JPH0739277A - 中通し竿およびその製造方法 - Google Patents
中通し竿およびその製造方法Info
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- JPH0739277A JPH0739277A JP15873593A JP15873593A JPH0739277A JP H0739277 A JPH0739277 A JP H0739277A JP 15873593 A JP15873593 A JP 15873593A JP 15873593 A JP15873593 A JP 15873593A JP H0739277 A JPH0739277 A JP H0739277A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K87/00—Fishing rods
- A01K87/002—Fishing rods with the line passing through the hollow rod
- A01K87/005—Fishing rods with the line passing through the hollow rod comprising internal line guides
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Fishing Rods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 竿管の内周面に確実に案内部が突出形成され
るようにし、釣糸の滑りを良好にする。 【構成】 芯金にアルミナムオキサイド撚糸4を捲回
し、このアルミナムオキサイド撚糸4間に水溶性フィル
ム5を捲回する。この外周にプリプレグ6,7を複数回
捲回する。その後、成形テープを巻き付け、加熱焼成す
る。これにより管状体8が形成され、芯金を引き抜く。
そして、水溶性フィルム5を溶出する。これにより、水
溶性フィム5の厚み分のアルミナムオキサイド撚糸4が
確実に内周面から突出し、案内部が形成される。
るようにし、釣糸の滑りを良好にする。 【構成】 芯金にアルミナムオキサイド撚糸4を捲回
し、このアルミナムオキサイド撚糸4間に水溶性フィル
ム5を捲回する。この外周にプリプレグ6,7を複数回
捲回する。その後、成形テープを巻き付け、加熱焼成す
る。これにより管状体8が形成され、芯金を引き抜く。
そして、水溶性フィルム5を溶出する。これにより、水
溶性フィム5の厚み分のアルミナムオキサイド撚糸4が
確実に内周面から突出し、案内部が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中通し竿およびその製造
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣糸を中空状の竿の内部を通し
て使用するといった中通し竿が広く知られている。
て使用するといった中通し竿が広く知られている。
【0003】この中通し竿にあっては釣糸が内部に付着
して操作性が悪化するのを防止するため、案内部材が形
成されているものが従来より提案されている(特開平4
−341133号)。この公報に記載された中通し竿の
製造方法にあっては、マンドレルの外周面に案内環状体
を巻き付け装着し、この外周に複数プリプレグを積層
し、焼成するといったものである。
して操作性が悪化するのを防止するため、案内部材が形
成されているものが従来より提案されている(特開平4
−341133号)。この公報に記載された中通し竿の
製造方法にあっては、マンドレルの外周面に案内環状体
を巻き付け装着し、この外周に複数プリプレグを積層
し、焼成するといったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の製造
方法にあっては、焼成時にプリプレグ101が案内環状
体102を包み込んでしまい(図15参照)、案内環状
体が竿管内周部に突出する構成が得られないといった問
題点がある。
方法にあっては、焼成時にプリプレグ101が案内環状
体102を包み込んでしまい(図15参照)、案内環状
体が竿管内周部に突出する構成が得られないといった問
題点がある。
【0005】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、釣糸の接触時の滑りが良好で、案内部
材を竿管の内周面に確実に突出させることのできる中通
し竿および中通し竿の製造方法を提供することを目的と
する。
れたものであり、釣糸の接触時の滑りが良好で、案内部
材を竿管の内周面に確実に突出させることのできる中通
し竿および中通し竿の製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、竿管内周面に
