JPH0223651Y2 - - Google Patents

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JPH0223651Y2
JPH0223651Y2 JP14118482U JP14118482U JPH0223651Y2 JP H0223651 Y2 JPH0223651 Y2 JP H0223651Y2 JP 14118482 U JP14118482 U JP 14118482U JP 14118482 U JP14118482 U JP 14118482U JP H0223651 Y2 JPH0223651 Y2 JP H0223651Y2
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JP
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piston
cylinder
water
ring
shaped
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JP14118482U
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JPS5945367U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寒冷地で使用される減圧機構を有する
不凍給水栓に関する。
(従来の技術) 従来、寒冷地においては不凍給水栓を使用して
配管内の水を地中に排出して凍結を防止する方法
が一般的に行なわれているが、近年、例えば同一
出願人による実公昭45−20618号のように操作の
簡単で大流量が期待できる、いわゆるピストン・
シリンダ形式の不凍給水栓が多く使用されるよう
になつてきている。しかし、大流量が得られるだ
けに一部の、特に高圧地域においては蛇口を開く
際、水の飛び散りに神経をつかわねばならず、ま
た、蛇口を閉じた際に生ずるウオーターハンマー
による振動音、あるいは配管継手類の損傷等の問
題も生じてくる。
そのため、第3図に示すように、配管の途中に
例えば実開昭55−13815号のような給湯器具の減
圧を目的とする寒冷地用の減圧弁を使用すること
も考えられるが、水抜きが大変困難であり、水抜
きを忘れて凍結させ、水が出ないとか、配管器具
類が破損したりする事故も考慮しなければなら
ず、またコストもそれだけ高くなるという欠陥が
あるため、あまり使用されておらず、実際には蛇
口を閉じる際、ウオーターハンマーが起こらない
よう、気をつけてゆつくり閉めるとか、あるいは
多少の不経済や不便さは我慢して蛇口を操作して
いる、というのが現状であつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上の点に鑑み、不凍給水栓自体に減
圧機能を有しめることにより、上記の一切の欠陥
を除去した、全く新規な装置を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) そのため本考案はシリンダ内を往復動するピス
トン状弁体を弁箱の上方部にもうける排水口を開
閉するピストン継手と、その下方部に可動的に連
結され、中間部にもうけられる流出口と下方部に
もうける流入口を開閉するピストンの二つに分割
し、両者間に流出口と隣接する二次圧の圧力室を
形成してピストンに下降力を与え、反対にピスト
ンにバネによる上昇力を与え、上記二次圧による
下降力とバネによる上昇力により減圧機能を有せ
しめると共に、ピストン下端に形成される空気室
を大気に開口してピストンの動作をスムーズなら
しめ、排水時には上記ピストン継手を移動させ
て、ピストンに装着する通止水用リング状パツキ
ンにより流入口からの一次水を遮断し、かつ上記
ピストン継手に装着する排水用のリング状パツキ
ンをシリンダから離脱させて二次側配管内の水を
排出するようにしたものである。
(作用) 上記のように本考案においては、不凍給水栓と
しての従来の機能を有しつつ、さらにピストン継
手に連結されるピストンが二次圧による下降力と
バネによる上昇力により上下動して減圧機能を発
揮するという、従来にない装置を提供できるた
め、配管内に別個に減圧弁をもうける必要がな
く、従つて経費節減、わずらわしい水抜き不用と
なり、高圧地域においても安心して蛇口操作がで
き、適正な水量が得られるものである。
(実施例) 次に本考案を図面に示す実施例に即して説明す
る。
第1図において、弁箱1は側方に、下から順に
流入口2、流出口3、排水口4をもうけ、内部に
は上から順に第1シリンダ5、第2シリンダ6、
第3シリンダ7、第4シリンダ8をもうける。ピ
ストン9は上記第3シリンダ7、第4シリンダ8
をそれぞれ摺動する2個のリング状パツキン1
0,11を装着し、上方に細径部12およびネジ
部13をもうけ、内部には上下端に開口する連通
孔14を有している。ピストン9の上方に位置す
