JPH0454497Y2 - - Google Patents

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JPH0454497Y2
JPH0454497Y2 JP5458587U JP5458587U JPH0454497Y2 JP H0454497 Y2 JPH0454497 Y2 JP H0454497Y2 JP 5458587 U JP5458587 U JP 5458587U JP 5458587 U JP5458587 U JP 5458587U JP H0454497 Y2 JPH0454497 Y2 JP H0454497Y2
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JP
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valve
pressure chamber
water
piston
water stop
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JP5458587U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に地中に埋設して使用される、止水
装置付減圧弁に関する。
従来、高圧地域においてはメーター等の前後に
減圧弁を設置して給水管の圧力を下げる方法がよ
く行なわれるが、止水栓、減圧弁、メーターを直
列に設置するため、従来のメーターボツクスへの
収納が困難であり、そのため止水栓と減圧弁を一
体化した、止水装置付減圧弁が要望されていた。
そのため上記要望を満足させるべく出願されたの
が、同一出願人による実開昭62−012060号である
が、上記のものは、構造は非常に簡単であるもの
の、1次側圧力の変動による2次側圧力の変動を
少なくするにはシリンダ5の内径が弁座4の内径
よりも大きくしなければならず、そのため修理の
必要が生じたような場合には、上蓋17を外した
だけではピストン10を引き抜くことが出来ず、
従つて弁箱1とも配管から外さなければならず、
工事が大変であり、さらに設置されてから設定圧
力を調整することが困難である、という欠陥があ
つた。また、特に大口径の減圧弁のような場合に
は、減圧用のパツキンと、手動による止水用パツ
キンを兼用させることは、パツキンに過大な締付
力を与えるため、減圧弁としての正常な機能を損
なう恐れもあつた。
それらの諸問題を避ける方法として、例えばや
はり同一出願人による実公昭58−45346号公報の
ように、操作桿とピストンを連結し、操作桿内に
ばねを収容し、環状パツキンをシリンダに密着さ
せて、減圧用および手動による止水用として使用
することも考えられるが、地中に埋設される手動
による止水装置としては、平パツキンのように弁
座に強く押圧できず、完全な止水効果を期待でき
ない、という不満があつた。
本考案は、上記欠陥を除去すべく提案されたも
のであり、減圧用のピストンと、止水用の弁とを
別体に形成し、止水用の弁の下端に装着された、
パツキンが弁箱に形成された弁座に圧着して止水
できるようにするとともに、止水用の弁内部のシ
リンダ部と、弁箱のシリンダ部を摺動する環状パ
ツキンを装着したピストンが、ピストンに下向き
に作用するばねによる下降力と、ピストン下端に
上向きに働く2次側圧力による上昇力とにより減
圧弁として作用させるようにし、上記ばねを上方
から係止する調整ネジを収容した操作桿の定位置
における回転動により止水用の弁を上下動させる
ようにしたものである。
以下、本考案を図面に掲げる実施例に即して説
明する。
図中、1は本考案減圧弁の弁箱であり、2,3
は弁箱1の側壁に突出してもうけた流入口、流出
口である。
4は流入口2に隣接する1次側圧力室であり、
5は流出口3に隣接する2次側圧力室である。1
次側圧力室4と2次側圧力室5の中間部に下側シ
リンダ部6を形成し、下側シリンダ部6の上端に
上向きの弁座7を形成する。さらに弁箱1は1次
側圧力室4の上方に大径シリンダ部8、およびそ
の上方に作動用ねじ9を形成する。10は上記作
動用ねじ9に螺合されて回転上下動する止水弁で
あり、側方に上記大径シリンダ部8を摺動するO
リング11を装着し、上下端を大きく開口し、下
端部には上記弁座7を閉塞する板状の止水パツキ
ン12を離脱しないように装着する。内部には、
弁箱1の下側シリンダ部6と同径か、やや大径の
上側シリンダ部13を形成し、その上方を、シリ
ンダ部13よりやや大径の六角形状穴14とす
る。15は上記六角状穴14に適合する外形を有
した操作桿であり、肩部16およびその上方に嵌
合された板状リング17により、弁箱1に接続さ
れる上蓋18に係止され、上下動せずに回転動の
み行なわせるようにしている。内部に調整ねじ1
9をもうけ、調整桿20を螺合する。21はピス
トンであり、上方に上側シリンダ部13を摺動す
る環状パツキン22を、下方に下側シリンダ部6
を摺動する環状パツキン23を装着する。上端に
凹部24を穿ち、凹部24にばね25を収納し、
上端をばね受け26を介して上記調整桿20に係
止させる。27はハンドルであり、28はハンド
ル押えナツトである。なお、ハンドル27は省略
して、弁棒を延長して高所で操作桿15を作動さ
せるようにしてもよい。
次に本考案の作動態様について説明する。
図は配管末端の蛇口を開いて通水している状態
を示しているが、この状態では流入口2からの水
は1次側圧力室4、シリンダ部6と環状パツキン
23の間隙を通つて低圧の2次水となり、2次側
圧力室5に流れ込み、流出口3を通つて下端側配
管へと流れている。蛇口を更に開くと、2次側圧
力室5内の2次圧が低下し、ピストン21の下端
に働く2次圧による上昇力も減少するため、ばね
25の復元力によりピストン21は下降し、流量
を増大する。反対に蛇口を閉じていくと2次圧が
上昇し、ばね25を圧縮してピストン20は上昇
し、流量を減少する。蛇口を閉じきつたときに2
次圧が最大になり、環状パツキン23が下側シリ