セラミックスで形成された案内部が突設されているこ
と;芯金の外周に所定ピッチでセラミックスを装着する
工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性樹脂層を形
成する工程と、この水溶性樹脂層およびセラミックスの
外周にプリプレグシートを捲回する工程と、このプリプ
レグシートと上記セラミックスと上記水溶性樹脂層とを
加熱焼成して管状体を成形する工程と、この管状体から
上記芯金を引抜く工程と、上記管状体を水洗して上記水
溶性樹脂層を溶出する工程とを包含すること;竿管内周
面にセラミックスで形成された案内部が突設され、この
相隣接する案内部間にはフッ素フィルムが設けられてい
ること;芯金の外周に所定ピッチでセラミックスを装着
する工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性樹脂層
を形成する工程と、この水溶性樹脂層の外周にフッ素フ
ィルムを捲回する工程と、このフッ素フィルムおよびセ
ラミックスの外周にプリプレグシートを捲回する工程
と、このプリプレグシートと上記セラミックスと上記フ
ッ素フィルムと上記水溶性樹脂層とを加熱焼成して管状
体を成形する工程と、この管状体から上記芯金を引抜く
工程と、上記管状体を水洗して上記水溶性樹脂層を溶出
する工程とを包含することを特徴とする。
セラミックスで形成された案内部が突設されているこ
と;芯金の外周に所定ピッチでセラミックスを装着する
工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性樹脂層を形
成する工程と、この水溶性樹脂層およびセラミックスの
外周にプリプレグシートを捲回する工程と、このプリプ
レグシートと上記セラミックスと上記水溶性樹脂層とを
加熱焼成して管状体を成形する工程と、この管状体から
上記芯金を引抜く工程と、上記管状体を水洗して上記水
溶性樹脂層を溶出する工程とを包含すること;竿管内周
面にセラミックスで形成された案内部が突設され、この
相隣接する案内部間にはフッ素フィルムが設けられてい
ること;芯金の外周に所定ピッチでセラミックスを装着
する工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性樹脂層
を形成する工程と、この水溶性樹脂層の外周にフッ素フ
ィルムを捲回する工程と、このフッ素フィルムおよびセ
ラミックスの外周にプリプレグシートを捲回する工程
と、このプリプレグシートと上記セラミックスと上記フ
ッ素フィルムと上記水溶性樹脂層とを加熱焼成して管状
体を成形する工程と、この管状体から上記芯金を引抜く
工程と、上記管状体を水洗して上記水溶性樹脂層を溶出
する工程とを包含することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の中通し竿にあっては、竿管内に
挿通された釣糸がセラミックスで突出形成された案内部
によって案内されながら、竿内を移動するため、竿管内
周面に付着することもなく、しかも案内部がセラミック
スで形成されているために耐久性に優れ、釣糸が擦れる
ことによる摩耗を小さくすることができる。
挿通された釣糸がセラミックスで突出形成された案内部
によって案内されながら、竿内を移動するため、竿管内
周面に付着することもなく、しかも案内部がセラミック
スで形成されているために耐久性に優れ、釣糸が擦れる
ことによる摩耗を小さくすることができる。
【0008】請求項2記載の製造方法において、芯金の
外周に所定ピッチでセラミックスを捲回する。セラミッ
クスの捲回されていない箇所には水溶性樹脂層を形成す
る。さらに、この外周にプリプレグシートを複数捲回
し、加熱焼成し、管状体を成形する。この管状体から芯
金を引抜き、その後、管状体を水洗する。すると、水溶
性樹脂層が溶出し、セラミックスが管状体の内周面より
突出形成された状態となり、案内部が構成される。
外周に所定ピッチでセラミックスを捲回する。セラミッ
クスの捲回されていない箇所には水溶性樹脂層を形成す
る。さらに、この外周にプリプレグシートを複数捲回
し、加熱焼成し、管状体を成形する。この管状体から芯
金を引抜き、その後、管状体を水洗する。すると、水溶
性樹脂層が溶出し、セラミックスが管状体の内周面より
突出形成された状態となり、案内部が構成される。
【0009】請求項3記載の中通し竿にあっては、竿管
内に挿通された釣糸がセラミックスで突出形成された案
内部によって案内されながら竿内を移動するため、竿管
内周面に付着することもなく、しかもセラミックスで形
成されているために耐久性に優れ、釣糸が擦れることに
よる摩耗を小さくすることができる。また、セラミック
ス間にフッ素フィルムが設けられており、釣糸の滑りが
より良好である。
内に挿通された釣糸がセラミックスで突出形成された案