るピストン継手15は、上記第1シリンダ5、第
2シリンダ6をそれぞれ摺動する2個のリング状
パツキン16,17を装着し、下端にもうけるつ
ば部18に上記細径部12に密着するリング状パ
ツキン19を装着し、内部に、細径部12が上下
動する内室20を形成する。上記ネジ部13に螺
合する調整ナツト21に、つば部18に係止され
るバネ22が押圧力を与えて、ピストン9に常に
上向きの力を加えるようにしている。つまり、バ
ネ22を介しピストン9とピストン継手15とは
離脱することなく上下動自在に連結されている。
図示しないが弁箱1はパイプ23により上部の操
作部本体に接続され、ピストン継手15はロツド
24によりスピンドル等の操作桿に連結され、ハ
ンドルの回転により上下動するようにしている。
弁箱1の第2シリンダ6と第3シリンダ7間に流
出口3と隣接する二次圧の圧力室25を形成し、
さらにピストン9の下端に第4シリンダ8に囲繞
される空気室26を形成し、ピストン9にもうけ
る上記連通孔14、ピストン継手15にもうける
空気孔27を介してパイプ23内の大気に導通さ
せ、ピストン9の上下動に悪影響を及ぼさないよ
うにしている。
図は流出口3の下流側、二次側配管末端にもう
けた蛇口(図面省略)を開いて水を出している状
態、すなわち通水状態を示しており、今、流入口
2からの高圧一次水は第3シリンダ7上端部とピ
ストン9のリング状パツキン10下方間の細隙を
通つて減圧され、一次水よりも低圧の二次水とな
つて圧力室25に流れ込み、流出口3から下流側
配管を通つて蛇口から放水されている。この状態
ではピストン9のリング状パツキン11が第4シ
リンダ8に、ピストン継手15のリング状パツキ
ン17,19が第2シリンダ6及び細径部12に
密着しており、他処への流出はない。圧力室25
内の二次水はピストン9に下降力を与えている
が、この状態から蛇口を更に開くと、二次水が有
する水圧力、すなわち二次圧が低下するためピス
トン9に対する下降力が減少し、バネ22に調整
ナツト21が押圧されてピストン9も上昇し、流
量を増大する。反対に蛇口を閉じていくと二次圧
が増大し、バネ22を圧縮しながらピストン9は
下降し、流量を減少させていく。蛇口を閉じ切つ
たとき、すなわち停水状態のとき二次圧は最大に
なり、リング状パツキン10が第3シリンダ7に
密着し、リング状パツキン11とともに流入口2
からの一次水を遮断する。このときの二次圧が設
定圧になるよう、あらかじめ調整ナツト21によ
りバネ22の強弱を決めておく必要がある。調整
ナツト21を下降させれば設定二次圧が高くな
り、反対に上昇させれば設定二次圧は低くなる。
ピストン下端の空気室26は連通孔14、空気孔
27を介してパイプ23内の大気に導通している
ため、ピストン9が上下動する際、何ら悪影響を
及ばさない。特に、ピストン9の修理時など、ピ
ストン9を引き抜いた際に空気室26に水が溜ま
つても、水を圧縮しようとするピストン8の不動
作を防止できるという利点がある。また、停水状
態においてはリング状パツキン10,11に互い
に逆向きに等しい水圧力が作用しており、従つて
一次圧が変動してもピストン9に上昇力あるいは
下降力が働かず、二次圧が変動することもない。
つまり、完全に減圧弁としての機能を有するもの
である。
次に、図の通水状態から二次側配管内の水を抜
きたいときには、ハンドル操作により、スピンド
ル等の操作桿、ロツド24を介してハンドルに連
結されるピストン継手15を下降させると、バネ
22によるピストン9への下降力も減少し、更に
ピストン継手15がピストン9に当接してピスト
ン9も下降し、まずリング状パツキン10が第3
シリンダ7に密着して流入口2からの一次水を遮
断する。さらにピストン継手15を下降させると
リング状パツキン17が第2シリンダ6から離脱
し、二次側配管内の水は第2シリンダ6とピスト
ン継手15の間隙を通つて排水口4から地中に排
出される。つまり、排水状態となる。この状態で
はリング状パツキン16が第1シリンダ5に密着
しているため、排水時、水がパイプ23内に上昇
することはない。ピストン9のリング状パツキン
10が第3シリンダ7から下方に離脱しないよう
にすることは勿論である。
次に第2図について説明する。
第2図は本考案の他の実施例を示す縦断面図で
あり、第1図との相違点は以下の通りである。な
お、第1図と同様な部分には同じ符号を附してい
る。
本実施例においては、連通孔14を弁箱1に、
紙面と直角方向にもうけており、上端を排水口4
の側方に開口するようにしている。ピストン9と
ピストン継手15とはその連結状態を逆転し、ピ
ストン継手15の下端にもうけた細径部12をピ
ストン9内にもうける内室20に挿入し、細径部
12の先端部にロールピン28を装着する。ピス
トン9にもうけるつば部18にロールピン28が
係止され、離脱しないようにする。つば部18に
は第1図のごときリング状パツキン19を装着し
ていない。さらにピストン9の下端に調整ナツト
21を螺合し、調整ナツト21にバネ22を離脱
しないように装着する。つまり、バネ22は弁箱
