JPH0739623A - 雀球遊技機 - Google Patents

雀球遊技機

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JPH0739623A
JPH0739623A JP20846493A JP20846493A JPH0739623A JP H0739623 A JPH0739623 A JP H0739623A JP 20846493 A JP20846493 A JP 20846493A JP 20846493 A JP20846493 A JP 20846493A JP H0739623 A JPH0739623 A JP H0739623A
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mah
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Michiko Matsumoto
道子 松元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機に使用するパチンコ球等の遊技球
を使用してゲームを行える雀球遊技機を提供する。 【構成】 この雀球遊技機は、遊技者側の遊技球b から
ゲームの開始に必要な数の遊技球を回収する遊技球回収
装置と、上がり役に応じて所定数の遊技球を賞球として
遊技者側に払い出す賞球払出し装置とを備える。ゲーム
の開始に際しては、遊技球回収装置により遊技者側の遊
技球から必要数の遊技球を回収し、上がり役ができれ
ば、それに応じて所定数の遊技球を賞球払出し装置によ
り賞球として遊技者側に払い出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球等の遊技球
を用いてゲームを行えるようにした雀球遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】雀球遊技機は、障害釘等を有する遊技盤
の下部に、例えば牌の図柄を付した27個の入球口を配
置し、1ゲーム当たり予め定められた14個の遊技球を
盤面上の上部に発射し、その遊技球が27個の入球口の
何れかに入球することにより、その入球口に対応する牌
の図柄を画像表示装置の表示画面上の手牌表示部に表示
させて、麻雀遊技でいう配牌とする。
【0003】そして、その後、手牌表示部の手牌の中か
ら、遊技者が不要と思われる牌を予め定められた回数、
例えば10回まで切り捨て、再度、遊技球を発射するこ
とにより、予め設定された組み合わせの上がり役を完成
させ、その上がり役が完成した時に、その成立難度に応
じて得点を計上し、得点に応じてコインを払い出すよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の雀球遊技機は、
コイン投入口にコインを投入し、そのコインをコイン検
出スイッチが検出した時に、ゲームを開始可能な状態に
なり、また得点に応じてコインを払い出すようにしてい
る。即ち、コインを投入してゲームを開始すると共に、
ゲームの終了時に得点に応じてコインを払い出し、遊技
者に利益を還元するようにしている。
【0005】このため、従来の雀球遊技機を設置する場
合には、遊技店側でもコイン貸し出し機等、コイン処理
用の機器類が必要不可欠である。一方、雀球遊技機が設
置される遊技店側を考えた場合、パチンコ機と共に設置
する遊技店が殆どである。このため遊技店側では、パチ
ンコ機に必要な球貸し出し機、球補給機器数の他に、雀
球遊技機に必要なコイン貸し出し機、その他の機器類を
設置しなければならず、イニシャルコストが大幅にアッ
プするという問題がある。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、パチ
ンコ機に使用するパチンコ球等の遊技球を使用してゲー
ムを行える雀球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤4 に牌図柄を表示した入球口8 と、牌図柄を
表示する手牌表示部66とを備え、手牌表示部66の手牌の
内、不要牌を切り捨てた後、発射装置20により遊技球を
発射して、その遊技球が入球した入球口8 の牌図柄を手
牌表示部66に表示し、手牌表示部66の牌図柄の組み合わ
せにより上がり役を形成するようにした雀球遊技機にお
