JPH0739075Y2 - テープレコーダのリール軸駆動装置 - Google Patents
テープレコーダのリール軸駆動装置Info
- Publication number
- JPH0739075Y2 JPH0739075Y2 JP1988120142U JP12014288U JPH0739075Y2 JP H0739075 Y2 JPH0739075 Y2 JP H0739075Y2 JP 1988120142 U JP1988120142 U JP 1988120142U JP 12014288 U JP12014288 U JP 12014288U JP H0739075 Y2 JPH0739075 Y2 JP H0739075Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idler gear
- reel
- swing arm
- idler
- impregnated
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープレコーダのリール軸駆動装置に係り、特
に記録再生モード、早送りモード等に対応してリール軸
の回転数及び駆動トルクが変動する構成とされたテープ
レコーダのリール軸駆動装置に関する。
に記録再生モード、早送りモード等に対応してリール軸
の回転数及び駆動トルクが変動する構成とされたテープ
レコーダのリール軸駆動装置に関する。
従来の技術 一般にテープレコーダには一対のリール軸が設けられる
と共に、リールモータの駆動力をこの一対のリール軸に
伝達するためのリール軸駆動装置が設けられている。
と共に、リールモータの駆動力をこの一対のリール軸に
伝達するためのリール軸駆動装置が設けられている。
従来のリール軸駆動装置としては、例えば特公昭61−52
541号のように記録及び/又は再生モード時に動作し、
リールモータの回転を伝達すると共に途中にスリップ機
構又はトルクリミッタを組み込んだ構成の第1の回転伝
達系と、早送りモード時に動作しリールモータの回転を
スリップ機構を介さずに直接に伝達する第2の回転伝達
系との2系統を設けた構成のものがある。また、上記第
1の回転伝達系を省略し、上記第2の回転伝達系だけを
設けてリール軸駆動装置の簡略化を図り、テープレコー
ダのワウフラッタ特性の向上を図るべく考案された実開
昭60−44237号に示される構成のリール軸駆動装置かあ
った。
541号のように記録及び/又は再生モード時に動作し、
リールモータの回転を伝達すると共に途中にスリップ機
構又はトルクリミッタを組み込んだ構成の第1の回転伝
達系と、早送りモード時に動作しリールモータの回転を
スリップ機構を介さずに直接に伝達する第2の回転伝達
系との2系統を設けた構成のものがある。また、上記第
1の回転伝達系を省略し、上記第2の回転伝達系だけを
設けてリール軸駆動装置の簡略化を図り、テープレコー
ダのワウフラッタ特性の向上を図るべく考案された実開
昭60−44237号に示される構成のリール軸駆動装置かあ
った。
考案が解決しようとする課題 しかるに、上記の特公昭61−52541号に示されるリール
軸駆動装置では、テープレコーダの各モードに対応した
リール駆動トルクの変化(記録再生モードでは約30〜40
g・cm、早送り・巻戻しモードで約60g・cm以上のリール
駆動トルクとなる)に適宜対応し得るものの、回転伝達
系をふたつ必要とし、構造の複雑化、部品点数の増大等
の課題があった。
軸駆動装置では、テープレコーダの各モードに対応した
リール駆動トルクの変化(記録再生モードでは約30〜40
g・cm、早送り・巻戻しモードで約60g・cm以上のリール
駆動トルクとなる)に適宜対応し得るものの、回転伝達
系をふたつ必要とし、構造の複雑化、部品点数の増大等
の課題があった。
一方、上記の実開昭60−44237号に示されたリール軸駆
動装置では、構造の単純化を図り適宜対応し得るが、上
記特公昭61−52541号のように2系統の回転伝達系を有
した軸駆動装置に比べると、まだ駆動モータ出力トルク
の変動に対するW/Fへの対応が十分でないという課題が
あった。
動装置では、構造の単純化を図り適宜対応し得るが、上
記特公昭61−52541号のように2系統の回転伝達系を有
した軸駆動装置に比べると、まだ駆動モータ出力トルク
の変動に対するW/Fへの対応が十分でないという課題が
あった。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、1系
統の回転伝達系で、かつモータ駆動トルクの変化に十分
対応することができるテープレコーダのリール軸駆動装
置を提供することを目的とする。
統の回転伝達系で、かつモータ駆動トルクの変化に十分
対応することができるテープレコーダのリール軸駆動装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案になるテープレコー
ダのリール軸駆動装置では、 揺動自在に設けられた揺動アームと、 この揺動アームに立設された軸と、 上記軸に軸承されており、上記揺動アームと摩擦部材を
