JPH0237881Y2 - - Google Patents

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JPH0237881Y2
JPH0237881Y2 JP8897986U JP8897986U JPH0237881Y2 JP H0237881 Y2 JPH0237881 Y2 JP H0237881Y2 JP 8897986 U JP8897986 U JP 8897986U JP 8897986 U JP8897986 U JP 8897986U JP H0237881 Y2 JPH0237881 Y2 JP H0237881Y2
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piston
water
groove
drain valve
rings
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、寒冷地において配管内の水抜きを
する水抜栓に関するものである。
(ロ) 従来の技術 北海道等の寒冷地においては、冬期に水道管内
の水が凍結することが多い。これに多する対策と
しては就寝前に管内の水を抜いて地中に排出する
水抜栓が考案され、これが一般に使用されている
のが現状である。
第1図は水抜栓の使用状況であり、1は下部本
体、2は外とう管、3は水道管、4は立ち上がり
管、7は排水弁であり寒冷時には外とう管2の上
部に設けたハンドル8を操作し、立ち上がり管4
内の水を排水弁7から地中に排出するのである。
第2図は公知品の水抜栓の正断面図であり、2
は外とう管、1は下部本体であり、下部本体1の
流入口5には水道管3が接続され、流出口6には
立ち上がり管4が接続され、上方には排水弁7が
取り付けられている。排水弁7は水抜栓が止水状
態のとき立ち上がり管4の水を地中へ排出するも
のである。下部本体1の内部はシリンダーであ
り、Oリング12,14を環装し、先端に平パツ
キン16を有し、また内部にはバネ15を収容し
たピストン13が収容されており、上記ピストン
13がシリンダー内を摺動することにより、出
水、止水を行うものである。ここに、第2図はピ
ストン13についた平パツキン16が輪状突起1
7より外れ、一方排水弁7への通路はOリング1
4により遮断された出水状態を示している。次に
水抜栓のハンドルを操作し、止水状態にするとピ
ストン13が下降し平パツキン16が輪状突起1
7が着座し、さらにバネ15が縮まり、Oリング
14がシリンダーより外れ排水弁7への通路がで
き立ち上がり管4の水は排水弁7を通り、地中に
排出されるものである。
(ハ) 考案が解消しようとする問題点 第2図公知の水抜栓の平パツキン16が輪状突
起17に着座する際、流入口5から圧力に対抗す
る力をバネ15により得、Oリング14がシリン
ダー18より外れないようバネ15を用いている
が、これは平パツキン16が着座する前にOリン
グがシリンダーより外れた場合、流入口5からの
水は排水弁7方向へ流れる漏水となる他、本管工
事等で水道管3に負圧が発生した場合、排水弁7
より汚水を引き込む危険がある。このため水抜栓
のピストン13がシリンダー内に摺動する過程で
出水も止水もしない中立部分が必要であり、この
ためバネ15が必要である。しかしながら流入口
5から圧力を受けて輪状突起17に着座するたに
は強力且つ耐久力の高いバネを必要とし、又、止
水時ピストン13が流入口5からの圧力を受けて
いるため常に上昇しようとし、水抜栓自体に振動
が加わつた場合や流入側に圧力変動が起きた場合
ピストン13が自然に上昇して出水の状態とな
り、水抜栓本来の機能を失うものである。
次に、水抜栓を出水から止水状態にする過程に
おいて、立ち上がり管4の水が充満し、その先の
蛇口9が閉じられている場合、平パツキン16が
輪状突起17に着座し、さらにピストン13が内
部のバネ15を縮めながら下降した場合、流出口
6及び立上がり管4内の水の逃げ場が無く急激な
圧力上昇となりハンドル8が重くなるばかりか、
ピストン13に環装されたOリング14に異常に
高い圧力がかかり破損する欠点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 以上、本考案に公知品の欠点に鑑みピストン1
3の下降による急激な圧力上昇を軽減して、ピス
トン13に環装されたOリングを保護するととも
にピストン13の自走を防ぐため下記の構造とし
た。以下第3図に示す実施例に基づいて説明す
る。外とう管2と螺着する上部本体19の内部に
ハンドル8の操作により上下するスピンドル2
2、中シヤフト10、中シヤフト吊り21を収容
し、下方には外とう管2と螺合するシリンダー状
の下部本体1があり、その側方には止水弁24を
収容する流入口5と流出口6を、その上方に排水
口25を設け、内部には上から順に4つのシリン
ダー26,27,28,29とテーパー状のシー
ト面30を設け、ハンドル8の操作によりこのシ
リンダー部を摺動するピストン13には、Oリン
