JPH03185654A - 磁気テープ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、テープレコーダーなどの磁気テープの駆動装
置に関する。

〈従来の技術〉 従来の磁気テープ駆動装置は、第６図に示すようにテー
プの駆動を行う第１リール台１と第２リール台２に近接
してベルト駆動される第１フライホイール３と第２フラ
イホイール４とを設けると共に、これらの間に中間ギヤ
５を揺動可能に設け、該中間ギヤ５を上記第１フライホ
イール３のギヤ部３ｂに歯合させると共に、上記第１リ
ール白１のギヤ部ｌｂとも歯合させ、該第１リール台１
を回転駆動し、テープ（図示せず〉の早送りをし、上記
第２フライホイール４のギヤ部４ｂと上記第２リール台
２のギヤ部２ｂに歯合させることにより、該第２リール
台２を回転駆動し、テープ（図示せず）の巻き取りを行
うようにしていた。

尚、図中符号８は上記中間ギヤ部を揺動可能に支持する
揺動レバー、９はモーターｌＯに連結された駆動プーリ
ー６と上記第１フライホイール３第２フライホイール４
及び遊動プーリー７との間に掛架され、動力を伝達する
駆動ベルトを示す。

〈発明が解決しようとする課題〉 上述した従来の磁気テープ駆動装置では、第１フライホ
イールとベルトとのスリップを防止し、充分な駆動力を
伝達する為に、遊動プーリー７を用いて駆動プーリー６
を図中下方に位置させ、必要な巻付角θ゛を得るように
していた。従って、駆動には関係の無い遊動プーリーを
要し、コスト削減の妨げとなっていた。また、駆動ベル
トの掛架が複雑であると共に、その掛架距離も長く、上
記遊動プーリーの回転と相まって振動を生じやすく、通
常の録音・再生状態において基本性能に悪影響を与える
ワウ・フラッタ−の原因になるという問題点を有してい
た。

本発明は、上記従来の問題点を解決しようとするもので
ある。

く課題を解決する為の手段〉 本発明では、中間ギヤの支持軸の一側にローラーを設け
、必要な巻付角を得る為だけに設けられていた遊動プー
リーを廃止することにより、上記従来の問題点を解決し
た。

く作用〉 中間ギヤの支持軸の一側に設けられたローラーは、早送
り時に第１フライホイールに掛けられたベルトに圧接し
、該ベルトのスリップを防止する作用を為すものである
。

〈実施例〉 以下、第１図乃至第５図に示す実施例に基づき本発明の
詳細な説明する。

本発明の磁気テープ駆動装置は、図示したように従来の
ものと同様にメインシャーシ１４の一側に所定距離４間
して第１リール台１と、第２リール台２とを夫々支点軸
１　ｍ、　２ａにより回転可能に取り付けると共に、該
第１リール台ｌと第２リール白２に近接して夫々、第１
フライホイール３と第２フライホイール４とを夫々キャ
プスタン軸３ａ４ａを中心として回転可能に取り１引す
、更にこれらの間に揺動アーム８により支持された中間
ギヤ５を揺動可能に設けている。

上記第１リール台１と第２リール２は、夫々その周囲に
ギヤ部１　ｂ、　２ｂを有し、又、上記第１フライホイ
ール３と第２フライホイール４は、夫々ギヤ部３ｂ、４
ｂと、溝部３ｃ、４ｃとを有している。

そして、該第１フライホイール３と、第２フライホイー
ル４及びモーター１０と連結された駆動プーリー６との
間には、動力を伝達する駆動ベルト９が巻き掛けられて
いる。

又、本発明の磁気テープ駆動装置では、上記中間ギヤ部
を回転自在に支持する支持軸５ａにローラー１３が回転
自在に取り付けられている。

１１．１２は、夫々メインシャーシ１４に立設されたガ
イドビン（図示せず）により図中、上下方向に移動可能
に保持されたＦＦレバーとＲＥＷレバーを示しており、
夫々先端に上記支持軸５ａと当接する傾斜部１１’　、
１２’を有している。

尚、図中符号８ａは上記揺動アーム８を揺動自在に支持
する支持軸、５ｂは中間ギヤ部外周のギヤ部を示す。

次に上記構成を有する本発明のテープ駆動装置の働きを
説明する。

まず第５図は、作動停止状態を示しており、中間ギヤ５
は何れとも歯合しない中立位置に有り、また駆動源であ
るモーター１０も停止しており、支Ｊ＝ｍ１−　リー＾
油＋脂１◆１１−自瞥ｌ閤二盛−１ふＣぶΔした磁気テ
ープ（図示せず〉は駆動されない。この状態から第１図
及び第２図に示すようにＦＦレバー１１を押し込むと、
該ＦＦレバー１１先端の傾斜部ＩＦが支持軸５ａと当接
することにより、該支持軸５ａが取り付けられた揺動レ
バー８を、第１図に示すように支持軸８ａを中心に右方
に揺動する。