内部によって案内されながら竿内を移動するため、竿管
内周面に付着することもなく、しかもセラミックスで形
成されているために耐久性に優れ、釣糸が擦れることに
よる摩耗を小さくすることができる。また、セラミック
ス間にフッ素フィルムが設けられており、釣糸の滑りが
より良好である。
【0010】請求項4記載の製造方法においては、芯金
の外周に所定ピッチでセラミックスを捲回する。セラミ
ックスの捲回されていない箇所には水溶性樹脂層を形成
し、さらに、この水溶性樹脂の外周にフッ素フィルムを
捲回する。また、この外周にプリプレグシートを複数回
捲回し、加熱焼成し管状体を成形する。この管状体から
芯金を引抜き、その後、管状体を水洗する。すると、水
溶性フィルムが溶出し、セラミックスが管状体の内周面
より突出形成された状態となり、案内部が構成される。
の外周に所定ピッチでセラミックスを捲回する。セラミ
ックスの捲回されていない箇所には水溶性樹脂層を形成
し、さらに、この水溶性樹脂の外周にフッ素フィルムを
捲回する。また、この外周にプリプレグシートを複数回
捲回し、加熱焼成し管状体を成形する。この管状体から
芯金を引抜き、その後、管状体を水洗する。すると、水
溶性フィルムが溶出し、セラミックスが管状体の内周面
より突出形成された状態となり、案内部が構成される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図1は本発明における中通し竿の要
部拡大断面図である。図中符号1は竿管であり、この竿
管1の内周部にはセラミックス繊維製の案内部2が形成
されている。この案内部2が突出形成されているため
に、竿管1内を通る釣糸(図示せず)は、この案内部2
に当接することとなる。このため、釣糸が竿管内周面に
密着することによる操作性の悪化を防止することができ
る。
について説明する。図1は本発明における中通し竿の要
部拡大断面図である。図中符号1は竿管であり、この竿
管1の内周部にはセラミックス繊維製の案内部2が形成
されている。この案内部2が突出形成されているため
に、竿管1内を通る釣糸(図示せず)は、この案内部2
に当接することとなる。このため、釣糸が竿管内周面に
密着することによる操作性の悪化を防止することができ
る。
【0012】図2は本発明における中通し竿の製造方法
を説明する要部拡大断面図、図3はいわゆる一番竿の製
造を示す正面図である。図3において、芯金3にアルミ
ナムオキサイド(Al2 O3 )撚糸4を所定ピッチ(例
えば5mm、10mm等)で捲回する。そして、相隣接
するアルミナムオキサイド撚糸4間に所定幅(例えば3
mm、8mm)、厚さ80μmの水溶性フィルム5を捲
回する。ここで、この水溶性フィルムには、例えばポリ
ビニールアルコール樹脂製のものがあるが、これに限定
されるものではない。さらに、図2に示すようにこれら
アルミナムオキサイド撚糸4および水溶性フィルム5の
外周にエポキシ樹脂を含浸した一方向引揃え炭素繊維プ
リプレグ6を周方向に捲回し、さらにその外周にエポキ
シ樹脂を含浸した一方向引揃え炭素繊維プリプレグ7を
軸方向に捲回し、これらを複数回巻き付ける。その後、
最外周に成形テープ(図示せず)を巻き付け、加熱焼成
する。
を説明する要部拡大断面図、図3はいわゆる一番竿の製
造を示す正面図である。図3において、芯金3にアルミ
ナムオキサイド(Al2 O3 )撚糸4を所定ピッチ(例
えば5mm、10mm等)で捲回する。そして、相隣接
するアルミナムオキサイド撚糸4間に所定幅(例えば3
mm、8mm)、厚さ80μmの水溶性フィルム5を捲
回する。ここで、この水溶性フィルムには、例えばポリ
ビニールアルコール樹脂製のものがあるが、これに限定
されるものではない。さらに、図2に示すようにこれら
アルミナムオキサイド撚糸4および水溶性フィルム5の
外周にエポキシ樹脂を含浸した一方向引揃え炭素繊維プ
リプレグ6を周方向に捲回し、さらにその外周にエポキ
シ樹脂を含浸した一方向引揃え炭素繊維プリプレグ7を
軸方向に捲回し、これらを複数回巻き付ける。その後、
最外周に成形テープ(図示せず)を巻き付け、加熱焼成
する。
【0013】この加熱焼成時、一方向引揃え炭素繊維プ
リプレグ6,7中のエポキシ樹脂は80℃付近から液状
となり、芯金と成形テープとの間を流動する。そして、
このエポキシ樹脂は約100℃でゲル化し、アルミナム
オキサイド撚糸4と一方向引揃え炭素繊維プリプレグ6
とが一体化する。さらに110℃〜120℃でエポキシ
樹脂が硬化する。しかしながら、この段階では水溶性フ
ィルム5は軟化しないため、この水溶性フィルム5がエ
ポキシ樹脂層と溶融することはない。
リプレグ6,7中のエポキシ樹脂は80℃付近から液状
となり、芯金と成形テープとの間を流動する。そして、
このエポキシ樹脂は約100℃でゲル化し、アルミナム
オキサイド撚糸4と一方向引揃え炭素繊維プリプレグ6
