にカッター部と上側に該ロール紙の端面に 近接または接触したロール紙押え板とを有する押え切断部を設けてなり、ロール 紙から引き出す連続紙をカッターに押し当て切断する際にロール紙押え板がロー ル紙の端面を押圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴とするものである 。
【0010】 また本考案の他の簡易切断具は、連続した紙をロール状に巻いたロール紙を回 動自在に保持するホルダーを有し、前端に横方向にカッターと後端に横方向に回 動軸と中央部に連続紙排出開口とを有し、且つ両側端部にロール紙端面に沿った ロール紙押え板を有する押え切断部を有しさらにロール紙押え板の移動につれて 該押え板をロール紙端面側へ変位させる固定部材を有してなり、ロール紙から引 き出す連続紙をカッターに押し当てた際に押え切断部が回動軸を中心にロール紙 側に移動し引き続いてロール紙押え板が固定部材に当接しながらロール紙端面を 押圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴とするものである。
【0011】 また本考案の他の簡易切断具は、連続した紙をロール状に巻いたロール紙を、 上端縁に横方向に回動軸を設け、中央部に連続紙排出開口を形成し、下端部にカ ッターを設けた前面カバーと該前面カバーと一体の底板と該底板の後端縁の押え 板回動軸に取付けられたロール紙押え板とでロール紙を保持収納する切断ホルダ ーを有し、さらに該ホルダー内にロール紙を収納した際にロール紙押え板の外側 面が当接する当接固定部材を有してなり、ロール紙から連続紙を上記連続紙排出 開口を通して引き出し、前面カバーのカッターに押し当てた際にホルダー内のロ ール紙をロール紙押え板で押圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴とす るものである。
【0012】 さらに本考案の他の簡易切断具は、連続した紙をロール状に巻いた中空軸を有 するロール紙の上方を覆い、中央部に連続紙排出開口と後端縁の横方向に回動軸 と前端縁にカッターとを有する切断カバーを設け、さらに該カバーの両側端部に ロール紙中空軸の両端開口内に挿入されたロール紙を横方向に保持するロール紙 保持押え部を取付けてなり、連続紙排出開口を通して上方に引き出した連続紙を カッターに押し当てて切断する際の該カバーの下方への移動によりロール紙保持 押え部がロール紙中空軸の両端部を押圧して該ロール紙の回動を停止することを 特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本考案のロール状連続紙の簡易切断具は、いずれもロール紙から連続紙を片手 で容易に引き出すことができ、かつ所望の長さで切断するときにはロール紙の回 転を自動的に確実に停止することができるので全操作を片手で簡単に実施できる ものである。 例えば上記本考案のうちの、ロール紙を回動自在に保持するホルダーを有し、 前端縁が該ロール紙の外周面にその幅方向で当接し、後端側に連続紙排出開口を 設け、且つ前端部上面の幅方向にカッターを設けたカバーの後端を回動自在にロ ール紙幅方向で軸支してなる切断具では、ロール紙を引き出すときには引き出さ れる連続紙を排出開口のカバーの端縁に接触させながら引き出すことにより、該 カバーに上向きの力が働きロール紙は軽く回転する。
【0014】 また引き出した連続紙を切断するには、後端側の開口から前端のカッターにか けて引き出した連続紙を該カッターに押し付けて切断するためロール紙は確実に 固定され容易に切断可能である。さらに切断した後には該カッターの上面には引 き出された連続紙の先端部が残っているので、次に使用する際に再び片手で容易 に所望の長さに引き出せる。
【0015】
【実施例】
次に本考案を実施例によりさらに説明する。
【0016】 (実施例1) 図1に示すように、ステンレス板(2)に対して次のようなプレス加工を施し た。即ちこの板(2)の一端縁を回動軸取付加工部(3)とし、さらに打抜き開 口(4)とその中央部に下方に段差を形成する段差板形成面(5)を設け、且つ このステンレス板(2)の他端は打抜き開口(4)の端縁に鋸歯状のカッター( 6)を設ける。そしてさらに一端側から他端側にかけて湾曲させ、カッター(6 )より先端板は下方に屈曲させて、図2に示すように後端に回動軸(7)を有し 、中央部に山型突起(8)を形成した段差板(9)を有するロール紙排出開口( 10)を備え、前端はロール紙外周面に当たる当接部(11)としたロール紙切断用 カバーを作製した。
【0017】 このような本考案ロール紙切断用カバーを例えば図3に示すようにロール状に 巻いたトイレットペーパーのロール紙を横方向に保持するホルダー(15)の上端 に回動自在に取付けたときのペーパーの操作と該カバーの作用について以下に説 明する。
