JPH05195894A - エンジンの燃料供給系不良検出装置 - Google Patents
エンジンの燃料供給系不良検出装置Info
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- JPH05195894A JPH05195894A JP4032802A JP3280292A JPH05195894A JP H05195894 A JPH05195894 A JP H05195894A JP 4032802 A JP4032802 A JP 4032802A JP 3280292 A JP3280292 A JP 3280292A JP H05195894 A JPH05195894 A JP H05195894A
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- Japan
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- fuel
- fuel pressure
- fuel pump
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速高負荷時に流量不足をもたらす不良を含
めて、燃料供給系における不良を確実に検出することが
できるようにする。 【構成】 燃圧計と、燃圧が基準値Pminを越えてか
らの経過時間を計数するカウンタを備え、燃圧がPma
xを越える前にカウンタが設定値を越えると、「燃料ポ
ンプ不良またはプレッシャレギュレータ不良」と判定
し、燃圧のPminからPmaxへの時間変化率が所定
の基準値より大きいときには「燃料フィルタの詰まり」
と判定される。これにより、ロードテストやシャシダイ
ナモ使用の必要なく、高速高負荷時に流量不足をもたら
すような不良が検出でき、フィルタなどの詰まりと燃料
ポンプその他の圧力発生系統の不良とが識別される。
めて、燃料供給系における不良を確実に検出することが
できるようにする。 【構成】 燃圧計と、燃圧が基準値Pminを越えてか
らの経過時間を計数するカウンタを備え、燃圧がPma
xを越える前にカウンタが設定値を越えると、「燃料ポ
ンプ不良またはプレッシャレギュレータ不良」と判定
し、燃圧のPminからPmaxへの時間変化率が所定
の基準値より大きいときには「燃料フィルタの詰まり」
と判定される。これにより、ロードテストやシャシダイ
ナモ使用の必要なく、高速高負荷時に流量不足をもたら
すような不良が検出でき、フィルタなどの詰まりと燃料
ポンプその他の圧力発生系統の不良とが識別される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの燃料供給
系の不良検出装置に関する。
系の不良検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料供給系の不良検出
は、燃圧計を燃料配管の途中に接続し、エンジン停止時
に燃料ポンプのみ作動させた状態あるいはアイドリング
状態で、燃圧計の指針値を基準値と比較することによっ
て行われてきた。
は、燃圧計を燃料配管の途中に接続し、エンジン停止時
に燃料ポンプのみ作動させた状態あるいはアイドリング
状態で、燃圧計の指針値を基準値と比較することによっ
て行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の不良検出法では、エンジン停止時あるいはアイ
ドリング時の定常的な燃圧値のみにより燃料供給系の良
否を判定していたため、多量の燃料が必要とされる高速
高負荷時に流量不足をもたらす不良、例えば燃料ポンプ
の不良による吐出量不足や燃料フィルタの半詰まりがあ
っても、顕在化せず、その検出が難しい。そのためさら
に確認しようとすれば、ロードテストを実施するかある
いは高価なシャシダイナモを用いなければならないとい
う問題があった。
な従来の不良検出法では、エンジン停止時あるいはアイ
ドリング時の定常的な燃圧値のみにより燃料供給系の良
否を判定していたため、多量の燃料が必要とされる高速
高負荷時に流量不足をもたらす不良、例えば燃料ポンプ
の不良による吐出量不足や燃料フィルタの半詰まりがあ
っても、顕在化せず、その検出が難しい。そのためさら
に確認しようとすれば、ロードテストを実施するかある
いは高価なシャシダイナモを用いなければならないとい
う問題があった。
【0004】したがってこの発明は、上記の知見を基
に、高速高負荷時に流量不足をもたらす不良を含めて燃
料供給系における不良を確実に検出することができるエ