とが一体化する。さらに110℃〜120℃でエポキシ
樹脂が硬化する。しかしながら、この段階では水溶性フ
ィルム5は軟化しないため、この水溶性フィルム5がエ
ポキシ樹脂層と溶融することはない。
【0014】その後、芯金3を引抜き、成形された管状
体8を水洗すると、約20℃の状態で約20秒間で水溶
性フィルム5は溶出し、アルミナムオキサイド撚糸4の
部分が、竿管内周面より突出し、案内部2として作用す
ることとなる。ここで、この案内部2を形成するアルミ
ナムオキサイド撚糸は剛性を有し、連続体であるために
ガタツキもなく、しかも成形後は拡径するおそれもな
い。
体8を水洗すると、約20℃の状態で約20秒間で水溶
性フィルム5は溶出し、アルミナムオキサイド撚糸4の
部分が、竿管内周面より突出し、案内部2として作用す
ることとなる。ここで、この案内部2を形成するアルミ
ナムオキサイド撚糸は剛性を有し、連続体であるために
ガタツキもなく、しかも成形後は拡径するおそれもな
い。
【0015】なお、上述実施例においては、水溶性フィ
ルム5を使用したが、必ずしもフィルムである必要はな
く、水溶性樹脂塗料を塗布するようにしても良い。図4
および図5は本発明における中通し竿の他の実施例を示
した図である。
ルム5を使用したが、必ずしもフィルムである必要はな
く、水溶性樹脂塗料を塗布するようにしても良い。図4
および図5は本発明における中通し竿の他の実施例を示
した図である。
【0016】本実施例は上述実施例がアルミナムオキサ
イド撚糸を使用しているのに対して、クロステープ11
を使用したものである。そして、このクロステープ11
は経糸にアルミナムオキサイド(Al2 O3 )を、緯糸
にナイロン繊維をそれぞれ使用して構成されたものであ
る。
イド撚糸を使用しているのに対して、クロステープ11
を使用したものである。そして、このクロステープ11
は経糸にアルミナムオキサイド(Al2 O3 )を、緯糸
にナイロン繊維をそれぞれ使用して構成されたものであ
る。
【0017】また、製造方法においても、図6に示すよ
うに、クロステープ11の間に水溶性フィルム5を捲回
することにより、上述と同様に確実に、クロステープ1
1によって形成される案内部2(図4)を竿管1の内周
部に突出させることができる。
うに、クロステープ11の間に水溶性フィルム5を捲回
することにより、上述と同様に確実に、クロステープ1
1によって形成される案内部2(図4)を竿管1の内周
部に突出させることができる。
【0018】図7および図8は本発明における中通し竿
の他の実施例を示した図である。本実施例は上述した2
つの実施例が案内部2間に炭素繊維層が形成されるのに
対して、フッ素層12を形成するようにしたものであ
る。
の他の実施例を示した図である。本実施例は上述した2
つの実施例が案内部2間に炭素繊維層が形成されるのに
対して、フッ素層12を形成するようにしたものであ
る。
【0019】また、製造方法においては、水溶性フィル
ム5の外周にフッ素フィルム13を捲回し、このフッ素
フィルム13とアルミナムオキサイド撚糸4の外周に炭
素繊維プリプレグ6,7を複数回捲回するようにしたも
のである。
ム5の外周にフッ素フィルム13を捲回し、このフッ素
フィルム13とアルミナムオキサイド撚糸4の外周に炭
素繊維プリプレグ6,7を複数回捲回するようにしたも
のである。
【0020】このように構成された中通し竿にあって
は、内周面がフッ素層であるために釣糸の滑りがより良
好である。図9はアルミナムオキサイド撚糸4を使用し
たときのいわゆる二番竿の製造過程を示す図、図10は
元竿の製造過程を示す図である。そして、このように構
成された一番竿21,二番竿22、元竿23を図11に
示すように継ぎ合わせる。また、一番竿21の先端部に
はトップガイド24を取付けるとともに、元竿23の基
端部には尻栓25を取付ける。また、一番竿21の両端
内周部には曲面部21a,21aを、二番竿22の基端
側内周部には曲面部22aを、さらに元竿23のガイド
部には曲面部23aをそれぞれ形成する。これにより、
内部の釣糸26が端部のエッジ等に引掛かって切れるお
それがない。
は、内周面がフッ素層であるために釣糸の滑りがより良
好である。図9はアルミナムオキサイド撚糸4を使用し
たときのいわゆる二番竿の製造過程を示す図、図10は
元竿の製造過程を示す図である。そして、このように構
成された一番竿21,二番竿22、元竿23を図11に
示すように継ぎ合わせる。また、一番竿21の先端部に
はトップガイド24を取付けるとともに、元竿23の基
端部には尻栓25を取付ける。また、一番竿21の両端
内周部には曲面部21a,21aを、二番竿22の基端
側内周部には曲面部22aを、さらに元竿23のガイド
部には曲面部23aをそれぞれ形成する。これにより、
内部の釣糸26が端部のエッジ等に引掛かって切れるお
それがない。