【0018】 先ずペーパーを引き出す際には、図4(a)のように排出上部開口(10a) からペーパー(16)を上方へ引いて引き出す。このとき引き出すペーパー(16) が開口(10a) の端縁に接触していればカバー(17)には上向きの力が働くのでロ ール紙(1)は容易に回転する。 必要量引き出した際には図4(b)のようにペーパー(16)を前方に引き 、カッター(6)に当てて下向きの力で切断する。このときはカバー(17)の前 端部に下向きの力が働くのでロール紙(1)は自動的に押さえ付けられて回転は 止まり、片手でも容易にペーパー(16)を切断できる。 切断された後は図4(c)のように残されたペーパー(16)は段差板(9 )上に残るので、次に使用する場合ペーパーの先端を片手で簡単に把むことがで きる。なおこのとき段差板(9)には山型突起(8)が設けてあるので段差板( 9)上に残ったペーパーはより簡単に摘み上げることができる。
【0019】 このようにロール紙切断用カバーに段差板があると、次に使用する際にペーパ ーの扱いが非常に容易となるものであるが、段差板はなくても機能的には問題な い。なおこのような段差板に代えて図5に示すように排出開口(10)の前方にペ ーパーの幅より大きい幅の凹部(18)を設けたものも用いることができる。
【0020】 また図6に示すようにロール紙(1)のロール方向を上記図4の場合とは逆方 向にしてホルダー内にセットしてもよい。この場合ホルダー内のロール紙(1) はより安定的に回転する。
【0021】 また本考案ではロール式トイレットペーパー等のロール紙を保持する手段は特 に限定するものではなく、上記図3の形状のホルダーの他にもロール紙の中空軸 部に芯棒を挿入して該ロール紙を保持するものであってもよい。なお図3のホル ダー(15) の場合図7に示すように、上記切断用カバー(17)の当接部(11)の ロール紙(1)を挟んだ対角側にロール抑え底板(18)を設ければ、ロール紙( 1)が終了直前になっても本考案の効果がよりスムーズに持続する。さらに図7 においてカバー(17)の当接部(11)を図8に示すように、さらに内側に弧状に 延長した延設部(19)を設けることにより、ロール紙(1)の回転をより安定に することができる。
【0022】 また図4(a)においてペーパー(16)を切断用カバー(17)の排出下部開口 (10b) から引き出しても同様の効果は得られる。
【0023】 (実施例2) 図9に示すように、ステンレス板からなり後端に回動軸(7)を設け、上面に 開口(10)を設け、該開口(10)の前端縁にカッター(6)を設け、さらにその 前端部の板を当接部(11)を尖端形状として大きく折り返して段差板(9)とし たロール紙切断用カバーを作製した。そして段差板(9)の中央部に山型突起( 8)を形成した。このようなカバーによっても本考案の効果は達せられる。
【0024】 (実施例3) 図10に示すようにロール状に巻いたトイレットペーパーロール紙(1)の中空 軸(25)に芯棒(26)を挿入して該ロール紙(1)を回動自在に横方向に保持し た。そして該ロール紙(1)の下方に、壁(27)に固定された取付部材(28)に より回動軸(7)を横方向に取付け、その下側には歯を壁側に向けたカッター( 6)を設け、且つ上側はロール紙(1)の外周面に接触するロール紙押え板(29 )をそれぞれ一体に設けて押え切断部を構成した。
【0025】 このような連続紙の切断具によれば、上記取付部材(28)に設けたペーパー排 出開口(30)を通してロール紙(1)からトイレットペーパー(16)を引き出し 、所望の長さで切断するために該ペーパー(16)をカッター(6)に押し付ける 。こうすることによって押え切断部は回動軸(7)の回りに矢印の方向に回転し 、ロール紙押え板(29)によりロール紙は矢印の方向に押え付けられる。従って ロール紙の回転は止まるので簡単にペーパーを切断できる。また切断されロール 紙(1)側に残ったペーパーの先端は常に排出開口(30)から下方に垂れている ので次に使用する時に素早く引き出せる。
【0026】 なお上記切断具の変形として図11に示すように、押え切断部を引き出したペー パー(16)の後方に設け、図10とは逆向きにペーパー(16)をカッター(6)に 押し当てることによりやはりロール紙押え板(29)でロール紙外周面を押圧する ものである。 なお図10及び図11の場合、ロール紙(1)の保持方向は図面上奥側と手前側は 反転させて保持してもよい。
【0027】 (実施例4) 図12に示すようにトイレットペーパーロール紙(1)を回動自在に横方向に保 持する湾曲ホルダー(35)の下部に開口を設け、該開口からペーパー(16)を引 き出す構造とする。さらにホルダー(35)のロール紙(1)の一端面側に、該ロ ール紙(1)の径方向、即ち該端面に沿った横方向に回動軸(7)を設け、その 下側には歯を内側に向けたカッター(6)を設け、且つ上側にはロール紙(1) の端面に近接したロール紙押え板(29)をそれぞれ一体に設けて押え切断部を構 成した。
