JPH07260021A - 逆流防止型水抜栓の弁構造 - Google Patents

逆流防止型水抜栓の弁構造

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JPH07260021A
JPH07260021A JP7948094A JP7948094A JPH07260021A JP H07260021 A JPH07260021 A JP H07260021A JP 7948094 A JP7948094 A JP 7948094A JP 7948094 A JP7948094 A JP 7948094A JP H07260021 A JPH07260021 A JP H07260021A
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靖浩 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流出口側配管の高さが排水に悪影響を及ぼさ
ず、かつ、損失水頭の低い逆流防止型水抜栓を提供する
ことにある。 【構成】 流出口3と最下部端にもうけた排水口4間の
第3シリンダ7の径を第1、第2シリンダ5、6より小
径にし、第3シリンダ7上端の当接部20に排水時、逆
止弁体18が当接するようにするとともに、逆止弁体1
8の下端部に排水路19を形成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は寒冷地で使用される、逆
流防止弁をピストンに装着した水抜栓の弁構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水道用配管の途中には本管側に生
じた負圧による逆流を防止するため、逆流防止弁を設置
することが多いが、特に寒冷地においては修理の容易さ
のために、例えば同一出願人による実公昭58−425
34号公報のように水抜栓のピストンに逆流防止弁を装
着したものが提案され、実用に供している。それとは別
に、最近、3階、5階などの直結給水が行われるように
なり、それに伴い損失水頭の少ない水抜栓が要望されて
いるが、そのような分野に上記引用例のものを使用しよ
うとすると、下流側配管が垂直方向に高くなるため、排
水時にその水圧力により逆止弁体がばねを押圧して流入
口と排水口間のシリンダを塞ぎ、排水が行われない、と
いう不都合を生ずる。それを解消するためには、ばねを
強くすれば良いわけであるが、今度は損失水頭が大きく
なり、やはり実用に供し得ないという問題が出てくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記点に鑑み本発明
は、下流側配管の高さにかかわらず適正な排水が行わ
れ、かつ、あまりばね力を強くしない、またはばねを使
用しないで済む、従って損失水頭の少ない水抜栓を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、弁箱
の側壁上方に流入口を、側壁中間部にに流出口を、下端
部に排水口をもうけ、流入口上方、流入口、流出口間に
大径のシリンダを、流出口、排水口間に小径のシリンダ
をもうけ、上記大径シリンダを摺動する上側ピストン
と、小径のシリンダを摺動する下側ピストン間に細径部
をもうけて、ばねまたは浮力により上向きに押圧されて
流入口、流出口間のシリンダを閉塞する逆止弁を装着
し、小径シリンダの上端に排水時の逆止弁体の当接部を
もうけるとともに、逆止弁体の下端部に排水路を形成し
てなるものである。
【0005】
【作用】本発明は排水口を弁箱の下端部にもうけ、流出
口、排水口間のシリンダを、逆止弁体が密着する流入
口、流出口間のシリンダより小径に形成し、さらに逆止
弁体の下端部に排水路を形成したので、下流側配管の高
低に関わらず、逆止弁体が排水口を閉塞することはな
く、従ってばねも弱いもので済む、あるいは浮力を利用
すればばねを使用しないで済むので、3階、5階直結給
水水抜栓としても十分使用に耐え得るものである。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は土中に埋設することなく使用される水抜栓に本発明
を適用したもので、弁箱1は側壁上方に流入口2を、側
壁中間部に流出口3を、下端部軸心部に排水口4を形成
し、内部には軸心上に流入口2の上方に第1シリンダ5
を、流入口2と流出口3の間に第2シリンダ6をもう
け、流出口3と排水口4間に第3シリンダ7を、上記第
1シリンダ5、第2シリンダ6よりも小径に形成する。
8はピストン体であり、第1シリンダ5を摺動する環状
パッキン9および第2シリンダ6を摺動する環状パッキ
ン10を装着する上側ピストン11と、下端に第3シリ
ンダ7を摺動する環状パッキン12を装着し、その上方
に細径部13を有し、細径部13の上端部で上側ピスト
ン11にねじ接続される下側ピストン14とからなり、
上記細径部13に、外周に第2シリンダ6に密着する逆
止パッキン15を、内周に細径部13を摺動する内側逆
止パッキン16を装着し、下側ピストン14に係止され
るばね17により常に上方向に押圧される逆止弁体18
を嵌合する。
【0007】逆止弁体18は下端部に十文字の角溝から
なる排水路19を穿ち、逆止弁体18が当接する第3シ
リンダ7上端の当接部20との間に排水の通路を形成し
ている。内側逆止パッキン16は流出口3から流入口2
方向の水の流れのみを遮断する断面Y状の一方向密封性
パッキンを使用しており、そのため、例えばOリングを
使用する場合に比して摩擦抵抗も少なく、作動がスムー
ズに行われる。弁箱1の上端部には、内部に作動用雌ね
じ21を有する上蓋22が接続され、上端にハンドル2
