JPH06210270A - 水処理機器の異常判定装置 - Google Patents

水処理機器の異常判定装置

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JPH06210270A
JPH06210270A JP726993A JP726993A JPH06210270A JP H06210270 A JPH06210270 A JP H06210270A JP 726993 A JP726993 A JP 726993A JP 726993 A JP726993 A JP 726993A JP H06210270 A JPH06210270 A JP H06210270A
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sensor
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liquid level
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Nobuaki Nagao
信明 長尾
Shinichi Inoue
真一 井上
Yoshinao Kishine
義尚 岸根
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水処理機器の異常を判定すると共に異常箇所
を特定する。 【構成】 タンク1内の液体を他の設備に注入するポン
プ3、液体の液面レベルを計測する液位センサ4、ポン
プから吐出される液量を計測する流量センサ5、ポンプ
の稼働時間を計測する稼働センサ6、各センサからの情
報を入力し、何れか2つのセンサからの情報を基にポン
プの異常又は他の何れか1のセンサの異常を判定する判
定回路7を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ、冷却塔等にお
ける水処理機器の異常判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラや冷却塔等における薬注管理にお
いては、水処理用薬品(以下「薬液」という)が貯蔵さ
れている薬液タンクから薬注ポンプ(以下単に「ポン
プ」という)により安定して薬液を注入するために、ポ
ンプから吐出される液量を計測する流量センサとポンプ
の稼働時間を計測する稼働センサとを用いて薬液の注入
量(以下「薬注量」という)の管理を実施している。こ
れは、稼働センサにより計測されたポンプの稼働時間と
流量センサにより計測されたポンプの稼働時に注入され
る薬液量とから単位時間当たりの薬注量即ち、ポンプの
吐出量を算出し、当該算出した吐出量が正常値であるか
否かを監視するものである。従って、ポンプの吸込側で
エア噛み等が発生すると、薬注量の低下が発生するため
に薬注量の回復処理を採ることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
の稼働時間とポンプの稼働時に注入される薬液量とから
単位時間当たりのポンプの吐出量を算出する方法は、流
量センサや稼働センサに動作不良が発生した場合でも警
報発生に至るために、警報を受ける側が警報内容を特定
することができないという問題がある。即ち、流量セン
サの動作不良によっても薬注量が実際よりも少なく計測
される場合があり、この結果、算出された薬注量が異常
と判断されてしまうこととなる。このため、警報受信側
では、警報発信の原因即ち、異常の原因が現場調査を経
なければ特定することが出来ず、特に、センサの異常に
起因する場合には技術者による調査結果を待たなければ
原因の特定が出来ず、問題の解決を遅らせてしまうこと
になるという問題がある。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、水処理機器に異常が発生した際に異常の原因を特定
することが可能な水処理機器の異常判定装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、タンク内の液体を他の設備に注入す
るポンプと、前記液体の液面レベルを計測する液位セン
サと、前記ポンプから吐出される液量を計測する流量セ
ンサと、前記ポンプの稼働時間を計測する稼働センサ
と、前記各センサからの情報を入力し、何れか2つのセ
ンサからの情報により前記ポンプ又は他の何れか1のセ
ンサの異常を判定する判定回路とを備えた構成としたも
のである。
【0006】
【作用】判定回路は、液位センサからの情報によるタン
ク内の液体の液面レベルの変化と、稼働センサからの情
報によるポンプの稼働時間と流量センサからの情報とに
よる薬注量の積算値とを比較することによりポンプの異
常例えば、送液不良を判定し、異常警報を発する。ま