【0028】 このような切断具によれば、引き出したペーパー(16)をロール紙(1)の軸 方向に引いて図12(b)のようにカッター(6)に押し当てると押え切断部は回 転してその押え板(29)がロール紙の片端面を押圧するので、該ロール紙(1) は押え板(29)と対向板(36)とで挟持されてその回転は停止する。よってペー パー(16)の切断は確実に行なわれ、さらに切断されロール紙側に残ったペーパ ー先端はホルダー(35)から垂れ下っているので次に使用する際に片手で容易に 引き出せる。
【0029】 (実施例5) 図13(a)(b)に示すようにロール紙(1)を回動自在に横方向に保持する 湾曲ホルダー(35)の上端に横方向に回動軸(7)を設け、該回動軸(7)に後 端縁が軸支され前端縁にカッター(6)を有し、中央部にペーパー排出開口(30 )を有し、さらに両側端部に該ロール紙(1)端面に沿ったロール紙押え板(29 )を延設した押え切断部を構成した切断カバーを設けた。そしてさらに押え板( 29)の外側面に接触して、押え板(29)が下方へ移動したときに該押え板(29) を内側に変位させる固定された傾斜部材(37)をホルダーに横設した。
【0030】 このようなロール式トイレットペーパーの切断具によれば、ロール紙(1)か ら引き出すペーパー(16)は上記開口(30)を通して上記切断カバーの上方へ引 き出し、必要長さの位置でカッター(6)に下方に押し当てる。この押し当て操 作によって押え板(29)は下方へ移動し、且つ傾斜部材(37)に外側面を当接さ せながら内側にも変位する。よって押え板(29)はロール紙(1)端面に密接す ることになるので該ロール紙(1)の回転は停止し、ペーパー(16)の切断が安 定した状態で実施できる。さらに切断した後は押え板(29)の弾性で切断カバー は元の状態に戻る。このとき回動軸(7)にコイルバネ等の弾性部品を備えるこ とで該切断カバーの上下動によりスムーズになる。なお傾斜部材に代えて回動自 在なローラー等によればさらに操作性は向上する。 また該切断カバーには上面に突起(8)を設けたので次にペーパー(16)を手 に取る際に掴み易い。
【0031】 (実施例6) 上記実施例5を変形したものであるが図14(a)(b)に示すように、ホルダ ー(35)の上端縁に回動軸(7)を設け、下端縁にカッター(6)を取付け、下 部にペーパー排出開口(30)を設け、さらに上部の両側端部にロール紙(1)の 端面に沿ったロール紙押え板(29)を設けた押え切断部を構成し、さらに押え板 (29)の外側面に接触する上記実施例5と同様の傾斜部材(37)をホルダー(35 )の内側に固定した。
【0032】 このようなペーパー切断具によれば実施例5と同様引き出したペーパー(16) をカッター(6)で切断するときに押え切断部は押え板(29)を内側に変位させ てロール紙端面に密接させて該ロール紙の回転を止めるのでペーパーの切断操作 が片手で容易に実施できる。なお押え板(29)の内側面は粗面化したり、突起を 形成しておくとより確実な操作が行なえる。
【0033】 (実施例7) 図15に示すように、上部にペーパー排出開口(30)を形成し、下端縁に横方向 にカッター(6)を設けた前面カバー(40)を、その上端縁の横方向の回動軸( 7)に取付け、該前面カバー(40)の下端に底板(41)を固定し、該底板(41) の後端にロール紙押え板(29)を押え板回動軸(42)を介して取付け、ペーパー 切断ホルダーを構成した。そしてさらに該押え板(29)の外側面に当接する当接 固定部材(43)を該切断ホルダーを支持した支持部材側に固定した。
【0034】 このようなペーパー簡易切断具によれば、ロール紙(1)から排出開口(30) を通して引き出したペーパー(16)をカッター(6)で切断する際には、ペーパ ー(16)のカッター(6)への押し当て力で押え板(29)がロール紙外周面を押 圧するのでロール紙の回転は停止させられ、ペーパー(16)の切断操作が片手で もスムーズに行なえる。また切断した後もペーパーは排出開口(30)から外に残 っているので次に使う際も煩わしさがない。 なおこの場合ペーパーを使用してロール紙が小さくなった場合でも押え板(29 )は押え板回動軸(42)の回りに回転して常時ロール紙外周面に当接しているの で上記作用効果は最後まで接続する。
【0035】 (実施例8) 図16に示すようにロール状トイレットペーパーのロール紙(1)の中空軸(25 )に壁(27)側に取付けた芯棒(26)を通して該ロール紙を横方向に保持し、さ らに壁(27)側に支持された横方向の回動軸(7)に後端縁を取付け、後部に横 に保持されたロール紙(1)の上端部の外周面及び両端面に接するテーパー面( 45)を矩形開口(46)の周囲に4面立ち上げたロール紙押え板(29)を設け、そ の前方にペーパー排出開口(30)とさらに前端縁にカッター(6)を設けた切断 カバーを設けた。
