JPH0739308B2

JPH0739308B2 - 自動丁合い機

Info

Publication number: JPH0739308B2
Application number: JP61122378A
Authority: JP
Inventors: バルター・ベーバー
Original assignee: グラフア−ホ−ルデイング・ア−ゲ−
Priority date: 1985-06-04
Filing date: 1986-05-29
Publication date: 1995-05-01
Anticipated expiration: 2010-05-01
Also published as: DE3616566A1; US4735406A; DE3645276C5; JPS61282261A; GB2176174A; DE3645276C2; DE8613368U1; DE3616566C5; DE3645393B4; GB8613190D0; GB2176174B; DE3616566C3; CH667621A5

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、とじ装置と、刷り紙を受けるくら形受座及び
該受座に沿って作動し前記刷り紙を前記閉じ装置へ送る
キャリヤを有する丁合い部と、所定の作動サイクルで操
作され積層された刷り紙を１つずつ前記受座へ供給する
給紙ステーションとを具備して成る自動丁合い機に関す
る。

〔従来の技術〕

上記の自動丁合い機においては刷り紙が紙くわえ円筒に
よって解離されて、折目を前にしてストッパに向かって
送られ、紙開き円筒によって開き側を把持され、加速さ
れ、拡げられ、くら形チェーンコンベヤ又はスライドバ
ーの上に排出される。くら形チェーンコンベヤ又はスラ
イドバーは刷り紙を排出方向と交差して、後続の給紙台
に沿ってとじ装置へ、続いて送出し装置へ送り、送出し
装置はとじた製品をチェーンコンベヤの送り方向と交差
してベルトコンベヤに引渡す。

上記の装置は刷り紙を完全に解離して機械に通さなけれ
ばならないので、高い送り速度が生じるから、生産速度
が限られている。また、刷り紙の加工、例えば、開き、
とじ及び排出のために作動サイクルのごく一部しか利用
できない。何回も急激に方向を変えることも生産速度を
制限する。

この在来型の最新鋭設備は今日、毎秒５部の生産速度に
及ぶから、一層の能力向上に対して物理的限界に到達し
ているようである。

この欠点を除くために、製品により少い方向変換を行わ
せることが公知である（西独特許出願公開第2631058
号）。

一方では製品を完全に解離しなければならないため高い
送り速度が行われ、他方では特にとじ工程のために作動
サイクルのごく一部しか利用できないという欠点を、こ
の装置によって取除くことはできない。

しかもこの機械では専ら遠心力と重力の作用によって製
品が拡げられる。静止状態で製品を送入する場合や印刷
インキで接着しやすい製品の場合は、確実に拡げること
ができない。

これらの欠点が存続するため、生産速度の大幅な向上は
不可能である。

欧州特許第95603号によれば西独特許出願公開公報第263
1058号と同様に、この装置において製品は折目を送り方
向と交差させて供給装置に沿って送られる。その場合、
相違するのは、はしごの横木状に配列されたくら形受座
が互いに近接して配設され、刷り紙の両側が自由に垂れ
下がることである。この装置において自由に垂れ下がる
刷り紙側辺部を高速のもとでいかにして安定に保つか、
丁合いを完成した製品でとじ工程をいかにして遂行する
かを明確にすることは難しく、上記公開公報のものにお
いても未解決である。このような製品をとじるために
は、正確に案内された当て板（折り装置）がスティッチ
ングヘッドと相互作用して、ステープルの貫挿された針
金端を折曲げることが必要である。上記の当て板を刷り
紙の両側辺部の間のとじ区域に持込むことができるとは
考えられない。なぜなら刷り紙の側辺部は運動に伴なう
風によって後側に向いており、風になびくからである。
各くら形受座が当て板として形成され、従って精密に案
内され、しかも針金端の折曲げのための機械的手段を有
するとは考え難い。それによって多額の費用が生じるこ
とは言うまでもない。

異なる類別の装置（スイス特許第584153号）が、折った
印刷業主製品に少くとも１個の半製品を挿入するために
使用される。製品は折目を前にして、回転するスターフ
ィーダの個々の区画に送り込まれ、スターフィーダの回
転の過程でその軸線に沿って次の送り込み点まで移動さ
せられると共に開かれる。

製品を開くための手段は第１と第２の送り込み点の間に
しか設けられず、しかも提案された手段は通常、複数個
の折重なって折曲げられた個別枚葉から成る折り丁を正
確に中央で開くには適さない。またスターフィーダの内
部にある製品の折目は、とじ作業にとって近寄りにく
い。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は在来機と同様に正確に製品を加工すると共に、
何倍もの生産速度を許す刷り紙とじ装置を提供すること
である。