た、判定回路は、液位センサの情報とと稼働センサの情
報とを基に流量センサの異常を、稼働センサの情報と流
量センサの情報とを基に液位センサの異常を、流量セン
サの情報と液位センサの情報とを基に稼働センサの異常
を判定し、センサ異常警報を発する。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は、本発明を適用した薬注装置の一例を
示し、薬液タンク1は、通路2により他の設備例えば、
冷却塔(図示せず)に接続されており、当該通路2の途
中にはポンプ3が介在されている。ポンプ3は、薬液タ
ンク1内の薬液を前記冷却塔に注入する。薬液タンク1
には液位センサ4が設けられており、通路2にはポンプ
3の吐出口側に流量センサ5が設けられている。また、
ポンプ3には稼働センサ6が設けられている。これらの
液位センサ4、流量センサ5及び稼働センサ6は異常判
定回路7に接続されている。また、異常判定回路7は、
正常に薬注が実施される場合の状態を記憶している。
【0008】液位センサ4は、薬液タンク1内の薬液の
液面レベルを連続的に計測して薬注処理に伴い低下する
液面レベル情報を出力する。この液位センサとしては、
例えば、本実施例のように薬液タンク1の上壁に取付け
るような超音波式液位センサがある。尚、液位センサと
しては、薬液タンク1内の残存液量を測定し得るもので
あればどのようなタイプのものでも良い。流量センサ5
は、単位時間当たりの通水量に比例した流量信号を出力
する。流量センサとしては、例えば、パルス流量計があ
る。稼働センサ6は、ポンプ3に供給する電力量を計測
しポンプ3の稼働時間情報(通電情報)として出力す
る。尚、ポンプ3には商用電源(100/200V)が
供給される。また、稼働センサ6は、ポンプ3への通電
状態を反映できるものであれば良く、ポンプ3への通電
を制御しているリレーの出力でもよい。
【0009】異常判定回路7は、液位センサ4、流量セ
ンサ5及び稼働センサ6から入力される薬注情報を基に
薬注系の異常を検出すると共に異常内容を判定して、セ
ンサ4〜6の故障等に起因するこれらのセンサ4〜6の
異常と、ポンプ3等の薬注装置の異常に起因する薬注異
常とを判別して、薬注異常警報又はセンサ異常警報を発
生する。
【0010】以下に作用を説明する。ポンプ3は、薬液
タンク1から薬液を汲み出し通路2を通して前記冷却塔
に注入し、これに伴い薬液タンク1内の薬液の液面が徐
々に低下する。いま、薬注時にポンプ3が例えば、エア
噛みを起こし冷却塔に注入する薬注量が低下したとす
る。このときポンプ3には正常に通電されており、従っ
て、異常判定回路7は、稼働センサ6から入力される情
報によってポンプ3が正常であると判定する。一方、流
量センサ5を通過する通液量が低下し、異常判定回路7
は、流量センサ5から入力される情報が正常な状態とし
て記憶している薬注量より低いことより薬液タンク1か
ら冷却塔に注入される薬液量が低下しいると判定する。
ところで、液位センサ4から入力される薬液タンク1内
の薬液の液面レベルの変化量は、流量センサ5から入力
される通液量と稼働センサ6から入力されるポンプ3の
稼働時間との積算値(薬注量)に相当するものであり、
異常判定回路7は、流量センサ5から入力される情報と
液位センサ4から入力される情報とを基にしてポンプ3
が送液不良であると特定し、ポンプ3が異常である旨の
警報を発する。
【0011】また、流量センサ5が作動不良となり、実
際よりも少ない通液情報を出力するようになった場合、
ポンプ3には正常に通電されており、従って、異常判定
回路7は、稼働センサ6から入力される情報によってポ
ンプ3が正常であると判定する。一方、流量センサ5を
通過する通液量は低下し、異常判定回路7は、流量セン
サ5からの情報と稼働センサ6からの情報とにより算出
した積算値(薬注量)が低下していると判定する。とこ
ろが、液位センサ4から入力される情報による薬液タン
ク1内の薬液の液面レベルの変化量は、流量センサ5と
稼働センサ6との各情報による積算値よりも大きくな
る。従って、異常判定回路7は、流量センサ5が異常で
あると判定し、流量センサ5が異常である旨のセンサ異
常警報を発する。
【0012】尚、この場合薬注系における液漏れ等によ
る場合も有り得るが、この場合にはポンプ3への通電が
停止しているにも拘らず薬液タンク1内の薬液の液面レ
ベルが低下し、流量センサ5からの情報が通常の薬注時
と異なることをもって異常判定回路7は、液位センサ4
からの入力情報と稼働センサ6からの入力情報とによ
り、流量センサ5の異常と区別することができる。
【0013】同様にして異常判定回路7は、液位センサ
4の異常、又は稼働センサ6の異常を判定してセンサ異
常警報を発する。即ち、異常判定回路7は、稼働センサ
6からの情報によるポンプ3の稼働時間と流量センサ5