いて、遊技者側の遊技球b からゲームの開始に必要な数
の遊技球b を回収する遊技球回収装置36と、上がり役に
応じて所定数の遊技球b を賞球として遊技者側に払い出
す賞球払出し装置30とを備えたものである。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の発明において、発射用の遊技球と遊技者側から
回収し及び遊技者側に払い出す遊技球b とを分離し、発
射用の遊技球を発射装置20側の発射部22と遊技盤4 側と
の間で閉ループ状に循環させるようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明では、ゲームの開始に
際しては、遊技球回収装置36により遊技者側の遊技球b
からゲームの開始に必要な数の遊技球b を回収し、その
後、ゲームを開始する。そして、手牌表示部66の牌図柄
の組み合わせにより上がり役を形成すれば、賞球払出し
装置30により、その上がり役に応じて所定数の遊技球b
を賞球として遊技者側に払い出す。従って、パチンコ球
等の遊技球を使用してゲームができるため、遊技店側の
イニシャルコストが大幅に低減する。
【0010】また請求項2に記載の本発明では、発射用
の遊技球と遊技者側から回収し及び遊技者側に払い出す
遊技球b とを分離し、発射用の遊技球を発射装置20側の
発射部22と遊技盤4 側との間で閉ループ状に循環させる
ため、各遊技球を別々に処理できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1及び図2は、雀球遊技機の前面枠1 側を示
し、図1は正面図、図2は背面図である。図3は前面枠
1 を開閉自在に支持する機枠2 側の正面図である。図1
の前面枠1 において、3 はガラス窓、4 は遊技盤で、こ
れらは前面枠1 の上部に配置され、また遊技盤4 は前面
枠1 に裏側から着脱自在に装着されている。
【0012】遊技盤4 には、図4に示すように、中央部
に表示窓5 が形成されると共に、ガイドレール6 、障害
釘7 等が設けられている。この遊技盤4 には下部に横一
列に18個、また左右両側の下部に斜め方向に夫々3
個、更に上部側の中央及び左右に各1個づつ合計27個
の入球口8 が配置されている。なお、各入球口8 には、
それに対応して27種類の牌の図柄が付されている。
【0013】前面枠1 の上下中央部には、ジョイスティ
ックレバー9 、スタートスイッチ10、清算スイッチ11、
カード残金表示部12等を有する操作パネル13が設けられ
ている。前面枠1 の下部には、パチンコ球等の遊技球b
を入れる上皿14と下皿15とが上下に設けられると共に、
一側に発射ハンドル16が設けられている。下皿15は上皿
14と連通しており、上皿14の遊技球bが一杯になった時
に、下皿15側に遊技球bが流動して行くようになってい
る。
【0014】図2において、17は集球ケースで、遊技盤
4 の各入球口8 に入った遊技球を集めて下部の待機通路
18へと案内するように、遊技盤4 の裏側に装着されてい
る。集球ケース17には、27個の各入球口8 に入った遊
技球を夫々検出するように27個の入球スイッチ19が設
けられている。
【0015】20は遊技球を発射する発射装置で、発射ハ
ンドル16を操作した時に、発射モーター21が作動して、
待機通路18から発射部22に供給された1個の遊技球を打
撃鎚23により打撃しガイドレール6 に沿って発射するよ
うになっている。24は裏セット板で、遊技盤4 を裏側か
ら押さえ付けるように前面枠1 に装着されている。
【0016】25はパチンコ球等の遊技球bを賞球として
貯留する賞球タンク、26は賞球タンク25に連通する賞球
タンクレールで、裏セット板24の上部に取り付けられて
いる。27は賞球の球切れを検出する球切れスイッチで、
賞球タンクレール26の下部に回動自在に枢支された作動
片28により繰作される。作動片28はウエイト29を有し、
球切れ時に上昇して球切れスイッチ27がオフするように
なっている。
【0017】30は賞球を所要数づつ払い出す賞球払い出
し装置で、遊技盤4 の側方で裏セット板24に装着されて
いる。賞球払い出し装置30は、上下の賞球供給通路31と
賞球払い出し通路32との払い出し用の回転体33を備え、
この回転体33を払い出しモータ34により回転駆動するよ
うになっている。賞球供給通路31は上側の賞球タンクレ