ンジンの燃料供給系不良検出装置を提供することを目的
とする。
に、高速高負荷時に流量不足をもたらす不良を含めて燃
料供給系における不良を確実に検出することができるエ
ンジンの燃料供給系不良検出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、図1
に示されるように、燃料供給配管上に燃料ポンプ1を備
えたエンジンの燃料供給系において、不良検出に要する
所定時間前記燃料ポンプ1を駆動させる燃料ポンプ駆動
・停止手段3と、前記燃料ポンプ1の下流に接続される
燃圧検出手段5と、前記燃料ポンプ1の駆動開始後燃圧
が所定の基準値を越えた後の経過時間を計数する時間カ
ウント手段7と、前記燃圧検出手段5からの信号および
時間カウント手段7からの信号を受けて燃圧の時間変化
率に基づいて前記燃料供給系の不良を判定する判定手段
9とを備えるものとした。
に示されるように、燃料供給配管上に燃料ポンプ1を備
えたエンジンの燃料供給系において、不良検出に要する
所定時間前記燃料ポンプ1を駆動させる燃料ポンプ駆動
・停止手段3と、前記燃料ポンプ1の下流に接続される
燃圧検出手段5と、前記燃料ポンプ1の駆動開始後燃圧
が所定の基準値を越えた後の経過時間を計数する時間カ
ウント手段7と、前記燃圧検出手段5からの信号および
時間カウント手段7からの信号を受けて燃圧の時間変化
率に基づいて前記燃料供給系の不良を判定する判定手段
9とを備えるものとした。
【0006】
【作用】燃圧と経過時間を用いて得られる燃圧の時間変
化率に基づいて判定するから、燃料供給系における詰ま
りとポンプ系統の不良とが識別して検出される。
化率に基づいて判定するから、燃料供給系における詰ま
りとポンプ系統の不良とが識別して検出される。
【0007】
【実施例】本発明は、燃料ポンプの駆動開始直後の燃料
圧力の変化が、不良の原因によってその変化態様が相違
しているという知見に基づく。すなわち、図2は燃料ポ
ンプの駆動開始から定常状態に落ちつくまでの燃料圧力
の変化を示し、同図の(a)は正常状態の、(b)は燃
料ポンプ不良による吐出量不足またはプレッシャレギュ
レータ不良のときの、また(c)は燃料フィルタが詰ま
っているときの、燃料圧力の変化の様子を示したもので
ある。燃料ポンプ不良またはプレッシャレギュレータ不
良のときの(b)の変化は、正常状態の(a)に比べて
相対的に緩やかである。他方、燃料フィルタ詰まり不良
のときの(c)の変化は正常状態の(a)に比べて急激
であることがわかる。
圧力の変化が、不良の原因によってその変化態様が相違
しているという知見に基づく。すなわち、図2は燃料ポ
ンプの駆動開始から定常状態に落ちつくまでの燃料圧力
の変化を示し、同図の(a)は正常状態の、(b)は燃
料ポンプ不良による吐出量不足またはプレッシャレギュ
レータ不良のときの、また(c)は燃料フィルタが詰ま
っているときの、燃料圧力の変化の様子を示したもので
ある。燃料ポンプ不良またはプレッシャレギュレータ不
良のときの(b)の変化は、正常状態の(a)に比べて
相対的に緩やかである。他方、燃料フィルタ詰まり不良
のときの(c)の変化は正常状態の(a)に比べて急激
であることがわかる。
【0008】図3は、本発明の実施例を示すブロック図
である。内燃機関の機関制御システム11において、エ
ンジンコントロールユニット12には、水温センサ、ス
ロットルセンサ、クランク角センサ、O2 センサ、エア
フローメータ等のセンサ群13からの情報信号が入力さ
れ、その信号に基づき所定の演算処理を行なって、各気
筒毎に設けられたインジェクター、AACバルブや燃料
ポンプなどのアクチュエータ群14に制御信号を出力す
る。
である。内燃機関の機関制御システム11において、エ
ンジンコントロールユニット12には、水温センサ、ス
ロットルセンサ、クランク角センサ、O2 センサ、エア
フローメータ等のセンサ群13からの情報信号が入力さ
れ、その信号に基づき所定の演算処理を行なって、各気
筒毎に設けられたインジェクター、AACバルブや燃料
ポンプなどのアクチュエータ群14に制御信号を出力す
る。
【0009】エンジンコントロールユニット12に通信
線26で接続される診断器20は、I/Oインタフェー
ス、ROM、RAM、CPUを備え、異常気筒検出のた
めの制御、演算、判断を行い、表示手段24を作動させ
て、サービスマンなどオペレータに向けた作業の指示や
判断結果を表示する。オペレータは診断器20の操作お
よび表示手段24に指示された入力作業を、入力手段2
2を通じて行なう。入力手段22には、キーボードやタ
ッチスクリーンなどが用いられる。もちろん、表示手段