よって、上記支持軸５ａにより支持された中間ギヤ部は
、そのギヤ部５ｂが第１フライホイール３のギヤ部３ｂ
に噛み合うと共に、第１リール台１のギヤ部ｌｂとも噛
み合う。同時にこの時、該支持軸５ａに取り付けられた
ローラー１３は、第１フライホイール３の溝部３ｃに掛
かっている駆動ベルト９の表面に圧接する。又、上記動
作に伴って同時に図示しないスイッチがＯＮされること
によりモーター１０が作動し、その回転力が駆動ベルト
９を介して第１フライホイール３に伝達されるので、上
記噛み合いにより第１リール台１が回転駆動され、支点
軸１ａの他方側に係合した磁気テープの早送りが行なわ
れるものである。この時、本煮■０ハ甜改ふ一１ｅ断齢
状曹ψを十　濱１つ巧ノセノ−ル３への駆動ベルト９の
巻付角θが小さいので、このままでは充分な駆動力が伝
達されないが、上述の通り、該駆動ベルト９の表面はロ
ーラー１３により押圧されているので、該駆動ベルト９
は決してスリップすることはなく、上記第１フライホイ
ール３に必要な駆動力が与えられるものである。

次に巻き戻し動作について述べると、第５図に示す作動
停止状態からＲＥＷレバー１２を押し込むと、該ＲＥＷ
レバー１２先端の傾斜部１２゛が支持軸５ａと当接する
ことにより、該支持軸５ａが取り付けられた揺動レバー
８を、第３図に示すように支持軸８ａを中心に左方に揺
動する。よって、該支持軸５ａに支持された中間ギヤ部
は、そのギヤ部５ｂが第２フライホイール４のギヤ部４
ｂに噛み合うと共に、第２リール台２のギヤ部２ｂとも
噛み合う。同時に図示しない駆動スイッチがＯＮされる
ことにより、モーター１０が作動し、その回転力は駆動
ベルト９並びに上記噛み合いを介して第２リール台２に
伝達され、従来と何ら変わることなく、磁気テープの巻
き取りが為されるものである。

又、通常の再生　録音は、図示しないＰＬＡＹ（ＲＥＣ
）レバーを操作することにより、第５図に示すように中
間ギヤ１３がフリーの状態で、図示しない定速駆動手段
やモーター１０を作動させ、磁気テープを定速送りする
ことにより、これも従来と何ら変わることなく為される
ものである。

以上のようにして本発明の磁気テープ駆動装置は作動す
る。

〈発明の効果〉 以上の通り、本発明の磁気テープの駆動装置では、従来
のように駆動ベルトの巻付角を確保するハの遊動プーリ
ーが不要であるので、駆動機構が簡素化され、装置が小
型化されると共に、製造コストも低減される。又、振動
も少なくなるので、性能に影響を与えるワウ・フラッタ
−が軽減されるという潰れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は、本発明の実施例を示し、第１図は
、早送り状態の平面図、 第２図は、同上、要部側面図、 第３図は、巻き戻し状態の平面図、 第４図は、同上、要部側面図、 第５図は、作動停止状態の平面図、 第６図は、従来例の平面図である。 １・・・第１リール台　　、　　２・・・第２リール台
３・・・第１フライホイール ４・・・第２フライホイール ５・・・中間ギヤ ７・・・遊動プーリー ９・・・駆動ベルト １１・・・ＦＦレバー １３・・・ローラー １　ａ、　２ａ・・・支点軸 ３ｍ、４ａ・・・キャプスタン軸 ５ａ、８ａ・・・支持軸 １ｂ、２ｂ、３ｂ、４ｂ、５ｂ・・・ギヤ部３ｃ、４ｃ
・・・溝部 ６・・・駆動プーリー ８・・・揺動レバー １０・・・モーター １２・・・ＲＥＷレバー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、駆動プーリーとの間に掛架されたベルトを介して異
   なる方向に回転駆動される一対のフライホィールと、夫
   々のフライホィールに対向して設けられた一対のリール
   台と、これらの間に揺動可能に設けられ、上記フライホ
   ィールの回転力をリール台に伝達する中間ギヤとを有す
   る磁気テープ駆動装置において、中間ギヤの支点軸に早
   送り時、駆動ベルトの表面に圧接するローラーを回転自
   在に取り付けたことを特徴とする磁気テープ駆動装置。