グ32,33,34,36を環装し、上記Oリン
グ34,36を収容する溝には内部の縦穴40,
42に連通する複数個の小穴35,37を穿設
し、さらに第4図に示すようにOリング33を収
容する溝の一部に半円状の凹部39を設け、その
凹部39の底に細溝44を刻設してあり、上記ピ
ストン13の先端に円周状の突起43を形成し第
8図において下部本体1のテーパー状シート面3
0と密着するようにしている。
(ホ) 作 用 第3図は出水状態を示すが、この状態からハン
ドル8を操作しピストン13を降下させていく過
程では第7図のようにシリンダー27,28,2
9にOリング33,34,36が同時に密着し、
出水も排水もしない中立状態になり、さらにピス
トンを下降させると、流入口6以降が密封された
状態のときには二次側45の圧力は徐々に上昇し
ピストン13の下降を防げるようになるが排水路
46にも二次側の圧力が伝播し第5図、第6図に
示すように、ピストン13のOリング33が圧力
によりピストン13に設けられた凹部39に押し
出され、凹部39の底にある細溝44を通り圧力
が逃げていき、ピストン13は正常に降下して行
く。Oリング33が押し出される凹部39の大き
さにより、圧力を設定するが、凹部39以上にO
リング33は押し出されないため、Oリング33
の保護になる。さらにピストン13が降下しピス
トン先端のテーパー状の突起43がテーパー状シ
ート面30に着座して、水道管3からの水が止ま
る。同時にOリングがシリンダー29に密着する
ため二重止水構造となる。その時、第8図に示す
ように流出口6以降の水がピストン13内部の縦
穴42を通り、逆止弁41を押し上げ、ピストン
の横穴38を通りシリンダーとピストン13の隙
間を通り排水口25より排出される。第8図にお
いて、流入口5からの水はOリング34,36に
より止められるがOリング34,36間のピスト
ンは同径であるため上下方向の圧力はピストン1
3には作用せず、そのため止水時に圧力によりピ
ストン13が自然に移動することがない。
(ヘ) 考案の効果 以上のように本考案によれば、水抜栓のピスト
ンの移動の途中に中立領域を設けているため、漏
水がなくなるばかりか排水口付近の汚水を引き込
むことがなく、またピストン13の1部に異常圧
力を抜く構造を設けているためピストン13のO
リング切れや立ち上がり管の凍結による圧力上昇
にも対応でき、配管や水抜栓を保護できる。
さらに、止水時に外部より水抜栓に振動が加わ
つた場合や流入側に圧力変動が起こつた場合にピ
ストン13が摺動することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、水抜栓の使用状況を示す略図。第2
図は、公知品の下部正断面図であり、出水状態を
示す。第3図は、本考案品の正断面図であり、出
水状態を示す。第4図は、本考案品のピストンの
斜視図と拡大図。第5図は、本考案品の要部の説
明図で平常時を示す。第6図は、本考案品の要部
の説明図で作動時を示す。第7図は、本考案品の
一部正断面図で中立状態を示す。第8図は、本考
案品の正断面図であり、止水状態を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外とう管2と螺着する上部本体19の内部にハ
    ンドル8の操作により上下するスピンドル22、
    中シヤフト10、中シヤフト吊り21を収容し、
    外とう管2と螺合するシリンダー状の下部本体1
    には、一方の側方には止水弁24を収容する流入
    口5を、又他方には流出口6を、又上記流出口6
    の上方に排水口25を設け、内部には上から順に
    4つのシリンダー26,27,28,29とテー
    パーシート面30を設け、ピストン外周にはOリ
    ング32,33,34,36を環装し、Oリング
    34,36を収容する溝には、内部の縦穴と連通
    する複数個の小穴35,37を穿設し、又Oリン
    グ33が環装される溝の一部には溝底と同一面の
    凹部39を設け、その溝底より深い凹部39と溝
    外とを連通する細溝44を設けており、上記ピス
    トンの先端はテーパ状にし、内部には、逆止弁4
    1を収容したことを特徴とする水抜栓。
JP8897986U 1986-06-10 1986-06-10 Expired JPH0237881Y2 (ja)

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JP8897986U JPH0237881Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JP8897986U JPH0237881Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JPS62199589U JPS62199589U (ja) 1987-12-18
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