【0021】図12はクロステープ11を使用したとき
の二番竿の製造過程を示す図、図13は元竿の製造過程
を示す図である。この場合も、上述と同様の方法によ
り、竿管を継ぎ合わせることにより、釣竿が形成され
る。
の二番竿の製造過程を示す図、図13は元竿の製造過程
を示す図である。この場合も、上述と同様の方法によ
り、竿管を継ぎ合わせることにより、釣竿が形成され
る。
【0022】図14は本発明における他の実施例を示す
図であり、芯金3の外周に複数個のセラミックスリング
31,31,31,…を嵌め込み、このセラミックスリ
ング31間に水溶性フィルム5を捲回するようにしたも
のである。
図であり、芯金3の外周に複数個のセラミックスリング
31,31,31,…を嵌め込み、このセラミックスリ
ング31間に水溶性フィルム5を捲回するようにしたも
のである。
【0023】なお、上述各実施例においては、アルミナ
ムオキサイド撚糸あるいはクロステープを使用したもの
について説明したが、必ずしも撚糸やクロスである必要
はなく、1本のワイヤであっても良い。また、セラミッ
クス材としてアルミナムオキサイドを使用したものにつ
いて説明したが、これに限定されるものではない。
ムオキサイド撚糸あるいはクロステープを使用したもの
について説明したが、必ずしも撚糸やクロスである必要
はなく、1本のワイヤであっても良い。また、セラミッ
クス材としてアルミナムオキサイドを使用したものにつ
いて説明したが、これに限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り、釣糸の滑りが良好であり、途中で切れたりするおそ
れがない。また、竿内面が摩耗することがない。さらに
上述のように製造することにより、竿管の内周面に確実
に案内部を突出成形させることができる等の効果を奏す
る。
り、釣糸の滑りが良好であり、途中で切れたりするおそ
れがない。また、竿内面が摩耗することがない。さらに
上述のように製造することにより、竿管の内周面に確実
に案内部を突出成形させることができる等の効果を奏す
る。
【図1】本発明における中通し竿の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図2】本発明における中通し竿の製造過程状態の要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】本発明における中通し竿のいわゆる一番竿の製
造を示す正面図である。
造を示す正面図である。
【図4】本発明における中通し竿の他の実施例の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】本発明における中通し竿の他の実施例の製造過
程状態の要部拡大断面図である。
程状態の要部拡大断面図である。
【図6】本発明における中通しの竿の他の実施例のいわ
ゆる一番竿の製造を示す正面図である。
ゆる一番竿の製造を示す正面図である。
【図7】本発明における中通し竿の他の実施例の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】本発明における中通し竿の他の実施例の製造状
態の要部拡大断面図である。
態の要部拡大断面図である。
【図9】本発明における中通し竿のいわゆる二番竿の製
造を示す正面図である。
造を示す正面図である。
【図10】本発明における中通し竿のいわゆる元竿の製
造を示す正面図である。
造を示す正面図である。
【図11】本発明における中通し竿の正面図である。
【図12】本発明における中通し竿の他の実施例のいわ
ゆる二番竿の製造を示す正面図である。
ゆる二番竿の製造を示す正面図である。
【図13】本発明における中通し竿の他の実施例のいわ
ゆる元竿の製造を示す正面図である。
ゆる元竿の製造を示す正面図である。
【図14】本発明における中通し竿の他に実施例を示す
図である。
図である。
【図15】従来の中通し竿の製造過程を示す図である。
1…竿管 2…案内部 3…芯金 4…アルミナムオキサイド撚糸(セラミックス) 5…水溶性フィルム 6…一方向引揃え炭素繊維プリプレグ(プリプレグシー
ト) 7…一方向引揃え炭素繊維プリプレグ(プリプレグシー
ト) 8…管状体 11…クロステープ(セラミックス) 12…フッ素層 13…フッ素フィルム
ト) 7…一方向引揃え炭素繊維プリプレグ(プリプレグシー
ト) 8…管状体 11…クロステープ(セラミックス) 12…フッ素層 13…フッ素フィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 竿管内周面にセラミックスで形成された
案内部が突設されていることを特徴とする中通し竿。 - 【請求項2】 芯金の外周に所定ピッチでセラミックス
を装着する工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性