介して対向するよう配設されたアイドラギヤと、 上機軸に軸承されており、上記揺動アームの揺動に伴い
リール台に当接可能な構成とされた回転体と 基材に粘性流体を含浸させた構成とされると共に、上記
アイドラギヤと回転体との間に介装され両者間で駆動ト
ルクの伝達を行う構成とされており、上記アイドラギヤ
と回転体との間の相対的回転速度に応じて伝達トルクを
可変させる粘性抵抗部材とを具備しており、 上記アイドラギヤに環状鍔部を形成すると共に、上記粘
性抵抗部材をこの環状鍔部内に配置したことを特徴とす
るものである。
ダのリール軸駆動装置では、 揺動自在に設けられた揺動アームと、 この揺動アームに立設された軸と、 上記軸に軸承されており、上記揺動アームと摩擦部材を
介して対向するよう配設されたアイドラギヤと、 上機軸に軸承されており、上記揺動アームの揺動に伴い
リール台に当接可能な構成とされた回転体と 基材に粘性流体を含浸させた構成とされると共に、上記
アイドラギヤと回転体との間に介装され両者間で駆動ト
ルクの伝達を行う構成とされており、上記アイドラギヤ
と回転体との間の相対的回転速度に応じて伝達トルクを
可変させる粘性抵抗部材とを具備しており、 上記アイドラギヤに環状鍔部を形成すると共に、上記粘
性抵抗部材をこの環状鍔部内に配置したことを特徴とす
るものである。
作用 上記構成とされたテープレコーダのリール軸駆動装置で
は、アイドラギヤに環状鍔部を形成し、その内部に基材
に粘性流体を含浸させた粘性抵抗部材を配設したため、
アイドラギヤが回動しても環状鍔部が堤となって粘性流
体がアイドラギヤより流失するのを防止することができ
る。
は、アイドラギヤに環状鍔部を形成し、その内部に基材
に粘性流体を含浸させた粘性抵抗部材を配設したため、
アイドラギヤが回動しても環状鍔部が堤となって粘性流
体がアイドラギヤより流失するのを防止することができ
る。
従って、基材は粘性流体を確実に保持することができる
ため、経時的に基材に含浸されている粘性流体量が変化
することはなく、粘性抵抗の経時的変化の発生を防止す
ることができる。このため、アイドラギヤと回転体との
間における両者間の相対的回転速度に応じた伝達トルク
の伝達を確実に行うことができる。
ため、経時的に基材に含浸されている粘性流体量が変化
することはなく、粘性抵抗の経時的変化の発生を防止す
ることができる。このため、アイドラギヤと回転体との
間における両者間の相対的回転速度に応じた伝達トルク
の伝達を確実に行うことができる。
また、基材に含浸された粘性流体がアイドラギヤの外部
に飛散することを防止できるため、リール軸駆動装置の
近傍位置に配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防
止することもできる。
に飛散することを防止できるため、リール軸駆動装置の
近傍位置に配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防
止することもできる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図は本考案の一実施例であるテープレコーダのリール軸
駆動装置1の断面図を示しており、また第2図はリール
軸駆動装置1の平面図である。各図中、2はテープカセ
ット、3は巻取リール台、4は供給リール台、5はリー
ルモータ、6はアイドラ組立体を示している。
図は本考案の一実施例であるテープレコーダのリール軸
駆動装置1の断面図を示しており、また第2図はリール
軸駆動装置1の平面図である。各図中、2はテープカセ
ット、3は巻取リール台、4は供給リール台、5はリー
ルモータ、6はアイドラ組立体を示している。
アイドラ組立体6は、揺動アーム7、アイドラギヤ8、
アイドラ9、スリッププレート10、圧縮コイルバネ11、
フェルト12、及び本考案の特徴となる含油フェルト13
(梨地で示す)等より構成されている。
アイドラ9、スリッププレート10、圧縮コイルバネ11、
フェルト12、及び本考案の特徴となる含油フェルト13
(梨地で示す)等より構成されている。
揺動アーム7はピン14を中心に回動可能な構成とされる
と共に、その先端部には軸7aが植設されている。この軸
7aには第1図に示されるようにアイドラギヤ8、アイド
ラ9、スリッププレート10が夫々回動自在に、かつ上下
方向へ移動可能に軸承される。
と共に、その先端部には軸7aが植設されている。この軸
7aには第1図に示されるようにアイドラギヤ8、アイド
ラ9、スリッププレート10が夫々回動自在に、かつ上下
方向へ移動可能に軸承される。
アイドラギヤ8は外周部にリールモータ5に取付けられ
たリールモータギヤ15と噛合するギヤ部8aを形成すると
共に、その上面には環状鍔部8bが形成されている。アイ
ドラ9はその外周にゴムリング16を設けており、前記し
た揺動アーム7が揺動することによりゴムリング16は巻
取リール台3又は供給リール台4に選択的に当接する
(各図では、アイドラ9が巻取リール台3と当接した状
態を示している)。更に、アイドラ9と対向する位置に
はスリッププレート10が配設されている。
たリールモータギヤ15と噛合するギヤ部8aを形成すると
