JPH0738799Y2 - 集中潤滑装置用モニター - Google Patents

集中潤滑装置用モニター

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JPH0738799Y2
JPH0738799Y2 JP4658692U JP4658692U JPH0738799Y2 JP H0738799 Y2 JPH0738799 Y2 JP H0738799Y2 JP 4658692 U JP4658692 U JP 4658692U JP 4658692 U JP4658692 U JP 4658692U JP H0738799 Y2 JPH0738799 Y2 JP H0738799Y2
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JP
Japan
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temperature
microcomputer
flow rate
sensor
monitor
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Application number
JP4658692U
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English (en)
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JPH0622695U (ja
Inventor
米雄 田中
清 大貫
Original Assignee
株式会社東京油研
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Publication date
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は集中潤滑装置用モニター
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集中潤滑装置用モニターは、給油
管に配設した流量センサーと、その流量センサーの信号
があらかじめ設定した流量以下の流量を示すと警報を出
力する方式であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】オイルは温度によって
密度、粘度が変化する上に、給油管中のオイルに混合す
るごみや空気のため、流量センサーの誤作動はさけるこ
とができなかった。このため、流量センサーの信号から
直接警報を出す従来のモニターは信頼性が低いという問
題があった。
【0004】本考案は上記問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは信頼性の高い集
中潤滑装置用モニターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案が採用する手段は、給油個所に至る各給油管
に流量センサーと温度センサーを配設し、その流量セン
サーと温度センサーの信号をマイクロコンピュータに入
力して温度による補正をした給油量を算出し、その給油
量をあらかじめ設定した給油量と照合して異常の有無を
判定し、異常があれば、警報を出力するようにしたこと
にある。マイクロコンピュータには電源投入時に自己診
断と少なくとも流量センサーの回線検査を自動的に実施
するプログラムを内蔵する。
【0006】
【作用】集中潤滑装置の運転開始前にモニターの電源を
入れると、マイクロコンピュータは自動的に自己診断を
行ない、もし異常があれば、警報を出力する。計量セン
サーと温度センサーの電気配線も同時にチェックする。
集中潤滑装置の運転を開始すると、オイルポンプが作動
し、オイルをタンクから分配弁に圧送する。オイルは分
配弁から各給油管を経てそれぞれの潤滑個所に供給され
る。このとき、給油管に配設した流量センサーと温度セ
ンサーから通過するオイルの流量と温度の信号がマイク
ロコンピュータに入力する。マイクロコンピュータは各
給油管の流量センサーの信号に基づいて給油量を算出
し、その給油量を温度センサーの信号に基づいて補正す
る。マイクロコンピュータは補正した給油量があらかじ
め設定した値より小さければ、異常警報を出力する。
又、温度センサーの信号から異常高温を検知したとき
は、緊急火災警報を出力するようにすることもできる。
【0007】
【実施例】本考案のモニターを図面に示す実施例に基づ
いて説明する。図1に示すように、輪転機、抄紙機等の
集中潤滑装置はタンク10内のオイルを1台のポンプ11で
主管13に接続した複数の分配弁12に圧送する。オイルは
各分配弁12から給油管14を通して潤滑個所17に供給され
る。各給油管14には流量センサー15と温度センサー16を
付設する。流量センサー15としては面積流量計、タービ
ン式流量計等を使用する。各流量センサー15の信号はア
ナログでもデジタルでもよい。デジタルの場合、流量が
一定値以上のときはオン、未満のときはオフとする。各
流量センサー15からコンピュータ22に至る配線18に受信
ランプ20を接続し、その受信ランプをパネル19上に横1
列に配置する。各受信ランプ20の下方にそれぞれ警報ラ
ンプ21を横1列に配置し、その警報ランプの下に文字表
示可能なディスプレイ23を配置する。各流量センサー15
と温度センサー16の信号を入力するマイクロコンピュー
タ22はパネル19の内側に配設する。
【0008】図2に示すように、各流量センサー15と温
度センサー16の信号はマイクロコンピュータCPUの入
力インターフェースに入力する。流量センサー15と入力
インターフェースの間に受信ランプ20を入れ、その断線
検査回路25を設ける流量信号がオンのものはその受信ラ
ンプ20が点灯する。CPUの出力インターフェースには
警報ランプ21、ディスプレイ23、警報ブザー24を接続す
る、マイクロコンピュータ22は電源投入と同時に自己診
断と配線18の断線検査を実施する初期プログラムを内蔵
している。
【0009】図1のポンプ11が回転すると、コンピュー
タ22のモニタープログラムが始動し、マイクロコンピュ
ータ22は各給油管14の流量センサー15からの信号によっ
て流量を算出し、温度センサーの温度信号に基づくオイ
ルの密度と粘度によってその流量を補正して、給油量を