ール26に連通し、賞球払い出し通路32は下側の賞球案内
通路35を経て前側の上皿14内に連通されている。83はス
ピーカである。
【0018】上皿14と裏セット板24との間には、図5及
び図6に示すように、ゲームのスタート時に、上皿14内
の遊技者側の遊技球bを16個づつ回収する遊技球回収
装置36が設けられている。遊技球回収装置36は、上皿14
に連通する連通路37と、連通路37の下側に配置された回
収通路38と、連通路37側から受け取った遊技球bを回収
通路38側に排出する揺動通路39と、揺動通路39を連通路
37及び回収通路38間で揺動させる回収ソレノイド40とか
ら構成されている。
【0019】揺動通路39は16個の遊技球bが一列状に
入る長さを有し、その上手方向の略中央部の下側で枢軸
41により上下揺動自在に枢支されている。回収ソレノイ
ド40は連通路37の下方に左右方向に配置され、連結リン
ク42と屈折リンク機構43とを介して揺動通路39を上下に
揺動させるようになっている。
【0020】屈折リンク機構43はピン44を介して連結さ
れた上下2個のリンク46,47 を有し、その上側のリンク
46はピン48を揺動通路39に連結され、また下側のリンク
47は固定の枢軸49により左右揺動自在に枢支されてい
る。そして、この下側のリンク47は連結リンク42を介し
て回収ソレノイド40に連結されている。
【0021】揺動通路39の一端上部には、これが回収通
路38側に揺動した時に、連通路37の開口端側の遊技球b
を規制するストッパー50が設けられている。揺動通路39
の他端側には、遊技球bを下皿15側に排出する排出通路
51と、揺動通路39の他端側を開閉する開閉ストッパー52
とが設けられている。
【0022】開閉ストッパー52は枢軸41を中心とする円
弧状に形成されると共に、上端側の枢軸53で左右揺動自
在に枢支されており、規制リンク54により閉状態に規制
されている。規制リンク54は枢軸55により上下揺動自在
に枢支されると共に、ピン56を介して開閉ソレノイド57
の可動鉄心58に連通連結されている。そして、開閉ソレ
ノイド57により規制リンク54を上方に引き上げた時に、
開閉ストッパー52が開方向に揺動するようになってい
る。回収ソレノイド40はスタートスイッチ10を押した時
に作動し、排出ソレノイド57は清算スイッチ11を押した
時に作動するようになっている。
【0023】図3において、機枠2 は矩形枠状に構成さ
れ、その上下中間部に、左右の枠材59,60 を連結するよ
うに補強板61が設けられている。また機枠2 の一側部に
は、前面枠1 を開閉自在に枢支するヒンジ62が上下に設
けられている。63は液晶型の画像表示装置、64は制御基
板で、これらは補強板61上に取り付けれている。画像表
示装置63は、機枠2 に枢着された前面枠1 を閉じた時
に、その表示画面65が遊技盤4 の表示窓5 に対応するよ
うになっている。
【0024】画像表示装置63の表示画面65には、図7の
(A)に示すように、手牌表示部66、捨て牌表示部67、
ドラ牌表示部68、裏ドラ表示部69、場風表示部70、得点
表示部71が設けられ、また中央部の空白部に上がり役、
その他のゲームに必要な各種表示を随時表示するように
なっている。
【0025】図8は制御系を示し、72はゲームの制御動
作を司る制御装置(以下、CPUという)で、ゲームの
進行に伴って手牌、捨て牌、ドラ牌等のゲーム進行表
示、及びゲーム終了時の手牌によっては上がり役、得点
等のゲーム終了表示等を画像表示装置63の表示画面65上
の各表示部66〜70に表示するようにCPU32等により構
成されており、制御基板64に組み込まれている。
【0026】CPU72には、ゲームのスタートに際して
遊技球回収装置36を制御する回収制御手段73と、ゲーム
スタート状態で画像表示装置63の表示画面65の手牌表示
部66に自動的に配牌する自動配牌手段74と、手牌表示部
66の不要牌の切り直しが可能か否かを判定し処理をする
切り直し処理手段75と、上がり及びその役判定をする上
がり役判定手段76と、ゲーム終了時の処理を行うゲーム
終了処理手段77とを備えている。
【0027】CPU72には、スタートスイッチ10、清算
スイッチ11、入球スイッチ19、遊技球回収スイッチ78、
切牌選択スイッチ79,80 、切牌決定スイッチ81、リーチ
スイッチ82等の入力用スイッチが接続されると共に、発
