JPH0738792Y2 - スイベルジョイントの構造 - Google Patents

スイベルジョイントの構造

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JPH0738792Y2
JPH0738792Y2 JP4977589U JP4977589U JPH0738792Y2 JP H0738792 Y2 JPH0738792 Y2 JP H0738792Y2 JP 4977589 U JP4977589 U JP 4977589U JP 4977589 U JP4977589 U JP 4977589U JP H0738792 Y2 JPH0738792 Y2 JP H0738792Y2
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JP
Japan
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outer body
ferrous
swivel joint
divided
stem
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JP4977589U
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Inventor
義秀 柴野
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、上記旋回式建設機械,作業車両などに装備
されているスイベルジョイントの構造に関する。
従来の技術 第3図は、従来技術のスイベルジョイントを装備したホ
イール式ショベル1の側面図で、実開昭60−112787号公
報にも記載された機械である。図において、2はホイー
ル式ショベル1の下部走行体、3は上部旋回体、4は旋
回軸受、5はスイベルジョイント、6は下部走行体に装
備されたエンジンである。第4図は、従来技術の一実施
例スイベルジョイント5のたて断面図である。図におい
て、7,8は外部ボディ9を構成するそれぞれ第1,第2外
部ボディ分割体、10,11は内部ステム12を構成するそれ
ぞれ第1,第2内部ステム分割体である。ここで、第1内
部ステム分割体10と第2内部ステム分割体11は、ピン部
材13にて一体形に連結されている。また、第1外部ボデ
ィ分割体7と第2外部ボディ分割体8は、ボルト部材14
にて一体形に連結されている。なおこのスイベルジョイ
ント5では、油圧用通路と空圧用のエア通路の区別は指
示されていない。
次に、従来技術スイベルジョイント5の内部の構造を示
す第4図について述べる。内周面に複数の環状溝を互い
に平行に形成した円筒状の外部ボディ9の内径中空部
に、円柱状の内部ステム12を回動自在に挿入し、外部ボ
ディ9から内部ステム12を通る油路、エア通路を形成し
ている。また、上記外部ボディ9が第1,第2外部ボディ
分割体7,8に分割されている。
考案が解決しようとする課題 ホイール式ショベルには、エンジンを上部旋回体に搭載
し、その燃料タンクを下部走行体に配置しているものが
ある。その場合には、燃料タンク内の燃料油をスイベル
ジョイントを介してエンジンに供給し、一方、オーバー
フロー燃料油をタンクにリターンするようにしている。
その他に圧縮エアをスイベルジョイントを介して車輪の
ブレーキ作動用に供給するようにしている。ところが上
記圧縮エア、燃料油は水分のかみ込み混入をおこしやす
い上に、それ自体には防錆作用はない。一方、スイベル
ジョイントは内部ステムと外部ボディから構成されてい
るが、外部ボディの回転中心軸となる内部ステムの材料
は全体の強度上の理由から鉄鋼材を用いなければならな
い。したがって仮りに外部ボディを非鉄材で製作して
も、上記オーバーフロー燃料油,圧縮エアがスイベルジ
ョイントを通過すると、内部ステムの内部の通路で発錆
をおこし、シール部材損傷の原因となる場合があった。
本考案は、上記問題点を解決できるスイベルジョイント
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 イ.本考案のスイベルジョイントの構造では、内周面に
複数の環状溝を互いに平行に形成した円筒状の外部ボデ
ィ内径中空部に、鉄系材料からなる円柱状内部ステムを
回動自在に挿入し、外部ボディから内部ステムを通る油
路,エア通路を形成し、また上記外部ボディを同心円的
にかつ軸心方向に複数の分割体に分離独立せしめ、その