算出する。算出した給油量がそれぞれの給油管について
あらかじめ設定した量よりも小さいときは、その給油管
に相当するパネル19上の警報ランプ210 を点灯する。マ
イクロコンピュータ22は温度センサー16の温度信号から
異常高温を検知すると、直ちに緊急警報ブザー24を鳴ら
して火災発生の危険を知らせる。各流量センサーに配線
チェック回路を接続し、電源投入時にマイクロコンピュ
ータ22が電圧を負荷して断線検査をする。断線のある場
合は、ディスプレイ23に断線を表示する。断線している
流量センサーはパネル上の受信ランプが消灯しているか
ら、直ちに知ることができる。
【0010】次に、本考案のモニターの動作を説明す
る。図3のフローチャートに示すように、初めに電源の
投入(S1)を行なうと、マイクロコンピュータは自己
診断S2を行い、自己診断の結果をディスプレイ表示
(S3)する。異常がなければ、配線の検査(S3)を
行い、断線の有無をディスプレイ表示(S5)する。断
線個所はパネル19上に消灯している受信ランプ20によっ
て直ちに知ることができる。断線がなければ、又は、断
線の補修後に、モニタリングを開始する。
【0011】集中潤滑装置のモニタリングは、図4のフ
ローチャートに示すように、1番目の温度センサーから
の入力信号に基づく1番目の給油管中のオイル温度を制
限温度と比較(S6)し、もし制限温度以上であれば、
警報ブザーを奏鳴(S7)し、さらに、火災の危険をデ
ィスプレイに表示(S8)する。制限温度以下であれ
ば、1番目の流量センサーからの入力信号に基づいて、
流量を積算(S9)して給油量を算出し、一定時間経過
(S10)すると、算出した給油量をオイル温度に基づ
いて補正(S11)する。補正後の給油量を1番目の設
定給油量と比較(S12)し、設定値より大きければ、
直ちに、設定値以下であれば、1番目の給油管の警報ラ
ンプを点灯(S13)した後に、次の2番目の給油管の
モニタリングに進む。このようにして、全給油管につい
てモニタリングを実施する。このモニタリングはあらか
じめ設定した時刻又は時間間隔で自動的に実施される。
【0012】給油個所17へ供給されるオイルは温度によ
って密度、粘度が変化し、給油管中のオイルに混入する
ごみや空気によって、流量センサーは誤動作するが、マ
イクロコンピュータ22は流量センサー15の温度信号を一
定時間積算し、さらに温度センサー16の温度信号によっ
てその積算量を補正するから、常に正確な給油量に基づ
いて警報を出力することができる。
【0013】
【考案の効果】従来のモニターは、供給するオイルの温
度による粘度及び密度の変化も、オイル中のごみ、空気
による流量センサーの誤動作も考慮せずに、その流量信
号から直接異常を検知して警報を出力する方式であった
ために信頼性が著しく低かったが、本考案のモニター
は、流量センサーの流量信号と共に温度センサーの信号
をマイクロコンピュータに入力して正確な給油量を算出
し、算出した給油量に基づいて警報を出力する方式であ
り、又、マイクロコンピュータは電源投入時に自己判断
と、流量センサーの配線をチェックするので、モニタリ
ングの信頼性は著しく高いという優れた効果を奏する。
さらに、温度センサーの温度信号に基づいて緊急警報を
出力して火災防止にも役立つという格別の効果を奏する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一実施例のモニターを備えた集中潤
滑装置の回路図、
【図2】は図1のモニターの信号伝達経路を示すブロッ
ク図、
【図3】は初期診断のフローチャート、
【図4】は給油モニタリングのフローチャート、
【符号の説明】
10:タンク、11:ポンプ、12:分配弁、13:主管、14:
給油管、15:流量センサー、16:温度センサー、17:潤
滑個所、18:配線、19:パネル、20:受信ランプ、21:
警報ランプ、22:マイクロコンピュータ、23:ディスプ
レイ、24:警報ブザー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油個所(14)に至る各給油管(13)に設
    けた流量センサー(15)の信号に基づいて、パネル(1
    9)上に配置した各給油管の受信ランプ(18)を点滅し
    て給油状態を表示し、異常は同じくパネル上の各給油管
    の警報ランプ(20)を点灯して表示する集中潤滑装置用
    モニターにおいて、各給油管に温度センサー(16)を付
    設し、前記流量センサーと前記温度センサーの信号をマ
    イクロコンピュータ(22)に入力して各給油管について
    温度補正をした給油量を算出し、その算出した給油量に
    基づいて前記警報ランプを点灯し、前記マイクロコンピ
    ュータに電源投入時に自己診断と少なくとも流量センサ
    の回線検査を自動的に実施するプログラムを組み込んだ
    ことを特徴とする集中潤滑装置用モニター。
  2. 【請求項2】温度センサーから入力した信号があらかじ
    め設定した制限温度以上の温度を示すと、マイクロコン
    ピュータが火災の危険を報知する警報を出力するように
    したことを特徴とする請求項1記載の集中潤滑装置用モ
    ニター。
JP4658692U 1992-07-03 1992-07-03 集中潤滑装置用モニター Expired - Lifetime JPH0738799Y2 (ja)

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JPH0622695U JPH0622695U (ja) 1994-03-25
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JP2001208290A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Daiho Constr Co Ltd 給脂検出方法および装置
JP6709466B2 (ja) * 2016-10-18 2020-06-17 リューベ株式会社 流体の流動状態管理システム
JP6863588B2 (ja) * 2017-08-10 2021-04-21 リューベ株式会社 潤滑システムの異常検出装置

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