射装置20、スピーカー83、画像表示装置63、賞球払出し
装置30、回収ソレノイド40、排出ソレノイド57等が接続
されている。
【0028】スタートスイッチ10はゲームスタート時に
操作するもので、このスタートスイッチ10を押すと、C
PU72の回収制御手段73が働き、遊技球回収装置36が作
動して16個の遊技球bを回収するようになっている。
遊技球回収スイッチ78は16個の遊技球bを回収した時
に自動配牌手段74を作動させるためのもので、この自動
配牌手段74が働けば、一定時間(1〜3秒程度)経過後
に、画像表示装置63の表示画面65上の手牌表示部66に、
左から順に一定の時間間隔(0.3 〜0.5 秒程度)で以っ
て4個、4個、4個、2個づつ順次自動的に配牌するよ
うになっている。
【0029】切牌選択スイッチ79,80 はジョイスティッ
クレバー9 を左右方向に操作した時にオンして、表示画
面65の手牌表示部66の各手牌表示位置の下側に表示され
たカーソルを左右に移動させるようになっている。切牌
決定スイッチ81はジョイスティックレバー9 を下方に操
作した時にオンし、カーソルにより指示された手牌表示
位置の手牌を切り捨てるようになっている。リーチスイ
ッチ82はジョイスティックレバー9 を上方に操作した時
に、リーチをかけるようになっている。84は入出力回路
である。
【0030】次に上記構成における動作を、図9のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。自動球貸し出し機
にカードを挿入すると、自動球貸し出し機から遊技球b
が上皿14内に払い出される。そして、上皿14の遊技球b
は、図5及び図6に示すように、連通路37から遊技球回
収装置36の揺動通路39に入って一列状に並ぶ。この時、
揺動通路39の端部は、図6に実線で示すように開閉スト
ッパー52により閉じられている。
【0031】そこで、ゲームスタートに際しては、図9
に示すように、先ずスタートスイッチ10を押す(ステッ
プS1)。するとスタート信号がCPU72の回収制御手
段73に入るので、この回収制御手段73からの回収指令に
より遊技球回収装置36が作動し、16個の遊技球bを回
収通路38から下方に回収する(ステップS2)。
【0032】即ち、回収指令が入ると、回収ソレノイド
40が作動するので、図6に仮想線で示すように連結リン
ク42を介して屈折リンク機構43が押され、その上下のリ
ンク46,47 がく字状に屈折する。このため揺動通路39の
上手側が下方に引き下げられ、揺動通路39が枢軸41廻り
にa矢示方向に揺動して反対方向に傾斜し、揺動通路39
内の16個の遊技球bが回収通路38へと排出されて回収
される。
【0033】16個の遊技球bが回収されると、遊技球
回収検出スイッチ78が働くため、回収が完了したか否か
を判定する(ステップS3)。そして、回収が出力によ
って画像表示装置63の表示画面65上に所定のゲームスタ
ート状態が表示された後(ステップS4)、自動配牌手
段74により表示画面65の手牌表示部66に自動的に牌の図
柄が表示される配牌表示処理がなされる(ステップS
5)。
【0034】画像表示装置63の表示画面65には、ステッ
プS4で図7の(A)に示すように、場風表示部70、ド
ラ牌表示部68等に夫々の表示が現われ、また手牌表示部
66には、14個の牌表示位置に牌が裏返った状態で表示
される。そして、この状態から一定時間経過すると、ス
テップS5 の配牌表示処理によって左から順に自動的に
配牌されて行く。
【0035】この配牌表示処理がCPU72の自動配牌手
段74によってなされると、表示画面の手牌表示部66の各
牌表示位置に裏返った状態で表示されていた各牌が、図
7の(B)〜(E)に示すように、左から順に一定時間
(0.3 〜0.5 秒程度)の間隔で4個、4個、4個、2個
と表返った状態となり、遊技者に配牌が確認できるよう
になる。
【0036】そして、最後の2個の牌表示位置の牌が表
返った後、一定時間(0.5 秒〜1 秒程度)経過すると、
図7の(F)に示す如く、遊技者が上がり役を作り易い
ように、各牌表示位置の牌を一定の規則性を持たせた順
序に並び変える。なお、各牌表示位置に表示される牌の
図柄は、遊技盤4 の各入球口8 に対応した27種類であ
って、同図柄は最大4個までとなっている。
【0037】次に、図9 に示すように、CPU72の切り