ンダ部6に当接し、流入口2からの1次水を遮断
する。つまり、ばね25によるピストン21の下
降力と、2次圧によるピストン下端に働く上昇力
とが釣り合つた状態となるわけで、このときの2
次圧が設定圧になるよう、あらかじめ調整桿20
によりばね25の強弱を調整しておけば良い。蛇
口の交換により止水したいとき、あるいは環状パ
ツキン22の点検によりピストン20をを弁箱1
から引き抜くときには、ハンドル26を回転させ
るとよく、ハンドルに接続された操作桿15は上
蓋18に係止されて定位置で回転し、それに伴つ
て操作桿15の六角外径に嵌合する六角形状穴1
4を有する止水弁10も回転するが、弁箱1の作
動用ねじ9に螺合されているため、操作桿15の
外径に沿つてすべるように回転しながら下降す
る。最終的には、止水パツキン12が弁座7に当
接して下降を停止する。このときには止水パツキ
ン12およびOリング11が弁座7と大径シリン
ダ部8に密着して1次側の水を完全に止水してい
るので、蛇口の交換を行なうことができ、さらに
ピストン21を引き抜きたいときにはその後で上
蓋18を上昇する方向に回転していくとよく、板
状リング17に係止されて、操作桿15は回転す
ることなく、止水弁10の6角形状穴14をすべ
るように上昇し、離脱する。このときにも流入口
2からの1次水は遮断されたままの状態になつて
いるので、特殊工具を使うか、あるいは図示しな
いが、ピストン21に捨てねじをもうけておき、
ボルト等をねじ込んで上方に引き上げれば、環状
パツキン23は下側シリンダ部6、上側シリンダ
部13を摺動しながら上昇し、引き抜くことがで
き、修理も容易に行なえる。また、ボルト等をあ
らかじめねじ込んでおいてもよい。設置後、2次
圧力を調整したいときには、ハンドル押えナツト
28を外して、ドライバー等で調整桿20を回し
ていけば良く、調整桿20を下降させると設定2
次圧が高くなり、調整桿20を上昇させると設定
2次圧が低くなる。流量を絞つて使用したいとき
のように、ハンドルの回転により止水弁10を途
中まで下降させた状態のまま使用することがで
き、このときにも2次圧は当初の状態から変動す
ることはない。下側シリンダ部6と上側シリンダ
部13の寸法はピストン21の引き抜きの容易さ
のために、上側シリンダ部13を多少大きめに形
成しておけば便利であるが、勿論同径に形成して
もよい。
弁箱1と上蓋18、上蓋18と操作桿15、操
作桿15と調整桿20とは地中からの水が入り込
まないように、Oリング等で密封しておくのが普
通である。また、ピストン21に装着する上側の
環状パツキン22は摺動抵抗を少なくするため、
断面Y状の1方向密封性パツキンを使用している
がこれは通常のOリングを使用することもでき
る。さらに、ピストン上方室に水が入り込む危険
性を少なくするため、環状パツキン22を2個使
用するなどの方法をとることもできる。本実施例
においては弁箱1と止水弁10を螺合させ、操作
桿15と止水弁10を六角嵌合させているが、こ
れは逆にして、弁箱1と、止水弁10を嵌合さ
せ、止水弁10と操作桿15を螺合させて止水弁
10を回転させないで上下動するようにもでき
る。さらに四角穴嵌合にしたり、溝と、溝にはま
り込む突起をもうけるなどの嵌合方法を採用して
もよい。また、止水弁10にOリング11を装着
しないで弁箱10側にOリングを装着するように
したり、弁座7を平坦にして止水パツキン12を
下端に凸部を形成するなど、本考案の要旨を変更
しない程度の設計変更は自由である。
以上のように本考案においては、ばね調整が容
易で、ピストンの引き抜き、修理が簡単にでき、
手動による止水も確実にできるとともに、止水用
弁と減圧用弁とを分離しているので、止水用弁に
過大な締付力を与えても減圧用弁に何の悪影響も
及ぼさない、特に大口径の地下埋設用として最適
の止水装置付減圧弁を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す、通水状態におけ
る縦断面図である。 1……弁箱、2……流入口、3……流出口、4
……1次側圧力室、5……2次側圧力室、6……
下側シリンダ部、7……弁座、10……止水弁、
12……止水パツキン、13……上側シリンダ
部、15……操作桿、18……上蓋、20……調
整桿、21……ピストン、22,23……環状パ
ツキン、25……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁に流入口2、流出口3を、流入口2に隣接
    して1次側圧力室4を、流出口3に隣接して2次
    側圧力室5を、1次側圧力室4が2次側圧力室5
    の上方に位置するよう形成するとともに、両圧力
    室間に下側シリンダ部6、およびその上端に上向
    きの弁座7を形成してなる弁箱1と、上記弁箱1
    内に収容され、下端に上記弁座7を上方から閉塞
    する止水パツキン12を装着し、内部に上記下側
    シリンダ部6とほぼ同径の上側シリンダ部13を
    形成し、上下端を大きく開口してなる止水弁10
    と、上記上側シリンダ部13を摺動する環状パツ
    キン22と、下側シリンダ部6を摺動する環状パ
    ツキン23を装着するピストン21と、弁箱1の
    上端に接続される上蓋18に上下動を拘束されて
    定位置で回転し、上記止水弁10をネジにより上
    下動させる操作桿15と、上記操作桿15内に上
    下動自在に螺合される調整桿20と、上記調整桿
    20に係止され、上記ピストン21に下向きの押
    圧力を与えるばね25とからなる止水装置付減圧
    弁。
JP5458587U 1987-04-09 1987-04-09 Expired JPH0454497Y2 (ja)

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JPS63163510U JPS63163510U (ja) 1988-10-25
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