24と兼用に使用することもできる。
線26で接続される診断器20は、I/Oインタフェー
ス、ROM、RAM、CPUを備え、異常気筒検出のた
めの制御、演算、判断を行い、表示手段24を作動させ
て、サービスマンなどオペレータに向けた作業の指示や
判断結果を表示する。オペレータは診断器20の操作お
よび表示手段24に指示された入力作業を、入力手段2
2を通じて行なう。入力手段22には、キーボードやタ
ッチスクリーンなどが用いられる。もちろん、表示手段
24と兼用に使用することもできる。
【0010】診断器20へは、エンジンコントロールユ
ニット12が制御に使用しているセンサ値およびアクチ
ュエータへの出力値などの制御信号が、通信線26を通
じて出力される。診断器20は、このエンジンコントロ
ールユニット12からの制御信号を使用して診断を行な
うようになっている。さらに診断器20には、燃圧計3
0が接続されている。
ニット12が制御に使用しているセンサ値およびアクチ
ュエータへの出力値などの制御信号が、通信線26を通
じて出力される。診断器20は、このエンジンコントロ
ールユニット12からの制御信号を使用して診断を行な
うようになっている。さらに診断器20には、燃圧計3
0が接続されている。
【0011】燃圧計30は、図4に示されるエンジンの
燃料供給系において、燃料ポンプ34と燃料フィルタ3
6の間に取り付けられ、燃料ポンプ34の駆動開始と同
時に燃料圧力を検出する。燃料ポンプ34によって燃料
タンク32から送出される燃料は、燃料フィルタ36を
経てプレッシャレギュレータ38で調圧された後、エン
ジンの各気筒に設けられたインジェクタ40から噴射供
給される。プレッシャレギュレータ38で調圧された際
の余剰の燃料は、燃料タンク32へ戻される。
燃料供給系において、燃料ポンプ34と燃料フィルタ3
6の間に取り付けられ、燃料ポンプ34の駆動開始と同
時に燃料圧力を検出する。燃料ポンプ34によって燃料
タンク32から送出される燃料は、燃料フィルタ36を
経てプレッシャレギュレータ38で調圧された後、エン
ジンの各気筒に設けられたインジェクタ40から噴射供
給される。プレッシャレギュレータ38で調圧された際
の余剰の燃料は、燃料タンク32へ戻される。
【0012】診断器20では、図5に示されるフローに
よって不良検出が行なわれる。まずステップ110にお
いて、燃料配管内の燃圧が燃料ポンプ34の駆動開始後
ある設定された基準値Pminから基準値Pmaxに達
するまでの時間をカウントするカウンタAがリセットさ
れた後、ステップ120で、エンジン回転中に燃料ポン
プ34が停止され、燃料の供給をストップすることによ
り、燃料配管内から燃料を抜き、燃料配管内の燃圧が下
げられる。
よって不良検出が行なわれる。まずステップ110にお
いて、燃料配管内の燃圧が燃料ポンプ34の駆動開始後
ある設定された基準値Pminから基準値Pmaxに達
するまでの時間をカウントするカウンタAがリセットさ
れた後、ステップ120で、エンジン回転中に燃料ポン
プ34が停止され、燃料の供給をストップすることによ
り、燃料配管内から燃料を抜き、燃料配管内の燃圧が下
げられる。
【0013】次いでステップ130で、燃圧Pを検出す
るために、エンジンコントロールユニット12へ燃料ポ
ンプ34を駆動させるための命令が送られる。そして、
燃料ポンプ34の駆動開始と同時に、ステップ140
で、燃圧計30により燃圧Pが検出され、燃圧Pに応じ
た出力信号が診断器20へ送られる。
るために、エンジンコントロールユニット12へ燃料ポ
ンプ34を駆動させるための命令が送られる。そして、
燃料ポンプ34の駆動開始と同時に、ステップ140
で、燃圧計30により燃圧Pが検出され、燃圧Pに応じ
た出力信号が診断器20へ送られる。
【0014】ステップ150では、燃圧Pが基準値Pm
in=1.0[Kg/cm2 ]を越えたかどうかがチェ
ックされ、越えていればステップ160へ進み、越えて
いない場合にはステップ140へ戻る。ステップ160
では、燃圧Pが基準値Pmax=3.0[Kg/c
m2 ]を越えたかどうかがチェックされ、越えていれば
ステップ200へ進み、越えていない場合にはステップ
170へ進む。
in=1.0[Kg/cm2 ]を越えたかどうかがチェ
ックされ、越えていればステップ160へ進み、越えて
いない場合にはステップ140へ戻る。ステップ160
では、燃圧Pが基準値Pmax=3.0[Kg/c
m2 ]を越えたかどうかがチェックされ、越えていれば
ステップ200へ進み、越えていない場合にはステップ
170へ進む。