3を接続し、上記作動用雌ねじ21に螺合する作動用雄
ねじ24を有するスピンドル25が上側ピストン11と
回転自在に連結されている。
【0008】図は通水状態を示しており、流入口2から
流れ込んだ水はシリンダ6と細径部13の間隙を通り、
ばね17を押圧して逆止弁体18を下降させ、流入口3
から図示しないが下流側縦配管すなわち立上管を通って
末端の蛇口へと流れている。このときには環状パッキン
9と12の働きにより他処への漏水はない。この状態で
断水などにより本管側に負圧が発生したときは、逆止弁
体18はばね17の復元力により瞬時に上昇し、逆止パ
ッキン15が第2シリンダ6に密着し、また、内側逆止
パッキン16が細径部13に密着するため流出口3側の
水が流入口2側へ流れる、いわゆる逆流は生じない。
【0009】次に、冬、立上管内の水抜きをしたいとき
には、ハンドル23を回すと作動用雌ねじ21に螺合す
る作動用雄ねじ24によりスピンドル25は回転しなが
ら下降し、それに伴ってピストン体8も下降し、まず環
状パッキン10が第2シリンダ6に密着して流入口2か
らの水を遮断し、さらに下降して、今度は環状パッキン
12が第3シリンダ7から下方に離脱し、立上管内の水
は排水口4側へと排出される。このとき、立上管のヘッ
ドが高いときには水流により逆止弁体18が下降して第
3シリンダ7を閉塞しようとするが、本発明においては
第3シリンダ7を逆止弁体18より小径に形成している
ため、逆止弁体18の下端が第3シリンダ7の上端の当
接部20に当って停止し、十文字の角溝からなる排水路
19を通って排水口4側へ排出される。排水が進んで立
上管に水がある程度少なくなるとばね17の復元力によ
り逆止弁体18は上側ピストン11の下端に当接するま
で上昇して停止する。
【0010】図2は土中に埋設して使用される水抜栓に
本発明を適用したものであり、排水口4を軸心にもうけ
ず側壁にもうけ、図示しないが土中の汚水が弁箱1内に
入り込まないよう逆止弁を取り付ける。弁箱1の上端に
パイプ26を接続し、地上部まで延長されて図示しない
が操作部本体と固定される。ピストン体8もロッド27
で地上部に延長され、操作部本体内を上下動する操作桿
を介して上端のハンドルに連結される。上側ピストン1
1に細径部13をもうけ、下端で下側ピストン14にね
じ接続される。逆止弁体18は外周に断面Y状の一方向
密封性パッキンからなる逆止パッキン15を装着し、内
面上端部にテーパー面28をもうけて上側ピストン11
の細径部13に装着した内側逆止パッキン16の座面を
形成している。下端部に数個の丸穴を穿って排水路19
としている。さらに、比重が1より小さい樹脂で形成し
ており、ばねを使用せず、浮力により上昇させるように
している。
【0011】図は排水状態を示しており、流入口2から
の水は第1シリンダ5、第2シリンダ6に密着する環状
パッキン9、10により遮断されており、立上管内の水
は流出口3を通って逆止弁体18の下端が小径の第3シ
リンダ7上端の当接部20に当って停止するまで逆止弁
体18を押し下げ、排水路19から排水口4へと流れて
いる。通水状態で本管側に負圧が発生したときには、逆
止弁体18は浮力により上昇し、逆止パッキン15が第
2シリンダ6に密着し、テーパー面28が内側逆止パッ
キン16に当接して逆流を防止する。
【0012】
【発明の効果】上述したように本発明においては、最下
端部にもうけた排水口とその上方の流出口間のシリンダ
を他のシリンダより小径に形成し、排水時には逆止弁体
の下端が上記小径シリンダに当接して停止するようにし
た上で、逆止弁体の下端部に排水路をもうけたので、立
上管がいくら高くなっても弱いばねで済み、またはばね
を省略することもできるため、3階、5階などに使用さ
れる損失水頭の少ない水抜栓に最適の逆流防止型水抜栓
の弁構造を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、通水状態における断
面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す、同じく通水状態に
おける断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流入口 3 流出口 4 排水口 5 第1シリンダ 6 第2シリンダ 7 第3シリンダ 8 ピストン体 9、10、12 環状パッキン 11 上側ピストン 13 細径部 14 下側ピストン 15 逆止パッキン 17 ばね 18 逆止弁体 19 排水路 20 当接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁の上方に流入口を、側壁の中間部に
    流出口を、下端部に排水口をもうけ、流入口の上方に第
    1シリンダを、流入口、流出口間に第2シリンダを、流
    出口、排水口間に第3シリンダをもうける弁箱内を、上
    記第1シリンダおよび第2シリンダに密着する環状パッ
    キンを装着する上側ピストンと、第3シリンダに密着す
    る環状パッキンを装着する下側ピストンと、両者間にも
    うける細径部からなり、上記細径部に、第2シリンダに
    密着する逆止パッキンを外周に装着し、ばねまたは浮力
    により常に上向きの押圧力を受ける逆止弁体を嵌合する
    ピストン体が摺動して通水状態と排水状態を選択する水
    抜栓において、上記第3シリンダを第1および第2シリ
    ンダより小径に形成し、第3シリンダの上端に逆止弁体
    の当接部をもうけるとともに、逆止弁体の下端部に排水
    路を形成してなる逆流防止型水抜栓の弁構造。
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