〔問題点を解決するための手段、作用、発明の効果〕

本発明に基づき、載置される刷り紙のためのくら形受座
を備えた丁合い部に平行して、キャリヤを有する少くと
も１個の別設の丁合い部があり、作動サイクル毎に給紙
台が丁合い部の１つに逐次刷り紙を送給することによっ
て、上記の目的が達成される。

とじ装置が、隣接する少なくとも２個の丁合い部にそれ
ぞれに位置するスティッチングヘッドを具備する構造の
実施態様はとじ工程を行うのに適当な、より多くの時間
が利用可能であり、それによって機械の能力を一層高め
ることができる利点がある。このことは特にとじ装置の
スティッチングヘッドが同期駆動されるようにした構成
と組合わせられる。

本発明の特徴は、追従する丁合い部への給紙台の送給が
比較的僅少な設備費で可能であるという利点をもたら
す。

とじ装置の動作区域がキャリヤの動作区域に接続し、ス
ティッチングヘッドが軸を中心に揺動するようにこの軸
に支承されるようにすることによって、機械を短かく、
従って場所を取らないように構成することが可能にな
る。

給紙台の区域で軸の円周方向に等間隔に、かつ各丁合い
部と共に回転し得るように漏斗状ポケットを設け、該ポ
ケットに対応の丁合い部に臨む出口を設け、かつ各ポケ
ットがその出口に、当該のポケットに投入された刷り紙
を開くための拡紙部材を設けて構成すると、刷り紙を開
くために遥かに多くの時間が利用可能である。このこと
は機械の能力の一層の向上を可能にする。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、位置が固定された軸１の上に円筒
軸２が回転可能に支承され、図示しない手段によって所
定の作動サイクルで駆動され、１サイクルの間に120
゜、すなわち、３サイクルの間に１回転する。各々１個
のくら形受座３を備えた３個の丁合い部が円筒軸２にそ
の円周方向に等配固定されている。受座３の横に平行な
案内板４が配設されており、受座３の上に載坐する刷り
紙が円筒軸２の回転中に開くのを防止する。エンドレス
チェーン５に固定され縦スリット内で案内されたキャリ
ヤ６がくら形受座３に沿って作動し、受座３の上の刷り
紙をその上で縦に移動する。軸１に沿ってそれ自体公知
の給紙ステーション７及び８が配設され、丁合いしてと
じる刷り紙がこの給紙ステーションによって拡げられ、
受座３の上に設置される。上記の給紙ステーション7,8
は、例えば、米国特許第3199862号明細書に記載されて
いる。給紙ステーション7,8は作動サイクル毎に刷り紙
の堆積“S"からそれぞれ最も下の刷り紙を引出して開
き、これを受座３の上に置く。受座３は軸１を中心に回
転しながら、逐次、給紙ステーション7,8のかたわらを
通過する。

円筒軸２がくら形受座３と共に１回転する間に、キャリ
ヤ６が給紙ステーション７から後続の給紙ステーション
８へ移動する（もっとも、３個以上の給紙ステーション
があることが可能である）。こうして刷り紙はらせん状
経路で給紙ステーション7,8を通過し、端部に配設され
たとじ装置９に至る。刷り紙が円筒軸２の下を通る時に
受座３との接触を保つために、すなわち、受座から脱落
しないために、円筒形の半割シェル10が設けられ、回転
運動の下半部の間、刷り紙の折目がこの半割シェルに接
する。

とじ装置９は軸１を中心に揺動可能に支承されたわん曲
片11を有する。わん曲片11に２個のスティッチングヘッ
ド12,13（Heftkopfpaaren）が配設され、円筒軸２の円
周方向に120゜離間して配設される。１対のスティッチ
ングヘッド12,13の代わりに唯１個又は３個以上のステ
ィッチングヘッド（Heftkopf）を設けてもよい。１対の
スティッチングヘッド12,13を備えたわん曲片11は往復
旋回運動を行い、その際、運動行程の間に受座３に等速
で追従する。

受座３に沿って作動するキャリヤ６の循環軌道はとじ装
置９の手前で終わるから、丁合いした刷り紙は受座３の
末端のとじ装置９の区域において、とじ装置９に対して
相対的に静止し、それと共に軸１と同心の円形運動軌道
が反転する。連動する１対のスティッチングヘッド12,1
3はそれぞれ受座３との同期運動の間に同時にとじ操作
を行う。２つの丁合い部の重なり合う刷り紙がこの操作
によってとじ合わされる。とじて印刷物とされた半製品
は次に円筒形半割シェル10に適当な切欠部を設けた送出
し部14でベルトコンベヤ15の上に落下し、搬出される。