共に、その上面には環状鍔部8bが形成されている。アイ
ドラ9はその外周にゴムリング16を設けており、前記し
た揺動アーム7が揺動することによりゴムリング16は巻
取リール台3又は供給リール台4に選択的に当接する
(各図では、アイドラ9が巻取リール台3と当接した状
態を示している)。更に、アイドラ9と対向する位置に
はスリッププレート10が配設されている。
圧縮コイルバネ11は、アイドラ9とスリッププレート10
の間に配設されている。スリッププレート10は下方に向
け押圧付勢される。
の間に配設されている。スリッププレート10は下方に向
け押圧付勢される。
フェルト12は揺動アーム7の上面に接着されて揺動アー
ム7とアイドラギヤ8との間に配設されており、また含
油フェルト13はアイドラギヤ8とスリッププレート10と
の間に配置されている。前記したようにアイドラギヤ
8、スリッププレート10は軸7aに上下方向移動可能に軸
承されており、かつアイドラ9はその上部を固定ワッシ
ャ17に固定されているため、圧縮コイルバネ11の付勢力
によりフェルト12はアイドラギヤ8の下面に、含油フェ
ルト13はアイドラギヤ8の上面及びスリッププレート10
の下面に夫々押圧される。この押圧力により、フェルト
12とアイドラギヤ8の下面との間、また含油フェルト13
とアイドラギヤ8の上面及びスリッププレート10の下面
との間には摩擦力が発生する。この内、フェルト12のア
イドラギヤ8との間の生ずる摩擦力は、周知のように揺
動アーム7をリールモータギヤ15の回転方向に応じて首
振り動作を行なわせる力として働き、これによりアイド
ラ組立体6はリールモータ5の回転方向に対応して揺動
し、選択的に各リール台3,4を駆動する。
ム7とアイドラギヤ8との間に配設されており、また含
油フェルト13はアイドラギヤ8とスリッププレート10と
の間に配置されている。前記したようにアイドラギヤ
8、スリッププレート10は軸7aに上下方向移動可能に軸
承されており、かつアイドラ9はその上部を固定ワッシ
ャ17に固定されているため、圧縮コイルバネ11の付勢力
によりフェルト12はアイドラギヤ8の下面に、含油フェ
ルト13はアイドラギヤ8の上面及びスリッププレート10
の下面に夫々押圧される。この押圧力により、フェルト
12とアイドラギヤ8の下面との間、また含油フェルト13
とアイドラギヤ8の上面及びスリッププレート10の下面
との間には摩擦力が発生する。この内、フェルト12のア
イドラギヤ8との間の生ずる摩擦力は、周知のように揺
動アーム7をリールモータギヤ15の回転方向に応じて首
振り動作を行なわせる力として働き、これによりアイド
ラ組立体6はリールモータ5の回転方向に対応して揺動
し、選択的に各リール台3,4を駆動する。
次に、本考案の要部となる含油フェルト13の機能につい
て説明する。
て説明する。
含油フェルト13は、通常のフェルトに粘性の高いシリコ
ンオイル或はシリコングリス等を含浸させたものであ
る。従って、含油フェルト13とアイドラギヤ8、及び含
浸フェルト13とスリッププレート10の間には粘性抵抗が
発生する。この粘性抵抗は、リールモータ5により回転
されるアイドラギヤ8とスリッププレート10の回転速度
差が大きい程高くなり、また小さくなる程低くなる。こ
れを、駆動トルクとして考えた場合、アイドラギヤ8の
回転速度が遅い時は、アイドラギヤ8、又はスリッププ
レート10と含油フェルト13間でのスリップ率は低くなり
リール駆動トルクも小となる。これに対しアイドラギヤ
8の回転速度が速い時は、上記スリップ率は高くなりリ
ール駆動トルクも大となる。
ンオイル或はシリコングリス等を含浸させたものであ
る。従って、含油フェルト13とアイドラギヤ8、及び含
浸フェルト13とスリッププレート10の間には粘性抵抗が
発生する。この粘性抵抗は、リールモータ5により回転
されるアイドラギヤ8とスリッププレート10の回転速度
差が大きい程高くなり、また小さくなる程低くなる。こ
れを、駆動トルクとして考えた場合、アイドラギヤ8の
回転速度が遅い時は、アイドラギヤ8、又はスリッププ
レート10と含油フェルト13間でのスリップ率は低くなり
リール駆動トルクも小となる。これに対しアイドラギヤ
8の回転速度が速い時は、上記スリップ率は高くなりリ
ール駆動トルクも大となる。
周知のように、アイドラ組立体を有するテープレコーダ
では、記録再生モードと、早送り・巻戻しモードとでリ
ールモータの回転速度を変化させている。従って、上記
のようにリールモータ5から各リール台3,4に至る駆動
力の伝達機構内に、粘性抵抗部材たる含油フェルト13を
配設し、アイドラギヤ8、含油フェルト13、スリッププ
レート10とより構成される伝達手段を構成することによ
り、リールモータ5の回転速度が遅い記録再生モードで
はリール駆動トルクは小となり、逆にリールモータ5の
回転速度が速い早送り・巻戻しモードではリール駆動ト
ルクを大とすることができる。本考案者の実験では、シ
リコンオイルの粘性を適宜選定することにより、実用に
十分対応できる駆動トルクを得ることができた(記録再
生時で40g・cm、早送り・巻戻しモードで約60g・cm)。