複数の分割体のうちの1つの分割体を非鉄材にて形成し
ているスイベルジョイントにおいて、 ロ.上記1つの分割体の材料としてたとえ強度は劣ると
も水分に対して安定した不銹性を有する非鉄材を用いて
非鉄外部ボディ分割体を形成し、 ハ.上記非鉄外部ボディ分割体に、少なくともオーバー
フロー燃料油のリターン通路を配設し、上記リターン通
路を通過するオーバーフロー燃料油の流路方向を、当該
外部ボディ分割体内部の通路側から内部ステム内部の通
路側へ向けて流れるような管路を接続して構成した。
作用 イ.外部ボディが2個またはそれ以上の分割体に分割さ
れているスイベルジョイントにおいて、複数個のうち1
個を除いての分割体が鉄材にて鉄材外部ボディ分割体を
形成し、その鉄材外部ボディ分割体には高圧の作動油用
通路を配設することにより作動油は防錆作用を有するの
で、上記鉄材外部ボディ分割体内部では発錆をおこさな
いし、また、高圧油が作用しても強度上問題はない。
ロ.一方、もう1個の分割体はアルミニウムなど非鉄金
属材にて非鉄外部ボディ分割体を形成し、その非鉄外部
ボディ分割体にはボーバフロー燃料油のリターン通路お
よび必要に応じ空圧用エア通路など比較的低圧通路専用
の通路を配設した。そこで例え水分が混入していても、
燃料油は非鉄外部ボディ分割体側から内部ステムを経
て、燃料タンクへ流れるので、上流側の非鉄外部ボディ
分割体自体での発錆のおそれはないが、その下流側でも
し内部ステムにおいて錆が発生した場合でも、上記燃料
油は内部ステム内リターン通路を経て、直接燃料タンク
に戻され燃料として使用される時に、燃料タンク内また
は分離装置で、水,ゴミが取除かれる。したがって、内
部ステムの部分で発生した錆がシール部材に悪影響を及
ぼすことはない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかるスイベルジョイントを
装備したホイール式ショベル14の側面図である。図にお
いて、15はホイール式ショベル14の下部走行体16は上部
旋回体、17は旋回軸受、18はスイベルジョイント、19は
上部旋回体16に搭載したエンジン、20は作動油タンク、
21は下部走行体15に配置した燃料油タンクである。第2
図は、この考案のスイベルジョイント18のたて断面図で
ある。図において、22は上部旋回体とともに回転するよ
うにした外部ボディ、23は外部ボディ22のうちの非鉄外
部ボディ分割体、24は鉄材外部ボディ分割体、25は下部
走行体側に固設した内部ステム、26は内部ステム25の軸
心貫通穴に配設された燃料油供給用パイプ部材、27は非
鉄外部ボディ分割体23に形成し外周面に接続用の開口部
を有するオーバフロー燃料油のリターン通路、27′は内
部ステム25に形成したオーバフロー燃料油のリターン通
路、28は空圧用エア通路、29,30はそれぞれシール部
材、31は鉄材外部ボディ分割体24に設けられている作動
油用通路である。
次に、機械本体とこの考案にかかるスイベルジョイント
18の関連を、第1・2図に基づき説明する。本考案で
は、上部旋回体16とともに回動する複数の外部ボディ22
のうちの1つの分割体である非鉄外部ボディ分割体23を
不銹性を有するアルミニウムなど非鉄材により形成、そ
の非鉄外部ボディ分割体23の外周部の開口部にエンジン
19からのオーバフロー燃料油戻り配管(図示なし)をリ
ターン通路27に、また空圧用エア配管(図示なし)を通
路28に接続し、上記リターン通路27を通過するオーバフ
ロー燃料油の流路方向を、非鉄外部ボディ分割体23内部
のリターン通路27側から内部ステム25内部のリターン通
路27′へ向けてのみ流れるような配置に構成した。
次に、この考案にかかるスイベルジョイント18の作用に
ついて述べる。外部ボディ22の1つの分割体である鉄材
外部ボディ分割体24には、作動油用通路31を配置した。
作動油はそれ自体に防錆作用があるので、上記鉄材外部
ボディ分割体24内部では発錆をおこさず、しかも材料強
度が大なるため、高圧油にも十分耐えられる。またもう
1つの分割体は、アルミニウムなど非鉄金属材にて非鉄
外部ボディ分割体23を形成した。そしてその非鉄外部ボ
ディ分割体23の外周部に接続口を設け、これに連通する
内部通路には、水分のかみ込み混入をおこしやすい圧縮
エア,オーバフロー燃料油それぞれの専用通路28,27を
接続するようにした。そこで上記燃料油は、エンジン側
から1方向流として非鉄外部ボディ分割体23のリターン