【0036】 このような切断カバーによれば、ロール紙から引き出すペーパー(16)を切断 するときには該ペーパー(16)をカッター(6)に押し当てるので切断カバーの 押え板(29)はロール紙(1)上端部を押圧して該ロール紙(1)の回転を停止 する。従ってペーパー(16)を安定して確実に切断できるようになる。また切断 した後もペーパー(16)は該切断カバーの上に残り次の使用時に取り易い効果が ある。
【0037】 (実施例9) 図17(a)(b)に示すように、ロール状トイレットペーパーのロール紙(1 )の中空軸(25)の両端開口部に挿入される円錐状ロール紙保持押え部(55)を プラスチックや金属製の弾性条材(56)で上部の切断カバー(57)と下部の固定 部材(58)とで支持した。さらに該切断カバー(57)は後端に固定部材(58)に 取付けられた回動軸(7)を有し、前端にカッター(6)を有し、且つ中央部に ペーパー排出開口(30)を形成した構造である。
【0038】 このような切断具によればペーパー排出用開口(30)から引き出したペーパー をカッター(6)に押し当てて切断する際に同時に切断カバー(57)が押し下げ られることによりロール紙保持押え部(55)が内側に変位してロール紙(1)の 中空軸の両開口端を押圧するのでロール紙(1)はその回転を止められ、ペーパ ーの切断は安定した状態で実施できる。 本実施例の切断具はロール紙のホルダーがロール紙を押圧する押え部材を兼用 しているものであり、円錐状ロール紙保持押え部(55)は粗面化しておくとより 効果がある。
【0039】
【考案の効果】
このように本考案によれば、ロール式のトイレットペーパー、ロール式のキッ チンペーパー等ロール状に巻かれた連続紙を所望の長さに切断する際の操作がす べて片手だけで簡単に実施でき、且つ次に使用する際にも連続紙の先端が片手で 掴み易い場所に露出しているので使用し易い等顕著な効果がある。またこのよう な切断具は板金プレス加工やプラスチック樹脂成形等で簡単な製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の切断用カバーを加工するた
めの板を説明する平面図である。
【図2】上記切断用カバーを示す斜視図である。
【図3】実施例1の本考案切断具を示す斜視図である。
【図4】(a)(b)(c)共に実施例1の切断具の作
動を示す説明図である。
【図5】実施例1における切断用カバーの他の例を示す
斜視図である。
【図6】実施例1の切断具の使用例を示す説明図であ
る。
【図7】実施例1の切断具の他の使用例を示す説明図で
ある。
【図8】実施例1の切断具の変形例を示す説明図であ
る。
【図9】実施例2の切断用カバーを示す斜視図である。
【図10】実施例3の切断具を示す側面図である。
【図11】実施例3の切断具の変形例を示す側面図であ
る。
【図12】実施例4の切断具を示すもので(a)は側面
図、(b)は一部断面の正面図である。
【図13】実施例5の切断具を示すもので(a)は側面
図、(b)は要部断面の正面図である。
【図14】実施例6の切断具を示すもので(a)は側断
面図、(b)は要部断面の平面図である。
【図15】実施例7の切断具を示す側断面図である。
【図16】(a)は実施例8の切断具を示す要部断面の
側面図、(b)は実施例8の切断用カバーの斜視図であ
る。
【図17】実施例9の切断具を示すもので(a)は斜視
図、(b)は使用状態を示す説明図である。
【図18】従来例を示す斜視図である。
【図19】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ロール紙 2 ステンレス板 3 回転軸取付加工部 4 打抜き開口 5 段差板形成面 6 鋸歯状カッター 7 回動軸 8 山型突起 9 段差板 10 排出開口 11 当接部 15 ホルダー 16 ペーパー 17 切断用カバー 18 凹部 19 延設部 25 中空軸 26 芯棒 27 壁 28 取付部材 29 ロール紙押え板 30 ペーパー排出開口 35 湾曲ホルダー 36 対向板 37 傾斜部材 40 前面カバー 41 底板 42 押え板回動軸 43 当接固定部材 45 テーパー面 46 矩形開口 50 湾曲カバー 51 全収納型ホルダー 55 ロール紙保持押え部 56 弾性条材 57 切断レバー 58 固定部材

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    を回動自在に保持するホルダーを有し、さらに該ロール
    紙から引き出した連続紙を所望の長さに切断するカッタ