1の底部に係止され、ピストン9に上昇力を与え
るようにしている。作動状態は第1図のものとほ
ぼ同様であるが、リング状パツキン19を省略で
きるので、ピストン9が上下動する際の摩擦力を
減少させることができ、従つてそれだけピストン
9の作動も軽快・確実となる。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、(イ)弁箱の周側
壁面部の上部位置に排水口を設けること(ロ)弁箱の
周側壁面部の下部位置に流入口を設けること(ハ)弁
箱の周側壁面部の中間位置に流出口をもうけるこ
と(ニ)排水機構をもつたピストン継手の下端に減圧
機構をもつたピストンを連結したことを特徴とし
ており、そのために弁部は小型化でき、ピストン
のリング状パツキンを少なくできるので安定した
減圧弁を提供できるという固有の効果の他に、不
凍給水栓自体に減圧機構を有せしめることが可能
となつたので、高圧地域においても配管途中に別
体に減圧弁や絞り弁をもうけることなくウオータ
ーハンマーによる事故や水のむだ使い、あるいは
蛇口を操作する際の不便さを解消することがで
き、水抜き操作も容易に行なえるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す、通水状態に
おける縦断面図であり、第2図は本考案の他の実
施例を示す、同じく通水状態における縦断面図で
あり、第3図は従来における配管例である。 1は弁箱、2は流入口、3は流出口、4は排水
口、5は第1シリンダ、6は第2シリンダ、7は
第3シリンダ、8は第4シリンダ、9はピスト
ン、10,11,16,17,19はリング状パ
ツキン、14は連通孔、15はピストン継手、2
2はバネ、23はパイプ、24はロツド、25は
圧力室、26は空気室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプに接続されるシリンダ状弁箱内を、ロツ
    ドに接続されるピストン状弁体が上下動して通止
    水及び排水を行なう不凍結水栓において、上記弁
    箱は内部に上から順に第1乃至第4シリンダをも
    うけ、側方には、上記第1シリンダ、第2シリン
    ダ間に排水口を、第2シリンダ、第3シリンダ間
    に流出口を、第3シリンダ、第4シリンダ間に流
    入口をもうけ、上記ピストン状弁体は、上記第1
    シリンダ及び第2シリンダに密着、離脱する2個
    のリング状パツキンを装着するピストン継手と、
    上記ピストン継手の下端部に上下動自在に連結さ
    れ、上記第3シリンダに密着、離脱するリング状
    パツキン、および上記第4シリンダに密着するリ
    ング状パツキンを装着し、バネにより常に上向き
    の力を受けるピストンの二つの部材からなり、さ
    らに上記弁箱内に、上記ピストン継手とピストン
    間に流出口と隣接する圧力室を、ピストン下端に
    大気に開口する空気室を形成したことを特徴とす
    る減圧型不凍給水栓。
JP14118482U 1982-09-17 1982-09-17 減圧型不凍給水栓 Granted JPS5945367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14118482U JPS5945367U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 減圧型不凍給水栓

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JP14118482U JPS5945367U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 減圧型不凍給水栓

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Publication Number Publication Date
JPS5945367U JPS5945367U (ja) 1984-03-26
JPH0223651Y2 true JPH0223651Y2 (ja) 1990-06-27

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ID=30315842

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14118482U Granted JPS5945367U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 減圧型不凍給水栓

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JPS5945367U (ja) 1984-03-26

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