直し処理手段75で不要牌の切り直しが可能か否かを判別
し(ステップS6)、切り直し可能であれば、切り直し
するか否かを判定する(ステップS7)。この時、遊技
者がジョイスティックレバー9 を左右方向に操作する
と、切牌選択スイッチ79又は80がオンし、手牌表示部66
の牌表示位置の下側のカーソルが左右に移動するので、
そのカーソルを不要牌の下側に合わせた後、ジョイステ
ィックレバー9 を下方に操作して切牌決定スイッチ81を
オンさせる。するとCPU72の切り直し処理手段75に牌
決定信号が入力し、不要牌を切り捨てて切り直し処理に
移る(ステップS8)。
【0038】切牌決定スイッチ81がオンすると、その途
端に発射装置20が作動可能な状態となり、待機通路18の
遊技球の1個が発射装置20に供給され、発射ハンドル16
の操作によって遊技盤4 の盤面上に発射される。発射さ
れた遊技球は、遊技盤4 の盤面上を落下し、27個の入
球口8 の何れかに入球し、その入球口8 に該当する図柄
が麻雀遊技でいうツモ牌となって、手牌表示部66のツモ
牌表示位置66a に表示される。なお、この切り直しは、
1ゲームにつき10回までである。
【0039】ステップS6で切り直し不能と判断する
か、又はステップS7で切り直しなしと判断すれば、上
がり役判定手段76による上がり判定に移行し、上がり役
の有無を確認する(ステップS9)。そして、上がり役
が形成されていれば、役判定を行い(ステップS10)、
ゲーム終了処理手段77により入賞得点を演算すると共
に、その得点から遊技球の払い出し数を求め(ステップ
S11)、画像表示装置63の表示画面65の中央部に上がり
役を表示し、また得点表示部71に入賞得点を表示する。
そして、賞球払出し装置30により得点に応じて遊技球b
を賞球として払い出した後(ステップS12)、1ゲーム
が終了する。
【0040】賞球払出し装置30では、払い出しモータ34
により回転体33が回転すると、賞球タンク25、賞球タン
クレール26を経て賞球供給通路31内に供給されている遊
技球bが回転体33により繰り出されて、賞球払い出し通
路32側から払い出されて行く。そして、この払い出され
た遊技球bは、上皿14へと排出される。
【0041】なお、上がり役及び得点は、次の通りであ
る。即ち、国土無双、九連宝燈、大三元、四喜和、字一
色、清老頭及び四槓子は10点、二盃口、四暗刻、純全
帯公及び清一色は3点、小三元、七対子、全帯公及び一
気通貫は2点、断公九、平和、一盃口、三暗刻、混一色
及び平上りは1点である。ただし、1ゲームの最高合計
得点は10点である。
【0042】ゲーム終了後、清算か否かを判定し(ステ
ップS13)、上皿14内の遊技球bを16個回収した後、
再度、ゲームスタート状態となる。また清算スイッチ11
を選択した場合には、排出ソレノイド57が作動し、規制
アーム54を上方に引き上げているので、開閉ストッパー
52が図6に仮想線で示すように揺動通路39内の遊技球b
によって押されて開き、上皿14内の遊技球bが連通路3
7、揺動通路39、排出通路51へと排出されて行く。
【0043】このようにすれば、遊技球bを使用してゲ
ームを開始でき、また遊技球bが払いだされるので、遊
技店側ではパチンコ機用の球貸し出し機等をそのまま利
用でき、雀球遊技機を設置する場合にも、そのイニシャ
ルコストを低減できる。また遊技者にとっても、遊技球
をパチンコ機及び雀球遊技機の何れにも使用できるた
め、何れのゲームをも自由に選択できる。
【0044】しかも発射用の遊技球と遊技者側から回収
し及び遊技者側に払い出す遊技球bとを分離し、発射用
の遊技球を発射装置20側の発射部22と遊技盤4 側との間
で閉ループ状に循環させるため、各遊技球を別々に処理
できる。
【0045】図10は本発明の別の実施例を示し、遊技球
回収装置36の揺動通路39の上手側端部、即ち連通路37側
の近傍の固定側に遊技球検出スイッチ90を設け、この遊
技球検出スイッチ90が揺動通路39内の16個目の遊技球
b を検出した時に、回収制御手段73を介して回収ソレノ
イド40を作動させて、16個の遊技球b を回収するよう
にしたものである。なお、回収制御手段73は遊技球検出
スイッチ90からの信号をカウントするようにしても良
い。
【0046】揺動通路39内の遊技球b が16個に満たな
い場合には、精算スイッチ11を操作して精算するか、又