    ーと該ロール紙から引き出した連続紙を該カッターに押
    し当てて切断する際に該連続紙の該カッターへの押圧力
    でロール紙の回動を停止するロール紙押え部材とを設け
    た回動軸を軸支してなることを特徴とするロール状連続
    紙の簡易切断具。
  2. 【請求項2】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    を回動自在に保持するホルダーを有し、前端縁が該ロー
    ル紙の外周面に該ロール紙の幅方向で当接し、後端側に
    連続紙排出開口を設け且つ前端部上面の幅方向にカッタ
    ーを設けたロール紙の上方を覆うカバーの後端を回動自
    在にロール紙の幅方向に軸支してなり、ロール紙から引
    き出す連続紙を上記開口からカバーの上方を通してカッ
    ターで切断することを特徴とするロール状連続紙の簡易
    切断具。
  3. 【請求項3】 上記カバーの中央部をロール紙の幅より
    大きい幅で凹設する請求項2記載のロール状連続紙の簡
    易切断具。
  4. 【請求項4】 開口内の下方に段差板を設けた請求項1
    記載のロール状連続紙の簡易切断具。
  5. 【請求項5】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    の中空軸に芯棒を挿入して回動自在に保持し、その下方
    に該ロール紙の軸方向に沿って軸支された回動軸と該回
    動軸の下側にカッター部と上側に該ロール紙外周面に近
    接または接触したロール紙押え板とを有する押え切断部
    を設けてなり、ロール紙から引き出す連続紙をカッター
    に押し当て切断する際にロール紙押え板がロール紙の外
    周面を押圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴
    とするロール状連続紙の簡易切断具。
  6. 【請求項6】 押え切断部の取付部材の幅方向に連続紙
    排出開口を設け、カッターを該開口側に向けて設けた請
    求項5記載のロール状連続紙の簡易切断具。
  7. 【請求項7】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    を回動自在に保持するホルダーを有し、その下方に該ロ
    ール紙の径方向に沿って軸支された回動軸と該回動軸の
    下側にカッター部と上側に該ロール紙の端面に近接また
    は接触したロール紙押え板とを有する押え切断部を設け
    てなり、ロール紙から引き出す連続紙をカッターに押し
    当て切断する際にロール紙押え板がロール紙の端面を押
    圧して該ロール紙の回動を停止することを特徴とするロ
    ール状連続紙の簡易切断具。
  8. 【請求項8】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    を回動自在に保持するホルダーを有し、前端に横方向に
    カッターと後端に横方向に回動軸と中央部に連続紙排出
    開口とを有し且つ両側端部にロール紙端面に沿ったロー
    ル紙押え板とを有する押え切断部を有し、さらにロール
    紙押え板の移動につれて該押え板をロール紙端面側へ変
    位させる固定部材を有してなり、ロール紙から引き出す
    連続紙をカッターに押し当てた際に押え切断部が回動軸
    を中心にロール紙側に移動し引き続いてロール紙押え板
    が固定部材に当接しながらロール紙端面を押圧して該ロ
    ール紙の回動を停止することを特徴とするロール状連続
    紙の簡易切断具。
  9. 【請求項9】 連続した紙をロール状に巻いたロール紙
    を、上端縁に横方向に回動軸を設け、中央部に連続紙排
    出開口を形成し、下端部にカッターを設けた前面カバー
    と該前面カバーと一体の底板と該底板の後端縁の押え板
    回動軸に取付けられたロール紙押え板とでロール紙を保
    持収納する切断ホルダーを有し、さらに該ホルダー内に
    ロール紙を収納した際にロール紙押え板の外側面が当接
    する当接固定部材を有してなり、ロール紙から連続紙を
    上記連続紙排出開口を通して引き出し、前面カバーのカ
    ッターに押し当てた際にホルダー内のロール紙をロール
    紙押え板で押圧して該ロール紙の回動を停止することを
    特徴とするロール状連続紙の簡易切断具。
  10. 【請求項10】 連続した紙をロール状に巻いた中空軸
    を有するロール紙の上方を覆い、中央部に連続紙排出開
    口と後端縁の横方向に回動軸と前端縁にカッターとを有
    する切断カバーを設け、さらに該カバーの両側端部にロ
