JP2581124Y2 - 不凍給水栓の弁構造 - Google Patents

不凍給水栓の弁構造

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JP2581124Y2
JP2581124Y2 JP6118993U JP6118993U JP2581124Y2 JP 2581124 Y2 JP2581124 Y2 JP 2581124Y2 JP 6118993 U JP6118993 U JP 6118993U JP 6118993 U JP6118993 U JP 6118993U JP 2581124 Y2 JP2581124 Y2 JP 2581124Y2
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紀生 小泉
雅宏 乾
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株式会社光合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流入口と流出口の向き
を自由に変え得る不凍給水栓の弁構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不凍給水栓の弁部分は地中に埋設
して使用するため、工事の容易さを考慮して流入口側の
弁箱と流出口側の弁箱を2つに分割し、両者を手で自由
に回転してそれぞれの向きを選定できるものが一般的に
使用されてきた。しかし、工事業者が手で容易に向きの
選定を行うためには上下の弁箱に多少のがたつきを設け
ざるを得ず、そのため配管によっては上下の弁箱に大き
な心ずれを起こし、特にピストン・シリンダタイプの不
凍給水栓のようにシリンダとピストンとの接触部分が長
いものにあっては、ピストンがシリンダにこすられてピ
ストンの作動が非常に重たくなる、というような欠陥が
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記点に鑑み本考案に
おいては、配管により2つの弁箱に心ずれがおきてもピ
ストンの上下動に悪影響を及ぼすことがなく、ハンドル
操作が軽快に行える不凍給水栓を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、ピ
ストンを流入口側と流出口側の2つに分割し、両者を、
細径部を有し、内部に連通孔を穿った弁軸で偏心可能に
連結し、一定の自由度を持たせるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】そのため、配管により両弁箱に心ずれが生じた
場合でも、上記いずれかのピストンと弁箱の連結部で、
やはりピストンも追随して心ずれを生じるため、ピスト
ンがシリンダに強くこすられてハンドル操作が重くなる
という欠陥を除去できるものである。
【0006】
【実施例】図1に本考案の実施例を示すが、図中、1は
側方に流入口2を有する流入側弁箱であり、3はその上
方側方に流出口4と、さらにその上方に排水口5を有す
る流出側弁箱である。両弁箱は、流入側弁箱1に装着さ
れる、端部を切り離した金属性弾性環6を介してナット
7により離脱することなく自由に回転できるよう連結さ
れている。流出側弁箱3は内部に、排水口5の上方にシ
リンダ8を、排水口5と流出口4間にシリンダ9をもう
け、流入口弁箱1はやはり内部に、流入口2の上方にシ
リンダ10を、下方にシリンダ11をそれぞれもうけ
る。
【0007】ピストンを流出側ピストン12と流入側ピ
ストン13の2つに分割し、両者を流入側ピストン13
にねじ接続される弁軸14で連結している。流出側ピス
トン12は外周にシリンダ8、9を摺動する環状パッキ
ン15と、シリンダ9を摺動、離脱する環状パッキン1
6を装着し、流入側ピストンはやはり外周にシリンダ1
0を摺動、離脱する環状パッキン17と、シリンダ11
を摺動し、離脱することのない環状パッキン18を装着
し、内部に縦穴19を穿っている。
【0008】弁軸14は、流量を確保するために中心に
細径部20をもうけ、上下端を貫通する連通孔21を同
軸に形成する。上端を大径部22とし、流出側ピストン
12にもうける段部23と流出側ピストン12に接続さ
れるロッド継手24により上下動が制限されている。流
出側ピストン12内部に弁軸14に密着する軸パッキン
25を装着し、その上下に若干のテーパー部26をもう
け、弁軸14に対して流出側ピストン12が密着を損な
うことなくある程度の角度まで偏心できるようにしてい
るが、これはテーパー部26をもうけず、両者の間隙を
大きくしておくこともでき、また大径部22に軸パッキ
ン25を装着することもできる。27はロッドであり、
ピン28によりロッド継手24に連結され、上方に延長
されて、図示しないが、地上部のハンドルに連結され
る。29はパイプであり、流出側弁箱3に接続され、や
はり上方に延長されて、図示しないが地上の操作部本体
に接続される。
【0009】以下、本考案の作動態様について述べる
と、第1図の実施例は通水状態を示しており、今、流入
口2からの水はシリンダ10と弁軸14の細径部20の