は遊技者が不足球を追加すれば良い。この実施例の場
合、ゲームスタートの認知は、既に16個の遊技球b が
用意されているか否かで判断する。従って、このように
すれば、ゲーム中でも次回のゲーム用の16個の遊技球
b を検出できるので、次のゲームも速やかに行える利点
がある。なお、遊技球回収装置36は実施例の構成に限定
されるものではない。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤4 に牌図柄を表示した入球口8 と、牌図柄を表示する
手牌表示部66とを備え、手牌表示部66の手牌の内、不要
牌を切り捨てた後、発射装置20により遊技球を発射し
て、その遊技球が入球した入球口8 の牌図柄を手牌表示
部66に表示し、手牌表示部66の牌図柄の組み合わせによ
り上がり役を形成するようにした雀球遊技機において、
遊技者側の遊技球b からゲームの開始に必要な数の遊技
球b を回収する遊技球回収装置36と、上がり役に応じて
所定数の遊技球b を賞球として遊技者側に払い出す賞球
払出し装置30とを備えたているので、遊技球bを使用し
てゲームをすることが可能である。
【0048】従って、遊技店側ではパチンコ機用の球貸
し出し機等をそのまま利用でき、雀球遊技機を設置する
場合にも、そのイニシャルコストを低減できる。また遊
技者にとっても、遊技球をパチンコ機及び雀球遊技機の
何れにも使用できるため、何れのゲームをも自由に選択
できる。
【0049】しかも請求項2に記載の本発明によれば、
発射用の遊技球と遊技者側から回収し及び遊技者側に払
い出す遊技球b とを分離し、発射用の遊技球を発射装置
20側の発射部22と遊技盤4 側との間で閉ループ状に循環
させるようにしているため、発射用の遊技球と遊技者側
から回収し及び遊技者側に払い出す遊技球b とを別々に
処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す前面枠側の正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す前面枠側の背面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す機枠側の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例を示す遊技球回収装置の断面
図である。
【図6】本発明の一実施例を示す遊技球回収装置の要部
の拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す配牌状態の説明図で
る。
【図8】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の別の実施例を示す遊技球回収装置の断
面図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 8 入球口 20 発射装置 22 発射部 30 賞球払い出し装置 36 遊技球回収装置 66 手牌表示部 b 遊技球

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(4) に牌図柄を表示した入球口
    (8) と、牌図柄を表示する手牌表示部(66)とを備え、手
    牌表示部(66)の手牌の内、不要牌を切り捨てた後、発射
    装置(20)により遊技球を発射して、その遊技球が入球し
    た入球口(8) の牌図柄を手牌表示部(66)に表示し、手牌
    表示部(66)の牌図柄の組み合わせにより上がり役を形成
    するようにした雀球遊技機において、遊技者側の遊技球
    (b) からゲームの開始に必要な数の遊技球(b) を回収す
    る遊技球回収装置(36)と、上がり役に応じて所定数の遊
    技球(b) を賞球として遊技者側に払い出す賞球払出し装
    置(30)とを備えたことを特徴とする雀球遊技機。
  2. 【請求項2】 発射用の遊技球と遊技者側から回収し及
    び遊技者側に払い出す遊技球(b) とを分離し、発射用の
    遊技球を発射装置(20)側の発射部(22)と遊技盤(4) 側と
    の間で閉ループ状に循環させるようにしたことを特徴と
    する請求項1の雀球遊技機。
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