JP2563794Y2 - 散水用伸縮立上管 - Google Patents

散水用伸縮立上管

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JP2563794Y2
JP2563794Y2 JP8517292U JP8517292U JP2563794Y2 JP 2563794 Y2 JP2563794 Y2 JP 2563794Y2 JP 8517292 U JP8517292 U JP 8517292U JP 8517292 U JP8517292 U JP 8517292U JP 2563794 Y2 JP2563794 Y2 JP 2563794Y2
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洋一 長島
博之 加藤
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株式会社光合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水抜栓と組み合わせて
使用される、主に屋外散水用の伸縮立上管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グランド散水など寒冷地で屋外の
散水栓として使用されるものは、水抜栓と立上管を地下
ピットに収容しておき、使用時には水抜栓を開栓して水
圧力で立上管を地上に突出させて散水し、不使用時には
水抜栓を閉じて立上管内の水を排出して凍結の防止をは
かるとともに、立上管をピット内に押し込んで再使用に
備える伸縮立上管が多く使用されている。その1例を第
2図に示すが、第2図においては立上管上流に接続され
る水抜栓を開栓したときには伸縮管aの外径寸法分の面
積に水圧力を乗じた力が上昇力として働き、水圧が高い
ような所では伸縮管が急激に地上に突出するため非常に
危険であり、そのためステッカーをつけて注意をうなが
すようにはしているが、根本的な解決策にはならず改善
が強く望まれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記点に鑑み、本考案
においては水圧が高くてもゆっくり上昇するようにし
て、上記危険性を完全に除去した伸縮立上管を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、水抜栓に接続
される下部本体上端に外套管を、下端に内筒管を立上げ
て接続し、両者間に伸縮管を収容し、伸縮管下端に接続
するストッパーにパッキンを装着して内筒管外周を密封
させるようにするとともに、伸縮管上端に固定される中
軸下端に、外周にパッキンを装着するダンパー弁を接続
して内筒管内周を摺動させるようにしたものである。
【0005】
【作用】そのため、水抜栓を開栓したときには伸縮管と
内筒管の外径寸法差分の面積に水圧力を乗じた力しか伸
縮管には上昇力として働かず、さらにダンパー弁が内筒
管内を上昇する際、その下室は負圧になろうとし、急激
な上昇にブレーキの役目を果たすため、水圧の高い所に
あっても伸縮管をゆっくり上昇させることが可能とな
る。
【0006】
【実施例】図1に本考案の1実施例を示すが、図中、1
はT型の下部本体であり、継手2を介して図示しないが
地下ピットに収容される水抜栓の流出口に接続される。
下部本体1は、市販のチーズを使用しても差仕えない。
下部本体1は上端に接続された外套管3により上方に延
長され、外套管3の上端に上部本体4を接続する。上部
本体4は内部中間部に漏水止め用のパッキン5を装着
し、内部上端部に土砂等の侵入を防止するためのダスト
シール用のパッキン6を装着する。その中間部にグリー
スカップ7を取付け、パッキン5、6に潤滑剤を補給で
きるようにしている。
【0007】8は上記パッキン5、6に密着する外径を
有する伸縮管であり、上端に放水継手9を介して放水口
金具10を接続する。放水口金具10はハンドル11に
より開閉できるようにしている。伸縮管8の下端には、
内部に大径を有する伸縮用のパッキン12を装着するス
トッパー13を接続し、ストッパー13の上端が上部本
体4のつば部14に当接して最大上昇位置を決定するよ
うにしている。15はパッキン12に密着する外径を有
する内筒管であり、下部本体1の下端に接続される底蓋
16の上端に接続されており、上端部に数個の通水口1
7を穿っている。
【0008】18は中軸であり、伸縮管8と放水継手9
間に固定される軸継手19に接続されて下垂し、下端に
ダンパー弁20を接続する。ダンパー弁20は外周に内
筒管15の内周面に密着する小径の伸縮用のパッキン2
1を装着し、パッキン21の下端溝底から中軸18側に
通ずる逆止通路22をもうけている。底蓋16は側方に
排水孔23を穿ち、その上方に弁座24を設け、内部に
排水孔23から内筒管15内への水の流入を制限し、内
筒管15内の水はスムーズに継手2側へと流れる逆止弁
25を収容し、逆止弁25には中心に小径の連通孔26
を穿っており、多少の水が内筒管15内に入り込むよう
にしている。内筒管15はパッキン12、21の密封性
を考慮して平滑性の良い塩ビ管を使用しているが、勿論
それに限定されるものではない。
【0009】図1は立上管が地下ピット内に収容された
状態すなわち排水状態を示しているが、今、グランド散
水などのために水を使用するときには、立上管上流側の
水抜栓を開栓状態にすると良く、圧力水により伸縮管8
および逆止弁25も直ちに上昇する。逆止弁25が弁座
24に当接して大部分の水を遮断するため、伸縮管8に
作用する上昇力は伸縮管8の外径と内筒管15の外径の
寸法差に水圧力を乗じた力となり、従来品のように伸縮
管8の外径寸法に水圧力を乗じた上昇力に比してずっと
少なくなり、上昇速度も遅くなるが、水圧力が高い場合
にはそれでも危険速度となる。
【0010】しかし、伸縮管8が上昇してパッキン21
が内筒管15内周壁に密着してさらに上昇しようとする
と、小径の連通孔26を通って内筒管15内に入り込む
水に比して伸縮管8の上昇速度が速く、パッキン21が
下方に移動して逆止通路22を閉塞するため、ダンパー
弁20の下端は負圧になろうとする。そのため上昇力に
それだけブレーキがかかることになり、連通孔26から
入り込む水の量に合わせて伸縮管8はゆっくり上昇する
ことになる。パッキン12が通水口17にかかったとき
には、伸縮管8の外径分の水圧が上昇力として働くた
め、速度が増すが、直後にストッパー13の上端がつば
部14に当接して上昇を停止するため、危険性はない。
【0011】この状態でハンドル11を開にすると、水
は外套管3と内筒管15の間隔を通って通水口17から
伸縮管8内に入り込み、放水口金具10から放出され
る。パッキン12は内筒管15に常に密着させているの
で、ブローアウトによるパッキン12の離脱、欠損等の
事故は起こらないが、その点を考慮すれば、通水口17
を省略し、内筒管15をその部分から切断して全開時に
パッキン12を内筒管15から離脱させ、通水路を形成
するようにしても良い。
【0012】水を使用し終った後は、水抜栓を閉じて排
水状態にし、伸縮管8を手で押し下げれば良いわけで、
逆止弁25が下降して内筒管15内のダンパー弁20下
方の水はスムーズに水抜栓の排水口から排水され、さら
に最下降時にはダンパー弁20のパッキン21が内筒管
15から下方に離脱するので、内筒管15内のダンパー
弁20の上方の水も速やかに排出されるわけであるが、
排水時間が多少長くなっても構わないという場合には逆
止弁25を省略することもできる。排水が終了すればハ
ンドル11を閉じておけば良い。
【0013】しかし、操作の簡便さのためにハンドル1
1を閉じたまま伸縮管8を下降させようとすると、パッ
キン12と21、すなわち内筒管15の肉圧の面積に相
当する水を圧縮しようとする力が働くため、伸縮管8が
スムーズに下降しない、あるいは途中で動かなくなって
しまう恐れがあるが、本考案においてはパッキン21の
溝底下端部から上方に連通する逆止通路22を設けてお
り、下降時にはパッキン21は内筒管15との摩擦によ
り上方に移動しており、逆止通路22を塞がないので圧
力はそこから下方に逃げることができるため、伸縮管8
の下降に悪影響を及ぼすことはない。
【0014】逆止通路22は、他にダンパー弁20の中
心部に上向きの弁座を設け、ボールを収容する等の通常
の逆止通路とすることも、また、パッキン21の溝底を
上方が小径になるようテーパー状に形成し、パッキン2
1が内筒管15を上方に移動するときは、内筒管15を
密封し、反対に下降するときは、パッキン21の上下間
を連通するようにすることも可能である。いずれにして
も上述した方法によれば、排水時にいちいちハンドル1
1を開栓しなくても、例えば放水継手9等に吸気弁を取
付けておくだけで排水も自動的に行なわれることにな
り、便利である。
【0015】
【本考案の効果】以上のように本考案によれば、伸縮管
の水圧による上昇力が従来のものに比してずっと減少
し、さらに上昇時に負圧によるブレーキ力が発生するた
め、従来品のように使用時に立上管が急激に地上に突出
してくる恐れがなく、水圧が高い箇所においてもゆっく
り上昇してくるため、使用者に万一の怪我を負わせるこ
ともない、安全な散水用伸縮立上管を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、閉栓状態における縦
断面図である。
【図2】従来例を示す、同じく閉栓状態における縦断面
図である。
【符号の説明】
1 下部本体 2 継手 3 外套管 4 上部本体 5、6 パッキン 8 伸縮管 12 パッキン 13 ストッパー 15 内筒管 16 底蓋 18 中軸 19 軸継手 20 ダンパー弁 21 パッキン 22 逆止通路 23 排水孔 25 逆止弁