とじ装置９の区域でくら形受座３の内部に、スティッチ
ングヘッド12,13と相互作用をする折り装置16が配設さ
れ、軸１に固定したカム18により連結棒17を介して操作
される。スティッチングヘッドと折り装置の機能は、例
えば、スイス国特許第549443号により公知である。

上記の装置において３個を超える丁合い部を軸１の周囲
に軸対称に円筒軸２に配設することができることは明ら
かである。その場合は、円筒軸２が１回転を行うため
に、適当な数の作動サイクルが必要である。円筒軸２に
固設される丁合い部の数が大きい程、円筒軸２は緩慢に
回転することができ、それだけチェーン５の循環速度が
小さくなる。

第２図ないし第４図の実施例で第１実施例と同じ参照番
号は同じ又は同様の部材を表わす。

３個の給紙ステーション7,8,19を有するこの変型では、
固定軸１を中心に回転し得るように支承された円筒軸２
の上に、くら形受座３を有する６個の丁合い部が配設さ
れている。第１実施例のキャリヤ６及びチェーン５に相
当する部材は図示しない。３個の給紙ステーション7,8,
19は同様に構成されているから、以下では１個だけを説
明する。給紙ステーションは各々１個のベルトコンベヤ
20から成り、刷り紙はこのベルトコンベヤに乗って逐次
単独で又はずれて重なった刷り紙の流れとして送られて
来る。後者の場合はそれぞれ先行の刷り紙が後続の刷り
紙の上に乗っている。更に給紙ステーション７には、各
受座３に配属され、円筒軸２と連結されて一緒に回転す
るポケット21がある。ポケット21は受座３寄りにくさび
形に狭まり、受座３に向かって漏斗形出口26を形成す
る。ポケット21は一方では側板22,23により、また、こ
れに固定され、互いに傾斜した２枚の板24,25によって
形成され、その際回転方向（矢印）前側の板24はおおむ
ね半径方向に延びている。出口26に回転自在に支承され
たローラ27が配設され、旋回可能に支承された拡紙シリ
ンダ28と相対する。第３図に示すように、拡紙シリンダ
28は連結棒29及び軸１に固定したカム板30を介して所定
の回転位置に旋回することができる。拡紙シリンダ28は
ベルトコンベヤ20に相対した時に取る第１の回転位置
で、肩部31によって出口26を遮断する。ベルトコンベヤ
20のかたわらを通過するポケット21はその際半径方向の
板24によって、最前位の刷り紙をこれとずれて重なった
他の刷り紙の流れから遊離させる。引続き回転するとこ
の刷り紙がポケット21の中にすべり込み、前縁（すなわ
ち前折目）が肩部31に当接する。この位置でくわえ爪32
が刷り紙の前折目に向かって旋回され、前折目を具備す
る刷り紙の半分を保持する。次に拡紙シリンダ28が時計
回りに90゜回転し、刷り紙が下へ引張られ、前折目があ
る側が横へ拡げられる。続いて時計回りに45゜回転した
後、刷り紙の他方の側が受座３を越えて押しやられ、前
折目がくわえ爪32から解放されるから、刷り紙は重力で
受座３の上に落下する。次に拡紙シリンダ28が最初の回
転位置に逆転され、ここで肩部31が再びポケット21の出
口26を遮断する。しかし拡紙シリンダ28をそのつど360
゜回転することも可能であり、そのために必要な手段は
当業者に公知である。刷り紙はベルト20から受領して以
後６サイクルの間に受座３の上に載置され、軸１を中心
に一旦360゜回転され、受座３に沿って次の給紙ステー
ション８のポケット21の下まで移動させられる。次のベ
ルト20から排出された刷り紙がこのポケットの中にあ
る。各サイクル毎にずれ重なった刷り紙の流れのそれぞ
れ後続の刷り紙がベルト20の端部に到達し、次のポケッ
ト21に排出されるように、ベルト20の駆動を選定する。
こうして３台の給紙ステーション7,8,19によって３個の
部分製品を加工して１つの印刷物を作り上げるのであ
る。但し、加工される部分製品の数は別の給紙台を適宜
補設することによって事実上任意に拡張することができ
る。その場合はもちろん受座３を適当に延長しなければ
ならない。