からの情報による通液量の積算値(薬注量)とにより液
位センサ4の異常を、液位センサ4からの情報による液
面レベルの変化量と流量センサ5からの情報による通液
量とにより稼働センサ6の異常を夫々判定することがで
きる。つまり、液位センサ4の異常は、稼働センサ6か
らの情報により、送液開始を知った異常判定回路7は、
流量センサ5からの情報により、夫々送液の行われてい
ることを確認する。また、その時の流量情報が正常な情
報として持っている流量範囲にあることをもって、正常
な薬注が実施さされているものと判定する。ところが、
液位センサ4から送られてくる液位レベルの変化情報
が、流量情報を積算して得られる送流量と合致した動き
をしなかった場合、異常判定回路7は、液位センサ4が
異常と判定して異常警報を発生する。
【0014】また、稼働センサ6の異常については、流
量情報が正常な状態にあり、且つ液位センサ4からの液
位レベル変化から薬注が確実に実施されていることを確
認できることにより判定できる。つまり、稼働センサ6
の異常により送液が行われているにも拘らず稼働情報が
出ない場合は、流量センサ5からの送液情報が正常値に
あり、且つ液位レベルがそれに見合った変化をしている
ことから判定可能である。また、送液が行われていない
にも拘らず稼働情報が出る場合は、流量センサ5からの
送液情報が0であり、且つ液位レベル変化のないことを
もって判定可能である。更に、稼働センサ6の作動不良
により実際と異なったポンプ稼働時間が入力された場合
には、流量センサ6からの情報が正常値であり、且つ流
量の積算値である送液量に相当する液位変化が液位セン
サ4により入力されたことをもって判定することができ
る。
【0015】尚、異常判定回路7によるポンプ3或いは
センサ4〜6等の異常の判定は、2つ以上のセンサが同
時に異常となることの確率の低さに基づいている。従っ
て、殆どの場合において異常原因を特定することが可能
である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
処理用薬注機器の異常箇所を特定して、対応する警報を
発することが可能となり、異常発生時に適切な処置を迅
速に行なうことが可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水処理機器の異常判定装置を適用
した水処理システムの一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 薬液タンク 2 通路 3 ポンプ 4 液位センサ 5 流量センサ 6 稼働センサ 7 異常判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の液体を他の設備に注入するポ
    ンプと、前記液体の液面レベルを計測する液位センサ
    と、前記ポンプから吐出される液量を計測する流量セン
    サと、前記ポンプの稼働時間を計測する稼働センサと、
    前記各センサからの情報を入力し、何れか2つのセンサ
    からの情報により前記ポンプ又は他の何れか1のセンサ
    の異常を判定する判定回路とを備えたことを特徴とする
    水処理機器の異常判定装置。
JP00726993A 1993-01-20 1993-01-20 水処理機器の異常判定装置 Expired - Lifetime JP3214123B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139255A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Iseki & Co Ltd 洗米装置
JP2015100766A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社日立製作所 異常検出機能を有する淡水化システム
WO2015129618A1 (ja) * 2014-02-28 2015-09-03 栗田工業株式会社 ボイラの薬品注入制御装置及び方法
JP2015161494A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 栗田工業株式会社 ボイラの薬品注入制御装置及び方法

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US10179743B2 (en) 2014-02-28 2019-01-15 Kurita Water Industries Ltd. Device and method for controlling chemical injection into boiler

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