【0015】ステップ170では、燃圧Pが基準値Pm
inを越えた時点からの時間を監視するため、カウンタ
Aに1を加え、続けてステップ180でカウンタAが設
定値bを超えたかどうかがチェックされる。Pmaxを
越えないうちにカウンタAが設定値bを越えたときに
は、「燃料ポンプ不良またはプレッシャレギュレータ不
良」と判定され、ステップ190に進んで燃料ポンプ3
4の駆動が停止される。カウンタAが設定値b=500
[msec]を越えていないときは、ステップ140へ
戻って次回の燃圧Pの検出に入る。以上のステップ14
0〜180の1サイクルは1秒でまわるルーチンとされ
ている。ステップ150〜180は、本発明の時間カウ
ント手段を構成するとともに、判定手段の一部をなして
いる。
inを越えた時点からの時間を監視するため、カウンタ
Aに1を加え、続けてステップ180でカウンタAが設
定値bを超えたかどうかがチェックされる。Pmaxを
越えないうちにカウンタAが設定値bを越えたときに
は、「燃料ポンプ不良またはプレッシャレギュレータ不
良」と判定され、ステップ190に進んで燃料ポンプ3
4の駆動が停止される。カウンタAが設定値b=500
[msec]を越えていないときは、ステップ140へ
戻って次回の燃圧Pの検出に入る。以上のステップ14
0〜180の1サイクルは1秒でまわるルーチンとされ
ている。ステップ150〜180は、本発明の時間カウ
ント手段を構成するとともに、判定手段の一部をなして
いる。
【0016】一方、ステップ160での判断で燃圧Pが
基準値Pmaxを越えていたときには、ステップ200
でカウンタAに1を加えた後、ステップ210において
燃料ポンプ34の駆動が停止される。そして次のステッ
プ220で、燃圧Pの変化率が基準値d=0.03[K
g/cm2 ・msec]との比較でチェックされ、変化
率が基準値dより大きいときは、「燃料フィルタの詰ま
り」と判定される。燃圧Pの変化率が基準値dよりも小
さいときは、「全て正常」と判定される。なお、ステッ
プ150、160、200および220は、発明の判定
手段を構成し、ステップ130、190および210は
燃料ポンプ駆動・停止手段をなしている。
基準値Pmaxを越えていたときには、ステップ200
でカウンタAに1を加えた後、ステップ210において
燃料ポンプ34の駆動が停止される。そして次のステッ
プ220で、燃圧Pの変化率が基準値d=0.03[K
g/cm2 ・msec]との比較でチェックされ、変化
率が基準値dより大きいときは、「燃料フィルタの詰ま
り」と判定される。燃圧Pの変化率が基準値dよりも小
さいときは、「全て正常」と判定される。なお、ステッ
プ150、160、200および220は、発明の判定
手段を構成し、ステップ130、190および210は
燃料ポンプ駆動・停止手段をなしている。
【0017】本実施例は以上のように構成され、所定の
燃圧変化とその経過時間を用いて得られる燃圧の時間変
化率に基づいて判定するようにしたから、単に定常状態
で燃圧を見るだけでは発見困難な、高速高負荷時に流量
不足をもたらすような不良が検出できるという効果を有
する。しかも燃料供給系におけるフィルタなどの詰まり
と、燃料ポンプその他の圧力発生系統の不良とが識別し
て検出される。また実施例では、燃圧がPmaxを越え
るかあるいはカウンタが設定値bを越えたとき、すなわ
ちそれぞれの判定区間をオーバーした時点で燃料ポンプ
を停止させるから、燃料ポンプが最小限の時間だけ駆動
され、燃料供給系不良検出のためにバッテリ電力を消費
しないという利点をも有する。
燃圧変化とその経過時間を用いて得られる燃圧の時間変
化率に基づいて判定するようにしたから、単に定常状態
で燃圧を見るだけでは発見困難な、高速高負荷時に流量
不足をもたらすような不良が検出できるという効果を有
する。しかも燃料供給系におけるフィルタなどの詰まり
と、燃料ポンプその他の圧力発生系統の不良とが識別し
て検出される。また実施例では、燃圧がPmaxを越え
るかあるいはカウンタが設定値bを越えたとき、すなわ
ちそれぞれの判定区間をオーバーした時点で燃料ポンプ
を停止させるから、燃料ポンプが最小限の時間だけ駆動
され、燃料供給系不良検出のためにバッテリ電力を消費
しないという利点をも有する。
【0018】なお、実施例では燃料フィルタの詰まりを
燃圧の変化率そのもので判定するようにしているが、こ
れに限定されず、例えばステップ180と同様に、カウ
ンタAのカウント値に燃圧変化率に対応する基準時間を
設けて比較判定するようにしてもよい。また逆に、燃料
ポンプまたはプレッシャレギュレータの不良を、ステッ