では、記録再生モードと、早送り・巻戻しモードとでリ
ールモータの回転速度を変化させている。従って、上記
のようにリールモータ5から各リール台3,4に至る駆動
力の伝達機構内に、粘性抵抗部材たる含油フェルト13を
配設し、アイドラギヤ8、含油フェルト13、スリッププ
レート10とより構成される伝達手段を構成することによ
り、リールモータ5の回転速度が遅い記録再生モードで
はリール駆動トルクは小となり、逆にリールモータ5の
回転速度が速い早送り・巻戻しモードではリール駆動ト
ルクを大とすることができる。本考案者の実験では、シ
リコンオイルの粘性を適宜選定することにより、実用に
十分対応できる駆動トルクを得ることができた(記録再
生時で40g・cm、早送り・巻戻しモードで約60g・cm)。
また、上記構成のリール軸駆動装置にはひとつの回転駆
動系(即ちアイドラ組立体6)のみで駆動トルクを変動
させることができるため、リール軸駆動装置1の構造の
簡略化及び部品点数の削減が図られている。更に、上記
のアイドラ組立体6は一種のトルクリミッタであり、リ
ールモータ5から発生するコギングを遮断することがで
きワウフラッタの改善を図ることができる。
動系(即ちアイドラ組立体6)のみで駆動トルクを変動
させることができるため、リール軸駆動装置1の構造の
簡略化及び部品点数の削減が図られている。更に、上記
のアイドラ組立体6は一種のトルクリミッタであり、リ
ールモータ5から発生するコギングを遮断することがで
きワウフラッタの改善を図ることができる。
上記実施例において粘度の高いシリコンオイル或はシリ
コングリスをフェルトに含浸させているのは、含油フェ
ルト13が取付けられる部所が回転部分であり「油だめ」
を兼ねてフェルトを使用している。また、前記のように
アイドラギヤ8には環状鍔部8bが形成されており、含油
フェルト13は取付け状態においてアイドラギヤ8及びス
リッププレート10により略その全周囲を囲繞されてい
る。
コングリスをフェルトに含浸させているのは、含油フェ
ルト13が取付けられる部所が回転部分であり「油だめ」
を兼ねてフェルトを使用している。また、前記のように
アイドラギヤ8には環状鍔部8bが形成されており、含油
フェルト13は取付け状態においてアイドラギヤ8及びス
リッププレート10により略その全周囲を囲繞されてい
る。
このため、アイドラギヤ8が回動しても環状鍔部8bが堤
となって含油フェルト13に含浸されたシリコンオイル,
シリコングリス等の粘性流体がアイドラギヤ8より流失
するのを防止することができる。
となって含油フェルト13に含浸されたシリコンオイル,
シリコングリス等の粘性流体がアイドラギヤ8より流失
するのを防止することができる。
従って、含油フェルト13はシリコンオイル,シリコング
リス等の粘性流体を確実に保持することができるため、
経時的に含油フェルト13に含浸されている粘性流体量が
変化することはなく、含油フェルト13が発生する粘性抵
抗の経時的変化の発生を防止することができる。このた
め、アイドラギヤ8とスリッププレート10との間におけ
る両者8,10間の相対的回転速度に応じた伝達トルクの伝
達を確実に行うことができる。
リス等の粘性流体を確実に保持することができるため、
経時的に含油フェルト13に含浸されている粘性流体量が
変化することはなく、含油フェルト13が発生する粘性抵
抗の経時的変化の発生を防止することができる。このた
め、アイドラギヤ8とスリッププレート10との間におけ
る両者8,10間の相対的回転速度に応じた伝達トルクの伝
達を確実に行うことができる。
また、含油フェルト13に含浸された粘性流体がアイドラ
ギヤ8の回転に伴いアイドラギヤ8の外部に飛散するこ
とを防止できるため、リール軸駆動装置1の近傍位置に
配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防止すること
もできる。
ギヤ8の回転に伴いアイドラギヤ8の外部に飛散するこ
とを防止できるため、リール軸駆動装置1の近傍位置に
配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防止すること
もできる。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、アイドラギヤに環状鍔部を
形成しその内部に基材に粘性流体を含浸させた粘性抵抗
部材を配設したため、アイドラギヤが回動しても環状鍔
部が堤となって粘性流体がアイドラギヤより流失するの
を防止することができ、よって基材は粘性流体を確実に
保持することができるため、経時的に基材に含浸されて
いる粘性流体量が変化することはなく粘性抵抗の経時的
変化の発生を防止することができ、これによりアイドラ
ギヤと回転体との間における両者間の相対的回転速度に
応じた伝達トルクの伝達を確実に行うことができ、更に
は基材に含浸された粘性流体がアイドラギヤの外部に飛
散することを防止できるため、リール軸駆動装置の近傍
位置に配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防止す