間隙を通り、流出口4から図示しないが立上管を通って
末端の蛇口へと流れている。この時には環状パッキン1
6、18および軸パッキン25により他処への漏水はな
い。この状態から、冬、凍結防止のため配管内の水抜き
をする時には、ロッド27に連結したハンドルを回転し
てピストンを上昇させれば良く、まず環状パッキン17
がシリンダ10に密着して、環状パッキン18とともに
流入口2からの水を遮断し、さらに上昇して環状パッキ
ン16がシリンダ9から離脱して立上管内の水は流出口
4、排水口5を通って地中に排出される。
【0010】このときには環状パッキン15はシリンダ
8に密着しており、立上管内の水がパイプ29内に上昇
することはない。なお、図示しないが排水口5の先端に
は通常逆止弁が接続されていて、地中の汚水が弁箱内に
入り込まないようにしている。ピストン内には弁軸の連
通孔21を介して上下端に開口して大気圧に開放される
通路がもうけられており、流入側ピストン13下端に水
が溜っていてもピストンの正常な作動を妨げることはな
い。
【0011】本考案においては施行の容易さのために流
入口2と流出口4の向きを手で自由に変えれるようにし
ているため、配管によっては両弁箱間の多少のがたつき
が心ずれを生じさせる。しかし、その場合にあっても、
上記心ずれにピストンが追随できるように、ピストンを
流入側ピストン13と流出側ピストン12に分割し、軸
パッキン25の部分を中心にして流入側ピストン13に
一体に接続された弁軸14と流出側ピストン12とはあ
る程度偏心可能にしているため、その偏心範囲が上記心
ずれの最大値と等しいか大きめにとっておけば、ピスト
ンの上下動の際、ピストンがシリンダにこすられて作動
が非常に重くなるというような現象は生じない。もちろ
ん、上記最大心ずれの際にも軸パッキン25と弁軸14
間の密封は完全でならなければならず、軸パッキン25
のつぶし代を多くしておくことが望ましい。
【0012】第2図は本考案の他の実施例であり、第1
図のものと同様な部分には同じ符号を附している。第1
図の実施例との主な相違点は、流入口2を有する流入側
弁箱1を上方に、流出口4、排水口5を有する流出側弁
箱3を下方に位置させ、流入口2の上方にシリンダ11
を、下方にシリンダ10をもうけ、流出口4の下方に1
個のシリンダ9をもうけていること、上記各シリンダに
密着する3本の環状パッキン18、17、16をピスト
ンに装着していること、流入側弁箱1と流出側弁箱3の
接続を直接ねじ接続し、ボルト30により離脱しないよ
うにしていること、
【0013】弁軸14と流入側ピストン13を一体に形
成し、流出側ピストン12を弁軸14にもうけるつば部
31とナット32ではさみ込むようにして流入側ピスト
ンと連結したこと、つば部31の下方部に円弧状に密封
面33をもうけ、流出側ピストン12との間の偏心を容
易にしたことなどである。流入側弁箱1と流出側弁箱3
とは360度程度回転して流入側弁箱3がボルト30に
当接して回転を停止するようにしておけば、ピストンの
位置関係もそれほど違ってこない。作動態様はピストン
が下降して排水状態になる点を除けば第1図示のものと
ほぼ同様である。
【0014】
【本考案の効果】従来の不凍給水栓においては、流入側
弁箱と流出側弁箱に心ずれが生じた場合、ピストンが長
くなるほどピストンがシリンダにこすられる度合いが大
きくなり、ハンドル操作が重くなる、あるいはひどいと
きにはハンドルが途中で動かなくなるとか、環状パッキ
ンやシリンダの摩耗による漏水事故にもつながってくる
が、本考案においては弁箱の心ずれにピストンが追随し
て偏心するため、単純な構造でありながら、ピストンの
長さに関係なく、上記欠点を完全に除去できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す、通水状態における縦
断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す、同じく通水状態に
おける縦断面図である。
【符号の説明】
1 流入側弁箱 2 流入口 3 流出側弁箱 4 流出口 5 排水口 8、9、10、11 シリンダ 12 流出側ピストン 13 流入側ピストン 14 弁軸 15、16、17、18 環状パッキン 20 細径部 21 連通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口を有する流入側弁箱と流出口を有
    する流出側弁箱を回転自在に連結するとともに、上記両
    弁箱内に形成されるシリンダを摺動する環状パッキンを
    装着したピストンを、流入側ピストンと流出側ピストン
    の2つに分割し、少なくとも流入口、流出口間のシリン
    ダに囲繞される部分に細径部を有し、内部に連通孔を穿
    った弁軸で上記両ピストンを互いに偏心可能に連結した
    ことを特徴とする不凍給水栓の弁構造。
JP6118993U 1993-10-18 1993-10-18 不凍給水栓の弁構造 Expired - Fee Related JP2581124Y2 (ja)

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