刷り紙は図示しないキャリヤによって受座３の端のとじ
装置９の区域まで送られ、そこで軸１と同心の円軌道を
描いてスティッチングヘッドの下を通過させられる。と
じ装置９はやはりわん曲片11を有する。わん曲片11は往
復動のために、旋回駆動装置34によって軸１を中心に旋
回されるように支承される。わん曲片11に３個のスティ
ッチングヘッド（とじ装置）12,13及び33が軸１を中心
に22.5゜ずつずらせて配設され、それぞれ円筒軸２と同
期し、丁合いされた３部の印刷物を同時にとじる。円筒
軸２が引続き回転すると、とじた印刷物が送出し部14に
到達し、そこで搬出用ベルトコンベヤ15の上にすべり出
る。図示のとじ装置９の代わりに、それ自体公知の単数
個又は複数個の回転スティッチングヘッドを使用しても
よい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動丁合機の第１実施例の主要部の斜
視図、第２図は第２実施例の正面図、第３図は第２図の
III−III線に沿った断面図、第４図は第２図のIV−IV線
に沿った断面図を示す。１……軸、２……円筒軸、３……受座、４……案内板、
５……エンドレスチェーン、６……キャリヤ、7,8……
給紙ステーション、９……とじ装置、10……半割シェ
ル、11……わん曲片、12,13……スティッチングヘッ
ド、14……送出し部、15……ベルトコンベヤ、16……折
り装置、17……連結棒、18……カム、19……給紙ステー
ション、20……ベルトコンベヤ、21……ポケット、22,2
3……側板、24,25……板、26……漏斗形出口、27……ロ
ーラ（拡紙部材）、28……拡紙シリンダ（拡紙部材）、
29……連結棒（拡紙部材）、30……カム板、31……肩
部、32……くわえ爪、33……スティッチングヘッド、34
……旋回駆動装置、Ｓ……刷り紙の堆積。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】とじ装置と、刷り紙を受けるくら形受座及
び該受座に沿って作動し前記刷り紙を前記閉じ装置へ送
るキャリヤを有する丁合い部と、所定の作動サイクルで
操作され積層された刷り紙を１つずつ前記受座へ供給す
る給紙ステーションとを具備して成る自動丁合い機にお
いて、別のキャリヤ（６）を有し対応の給紙ステーショ
ンと協働する別の丁合い部を前記丁合い部に平行に設
け、前記作動サイクル毎に前記給紙ステーション（7,8,
19）が対応の丁合い部に逐次刷り紙を供給する構成とし
た事を特徴とする自動丁合い機。
【請求項２】前記とじ装置（９）は、隣接する少なくと
も２個の丁合い部にそれぞれに位置するスティッチング
ヘッド（12,13,33）を具備する事を特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の自動丁合い機。
【請求項３】前記丁合い機が、円周方向に等間隔に円筒
状に配設され当該円筒の軸（１）を中心として回転する
ように構成され、かつ、刷り紙を重力が掛かる方向に関
係なく前記受座（３）に十分接触させるための保持手段
（4,10）を有する事を特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の自動丁合い機。
【請求項４】前記とじ装置（９）の前記スティッチング
ヘッド（12,13,33）が同期駆動されることを特徴とする
特許請求の範囲第２項又は第３項に記載の自動丁合い
機。
【請求項５】前記とじ装置（９）の動作区域が前記キャ
リヤ（６）の動作区域に接続し、前記スティッチングヘ
ッド（12,13,33）が前記軸（１）を中心に揺動するよう
にこの軸に支承されることを特徴とする特許請求の範囲
第３項に記載の自動丁合い機。
【請求項６】前記給紙台（7,8,19）の区域で前記軸
（１）の円周方向に等間隔に、かつ各丁合い部と共に回
転し得るように漏斗状ポケット（21）を設け、該ポケッ
ト（21）は対応の丁合い部に臨む出口（26）を有し、か
つ各ポケット（21）がその出口（26）に、当該のポケッ
ト（21）に投入された刷り紙を開くための拡紙部材（2
7,28）を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
乃至第３項のいずれかの１に記載の自動丁合い機。
【請求項７】前記拡紙部材（27,28）が、固設された制
御カム（30）によって操作されることを特徴とする特許
請求の範囲第６項に記載の自動丁合い機。
【請求項８】各丁合い部が前記とじ装置（９）の区域に
そのスティッチングヘッド（12,13,33）と相互作用する
折り装置（16）を有し、該折り装置（16）が固設された
カム板（18）によって前記丁合い部の回転位置にかかわ
りなく操作されることを特徴とする特許請求の範囲第２
項に記載の自動丁合い機。