ることもできる等の特長を有する。
形成しその内部に基材に粘性流体を含浸させた粘性抵抗
部材を配設したため、アイドラギヤが回動しても環状鍔
部が堤となって粘性流体がアイドラギヤより流失するの
を防止することができ、よって基材は粘性流体を確実に
保持することができるため、経時的に基材に含浸されて
いる粘性流体量が変化することはなく粘性抵抗の経時的
変化の発生を防止することができ、これによりアイドラ
ギヤと回転体との間における両者間の相対的回転速度に
応じた伝達トルクの伝達を確実に行うことができ、更に
は基材に含浸された粘性流体がアイドラギヤの外部に飛
散することを防止できるため、リール軸駆動装置の近傍
位置に配設された他の構成に悪影響を及ぼすのを防止す
ることもできる等の特長を有する。
第1図は本考案の一実施例であるリール軸駆動装置の断
面図、第2図はリール軸駆動装置の平面図である。 1……リール軸駆動装置、5……リールモータ、6……
アイドラ組立体、7……揺動アーム、8……アイドラギ
ヤ、8b……環状鍔部、9……アイドラ、10……スリップ
プレート、11……トーションコイルバネ、12……フェル
ト、13……含油フェルト。
面図、第2図はリール軸駆動装置の平面図である。 1……リール軸駆動装置、5……リールモータ、6……
アイドラ組立体、7……揺動アーム、8……アイドラギ
ヤ、8b……環状鍔部、9……アイドラ、10……スリップ
プレート、11……トーションコイルバネ、12……フェル
ト、13……含油フェルト。
Claims (1)
- 【請求項1】揺動自在に設けられた揺動アームと、 該揺動アームに立設された軸と、 該軸に軸承されており、該揺動アームと摩擦部材を介し
て対向するよう配設されたアイドラギヤと、 該軸に軸承されており、該揺動アームの揺動に伴いリー
ル台に当接可能な構成とされた回転体と 基材に粘性流体を含浸させた構成とされると共に、該ア
イドラギヤと該回転体との間に介装され両者間で駆動ト
ルクの伝達を行う構成とされており、該アイドラギヤと
該回転体との間の相対的回転速度に応じて伝達トルクを
可変させる粘性抵抗部材とを具備しており、 該アイドラギヤに環状鍔部を形成すると共に、該粘性抵
抗部材を該環状鍔部内に配置したことを特徴とするテー
プレコーダのリール軸駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120142U JPH0739075Y2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | テープレコーダのリール軸駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120142U JPH0739075Y2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | テープレコーダのリール軸駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242230U JPH0242230U (ja) | 1990-03-23 |
JPH0739075Y2 true JPH0739075Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31365988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988120142U Expired - Lifetime JPH0739075Y2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | テープレコーダのリール軸駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739075Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170039U (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-12 | 三菱電機株式会社 | テ−プレコ−ダのリ−ル台構造 |
JPS6044237U (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-28 | ティアック株式会社 | テ−プレコ−ダのリ−ル軸駆動装置 |
JPS62241161A (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-21 | Hitachi Ltd | 磁気テ−プ巻取機構 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP1988120142U patent/JPH0739075Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242230U (ja) | 1990-03-23 |
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