通路27、内部ステム25のリターン通路27′を経て、燃料
タンク21へと流入する。これにより、非鉄外部ボディ分
割体23自体に発錆のおそれはなく、また内部通路の通過
液体はいずれも低圧であるから、強度上の問題もない。
一方、内部ステム25において錆が発生する可能性はある
が上述した通り、オーバフロー燃料油は内部ステム25内
リターン通路27を一方向流として通過し、直接燃料タン
ク21に戻される。したがって、内部ステム25の部分で発
生した錆等がシール部材に悪影響をおよぼすことはな
く、錆などの不純物はタンク内部または特設フィルタに
より浄化されて再びエンジンの燃料油として利用され
る。
考案の効果 従来からスイベルジョイントは内部ステムと外部ボディ
とで構成されているが、外部ボディの回転中心軸となる
内部ステムの材料はスイベルジョイント全体の耐圧また
は機械的剛性上の理由などで鉄鋼材を用いなければなら
ない。仮りに外部ボディを非鉄材で製作し得ても、オー
バフロー燃料油の流れ方向の不具合,空圧用エアがスイ
ベルジョイントを通過すると、内部ステムの内部の通過
で発錆をおこし、シール部材損傷の原因となる場合があ
った。しかし本考案では、外部ボディを分割形にしてそ
のうちの1つの分割体の材料として不銹性を有する非鉄
材を用いて非鉄外部ボディ分割体を形成し、その非鉄外
部ボディ分割体の外周部に設けた接続口に、オーバフロ
ー燃料油のリターン通路および空圧用エア通路を配設
し、上記リターン通路を通過するオーバフロー燃料油を
一方向流とするべく非鉄外部ボディ分割体内部の通路よ
り内部ステム内部の通路へ向けて流れるように管路を接
続した。したがって、上記オーバフロー燃料油は、非鉄
外部ボディ分割体、内部ステムを経て、燃料タンクへ流
入し、浄化される。非鉄外部ボディ分割体自体の内部に
おいて発錆のおそれはないが、もし内部ステムで錆が発
生した場合でも、上記燃料油は一方向流であるから内部
ステム内リターン通路を経て、直接燃料タンクに戻され
るからスイベルジョイント内部のシール部材は錆による
損傷を受けることがない。
したがって、この考案にかかるスイベルジョイントを装
備した建設機械,作業車両などでは、スイベルジョイン
トのメンテナンス性を向上させるとともに、この建設機
械運転上の安定性をたかめる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるスイベルジョイントを装備し
たホイール式ショベルの側面図、第2図はこの考案にか
かるスイベルジョイントのたて断面図、第3図は従来技
術スイベルジョイントを装備したホイール式ショベルの
側面図、第4図は従来技術スイベルジョイントのたて断
面図である。 1,14…ホイール式ショベル 5,18…スイベルジョイント 6,19…エンジン 9,22…外部ボディ 12,25…内部ステム 21…燃料油タンク 23…非鉄外部ボディ分割体 24…鉄材外部ボディ分割体 27,27′…(燃料油)リターン通路 28…エア通路 29,30…シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体に固設され各種流体の専用通路
    を有する円柱状内部ステムと、該内部ステム外周に内径
    中空部内面を回動自在に挿入して内周面に複数の環状溝
    を互いに平行に形成し上部旋回体とともに回動するごと
    く設け、その軸心方向に対して分割された複数の分割体
    よりなる円筒状の外部ボディとからなり、上記内部ステ
    ムと外部ボディのそれぞれの通路を専用的に相互に連通
    させて形成するとともに、上記外部ボディの複数の分割
    体のうち少なくとも1つの分割体はその材料として不銹
    性の非鉄材を用いて構成した非鉄外部ボディ分割体でも
    って構成したスイベルジョイントにおいて、該非鉄外部
    ボディ分割体の外部への開口部には、上部旋回体上に設
    けたエンジンのオーバフロー燃料油の配管を接続し、該
    オーバフロー燃料油を非鉄外部ボディ分割体側から内部
    ステムを介して下部走行体上に固設された燃料タンクへ
    導いたことを特徴とするスイベルジョイントの構造。
JP4977589U 1989-04-25 1989-04-26 スイベルジョイントの構造 Expired - Lifetime JPH0738792Y2 (ja)

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