プ230と同様に、直接燃圧の変化率で判定するように
してもよい。
燃圧の変化率そのもので判定するようにしているが、こ
れに限定されず、例えばステップ180と同様に、カウ
ンタAのカウント値に燃圧変化率に対応する基準時間を
設けて比較判定するようにしてもよい。また逆に、燃料
ポンプまたはプレッシャレギュレータの不良を、ステッ
プ230と同様に、直接燃圧の変化率で判定するように
してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、燃圧と経過時
間を用いて得られる燃圧の時間変化率に基づいて判定す
るようにしたから、フィルタなどの詰まりと燃料ポンプ
その他の圧力発生系統の不良とが識別して検出され、ロ
ードテストやシャシダイナモ使用の必要なく、高速高負
荷時に流量不足をもたらすような不良が検出できる。
間を用いて得られる燃圧の時間変化率に基づいて判定す
るようにしたから、フィルタなどの詰まりと燃料ポンプ
その他の圧力発生系統の不良とが識別して検出され、ロ
ードテストやシャシダイナモ使用の必要なく、高速高負
荷時に流量不足をもたらすような不良が検出できる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明における検出原理を説明する燃圧波形図
である。
である。
【図3】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図4】エンジンの燃料供給系における燃圧計の接続を
示す図である。
示す図である。
【図5】実施例の動作を示すフローチャートである。
1 燃料ポンプ 3 燃料ポンプ駆動・停止手段 5 燃圧検出手段 7 時間カウント手段 9 判定手段 11 機関制御システム 12 エンジンコントロールユニット 13 センサ群 14 アクチュエータ群 20 診断器 22 入力手段 24 表示手段 26 通信線 30 燃圧計 32 燃料タンク 34 燃料ポンプ 36 燃料フィルタ 38 プレッシャレギュレータ 40 インジェクタ
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料供給配管上に燃料ポンプを備えたエ
ンジンの燃料供給系において、不良検出に要する所定時
間前記燃料ポンプを駆動させる燃料ポンプ駆動・停止手
段と、前記燃料ポンプの下流に接続される燃圧検出手段
と、前記燃料ポンプの駆動開始後燃圧が所定の基準値を
越えた後の経過時間を計数する時間カウント手段と、前
記燃圧検出手段からの信号および時間カウント手段から
の信号を受けて燃圧の時間変化率に基づいて前記燃料供
給系の不良を判定する判定手段とを備えることを特徴と
するエンジンの燃料供給系不良検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032802A JPH05195894A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | エンジンの燃料供給系不良検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032802A JPH05195894A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | エンジンの燃料供給系不良検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195894A true JPH05195894A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12368978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4032802A Withdrawn JPH05195894A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | エンジンの燃料供給系不良検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05195894A (ja) |
Cited By (12)
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-01-24 JP JP4032802A patent/JPH05195894A/ja not_active Withdrawn
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