樹脂層を形成する工程と、この水溶性樹脂層およびセラ
ミックスの外周にプリプレグシートを捲回する工程と、
このプリプレグシートと上記セラミックスと上記水溶性
樹脂層とを加熱焼成して管状体を成形する工程と、この
管状体から上記芯金を引抜く工程と、上記管状体を水洗
して上記水溶性樹脂層を溶出する工程とを包含すること
を特徴とする中通し竿の製造方法。 - 【請求項3】 竿管内周面にセラミックスで形成された
案内部が突設され、この相隣接する案内部間にはフッ素
フィルムが設けられていることを特徴とする中通し竿。 - 【請求項4】 芯金の外周に所定ピッチでセラミックス
を装着する工程と、相隣接するセラミックス間に水溶性
樹脂層を形成する工程と、この水溶性樹脂層の外周にフ
ッ素フィルムを捲回する工程と、このフッ素フィルムお
よびセラミックスの外周にプリプレグシートを捲回する
工程と、このプリプレグシートと上記セラミックスと上
記フッ素フィルムと上記水溶性樹脂層とを加熱焼成して
管状体を成形する工程と、この管状体から上記芯金を引
抜く工程と、上記管状体を水洗して上記水溶性樹脂層を
溶出する工程とを包含することを特徴とする中通し竿の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158735A JP3017377B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 中通し竿およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158735A JP3017377B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 中通し竿およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739277A true JPH0739277A (ja) | 1995-02-10 |
JP3017377B2 JP3017377B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=15678191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5158735A Expired - Fee Related JP3017377B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 中通し竿およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0851894A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Shimano Inc | 中通し竿及びその製造方法 |
EP0712572A1 (en) * | 1994-11-16 | 1996-05-22 | Daiwa Seiko Inc. | Intra-line fishing rod |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5158735A patent/JP3017377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0851894A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Shimano Inc | 中通し竿及びその製造方法 |
EP0712572A1 (en) * | 1994-11-16 | 1996-05-22 | Daiwa Seiko Inc. | Intra-line fishing rod |
EP0872181A3 (en) * | 1994-11-16 | 1998-11-04 | Daiwa Seiko Inc. | Intra-line fishing rod |
EP0864253A3 (en) * | 1994-11-16 | 1998-12-02 | Daiwa Seiko Inc. | Intra-line fishing rod |
US6543178B2 (en) | 1994-11-16 | 2003-04-08 | Daiwa Seiko, Inc. | Intra-line fishing rod |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3017377B2 (ja) | 2000-03-06 |
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Legal Events
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