    ール紙中空軸の両端開口内に挿入されたロール紙を横方
    向に保持するロール紙保持押え部を取付けてなり、連続
    紙排出開口を通して上方に引き出した連続紙をカッター
    に押し当てて切断する際の該カバーの下方への移動によ
    りロール紙保持押え部がロール紙中空軸の両端部を押圧
    して該ロール紙の回動を停止することを特徴とするロー
    ル状連続紙の簡易切断具。
JP7416993U 1993-12-27 1993-12-27 ロール状連続紙の簡易切断具 Pending JPH0739692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7416993U JPH0739692U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ロール状連続紙の簡易切断具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7416993U JPH0739692U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ロール状連続紙の簡易切断具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739692U true JPH0739692U (ja) 1995-07-18

Family

ID=13539391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7416993U Pending JPH0739692U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ロール状連続紙の簡易切断具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739692U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019221519A1 (ko) * 2018-05-15 2019-11-21 Kim Do Hyun 절취가 용이한 화장지 케이스
WO2022270082A1 (ja) * 2021-06-24 2022-12-29 浩樹 今田 トイレットペーパーホルダおよび切断具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019221519A1 (ko) * 2018-05-15 2019-11-21 Kim Do Hyun 절취가 용이한 화장지 케이스
KR20190130978A (ko) * 2018-05-15 2019-11-25 김도현 절취가 용이한 화장지 케이스
WO2022270082A1 (ja) * 2021-06-24 2022-12-29 浩樹 今田 トイレットペーパーホルダおよび切断具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6314850B1 (en) Paper toweling dispensing system
GB2277252A (en) Cleaning tool with adhesive roller
JPH0739692U (ja) ロール状連続紙の簡易切断具
JP5806055B2 (ja) ラップフィルムケース
JP3122873B2 (ja) ロールシート保持切断装置
JP2003024241A (ja) トイレットペーパー用ホルダ
JP2997880B2 (ja) 接着テープ用収納ケース
JPH0517996Y2 (ja)
JP3498104B2 (ja) ロールシートホルダー
CA2439918C (en) Paper toweling dispensing system
JP3231288U (ja) 清掃具
JP2501094Y2 (ja) ロ―ル状シ―トホルダ
JP2603409Y2 (ja) カッタ付トイレットペーパホルダ
JP3030152U (ja) ロール巻ペーパーのセットカバー形状
JPH049919Y2 (ja)
JP2000237092A (ja) ロールペーパのカッティングホルダ
JP3074056U (ja) ロールペーパーカッター
JP3043256U (ja) 粘着テープカッター
JPH0521795U (ja) トイレツトペーパーホルダー
JP2006025908A (ja) ロールペーパーホルダー
JPH07155270A (ja) ロールシートカッター
JP3029036U (ja) ロールペーパー保持具
JP3018926U (ja) ロール紙の切断器
JPH08215100A (ja) 巻状シート材ホルダ
JPH10127523A (ja) トイレットペーパーホルダ