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手を介して水抜栓に接続されるT型の
    下部本体と、その上端に接続される外套管と、外套管上
    端に接続され、内側にパッキンを装着する上部本体と、
    外套管内に収容され、上記パッキンを摺動する伸縮管
    と、下部本体下端に接続され、少なくとも通水時におけ
    る水の流れを制限する細流路をもうける底蓋と、その上
    端に接続され、伸縮管内に収容される内筒管と、伸縮管
    下端に接続され、内筒管を摺動するパッキンを内側に装
    着するストッパーと、伸縮管の上端部に軸継手を介して
    固定される中軸と、中軸下端に接続され、内筒管内周面
    を摺動するパッキンを装着するダンパー弁とを同一軸心
    上に位置させてなる散水用伸縮立上管。
  2. 【請求項2】 上記ダンパー弁に装着されるパッキンの
    上下に亘って、伸縮管が上下動する際閉塞される逆止通
    路をダンパー弁に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の散水用伸縮立上管。
  3. 【請求項3】 上記底蓋内に、通水時における水の流入
    を制限すべく逆止弁を収容したことを特徴とする請求項
    1記載の散水用伸縮立上管。
JP8517292U 1992-11-16 1992-11-16 散水用伸縮立上管 Expired - Lifetime JP2563794Y2 (ja)

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JPH0643065U JPH0643065U (ja) 1994-06-07
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